日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

スポーツトレーニング理論と実践 その13 「よいフォーム」

2020-04-18 05:20:39 | トピックス

いくら筋肉や心肺機能を鍛えてもフォームが悪いとその能力を十分に発揮することはできません。

体力とともに「よいフォーム」を身につけることは大変重要です。

では「よいフォーム」とは何でしょうか。

私が考える「よいフォーム」とは、強い力が発揮できるフォームのことです。

強い力が発揮できるフォームとは、大きな筋肉を使えるフォームのことです。

大きな筋肉は腰背部や胸・腹筋などの体幹の筋肉です。

「優先して鍛える部位」でもお伝えしたように体幹を優先して鍛える理由はここにあります。

体幹の中でも、特に「腰」に力を入れることが大切だと考えています。

水泳でもいわゆるへっぴり腰では強い力は出せません。

腰に力を入れるだけではなく、腰で生み出した力を末端である手先や足先に伝えることがとても重要です。

最も末端の手先や足先とは、「小指」です。

まとめると「腰」にしっかり力を入れ、背中を伝って「小指」に伝えることです。

なぜ小指かというと、物をしっかりとつかむときに一番大きな力を発揮するのが小指だからです。

一見すると親指は大きな力を出せそうですが、親指や人差し指は細かい作業をするための指であって強い力は出せません。

「腰」と「小指」を意識することの重要性は、水泳に限らずどんなスポーツにも共通していることだと考えていますがどうでしょうか。

ある時、かつて大相撲の大関だった人と話をしたときに「張り手」は小指が大事であって、親指を使っているようではだめだという話を聞いて共感したものです。

この動きは強い力を出すときに人間が本来持っている自然な動きだと考えています。

人間は地上生活をするようにできていますから、イルカやクジラなどの水中で生活する動物の動きは参考になります。

そのため私は泳ぎづくりをするときは、ドルフィンキックから始めます。

具体的なフォームづくりは次回お伝えします。

竹村知洋

 

 

 

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日大豊山を知ろう その13 「護国寺周辺の歴史散歩②」

2020-04-18 05:18:36 | トピックス

目白台から護国寺前を通り上野方面までつながる不忍通りがあります。

名前の由来は不忍池です。

目白台から護国寺方面へ曲がるガードレール下のビルに囲まれたところにあるのが知る人ぞ知る「弦巻稲荷神社」ですが、どこにあるかわかりにくいです。

青い自動販売機があるビルの入り口がそのまま参道となっていて階段を上がったところに社があります。

くわしいことは不明ですが、江戸時代に雑司ヶ谷付近は将軍の鷹狩場があり、徳川家光が休憩場としたところに祠があったのではないか、ということです。

右側の階段を上がったところには「腰掛稲荷神社」もあります。

不忍通りの清人坂をあがると、右側に「清土(きよど)鬼子母神」があります。

ここは鬼子母神が出現した場所です。

上の写真は星跡の清水という井戸で、松尾芭蕉の句碑「此道に出て涼しさよ松の月」が建っています。

大きなイチョウの根元には文政6(1823)年の道標があり、「これより右みのぶ山ひながた七面道きしも神出現所道」と刻まれています。

鬼子母神はもともとは凶悪な鬼女でしたが、改心して子供を守る神となりました。

永禄4(1561)年5月、草刈りをしていた里人が鬼子母神像を田んぼで発見し仏殿に安置しました。

10年後、ある僧侶が像をひそかに持ち帰るとその僧侶は鬼子母神の怒りにふれ発狂したといいます。

像は返却されて雑司ヶ谷の鬼子母神に祀られています。

豊島区の鬼子母神堂は区内最古の建物です。

上の写真をよくみていただけるとわかるのですが、鬼子母神の「鬼」には角がありません。

もとは鬼神でものちに釈迦に帰依し子供を守る神になったからだと伝えられています。

今は安産・子育ての神として信仰を集めています。

ここには1781年創業にされた日本最古といわれる駄菓子屋もあります。

外国人にも人気らしいです。

「清土鬼子母神」の大イチョウです。

神社の裏にたくましい生命力を感じさせる木を見つけました。

竹村知洋

 

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