ご褒美に

「暑いですね」という言葉が、どこでも聞かれるぐらい
連日、焼き付けるような日差し、うなぎ登りの気温です。

昨日は、久々に助産院の検診。
無事に帰ってこれたのは良いけど、やっぱり、子供二人を連れ、電車に乗っての
検診は大変でした。
幸い、通学の乗客がいない分と、通勤時間ははずしてあるので、電車の中では
気兼ねなく座ることが・・・！

いつも子供たちを連れて出かけるときは、必ず、優先席の前に乗り込むのですが
大きなこのお腹と、幼児のあっくんを見れば、大概の人は気持ちよく席を譲ってくださいます。
優先席も、他の席よりは空いていることが多いので、こちらも気兼ねなく座れるのですけど。

でも、昨日は事情が違いました。
３人掛けの席。
先に男性が座っていました。
ＪＲは結構揺れるのと、乗り込んでくる大人にぶつかると危ないので
子供たちを座らせました。
そのほうがワタクシも安心ですから。

先に座っていた男性とは、一度目が合いましたが、そのまま座っています。

『お母さん、お腹痛くなっちゃうから、ここ座って。』
あっちゃんが、心配して言ってくれました。
ワタクシは、あっちゃんの気持ちが嬉しくって、でも、やっぱり子供を立たせておくには、車内は混んできているので、「大丈夫」と答え、そのまま目的地の駅まで立っていました。

優先席の前に立ち始める人が、その男性に冷ややかな視線を投げているのが伝わります。
仕舞いには、迎いの優先席のご老婦人が、
『ここ、優先席ですよ。』と忠告？
でも、男性は立ちません。

最初の時点で、ワタクシは座ることは諦めていたので、何だか、ワタクシのほうも
居心地が悪い。
それに今時、どんなことで他人がキレルか分からないので、ちょっとヒヤヒヤしました。

目的地に着き、あっちゃんには、もう一度ありがとうと言い、
「もしかしたら、さっきのおじさん、具合が悪かったのかもね。見た目では
健康かどうか分からない人もいるしね。」
と話しました。

帰りは、暑い中頑張った子供たちに、いつものマックのアイスじゃなんだから
駅ビルのカフェで、あっちゃんは抹茶フロート、あっくんには、クリームソーダを
ご馳走しました。
冷たいご褒美に、子供たちはすっかり元気顔。

すっかりお姉ちゃんになった、優しいあっちゃんに嬉しく思うワタクシです。