LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

今日はラ・ボエーム(・∀・)

2016年07月27日 | クラシック音楽
さて、イタリアに来たのは・・・



とか



とか



とか



とか~



とか!




のためではなく、純然たるお仕事です( ー`дー´)キリッ

その証拠に昨日はプローヴァをしました(・∀・)


昨日練習して今日本番ってのがなんともイタリアらしい(笑)


全曲演奏ではなく、Opera in pilloleと言って演奏会形式のハイライトらしいです(・∀・)

ハイライトって、歌う箇所が少ないから全曲演奏より楽なのでは?


と思っている方、実はそうでも無いんです(;´∀`)

確かに歌う箇所は全曲演奏より少ないのですが、その分聴きどころをギュッと集約しているため休めないのです(;´∀`)

例えば本日公演のラ・ボエーム(・∀・)

このオペラは全4幕で上演時間は約2時間。

テノールの役であるロドルフォは1幕の始めから舞台にいます。

そして1幕では有名なアリア、「冷たい手を」を歌い、続いて二重唱「愛らしい乙女よ」で幕を閉じます。

2幕はムゼッタ(ソプラノ)とマルチェッロ(バリトン)の2人が主軸となり、そこに合唱も加わりストーリーが進んでいきます。

ここではロドルフォから注目が外れ、その間に体力を回復、調整、温存ができます。

そして3幕から物語は急速に展開し、4幕で終結します。


そう!

メインとして歌っていない時間はとても大事なのです(・∀・)


しかし、ハイライト公演ではイイトコどりの為に休んでいる暇がなく、常に中距離走を全力疾走状態なので、非常に疲れるのです(;´∀`)


でも聴く側にとっては、とても聴きやすく、楽しみやすいものだと思います(・∀・)


さて、久しぶりにイタリア人の前でイタリア・オペラを歌うことにいささかの緊張はありますが、ジムで鍛えた筋肉を武器に、一発かましてきます(`・ω・´)ゞ
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芹澤危機一髪!?

2016年07月23日 | クラシック音楽
独ミュンヘンで銃乱射、9人死亡=イラン系18歳の犯行、自殺か-警察「重大テロ」

↑これニュースで知った方も多いと思いますが、なんと芹澤、21日にミュンヘンに飛行機の乗り継ぎの為にちょこっと立ち寄ってました(;´∀`)

このところヨーロッパでのテロ報道を耳にしていましたが、トルコ、フランス(ニース)に続いてドイツ(ミュンヘン)とは・・・・・

これはマジで気をつけねばなりません(;´∀`)

ボローニャも実はテロ対象都市なのです・・・
サン・ペトローニオ大聖堂の中に、現在非公開だそうですがムハンマドを描いている絵画があるらしく、それが偶像崇拝に繋がるとかなんとか・・・・

気をつけていてもどうしようもない事態というのは起こりますが、それでも生きて帰りたいと思います(`・ω・´)ゞ


さて、ミュンヘンには立ち寄ったと言っても飛行機の乗り換え&飛行機の到着(羽田‐ミュンヘン)が遅れて乗り継ぎ時間30分という無理ゲー(;´∀`)


めっちゃ走りました(笑)


でも乗り継ぎ便も遅れてたので結果的に待つハメに(笑)



そして無事にボローニャに着きました!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン


まずはお世話になるお宅のご主人様にご挨拶を・・・・

↓ご主人様


無事お許しをいただき、懐かしのイタリアの味を堪能・・・・・






・・・・



・・・




はい、健康と体重に気をつけます(;´∀`)
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ロッシーニの小荘厳ミサ曲について

2016年07月04日 | クラシック音楽
先月23日に開催された「今井俊輔×芹澤佳通ジョイント・リサイタル」にてチラシを挟み込ませて頂きました(というか挟みこみがまさかの1種類のみという・・・)公演、及びその作品をご紹介します(・∀・)


ちなみに意図的に僕のチラシのみを挟み込んだ訳ではないですよ?(・∀・)


-本番前日-


芹「今井くん、挟みこみのチラシが1種類しかないからなんか持ってきてー」

今「おっけー♪」



-本番当日-


芹「今井くん、チラシ持ってきた?」

今「あっ・・・・・」




ね?僕には何の悪意もありません(笑)




さて、そのチラシというのはこれです↓




僕はこの期間内の19日(水)の公演にソリストとして参加します(`・ω・´)ゞ

そもそもどうしてこの公演に関われたかといいますと、シンプルにオーディションです(・∀・)


指揮者であるヴィート・クレメンテ氏自らが審査に立ち会い、そこで「これまで色んな日本人の声を聴いてきたが、君の様な声は初めてだよ」と、とても気に入って頂けました(・∀・)



で、ここまでは順調でした(笑)



その後メールで、オーディション結果が届くと、そこには・・・・・・・・・・・



【結果通知】

今回オーディションを受けてくださり、ありがとうございました。マエストロ・ヴィートも素晴らしい声に感嘆しており、芹澤さんご自身は文句なく合格なのですが、男声のアンサンブルが人数に満たない状態でした。(中略) 残念ですが、今回はこの企画自体を見合わせる事にしました。」

以上



なるほど、試合に勝って勝負に負ける、とはまさにこの事( ー`дー´)キリッ





って、工エエェェ(´д`)ェェエエ工







か~ら~の~


「やっぱやるだっちゃ」某雷系女子


ということで?結局ソリストに選ばれました(=´▽`=)ノ


人生、何があるかわかりませんね(笑)



さて、この作品は留学中にボローニャでソリストを歌ったことがあります(・∀・)

その時の演奏と、簡単な曲の解説をテノールの独唱曲「Domine deus(神なる主)」と共にご紹介します(`・ω・´)ゞ




ちょうど3年前の録音になります(・∀・)



さて、演奏会の詳細は以下の通りです。

第5回ジャパン・アプリアフェスティバル
「オペラと宗教音楽を通してイタリアを知る」

2016年10月19日(水)
18時00分開場
18時30分開演
会場:イタリア文化会館アニェッリホール
チケット4000円(全席自由)

【前半】
マエストロ ヴィート・クレメンテ マスタークラス受講生による「オペラ・ガラ」

【後半】
ジョアキーノ・ロッシーニ《小荘厳ミサ》

指揮・ピアノ
ヴィート・クレメンテ

ソリスト
真野路津紀・福士紗希(ソプラノ)
池野博子(コントラルト)
芹澤佳通(テノール)
佐藤泰弘(バス)

合唱
東京ハウプトコア

合唱指導
須崎由紀子



お問い合わせ先




できたら芹澤へ(・∀・)


メール teatrogoloso@zoho.com
ファックス 03-6745-9117


ご興味のある方!


皆様からのご連絡を首を長くしてお待ちしておりますm(_ _)m






ちなみに・・・・



チラシには「ジョアッキーノ・ロッシーニ」と記載されており、イタリアでも長らくロッシーニの名前はGioacchino(ジョアッキーノ)だと思われておりましたが、何年前にパスポート?だったかなにかしらの身分証明書が見つかり、そこにはGioachino(ジョアキーノ)と綴られていたそうです。なので現在、2つの表記が見受けられますが慣例的にジョアッキーノと書くことがまだまだ多いです(・∀・)
コメント (6)
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