各方面から大絶賛(だと勝手に思っている)の「ひとり第九」は、総製作日数45日をかけ完成された大作なのですが、それと引き換えに現在芹澤は右手親指の腱鞘炎に悩まされています(;´∀`)
この「ひとり第九」に関して、「どうやって作ったのか?」、「映像の意図するものは?」と質問を受けましたのでまとめて回答します( ・∀・)
なお、腱鞘炎のため文章を打つことが大変なので、文字は少なめで行きますm(_ _)m
まずは「映像の意図するもの」の解説からスタートしますが、これはいたってシンプルです。
映像冒頭の2つの風景。
この人気のない映像は、そのまま「非常事態宣言下の状況」を表しています。(街から人が消えた)
そして映像最後のこちら
↓
これは信号機です。
意味はそのまま、「止まれ」→「動き出す」で、映像の最後に登場することで「非常事態宣言が解除され、元の生活に戻れる日が来る」ということを表しています。
ものすごくシンプルです(笑)
ちなみに演奏中の歌唱パートごとに点灯する背景ですが、
この背景を音に合わせて差し替えてます!(紙芝居とおなじ)
次は本編たる第九はどの様に作られたのか?を解説します( ・∀・)
アートにエールを!のHP内で軽く説明は書いてあるのですが、簡単に言うと多重録音です。
合唱パートは、合唱としての厚みを出すために各4回レコーディングしています。
これは、「1度録音した音声」を4つ重ねる(同じものを4つ重ねる)のではなく、「Aパート歌唱1回目」と「Aパート歌唱2回目」と・・・(以下略)と言ったように、いちいち歌っています(笑)
あと、最初から最後まで一気に歌っているわけではありません。
細かく区切って録音し、リテイクも含め、使用されたファイルがこちら(クリックで拡大)
このファイルは「素材」で、そのまま組み込むことはできないので、まず一次編集として、「1~4」のファイルを編集して(クリックで拡大)
まとめます。
この状態になったファイルをミキシングソフトで配置、調整していきます。(クリックで拡大)
ちなみに、ピアノ伴奏のパートがたくさんあるのですが、説明がややこしいので割愛します。(理解には音楽の専門知識が必要になるので)
そんな努力の結晶を、「自分のブログ」の特権を生かして、何度も掲載しちゃいます(笑)
とあるテノールが「第九」をひとりで歌ってみた(ひとり第九)
前回の記事で紹介したのは「アートにエールを!」のHP内にて限定公開されている「ひとり第九」でしたが、こちらはYoutubeの僕のチャンネルで公開しているものですので、検索でもヒットします!