LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

社畜の極み!

2019年02月28日 | 暮らし



いや~・・・こんな広告を見ると、日本も末期だな~と思わずには居られません・・・




が!






このキャリーバッグ、めちゃくちゃ便利なんです!





さて、何故突然こんなジャパネットタ○タの様な記事を書いているかと言いますと、前回の記事「ある声楽家の日常」に少し関連するのですが、我々音楽家は・・・・




荷物が多いのです(;・∀・)




そうなんです、例えば1つの演奏会で演奏する曲を10曲だとしましょう。



その中でオペラアリアが4曲、歌曲が6曲とします。


それぞれの曲は違った楽譜に収録されていることが多く、前述の設定だと楽譜はだいたい3~5冊は必要になります。


いや、下手したら一曲ずつが別々の楽譜に収録されていて、10冊必要になる可能性も0ではありません!



そしてオペラの楽譜はそれなりの質量を持っております(笑)



そんな重いものをバッグやリュックに入れて移動するのは正直しんどいです(;・∀・)


なのでみんな当たり前のようにコピー譜を使用します。



必要な分の楽譜だけをコピーし、製本し、持っていく・・・



確かにそうすれば軽くなるし、取扱も容易です。しかし、コピーってそのうちボロボロになってまた新しくコピーを用意することになります。
それは資源の無駄ですし、製本に要する時間がもったいないです。テープだってかなりの量を使用します。


だったら、オリジナルをそのまま持ち運べば地球にも優しい!



ということで、自分の理想のキャリーバッグを探すこと1ヶ月、遂に出会ったのがこちら↓

[シフレ] ハイブリットケース 小型 Sサイズ 1年保証付き 機内持ち込み可能 機内持込可 28L 45cm 3.6kg TRI2049-45 レッド レッド



こちらなんと、普通のキャリーバッグと違い、開閉は上部の蓋のみ!





これが何を意味するかと言うと、移動中でも気軽に荷物の出し入れが出来るんです!(・∀・)


「ちょっとマフラー邪魔だな~」と思ったら、サッと収納出来るスグレモノ!


そしてなんと・・・・



ドリンクホルダーも付いている!!!





一応ペットボトルを入れたままでも閉じ・・・る?





(笑)



スリムタイプのペットボトルなら問題なく閉まるかと(笑)


あと、このドリンクホルダーは防滴仕様なので、雨の日は折り畳み傘を入れることも出来ます!

そして、この写真でもおわかりの通り、天板部分は完全にフラット構造なので、安心して物を置くことが出来ます(・∀・)
滑り止めのゴムが付いているため、公式ではパソコンを広げて快適に使用できる構造になっているそうです・・・


流石社畜仕様(;・∀・)


一時の息抜きも許さぬ仕様(笑)



そして、なんと言っても秀逸なのが・・・・・・・・





キャリーバッグで充電が出来る!!!


移動中にスマホやタブレットの充電がなくなった場合、それを言い訳に喫茶店に入り「ちょっと休もうかな~」なんてことすら許さぬ鬼の仕様!(笑)


どうなっているかと言いますと、天板内側にモバイルバッテリーを収納出来る構造になっていて・・・




そのバッテリーから天板裏面のコネクタに接続すると給電可能になります(゜o゜;




これは僕が実際に使用しての感想ですが、バッテリーと天板裏面のコネクタは1本のUSBケーブルで接続するように作られています。
しかしその状態で使用してみた所、給電が不安定で、充電が上手く行かなかったり、途中で給電がストップしたりとトラブルが続きました。

ちなみに使用しているバッテリーはこちらです↓

モバイルバッテリー 24000mAh 大容量 三台同時充電 スマホ 急速充電 3USB出力ポート(2.1A+2.1A+1A) 地震/災害/旅行/出張/アウトドア活動 充電器 iPhone/iPad/Android各種対応 ブラック


2.1Aが2口付いている大容量バッテリーなので、性能的には申し分ないはず!

考えられるのはバッテリーの1つのポートから接続先が2ポート(天板表)になっていることでの電力供給不足による供給不安定。

だったら供給元を増やせば良いはず!(←この辺の発想が文系)

なので、写真のバッテリーには↓



この様に、二股になっているUSBケーブルで接続して2つのポートから電力を供給出来るように・・・・・なったと思う(笑)


というのも、通常この手のタイプのUSBケーブル、1方は給電用で、もう1方はデータ転送用の為にあるので実際正しい使い方なのかは不明(笑)

しかしその後は安定した供給が出来るようになったので効果はあった・・・(結果論)




このあまりに快適なキャリーバッグでの移動生活の唯一の欠点は、合う人合う人に



「旅?」



と聞かれること・・・・




そうさ!我々は人生という長い旅を・・・・・・・



やめておこう
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とある声楽家の日常

2019年02月27日 | クラシック音楽

この世には様々な職業があります。


どれくらいあるのかな~と思い、ちょっと調べてみると・・・その数なんと、



17209種類

(厚生労働省編職業分類2011年改訂版より)




おそらく想像の10倍以上の種類だと思います(笑)




いや~2011年の時点でこの数ですからね、今はもう少し増えてるかも知れませんね(;・∀・)






そんな1/17209の「声楽家」という職業ですが、皆さん、こんなこと疑問に思ったことはありませんか?




肘は顎に付かないのか・・・




じゃなくて





「普段何してるの?」









そうですね~希望としては国から芸術家年金を月30万程頂き芸術活動に勤しみたいところですが、そこはシンプルに「働かざるもの食うべからず」です(´~`)モグモグ




いろんな仕事がありますが、大学生や大学出てすぐの若い声楽家がよくやるのが聖歌隊ですね。


僕もよくやってました(・∀・)


今は流石に聖歌隊はやっておりません(笑)



仕事は様々なものがあり、皆様の前に出る「演奏会・コンサート」もその一つです。



皆様の前に出ない仕事としては、CM等の芸能・マスコミ関連のレコーディング、個人レッスンなどがあります(・∀・)



特にCM等のレコーディングは、録音した音源に様々な編集を加えるので、多人数で歌って録音した音源は本人でも自分の声を探すことは困難です(笑)





もっと裏方的な仕事もあります!



僕が最近やったものだと・・・・


某有名テノールの代わりにマイクチェック


・・・・・(笑)




意味不明でしょ?




僕も意味不明でした(笑)







「とあるホテルのパーティー会場で、某有名テノール歌手が歌唱する」という、それだけ聞けば至ってシンプルな事案なのですが、大手事務所の力なのか芸能人スタイルなのか、そのテノール歌手はどの現場でも「リハーサルと本番の時間」しかその空間には来ないそうで、リハーサル前の「マイクチェック」には当然姿を見せないとのこと・・・・



さすが大物は違うな(笑)



なので、そこでの僕の仕事は、彼の代わりにオーケストラと初合わせをして、オーケストラに対しての歌の聴こえ具合、歌手に対してのオーケストラの聴こえ具合、全体のバランス、マイクの位置、返しのスピーカーからの音量など、下準備をしたわけです(笑)

当然ながら僕の感覚で指揮者と音響スタッフさんと打ち合わせをせざるを得ないので、あらゆる設定が「僕仕様」です(笑)



僕「これだとちょっとストリングスが聴こえ辛いですね」(本番は僕じゃないけど)


僕「ヴァイオリンのここの箇所を強調して頂けると歌は入りやすいです」(僕は、ね)


僕「マイクの音量、これくらいで良いかと思います。」(僕の場合はね)



この仕事は、終始ふわふわした感じで終わりました(笑)



そしてつい最近の裏方の仕事は・・・このブログを読んでくれている方の中には、関係する方もいると思います・・・







こちらの演奏会のオケ練に付き合う←new


その時の様子↓





どういうこと?かと言うと、実はオペラの伴奏ってオーケストラの方々にとっては「特殊」なものなんです。


オーケストラの為に書かれた作品と違い、歌には歌詞があり、歌詞には意味が含まれています。


なので、楽譜上に記載のある指示以上に、言葉のニュアンスにテンポやハーモニーが影響を受けます。


それはオケの方々にとって「なんでそうするん???楽譜に書いてないやん!!!」と感じることかと思いますが、楽譜の中にある歌詞に含まれていることなのです。


そういった歌特有の「揺れ」に慣れるためには、本番歌う歌手と何度も練習が出来れば良いのですが、実際そう上手くは行きません。


今回は当日歌うテノールの上本さんの代わりとして、オーケストラ練習にお付き合いしてきた、ということなのです(・∀・)


僕としてはオーケストラ伴奏で、歌い慣れたアリアや初めて歌う重唱を試せた大変得るものの多い機会となりました!



これらは決して表には出ない裏方の仕事です。


でも誰かの役に立っていると思うと、決して手は抜けません( ー`дー´)キリッ




なかなかユニークな職業だな~って最近思います(笑)(いまさら?)

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最新のアプリをインストールすれば、加湿だって出来る・・・そう、

2019年02月15日 | クラシック音楽
Appleならね!






\HAHAHA!!!/





バレンタインデーはいかがお過ごしでしたか?



バレンタインデーといえばチョコレート(・∀・)



チョコレートといえば寒い時期に飲むホットチョコレート(・∀・)



ホットチョコレートの時期といえば・・・・









そうですねラ・ボエームですね(・∀・)




昨年年末から先月までのマンション外装工事が終わったかと思えば、目の前の道路ではガス管の交換工事が始まるという辛い現実。。。



しかもバレンタインデーに風邪を引くという追い打ち。。。。。。



こんな辛い年は早く過ぎてしまえ!


と言わんばかりのクリスマス・イブの日から物語がスタートするラ・ボエームをハイライトでお届け致します(`・ω・´)ゞ



詳細はこちら







2019年4月23日(火)
ブラームスの小径 オペラコンサート 「ラ・ボエーム」(ハイライト上演)

《ディナー付きコンサート》
開 場:17時40分※
お食事:18時00分スタート
開 演:18時40分

料金7000円(税・サービス代・演奏料込み)
※レストランのため、開場時間より前に入店することは出来ません。


【出演者】
角野圭奈子(ミミ)
岸七美子(ムゼッタ)
芹澤佳通(ロドルフォ)
今井俊輔(マルチェッロ)
細川智美(ピアノ)


【会場】
ジャルダン・ド・ルセーヌ
(原宿駅竹下通り口より徒歩3分)

(クリックで拡大表示)


僕以外の出演者は全員東京芸術大学出身であり、歌う人たちに至っては全員ご丁寧に大学院まで芸大で揃えてるという驚きのラインナップ!



だがしかし!




最近判明したことだが・・・・



気がついたら、なんと僕も修士(大学院前期博士課程修了)扱いになっていた・・・(・∀・)



数年前に、イタリアの国立音楽院(旧制5年制コース)を卒業したらそのタイトルが日本で言う「修士」に相当する様に、制度が変わったらしい!


なので卒業証明書か卒業証書を提示することが出来れば、僕は大学院を修了したと同等にnここで問題が!








・・・そんなものは手元にない(・∀・)






年末年始、実家に帰省したときに当時のファイルを漁ってみたものの、出てくるのは成績証明書のみ・・・


思えば卒業証書は発行を申し込んだままで、現地に行かないと受け取れない・・・



詰んだな(・∀・)・・・・




ま、別にいいか(笑)




話は「ラ・ボエーム」(ハイライト公演)に戻ろう( ー`дー´)キリッ


ミミを歌う角野さんとは今回が初共演となりますが、企画している中村さんが「彼女は凄いよ」と太鼓判を押す程の方!
まだ稽古が始まっていないのでお会いしてませんが、とても楽しみです!


ムゼッタを歌う岸さん。彼女とは二期会研修所で同期でした(・∀・)
共演は初めてですが、研修生当時はものすごく強靭な声で歌っていたので、正直彼女が「ムゼッタ」を歌うところが想像できません(笑)
今までに出会ったことのないムゼッタが登場することでしょう!


マルチェッロを歌うバリトンの今井くんとは、昨年9月の東京二期会「三部作」以来の共演となります!
今や日本で一番掴まりにくいと言っても過言ではない彼が、偶然にもスケジュールが空いていたのはラッキーでした(・∀・)


以上の芸大大学院卒業組に反旗を翻す「自称」修士テノール芹澤( ゚д゚ )クワッ!!



この熾烈を極める演奏会にご興味のある方!


ご連絡お待ちしております(`・ω・´)ゞ


お申込みは↓
teatrogoloso@zoho.com
03-6745-9117(FAX専用)

芹澤までお願いいたしますm(_ _)m
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