LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

将棋の名人戦とか竜王戦とかで必殺技としてありそうな駅名

2017年01月29日 | クラシック音楽
今日は朝4時起き・・・・・



なんでかと言うと、今日のお仕事(某シニアクラブ新年会)は朝11時スタート・・・・



しかも「誰も寝てはならぬ」、「女心の歌」もありで朝11時スタート・・・・



しかも事前に合わせが出来ず、当日の会場入り前に共演者であり、二期会オペラ研修所同期の澤田氏の実家にて初合わせが9時40分からスタート・・・



何もかもが早い(笑)



いつもなら寝てる時間(ん?)に本番ってのはなかなか大変で、自分が歌唱する時間から逆算して起きる時間を決めた結果が朝4時・・・・



終始夢うつつだったため今日の詳細な記憶がありません٩(๑´3`๑)۶


終演後にみんなで撮った写真があるということは、確かにそこに僕は居た!という証明(´・ω・`)



左から ワタクシ、ピアニスト渡邉さん、二期会同期の澤田氏、ソプラノ佐藤さん



澤田氏とは実に10年ぶりの再開でした(・∀・)



お互いに「そりゃ老けるわな」って(笑)




さて、話は遡って今日の朝。


駅に到着すると改札の向こうで





と書かれたプレートにてお出迎え(笑)




これが空港ならVIP気分だったんだけどね~(笑)







今日の現場は・・・




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「悪い男」は褒め言葉(・∀・)

2017年01月27日 | クラシック音楽
昨日は浜松町にありますイタリアンレストラン、サン・ミケーレにてオペラサロントナカイpresents《リゴレット》ハイライト公演がありました(・∀・)

これです(・∀・)↓


リゴレットの音楽は全てが美しく、ヴェルディの作品の中で僕は特に好きな作品です(・∀・)


それにマントヴァ公爵は演じて楽しいです(´∀`*)ムヒヒヒ


ナビゲーターの東小野さんが散々「悪い男ですね~(笑)」と解説して下さるので、終演後はお客様にも「悪い男だな~(笑)」とお声掛け頂きました(笑)




男の勲章です(笑)




さて、名アリア「女心の歌」では人生初のBisをさせていただき、会場を練り歩きながら、カデンツァでは独自に加えているハイCisを「限界まで伸ばしてやんよ!」と意気込んだ結果・・・・




酸欠で一瞬気が遠くなりました(笑)




今回のハイライト公演で感じたことは、「リゴレットとジルダ」、「マントヴァ公爵」は、各々全く別の音楽だということ。

いや、もともとそんな事はわかっていたのですが、要素だけを取り出した演奏形式ではそれが丸裸になり、この大胆な音楽のコントラストがストーリーにより悲劇性を与えているのだな、と感じました。

全曲演奏ではその音楽のつなぎ目が巧妙で、目まぐるしい状況の変化、音楽の流れに「気がつくと」ドラマの中に引き込まれていて、あまりに自然な流れのために気が付かない。。。

流石、後世に影響と名を残す天才は次元が違うな、とつくづく思いました(・∀・)



この「リゴレット」という作品、この「マントヴァ公爵」という役。


いつか全曲演じたい作品です(・∀・)


左から リゴレット:木村聡さん、ピアニスト:神保道子さん、ジルダ:石川奈津子さん、マントヴァ公爵:悪い男(・∀・)



終演後に初めてお会いするお客様から

「海外でも《リゴレット》を見たし、いろんな”女心の歌”を聴いたけど、あなたのが一番良かったわ!」


と言っていただけ、ハイC1回、ハイDes(Cis)3回、ハイD1回、出してよかったな~って思いました(笑)





ま、高音出せばいいというモノではなんですけどね(お前が言うか?)




さて、今回の演奏をお聴きした方の中には「初めての経験」という方もいらっしゃったかと思いますが、ワタクシは「女心の歌」をBisいたしました。


Bis(ビス)とはイタリア語で「もう一度」ということで、いわゆるアンコールの事です(・∀・)


すこしややこしいですが、イタリアでは日本で言うところの「アンコール」を「ビス」と言います(・∀・)


アンコールは英語ですが、イタリア語でも同じ言葉は存在し「Ancora」(アンコーラ)と言います。しかしこの「Ancora」はニュアンス的には「まだ」という否定的な意味合いが含まれます。

例えば

-「宿題終わった?」
-「まだ終わってないよ」

という例文をイタリア語に訳すと

-「Hai finito i tuoi compiti?」
-「No, non li ho finiti ancora」

となります。(・∀・)

なのでコンサートでは「アンコール!アンコール!」とは言わず、「ビース!ビーース!」と言います(・∀・)


ちなみに・・・

頭の「A」にアクセントを付けて「ンコラ」と発音してしまうと「錨(いかり)」という意味になってしまうので気をつけましょう(笑)



そして、オペラ中にこのBisが発生した場合は、歌い終わった直後にまた歌い始めるのが通例です(・∀・)



前述の通り人生初めてのBisを経験しました(笑)



なので当日会場にいらっしゃった方は芹澤の初めて体験の共有者、歴史の証人です(笑)




さて、次回、次々回の演奏会はオペラとは打って変わって歌曲の演奏会です(・∀・)


歌曲はその短い時間内に、オペラ1本と同等の内容量を有すると言われています。


今回は「マントヴァ公爵」という一人の人物を演じれば事足りましたが、歌曲はその曲ごとに全く別の「何か」を演じ、表現しなければなりません。



オペラとは一味も二味も違う意味での「テクニック」を要求される高度な作品です(;´Д`)



芹澤の頭脳が試されます(笑)
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ニコロ・ヴァン・ヴェステラウト Niccolò van westerhoutとは(追記)と、イタリア人の名前についてのウンチク

2017年01月23日 | クラシック音楽


幾つか前の記事にて取り上げましたニコロ・ヴァン・ヴェステラウトについて、もう少しちゃんとご紹介致します(`・ω・´)ゞ

ウィキペディアにもページはあるのですが、英語、イタリア語、ドイツ語、オランダ語、そしてロシア語での説明はあるのですが、残念ながら日本語はありません(;´Д`)

なので、以前この演奏会に参加するにあたっての勉強会でマエストロ、ヴィート・クレメンテからお聞きした情報と、事前に頂いた資料からもう少し詳しくご紹介します(・∀・)

Niccolò van westerhout
ニコロ・ヴァン・ヴェステラウト(ニコロ・ヴァン・ウェスターホイト)

1857年12月17日にイタリア、プーリアのモーラ・ディ・バーリで生まれる。苗字からも想像出来るが、祖先がオランダ(フランドル)から1600年代に南イタリア、バーリに移住し、その後モノーポリを経て、ニコロの祖父の時代にモーラ・ディ・バーリに移り住む。ニコロの父親も作曲家として知られていた。ニコロは13歳でシェークスピアのジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)の台本に作曲し、その才能を認められ音楽の聖地ナポリに留学。オペラの他に歌曲、ピアノ曲、室内楽、シンフォニーを作曲し1898年8月21日に41歳の若さでナポリで亡くなる。

以上

では何故この作曲家が世に出ていないのか?
それは不運とも呼べる運命のいたずら。

ヴェステラウトはリコルディと契約し楽譜を出版していました。しかし当時のリコルディにはもう一人、天才がいたのです。
それがジャコモ・プッチーニ。
当時のリコルディはプッチーニの売り込みを最優先にし、ヴェステラウトはその影に隠れてしまいました。

その不運な天才の歌曲のみを集めたのが今回の演奏会です(・∀・)
予め頂いた楽譜もとても古いものでバーリ国立音楽院の図書館より提供して頂いたものです(・∀・)

他人とちょっと差をつけたい、人とは違ったものを探している声楽家の方!新たなレパートリーにいかがですか?ここまでヴェステラウトを取り上げた演奏会はもう二度とないと思います(・∀・)
もちろん声楽家ではない方のご来場も心よりお待ちしておりますヽ(=´▽`=)ノ

お申込みはメッセージでも直接でもメールでもFAXでもかまいません(`・ω・´)ゞ

気になる連絡先はこちら↓
teatrogoloso@zoho.com
03-6745-9117(FAX)

直接をご希望の方はどこかで見かけたらお声掛けください(笑)




ちなみに。。。

Niccolòを正確に発音すると、最後の「ò」はアクセント付きの「o」なので「ニッコロー」となります(・∀・)

なんかぐっと可愛くなりますね(笑)


ちなみに(2回目)。。。

イタリア人の名前で「ニコロ」はよく聞くメジャーな名前です(・∀・)

でも僕の知り合ったニコロは全員「Nicolò」と最後にアクセントがつくのは同じですが、「c」は一つです(・∀・)


時代的な背景もあるかとは思いますが、北イタリアと南イタリアではよくこの「微妙な違い」が起こります(笑)


イタリア留学中に聴いたことなので若干記憶が曖昧なのですが、「苗字」に関しては、北が単数形、南は複数形という話を聞きました。


どういうことかと言いますと・・・


イタリア人の苗字で「Volpe」というものがあります。


意味は「キツネ」です(・∀・)


その「キツネさん」ですが、北イタリアでは「Volpi」(複数形)、南イタリアでは「Volpe」(単数形)と、地域で違いがあるようです。


ま、ほんの一例出して「どやっ!」と言うことは出来ませんが(笑)


で名前である「Nicolò」と「Niccolò」についての違いですが、南イタリア出身のイタリア人は発音時に方言の影響なのか、しばしば子音が増えます。


これは実際に僕がボローニャ国立音楽院在学中に、プーリア州出身の友達が演奏会でヴェルディの「乾杯の歌」を歌った時、「Libiamo」という歌い出しが「Libbiamo」に聴こえ、イタリア人の先生に質問したところ前述のことを説明してくれました。

フェイスブックでちょっと検索してみると「Nicolò」と「Niccolò」は両方共名前として存在しています(・∀・)



ま、僕は姓名学や言語学が専門ではない&聞いた話なので「へ~、そーなんだー」程度に捉えてください(笑)
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府中市生涯学習センター ワーグナー講座1日目終了

2017年01月23日 | クラシック音楽
先週土曜、府中市生涯学習センターにて

【時代を奏でた音楽家~ワーグナーの世界~】(全4回)

第1回「ワーグナーに影響を与えた作曲家」

が開講されました(・∀・)


講座は新国立劇場ヘッドコーチの石坂宏先生が、資料、ホワイトボード、音源を使用しながら、時に比較のためにご自身がピアノで様々な曲を再現しながら約2時間30分程行われました。
僕は自分の準備があるので、会場で受講することは出来ませでしたが、とても楽しい講座になっていたと思います(・∀・)



僕は後半に、ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」より、マックスのアリアを歌唱しました(・∀・)

ウェーバーが作曲しましたこのオペラは、ドイツロマンオペラの草分け的存在の作品です。


ドイツ語の読み方はわかっているつもりでしたが、やはり専門外、単語の意味調べの段階ではまずその単語の原形(イタリア語の場合の不定形)がわからないため目当ての単語がみつからず何度も途中で放棄しました(笑)

何とか意味調べを終え、歌ってみると立ちはだかる慣れないウムラウト「ö」「ü」「ä」(;´Д`)

ö・・・オの口してエと発音
ü・・・ウの口してイの発音
ä・・・エと発音

・・・・・・・最後の要る?



講座の終わりに出演者一同でごあいさつm(_ _)m



左から石坂宏先生、ソプラノ土屋優子さん、ワタクシ


次回は2月4日です(・∀・)
まだ会場にはお座席もあります(・∀・)

第ニ回では、僕は「ローエングリン」と「ニュルンベルクのマイスタージンガー」からそれぞれ1曲ずつお送りいたします(`・ω・´)ゞ
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ニコロ・ヴァン・ヴェステラウト Niccolò van westerhoutとは

2017年01月17日 | クラシック音楽
今日のトピックスはこちら↓


ニコロ・ヴァン・ヴェステラウトという作曲家についてです(・∀・)

と言っても僕には語れるだけの情報はないのですが、「蝶々婦人」、「トゥーランドット」(中華料理屋ではない)

で有名なジャコモ・プッチーニと、同時期に出版社リコルディと契約していた南イタリア出身の作曲家です。


リコルディ社と契約出来るということだけで天才的な才能を持った作曲家だったことは明白なのですが

残念なことに、プッチーニが超売れっ子だったためその影に隠れてしまいました。


声楽作品で唯一まともな録音はイタリア出身の名バリトン、エットーレ・バスティアニーニが歌っている

「Ovunque tu いたるところにあなたが」↓です。

Ettore Bastianini sings "Ovunque tu"



フランチェスコ・パオロ・トスティの歌曲の様な優雅さを湛える曲ですね(・∀・)


そもそも楽譜を手に入れること自体が難しい作曲家ですが、今回の演奏会ではそんなヴェステラウトの曲をほぼ全作品日本初演でお届けいたします!

僕が歌唱するのはチラシには記載されておりませんが、

Invito 誘い

Quando, co tuoi celesti occhi 君の清らかな瞳と共にいる時

(※僕が勝手に訳したタイトルですので、公式のものとは異なる可能性があります。)



上記の2曲です(・∀・)


この演奏会は楽譜の「校訂版出版記念&CDリリース決定記念」ということで、5月にイタリアで録音が行われます!


・・・僕は諸事情により録音には参加出来ませんので歴史に名を残せません(´;ω;`)



なので、芹澤が歌うヴェステラウトを聴けるのはこれが最初で最後!!!!







なのかな?校訂版って著作権とかどうなんだろ?


作曲家に起因するなら勿論すでに期限切れですが、、、




しかし、一度にこれだけの作品を聴けるのは、この演奏会だけということは確かです(`・ω・´)ゞ


そもそも楽譜が手に入らないですからね(´・ω・`)

(と書きつつIMSLPを覗いてみたら僕の歌う「Invito」はあったw)




そんな演奏会は2月27日月曜、アニェッリホール(イタリア文化会館内)にて行われます!


天才の影に隠れてしまったもう一人の天才、そんな天才の残した珠玉の作品を復活演奏としてお届けいたします(`・ω・´)ゞ
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昨日は誕生日だったけど結局それは1/365であってその日は朝からこれを作ってたんだYO!

2017年01月07日 | クラシック音楽
やっと完成しました(;´Д`)

3月5日に開催します「第7回ランチタイムコンサート歌曲な昼間」のチラシです!



今回はいつもとは異なり、歌曲のみの演奏会です!

全体は3部構成となっており、それぞれにコンセプトがあります(・∀・)



が、


まだヒ・ミ・ツです|д゚)チラッ


3部構成にした理由ですが、歌曲はオペラ・アリアと違い一曲一曲に込められた内容が濃いです。


アリアはあくまでもオペラ2~3時間中の1曲、人物の心情を主に表しています。


歌曲は例外的に長い曲もありますが、通常長くて6分ほどです。


しかしその限られた時間の中に壮大な世界観が詰め込まれています(・∀・)



なので沢山聴くと疲れます(笑)




そう!



疲れるから休憩を2回に増やし、その結果の3部構成です(笑)



詳しい内容は次回の投稿で発表致します(`・ω・´)ゞ





で、時制的に前後しますが、2月にはこんなコンサートにも出演致します(・∀・)


ニコロ・ヴァン・ヴェステラウトというプッチーニと同時期にリコルディと契約していたのに、時代から忘れられてしまった作曲家の初の録音を記念しての演奏会です(・∀・)

録音されたCDはナクソスレーベルから発売されるそうですが、残念ながら僕は録音には参加しません(;´Д`)


イタリアで録音をするそうで、ちょっと時間と・・・・ね(笑)

しかしながら、前回のロッシーニ「小荘厳ミサ」に引き続きピアノ伴奏をされるマエストロ・ヴィートからお声掛けいただき、日本での演奏会には出演することになりました(・∀・)




そのままライブ録音が使われないかな~・・・・(笑)
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恭賀新年

2017年01月03日 | クラシック音楽



明けましておめでとうございます。


今年もよろしくお願いします。




さて・・・大晦日には芹澤の顔が皆様のお茶の間にお邪魔したそうです。。。


とても地上デジタル波でお見せするようなシロモノではありませんが、各方面からオンタイムでご連絡頂きました(笑)
(苦情じゃなくて良かったですw)



しかしその時本人は



「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!"絶対に笑ってはいけない科学博士24時!"」



に夢中でした(笑)



ブログのコメントやFacebookメッセージ、LINEにて写真付きで報告を受け、「そんなに映ってたのか?(;´Д`)」と驚き、


帰宅後(大晦日と正月は兄夫婦の家でひたすら食に徹していました)、改めて確認してみることに。。。



『ふむふむ・・・


なるほど・・・


思ったより映ってるな(・∀・)



うん?



あれ?




分け目って(自分が思っているのと)反対なんだ!』






と、2017年元日に「鏡は左右反転して写る」ことに気がついた芹澤でした(・∀・)












・・・


・・


いや、鏡の性質は知ってたよ?(・∀・)




でもさ、普段は鏡の前の自分としかご対面しないじゃん?




なんか画面を見ながら別人を見ている様な気持ちになりました(・∀・)











写真だってそうじゃん!というツッコミは無しでお願いしますm(_ _)m
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