LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

とある声楽家の日常 その5

2019年09月28日 | クラシック音楽

どこに需要があるかわからない「とある声楽家の日常」シリーズ※

 

※もともとは「ある声楽家の日常」でしたが本日全てのタイトルに「」を挿入しました(笑)

 

 

演奏家の日常は最早皆さんご存知の通り、とても地味なものです(´・ω:;.:...

 

 

皆さんの前に立つための準備に日々の時間を費やします。

 

その中でよくわれわれが使用する用語があります(ΦωΦ)フフフ…

 

それは・・・

 

 

合わせ

名詞あ-わせ 発音:A-wa-se

 (出典:芹辞林)

 

特に声楽家は頻繁に使用する用語です。

 

単純に「合わせ」と言うと、その殆どは「ピアニストとの(伴奏)合わせ」を指し、それがオーケストラとのものになれば「オケ合わせ」と言います。

 

要は音を伴った「打ち合わせ」ですね( ・∀・)

 

僕は10月~12月にかけて演奏会1つ、鑑賞教室(高校生対象)1つ、オペラ2つが決まっているため、それぞれに対して「合わせ」※が発生します。

 

※オペラの場合は「稽古」といいますね(笑)

 

 

オペラの様に大規模なパフォーマンスの場合は、みっちりと何度も何度も稽古を重ねて本番を迎えますが、小規模のもの(ここでの「規模」は主に演奏に関わる人数のこと)は2~3回の合わせたら本番ということもあります。

 

例えば、10月10日のこちらのトナカイ「ラ・ボエーム」ハイライト

この公演に関しては当日のリハーサルを除いて2回の合わせしかありません。

 

対してこちらの北海道、帯広市民オペラ「カルメン」(詳細はまた後日)

 

この公演に関しては8月に東京組最初の音楽稽古(帯広にて)があり、9月は一旦何もなく、10月から週末はほぼ帯広に滞在しての稽古となります。

 

そして時期は前後しますがこちらのオペラ「白狐」(こちらも後日詳細を書きます!)

日付を見ると11月17日公演とのことで、前述のカルメンの稽古のさなかでの本番!

今年は何かと北に縁がある様子( ・∀・)

こちらのオペラ「白狐」に関してはおもしろエピソードもありますので、次回の記事で紹介します(笑)

 

 

で、時間は戻り、昨日あった合わせは、増税開始の10月に栃木県の某高校で実施される鑑賞教室の為の合わせ( ・∀・)

 

歌手3名、ヴァイオリン1名、フルート1名、ピアニスト1名での公演となり、そこそこの大所帯!

 

歌手3名に関しては顔見知りではあるが、こういった形での共演はほぼ初めて!

もちろんヴァイオリン、フルート、ピアニストも各々がそれぞれに初対面(笑)

 

各人に掲載の許可を取っていない為、顔だけ隠してあります。

 

そしてこれが記念すべき最初で最後、公演1ヶ月前にして唯一の合わせ・・・・(笑)

 

決して鑑賞教室という公演を軽んじているのではなく、逆に、「高校生に本物を提供したい!」という想いから第一線で活躍しているプロを集めた結果、時間的に集まれるのがこの日しかなかったというジレンマ(;´Д`)

 

でも大丈夫( Y高Y里子)

 

われわれはぷろふぇっしょなるだからね(ふるえごえ)

 

 

さて、この日は合わせの後、高円寺駅の名称にもなっている【宿鳳山高円寺】を撮影しようと高円寺に向かったのですが、残念ながら境内は撮影禁止との御達しが・・・

 

参道と門に関しては特にそういった注意喚起は掲示されていなかったので、練習を兼ねて撮影してきました(/・ω・)/

 

道路を挟んで正面から

 

正面左には「宿鳳山高円寺」掘られた石碑

 

正面右手から撮影

 

 正門には「宿鳳山」の扁額

 

後ろから。紅葉になったらとても美しいでしょうね・・・

 

参道(本殿を背にして正門に向かって)

 

になったら再訪決定です!( ・∀・)

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久しぶりの狩り・・・・

2019年09月13日 | クラシック音楽

久しぶりのトナカイです(笑)

 

 

もう前回出演したのいつのことやら・・・・(遠い目)

 

 

しかし今回の会場はいつもの浜松町サン・ミケーレではなく、広尾のレストラン「シェ・モルチェ」とのこと!

 

 

広尾駅1番口徒歩1分とのことで、アクセスも良好!

 

 

入ってすぐのスペースはカフェテラスとなっており、奥に中庭を眺められるダイニングスペースがあるとのことです。

 

これは是非一度プライベートでも伺ってみたい!!!

 

 

ここのお店は長く広尾にお住まいの方々に愛用されているようで、食べログにてこんな紹介文を見つけました(・∀・)

 

夜は”コンサートディナー”が頻繁に企画されているのもいい試みで一度は伺いたいですね。

 

 

是非来て下さい!!!(アンサーソング)

 

 

 

ちなみに、別の公演の際に、少しお料理を召し上がれたという某社員さんからの味のレビューも届いております(`・ω・´)ゞ

 

 

 

「美味しいですよ日本人の好みに合った洋食的フレンチです

 

 

 

 

・・・・・・・

 

 

 

 

フレンチは洋食やで?

 

 

 

(・∀・)

 

 

 

 

さてさて「ラ・ボエーム」ということは、【伝説のろうそく】がまた登場する・・・・かも

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メインはどちら?

2019年09月08日 | クラシック音楽

 

日付は変わりましたが本日、下北沢のサロン・ドゥ・ミューズにて

 

熊猫座おしゃべりコンサートPart2超人テノール de高音ハリケーン

 

が、台風が上陸する前に通り過ぎました!!!

 

このコンサート、「受付スタッフが次回の出演者」となる地味に興味深い取り組みがあり(全ては座長である相山氏の発案)、僕も初回にあたる前回、受付&ゲストでした(笑)

 

で、

 

次回ゲスト(受付)は、ゲスト出演者(今回で言うところの僕)が紹介するという、某お昼の長寿番組よろしくで、僕が田井友香さんにオファーをしました(・∀・)

 

このブログの熱心な読者もしくは、芹澤の事を津々浦々まで知り尽くしている、という奇特な方がいれば「ああ、あの時の!」となるかもしれません(実際そうなったら恐怖ですがw)

 

昨年12月、香川県での第九演奏会で共演しているのです!

 

その時の記事→「聖地巡礼のうどん旅・・・」

 

第九共演より以前から仕事で関わりがあったものの、純粋な演奏会での共演は今回が初めてでした。

 

ムゼッタのワルツの見事な歌唱と相山さんとの咄嗟の受け答え

 

相山「この歌はどんな歌ですか?」

田井「私が街を歩くとみんなが見てくる、という歌です。」

相山「どうしてみんながみてくるんですか?」

田井「なぜなら美人だから!」

 

新たな才能を見出すことが出来ました(笑)

 

 

さて、MCでも説明がありましたが「何を歌うか、どの様なプログラムにするか」を話し合う前から「超人テノールde高音ハリケーン」という看板は掲げられていました・・・・・(・∀・)

 

 

 

「これは、アレとアレを歌わねばならぬのか・・・」

 

 

という強制権の発動(笑)

 

 

そして組み込まれた「連隊の娘」より「ああ友よ、なんて楽しい日」と「カルーゾ(カルーソー)」という2つの逃げられぬ運命(さだめ)・・・・

 

 

 

 

特に「カルーゾ(カルーソー)」・・・

 

 

あれはもはや魂の虎咆

 

 

単に「音が高い」というだけでなく、言葉数が尋常ではないのですよあの歌は(笑)

 

毎回試される過去の自分との戦い、それは高音(ハイD)が出るか出ないかというテクニカルな戦いではなく

 

 

 

 

単純な記憶力(;´Д`)

 

 

前半に歌ったレスピーギ作曲「ある古い歌に寄せて」(原題:Sopra un'aria antica)も長く複雑な曲でしたが、「カルーゾ」は言葉数も多ければ、音も高いのでそれはもう本当に大変(笑)

 

高音の事を気にしていられない程の単語の嵐・・・「よし、無事言い切れた!」と思った矢先に押し寄せる無慈悲なハイC、ハイDの嵐・・・

 

参考音源(歌唱:在りし日の芹澤 歌詞及び字幕付き)

 

丁度2年前の録音です(・∀・)

 

 

この時も内心ドキドキでしたが、それは大胸筋の下に隠して歌いました(笑)

 

 

さて、次回公演は熊猫座の猫担当こと、齋藤菜緒さんが帰国されてからとなりますので、来年4月もしくはそれ以降になる模様です。

 

次回出演者は座長である相山氏と齋藤さん、ゲストで田井さんという編成になります(`・ω・´)ゞ

 

 

面白そうだから観に行こうかな(笑)

 

終演後、出演者だけで記念撮影

高音ハリケーンの被害により芹澤の前髪が「レ」になっている模様

 

そうそう、レスピーギの「ある古い歌に寄せて」は以前記事にしたことがあったので探してみたら、最後に演奏会で歌ったのは3年前だった様です・・・時が経つスピード、エグすぎる(笑)

「ミニコンサート2016夏、終演(・∀・)」

 

それによると、僕はこの曲に出会ったのが2003年、初めて演奏会で歌ったのが2008年・・・

 

本日も相山さんから「どうやって覚えたの?どうやって音を取ったの?」と聞かれましたが、出会ってから(知ってから)実演まで5年も熟成期間を設けていたようです(笑)

 

 

 

さて、最後に、本日の打ち上げで登場したのはこちらのポテトサラダ

 

 

 

そう

 

 

 

これはあくまでもポテトサラダ

 

 

 

ポテトがメイン(のハズ)

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