Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

虫たちの楽園

2016年07月25日 | 2016年の庭

花のない時期の庭仕事は、草むしりが主な仕事になりますが
ふと、先のほうに動くものを発見し、それが益虫ならば嬉しくて
害虫ならば、すかさず補殺と、単調な作業の中に、実はドラマがある仕事です。
今日も、つい先日むしったばかりなのに、梅雨が明けていないせいか、すぐに伸びる、生えること!
ヤレヤレと無心に作業を進めると、案の定、ニョキっと動くものを発見。
しかし、手がすぐ止まったのはそれが動いたからではなく、目を引く真っ赤な姿に、四方八方に伸びた棘を見たからです。

まさかの毒蛾の幼虫かと冷や汗。

草むしりをしているのに、この時期は暑いのもあって
手足の露出が多く、刺される危険大。
念のため、スキンガードなどの防虫スプレーと蚊取り線香はしているのですが
恐る恐る、持っていた鎌で潰し、急いで長靴に履き替えました。

その赤い幼虫がいた所は、パンダスミレを植えて群生している場所です。
そして、かき分けて探すでもなく、うじゃうじゃと葉っぱの至る所にいるではありませんか。
何かの拍子に子供が刺されたら大変と、殺虫剤を撒いて一安心。
それにしても、今まで見たことがなかっただけに、一体、何の幼虫なのかと心残りでした。

再び作業を始め、今度はキアゲハの幼虫たちの楽園になっていたパセリ畑に。
すっかり食べ尽されて、枝しか残っていない有様ですが、
生長が楽しみなので文句なし。
先ほどの幼虫に比べたら、なんとも扱いの差が酷いものです。
キアゲハの幼虫たちは、すっかり最終幼齢になり、動きも緩慢になってきていたので
そろそろ蛹になる頃だったのですが、10匹近くいたものが1匹もいない...。
まさかアシナガの襲来かと 思ったその時、近くのバラの支柱に、じっとしている1匹を発見。
どうやら、蛹になる場所へ移動したようです。
ほかのも、ブロック塀や、竜の髭の葉の中にと、パセリ畑からは随分と離れた場所で見つけました。
午前中には、まだ芋虫の体でしたが、夕方には、もう蛹になっていました。
それにしても、あんな小さな体で、随分と移動をするものですね。
クロアゲハの幼虫は、みなどこかへ行ってしまったので
キアゲハは、羽化するところが見られそうで、朝の楽しみになります。

この他には、草むらの定番のバッタや、ピョンピョン跳ねる小さな蜘蛛に
雨宿りをしていたハナムグリ、掘り起こせばコガネ虫の幼虫と
頭上には幼虫たちを探すアシナガ蜂が飛び回り、至る所、虫だらけです。
 
おまけ
①ただ今、虫かごには1匹の小カブトムシがいます。
なんと、家の近くを歩いていたのを発見したのです。
これには、虫が苦手な弟君も大喜びです。
 
②スミレの葉についていた幼虫が気になって調べたとこと、
ツマグロヒョウモンの幼虫だと判明!
その刺々しい風貌から、絶対毒虫だと思ってました。
ごめんね、ツマグロ。
そういえば先月末頃に、珍しい蝶がいるなと気が付いていたのです。
あれは、ちょうど産卵していたのですね。