LA CAFFETTERIA DI RETROSCENA舞台裏カフェ

テノール芹澤佳通の日常系ブログ (・∀・)

第33回なるとの第九のチラシ

2014年04月09日 | クラシック音楽
を無断で借用します

だめ?えっ?いいよね?だって本人出てるんだし・・・



6月1日に徳島県鳴門市で開催される第33回「なるとの第九」演奏会に出演します!

そう!その昔書いた記事→交響曲第9番(合唱付き)と懐かしのアレ の第九です!

13時開場の13時30分開始・・・・最近その時間帯の演奏会ばっかだな・・・(笑)


そして翌6月2日は大塚国際美術館での"第4回美術館で「なるとの第九」"にも出演します。
こちらでは第九の四楽章(一番有名なアレ)のみの演奏ですが、その前にソリスト達による独唱のステージがあります。僕はプッチーニ作曲オペラ「ラ・ボエーム」からアリア「冷たい手を Che gelida manina」を歌います。

こちらは開演時間・・・・・・10時30分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



何度確認しても10時30分・・・・・・・・・・・・・・・・・



歌い手にとって「AM」と表記される時間帯は朝です・・・・朝は声が出し辛いのです・・・



「冷たい手を」は音が高いのです・・・・・・


ヒロシです・・・・


では何故選んだのか???



歌いたかったからです(´・ω・`)


The 自業自得

ちなみに裏面です
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半期に一度はそれらしく・・・

2014年04月07日 | クラシック音楽
発声についての事を書いてみようと思います。

ていうか書きます。

先日、こんな質問メールを頂きました。

質問「地声と歌声の高さというのは、比例しないものなんでしょうか?」

この質問はとてもシンプルです。

一般の方が素直に感じる疑問なのではないでしょうか。
声楽家という人種も他の職業の方も、生まれ持つ体は同じです。
声帯だって同じです。

声楽家の出す歌声は人間の持つオプション機能だと思います。
誰でもその機能は備わっていますが、日常生活で使う必要がないのでOFFになっているだけです。


まず地声と歌声は比例します。

「比例」という言葉が少ししっくり来ませんね。

言い換えると、歌声は地声の発展形ですので、地声の影響を受けます。

そしてそれは、女声より男声の歌声を聴くと顕著に感じ取れると思います。



そして質問内容の「地声と歌声の高さは比例するか?」についてですが、

「音域」という面では必ずしもそうとは言えません。

なぜなら「高音域」はテクニックで出すものです。


バリトンやバスであろうと、高音域を出すテクニックがあればある程度までは出ます。

B(♭シ)までなら例えバスの声帯を持っていても出すことは可能でしょう。

ハイC(高いド)だって出るでしょう。

しかしバス歌手がハイCを出す練習してもそれは時間の無駄というもの。

そもそも楽譜に書かれてませんから必要がありません。だったら他の事に時間を使うべきです。

バリトンも同じです。彼らが歌うそもそもの曲にハイCはおろかH(シ)もありません。

でもバリトンでもハイCやHを出す人がいます。
その方の録音です。

Joseph Shore氏はバリトンですが歌っている曲はテノールの名曲「誰も寝てはならぬ」です。

途中盛り上がる箇所はA(ラ)の音、クライマックスはHです。




バリトンみたいな声でテノールの人も少数います。
イケメンテノール、ヨナス・カウフマンや煌めくドラマティックテノール、ジュゼッペ・ジャコミーニ等です。


ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann


ジュゼッペ・ジャコミーニ Giuseppe Giacomini
(アリアは1分10秒~です。)

高音を出すテクニックがあれば高音は出ます。

ちなみにどうして「テクニックがあれば出る」と言い切れるかというと、僕自身が「テクニックを身につけたから上が出るようになった1人」だからです。
出ない理由がわかるから出る理由がわかります。人間である以上備わった機能は皆同じです。

体格や骨格、脳での感じ方、脳からの命令を出す感覚の違いで個人差が出ると思います。


このように「声を出す機能」を100%(実際にはわかりませんw)活用すると、出てくる声の結果は人それぞれ異なります。

あまり変化のない人もいればギャップがある人もいます。

それは「普段の状態でどの様に声帯が使われているか」の差でしょう。

僕は話す声が割りと小さい方です。
演奏会に来て頂いた方はわかるかと思いますが、マイク無しでトークした場合、頑張っても60人規模のサロンが限界です。

そしてこのような質問もありました。

質問「オペラ歌手の方はどうやって声種を決めているんでしょうか?」

ベストだと思う方法は、高音域、少なくとも上がBぐらいまで出るようになった後、「どの音域が一番声が栄えるか」で決めるのがいいと思います。

しかしテクニックを身につけるにはそれ相応の時間が必要です。音大受験や歌の仕事をしていく為に、日本では早期に声種を「持ち声の色」だけで決めている感があります。


ちなみに低音域はそもそもの声帯の長さが重要な要因になるため、テクニックどうこうで飛躍的に音域が広がる事はないです。

多分。。

きっと。。。(笑)

僕自身は大学生活の最後でようやく上がA(ラ)まで出るようになりました。
しかしこれはまだテノールとしては全く使い物にならない状態です。

そして現在までに演奏会で歌った最高音はハイDes(♭レ)です。
次の5月6日の演奏会ではハイD(レ)まで出す予定です。(複数回)

しかしながら低音域は(そもそも出す訓練をしてはいないのだが・・・)10年前から全く伸びてません(笑)



コントラバスの弦と張力さえ何とかすればバイオリン並みの音が出るかも知れませんが、逆はそもそも楽器の大きさが違うので不可能でしょう。

声帯と音域の関係も同じことだと思います。


ふぅ、たまに真面目なことを書くと疲れますね(笑)

では芹澤の発声に関する一方的な講義はここらで終了ということにいたします(・∀・)

ご静聴ありがとうございましたm(__)m


4月9日追記
自分で読んでみて思いましたが、自分が男声のせいで、記事途中からほぼ男声に関する意見になってしまってました(笑)
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ヴァチカンに行ったことのないローマ人だっているんだ

2014年04月04日 | クラシック音楽
国宝「久能山東照宮」に行ったことのない静岡県人がいたって不思議じゃない


(´・ω・`)



ということでお花見をするはずが何故が国宝「久能山東照宮」に登ってきました。

まぁ参道に桜が咲いていたので参拝ついでにお花見ってとこでしょうか。

表参道石段からの景色


桜の向こうに駿河湾



なかなか参道を登りながら本殿の写真をとる余裕がない・・・
というか手持ちのデジカメでは収めきれない(´・ω・`)

お賽銭にと、小銭入れの中にあった全額(3円)を賽銭箱に投げたらまさかの受取拒否(´;ω;`)

本殿(の一部)



日光東照宮に比べるとコンパクトで参道から本殿裏の神廟まで登るとちょうどいい運動になります。


その後静岡市内へ移動~

駿府城公園にて花見








今日明日の雨で散らない事を願うばかりです(・_・;)


そう言えば静岡県人ですが富士山に登ったことはありません(・∀・;)
コメント (2)
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