LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

イタリアの場合

2008年10月04日 | Weblog
今より少し昔、ウィーンの空港でサイズの大きな服がディスプレイにさも当然
のように置かれている光景を見て
『ここは優しい国だ~
と、理想郷を見つけたかのごとく安堵した小生

しかしそれはゲルマン民族の国だからの光景であり、儚い夢物語であった

イタリアに来て…というかそれ以前から知ってはいたのだが、かくの如く迫害
を受けるとは思わなかった

それは服のサイズである

小生はテノールとしては割りと身長が高い。。。
(といっても177cmなので特別大きくはない)

そして胸囲が115cmくらい。。。趣味でトレーニングもしてたので腕や肩が太い

結果、その体格のため日本ではなかなかサイズが見つからなかった

不思議とパンツ系のサイズは、結構大きいサイズまで市場に出回っているため
困りはしなかったが、ジャケット系はGAPのXLで丁度いいくらい
(腕があまるが。。。)



イタリア人


割と小さい



イタリアは南北に長い国のため、北に行けばドイツ系の血が混じりかなり
身長が高い人がいる
逆に南に行け行くほど小柄。。。な気がする(あくまで『気がする』)

ボローニャは割りと北に位置しているが、それでも平均すると高くない

結果またまたサイズがない

ここボローニャにもH&Mがある。貧乏留学生の小生にはうってつけのお店
期待に胸躍らせるも即冬眠
ジャケットやコートが小さい
店内のサイズ表を見てもL以上は消されてる(上から白く何かで隠蔽されてた)



Traditore


Va×××××lo



まぁ、慣れっこですけどね
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マントヴァその②

2008年10月01日 | Weblog
今話題のマントヴァシリーズ第②弾(はい、そんなことありませんね)
その①と同じくぶらぶらして目に入って来たので撮影
やっぱり撮ってる時は
「お、ようわからんが撮っとこ~」(走るよハ○太郎~)
※この件に関する苦情は一切受け付けておりません。

ちなみにこれは

エルベ広場 Piazza delle Erbe

だそうです
特にこれだけです

ちなみにエルベってのは、Erba(草・ハーブ)の複数形ですって
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マントヴァその①

2008年10月01日 | Weblog
レッスンでマントヴァに行くこと二回目

時間に余裕をもって到着したため、空いた時間で街を散策
地図は持ってないけど、Google Map で遥か上空から見た記憶を頼りに散策を開始(規模でかすぎ)

そこで撮ったのがこの写真

正直撮ってるときは
「何だこれよくわかんないけど、なんかすごいものだろう

って超曖昧路線でパシャパシャ
帰ってから調べたら(たまたま『地球の歩き方』で発見)

ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale
マントヴァのシンボル
ゴンザーガ家の宮殿
宮殿、城、サンタ・バルバラ教会の3つからなり、
合計で500近い部屋があり、全てを見るには1ヶ月必要…等々
(出典:地球の歩き方~イタリア)

へぇ~名所だったんだ~

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ボローニャ国立音楽院試験速報①

2008年09月22日 | Weblog
9月18日無事(?)試験が終わりました

合否はまだわかりませんが、一応連絡先(メールアドレス)を書いて来たから、
何らかの連絡があるのではなかろうか

いや、イタリアのことだ、考えうる全ての事象に対応すべく、緊急脳内小委員会を
早急に開く必要がある

可能性①
連絡は来ない。

「遠足は、家に帰るまで遠足です」の鉄則があるように、
「試験結果が知りたければ、慣れない異国の言葉を死に物狂いで操り、自ら
確認しに来いそこまでが試験じゃ」

と、カエサルもびっくりな無理難題を吹っかけてくる可能性

可能性②
「適当に掲示しとくから、勝手にきて見て」

もはやこの合否によって、この国のビザが下りるか下りないか冷や冷やしている
Extracomunitari(外国人)のことなんて全く気にも留めないBRAVOな対応を
さも当たり前の様に行う可能性

議題③
「知らない。私たちの責任では無い」

手元に核爆弾のスイッチがあったら勢いで押してしまいそうな可能性


さて、どうなることやら、、、
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イタリア到着

2008年09月16日 | Weblog
予定通り現地時間9月15日19時30分イタリアはボローニャ空港に到着

経由地のウィーンでは、ウィンドウに展示してあるあらゆる服が大きく
『ここはやさしい国だ~
なんて思いながらふと、スターバックスを発見し

『ここにもあるんだー

と一瞬思ってしまったおバカな黄色いサル一号
値段を見て、€→\ へ換算し、なんともいえない敗北感を背中に受けながらそっと
敵に背を見せ逃げるように去ったサル一号


とりあえずボローニャ空港に到着するとパスポートのチェックすらなく
(国内線だから当たり前なんだけど)

『え、これって密入国

とドキドキした26の秋でした
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も~い~くつ寝ると~

2008年09月10日 | Weblog
留学である
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と、

2008年08月30日 | Weblog
現実逃避をしたいのは山々ですが、、、


先ず、ご来場くださった皆様。まだまだ「音楽」とは言えない未熟な演奏ではありましたが、最後までお聴き下さりありがとうございました。

音楽家は聴きに来て下さる皆様によって育てられるんだと、ひしひしと感じました。
自分の不出来に心が折れそうになり、皆様の前に立っていることすら申し訳無いように思ってしまうこともありました。皆様の見えない力に支えられ、立ち続けることが出来ました。

歌手は聴衆に育てられる

そんな言葉が頭をよぎりました。


御来場くださりました皆様、本当にありがとうございました。
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演奏会のご案内

2008年07月05日 | Weblog
少し先の話になるのですが,11月からイタリアへ留学いたします。
期間は1年~3年…またはそれ以上かも知れません。そこで節目として,下記の通り演奏会を開くことにいたしました。共演者は二期会マスタークラス同期のソプラノ平田由希さんです。僕が日本で学んだこと(まだまだ学びきれていませんが),日ごろの成果を皆様に聞いていただき,ダメ出し等様々な意見をいただき,新たに学ぶ気持ちでイタリアへ出発したいと思います。

「芹澤佳通 平田由希 ジョイントリサイタル」

日時:8月27日(水)
開場:17時30分 開演:18時00分
チケット:3000円全席自由
場所:東京建物八重洲ホール
(JR線「東京」駅八重洲中央口より徒歩2分)

演奏予定曲…陽はすでにガンジス川より(スカルラッティ)

        昔の歌に寄せて(レスピーギ)
 
        穏やかな夜に(歌劇「ルイザ・ミラー」より)

        そはかの人か、、、花から花へ(歌劇「椿姫」より)

        「歌劇」トスカより一幕の二重唱…etc

 会場は108人収容の小さな会場です。より皆様を近くに感じながら演奏し,出発のあいさつに代えさせていただきたいと思います。
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Giugno (6月)

2008年06月02日 | Weblog
先月末に,留学に関する資料の提出が一段落着いた小生
しかし,それで全てが終わったわけではなく,次はビザの申請をしなければならない
申請が出来るのは,留学先の音楽院からの書類が手元に届いてから

8月上旬~中旬に届くらしいので,それまで煩わしい書類との格闘は一次休戦


渡伊のタイミングは音楽院の試験にあわせるため,試験日の通達が来るまで自分が
いつイタリアに行くのかワカラナイ

ある日の会話(抜粋)

Aさん「あれ,まだ日本にいたんだ」
小生 「うん」

Bさん「いつから行くの?」
小生 「さぁ…」

全員 「…」



いつ行くかは自分が一番知りたい
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豪腕

2008年04月22日 | Weblog
毎朝の通勤電車は戦場(いくさば)である
皆,会社へ向かうことを最優先に考えており
行く手を阻む者は全て敵である・・・

かく言う小生も,朝は仮の職場へ向かう為,
否が応でも『通勤の戦い』に参戦せねばならない

戦場には様々な敵兵(自分以外全て)がいる。


「おぬし…日本酒呑みすぎただろ」的な,オッサン兵による『口臭街道包囲網』
「踏ん張るのとかマジうざいし~」他人へ寄りかかり,自らバランスを取ることを放棄する『他力本願寺』
「動かざること山の如し」押しても引いても何しても頑として動かない,間違って力づくで動かそうものなら
何倍もの力で押し返してくる『通勤火山』

などなど

都会は危険がいっぱいである


先日,小生が乗り換え駅で通行人と鉢合わせになりかけたとき,
避ける体勢に入った小生に対し敵兵が取った兵法は
「横切る者・立ちはだかる者は何人たりとも許さん」という『参勤交代大名行列』だった。

何をされたか?


正面から思いっきり腕で押し返された
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ひ~とみ~をと~じてぇ~

2008年03月26日 | Weblog
今年もコンクールの〆切が近づいてまいりました

といってもコンクールによって〆切はマチマチなので上記のあいさつ文は
非常に無責任


今年は2つ受けようかな~と思っている小生


今年の10月(予定)にイタリアへ留学する小生は,目下のところ慢性的な
資金難に喘いでいる

去年大賞を取ったコンクールからは留学資金として200万円をいただける
(まだもらっておらず)が,いかんせん「円」である

1ユーロ = 154.084084 円(※3月26日15:38 現在)

換金したらかなり減ります…




「助けてください!」



世界の中心で募金をさけぶ

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600

2008年03月17日 | Weblog
今月の初旬に行った演奏会のメンバーと新宿でご飯を食べ
当日の写真等を受け取りながら反省会を開いた小生

本番当日に初合わせしかも楽器はピアノだけではなく,
トランペットクラリネットもいる

10時過ぎに宇都宮駅着移動会場到着初合わせ休憩本番

合わせ終了が15時30分くらい…朝寝坊(小生の特技)の為,朝・昼とも
食料を摂取していない小生の声帯はもうヘロヘロ

共演のバリトン今井氏と共に「油だ油分を摂取せねば」と吉牛を探しに見知らぬ地を彷徨う男二人…

その眼はさしずめ獲物を狙う肉食獣の様だったであろう…


そんな反省(?)をしつつパスタを食べた店の名前が「SEI CENTO」

日本語に訳すと「600」

…600グラムは無かったな

ちなみに小生,600グラムはないが500グラムのパスタを調理したことはある

とてもお皿にはのりきらないので,食器は大ボール

「食事」と言うよりあれは「格闘」
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今年も奴等の影がちらつき始めた…

2008年03月06日 | Weblog
3月に入り,気温が上昇し始めている今日この頃

長く寒かった冬に別れを告げ暖かく草木の芽吹く春までもう少し

しかし 毎春奴らは必ず現れ,我々人間に,いや人間だけではない

猿にまでその圧倒的な力を見せつけ,無抵抗な我々(猿含む)を虐げる

では奴らと真っ向勝負を挑んでみては…いや,ダメだ

奴らの巣窟に近づいただけで,眼・鼻等の感覚器官はマヒさせられ

溢れる涙止まらぬくしゃみ滝と見まごう程水量の増した鼻水

人類(猿含む)に残された道は大いなる救いの手は差し伸べられるのか









まぁ,小生は花粉症ではないので関係ないけどね
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とどのつまり

2008年02月21日 | Weblog
ワーグナー作曲楽劇「ワルキューレ」を観てきた小生

初ワーグナー
初楽劇
初鰹


…長い…とにかく長い…

18時開演,22時40分終演…途中休憩2回各20分(計40分)

正味4時間


内容は一言で言うと「神々の爛れた関係」
4時間の内容も原稿用紙にまとめたら400字詰め2枚で十分収まる
「やっと終わりか!?」と思ったらまた歌いだす困った神様


感想は「くどい」
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声楽家と声帯

2008年02月09日 | Weblog
昨晩NHKで,甲状腺癌の摘出の為に,声帯の神経の一部を失ったテノール,
ベー・チェチョル氏のドキュメンタリー番組をやっていた。
ベー氏は声帯の神経を一部失った為,右側の声帯が完全に閉じず,息が漏れ,
また神経を失った為,声帯付近の軟骨を動かすことも出来なくなり高音が
出なくなってしまった。

声楽家にとって声が出ないと言うことは絶望の淵から底の無い暗闇に落ち続けるようなもの…
言うなれば生き地獄だ。

一般の人は「そんな大げさな!」と思うだろう。

「自分の存在=自分の声」

声楽家であるならわかるだろう。僕はそう思っている。

60億人の人間がいれば60億の声がある。

その中で声楽家は自身の声,1/60億の声を磨き続け,誰もが持っている
「当たり前の声」から「唯一の声」,自身の理想の声を追い求め進み続ける。

自分の存在としての声,同じ声楽家,同じテノールとして,ベー氏の体験している苦しみは決して他人事ではない。
今はまだ,大きな病気,事故も無く無事歌うことが出来ている。

それがどんなに幸運なことか…

どんなに素晴らしいことか…

何気ない日常生活の中でそれに気が付くのは大変難しい。

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