田舎からの荷物

寒い夜ですが、夜空には星ぼしが煌いています。

一足早いのですが、だんな様のご実家から、子供たちにクリスマスプレゼントが届きました。
毎年、箱いっぱいのお菓子に、オモチャ。
メロディが鳴るカード。
そして、昆布。

昆布？
乾物好きなあっちゃんにと、お母さんが入れてくれるのです。
もちろん、よろこんぶにもかけて。
お母さんが送ってくれる荷物には、必ず入っているんです。

身体が丈夫なほうではないお母さんが、子供たちの喜ぶ顔を思い浮かべて
選んでくれたでしょう数々。
その思い通り、子供たちは大喜びです。
年々、選ぶのも大変でしょうに・・・。
お母さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

荷物を開けたときに、ふと感じる懐かしさ。
田舎の空気なんでしょうか。
お母さんからの便りも、心に温かく染み渡ります。
だんな様の顔もほころんで嬉しそうです。

遠く離れた地からの温かい思いに、心安らぐ夜です。