LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

長かった巡礼の旅

2021年02月23日 | クラシック音楽

昨年10月のグランドオペラ国内共同制作「トゥーランドット」が終わって一息ついたら始まったタンホイザー稽古。

 

本来昨年の4月に予定されていた二期会コンチェルタンテシリーズ「サムソンとデリラ」がコロナの煽りで今年1月5日、6日に延期となり、途中「タンホイザー」と「サムソンとデリラ」の両方の稽古を掛け持ち頭が付いていかなかった年末年始。

 

タイトルロール。

 

全てが未知の領域だったワーグナーの世界。

 

あまりにも覚える量が多く、間に合わないんじゃないか?とすら思った歌唱量。

 

全然頭に入ってこず、立ち稽古に行くのが憂鬱だった日々。

 

「ここで休んだらもう稽古場に戻れない」と思い、通い続けたスタジオ。

 

 

そして劇場入り。

 

 

いつも舞台袖では歌詞を繰り返し思い出しながら待機。

 

3幕の見せ場、10分を超える「ローマ語り」のプレッシャー。

 

予期せぬアクシデント。

 

様々のことが凝縮された3ヶ月。

 

 

そして、

 

 

カーテンコール


二期会公式Twitterより転載

 

ここに写っている全ての出演者、ここには写っていない舞台、音楽スタッフの皆様、読売交響楽団の皆様。

 

全ての人に助けられ、千秋楽を迎えることが出来ました。

 

ご来場賜りました全ての方へ、厚く御礼申し上げます。

コメント (6)
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