桜が満開となった今週末、あいにくの雨模様となりました。
私の住む街は、まだ8分咲といったところですが
東京は見事な満開。
千鳥ヶ淵も上野も、この雨の中でも満開の桜を見る人で
大変賑わっていました。
コロナ禍で3年もお花見ができなかっただけに、今年のお花見は
そういう意味でも一区切りと言いますか、誰にとっても特別な意味が
あるのかもしれません。
我が家は、長男がこの春から通う大学の桜を見てきました。
この桜の木は、校舎の陰に植えてあって、まだ蕾が固く
もしかしたら入学式に満開になるかもしれません。
そうであったら、桜咲く入学式の写真が何年ぶりかに撮れるかもと
嬉しい気持ちになりますが……
実はまだ、入学式に行こうか迷っているのです。
親として、子どもの晴れ姿を見たい気持ちはありますが、
18歳……もう成人なんですよね。
どこまで、どう関わっていくか、子離れ親離れを考えさせるそんな時期に
差し掛かっています。
帰りに丸の内に寄って、予てから行きたかった場所へ。
一号館広場です。
時間があればこの傍にあるカフェ(半沢直樹の撮影で使われた)や
美術館も巡りたかったのですが、色々と用事が立て込んでいて
この日は、広場をぐるっと見ることしか出来ませんでした。
それでも、ここに来たかった一番の目的は
広場に植えられたバラの植栽を見たかったのです。
アールの花壇とバラの配置や周囲に植えられた植物たち、
木々のバランスが本当に素晴らしく、東京の真ん中にいることを
感じさせない空間になっています。
何かの写真でバラの咲く時期の様子を見て、実際に見てみたいと
思っていました。
ここには、私の小さな庭のヒントになるものが何かあるはずと、
一枚の写真の中に感じていました。
そして願い叶い、今まで言葉で上手く伝えることができずにいた
自分の好きなスタイル、目指したいものが実際に見ることで
明確になりました。
一番良かったのは、家族と一緒に行かれたことで
それが直接に伝えられたことです。
この3年間は、それぞれが持つ経験値や価値観などでしか
判断できないことが多々あり、伝えることやお互いに理解し共有することが
家族でも大変に感じることがありました。
少しづつですが、動き出していけるようになって
また一緒に色々な場所へ行ったり、経験を重ねていきたいと思うけれど……
上の二人の子どもたちは、つないでいた手を離し
自分の目指す場所へと歩み始めています。
その背中が逞しいと感じると同時に、やっぱり、少しだけ寂しい気持ちも
残ります。
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