昨年10月のグランドオペラ国内共同制作「トゥーランドット」が終わって一息ついたら始まったタンホイザー稽古。
本来昨年の4月に予定されていた二期会コンチェルタンテシリーズ「サムソンとデリラ」がコロナの煽りで今年1月5日、6日に延期となり、途中「タンホイザー」と「サムソンとデリラ」の両方の稽古を掛け持ち頭が付いていかなかった年末年始。
タイトルロール。
全てが未知の領域だったワーグナーの世界。
あまりにも覚える量が多く、間に合わないんじゃないか?とすら思った歌唱量。
全然頭に入ってこず、立ち稽古に行くのが憂鬱だった日々。
「ここで休んだらもう稽古場に戻れない」と思い、通い続けたスタジオ。
そして劇場入り。
いつも舞台袖では歌詞を繰り返し思い出しながら待機。
3幕の見せ場、10分を超える「ローマ語り」のプレッシャー。
予期せぬアクシデント。
様々のことが凝縮された3ヶ月。
そして、
カーテンコール
二期会公式Twitterより転載
ここに写っている全ての出演者、ここには写っていない舞台、音楽スタッフの皆様、読売交響楽団の皆様。
全ての人に助けられ、千秋楽を迎えることが出来ました。
ご来場賜りました全ての方へ、厚く御礼申し上げます。