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映画「チルソクの夏」は永遠です♪

『放浪記』@博多座

2016-01-24 23:59:24 | ミュージカル・舞台
昨日、仲間由紀恵さんの舞台『放浪記』を観に、博多座へ行ってきました。(なんと、今回は大雪注意報の中での行動です・・呆れた?w)



予備知識も無く、ただただ、生の仲間さんと『花燃ゆ』で椋梨藤太の妻(美鶴)を演じた若村真由美さんが見たくての参戦です。(笑)

場面は全部で五幕。
第一幕   本郷の下宿・大和館(大正13年頃・秋)
第二幕   第一場 カフェー・寿楽(昭和元年頃・冬)
      第二場 カフェー・寿楽の女給部屋
第三幕  (A)尾道の家の外(昭和2年頃・春)
       (B)尾道の家の中
       (C)尾道の家の外・浜辺
第四幕  第一場 世田谷の家(昭和2年頃・秋)
       第二場 渋谷の木賃宿(同年・冬)
       第三場 南天堂・二階(昭和5年頃・春)
第五幕  晩年 落合の家(昭和24年頃・秋)

流れとしては、すご~く貧乏だった主人公(林芙美子さん)が、苦労をしながらも執筆活動を続けていて、途中ライバルの日夏京子に抜け駆けする(預かった原稿を締め切り後に提出するという)。そして、しかしそのときの作品が認められて本格的な作家デビューを果たすというもの。
晩年、作家として多忙の日々を送りつつも、疲れ果てた姿のみが描かれていて・・(これで幸せなのか?)と思ったところへ、日夏京子の「お芙美、あんた今もちっとも幸せじゃないのね」の台詞が救いようのない暗さで追い討ちを掛けるという。

何?何?この暗さ! 

舞台を観終わって、この終わり方はないんじゃないか?って思いました。(これが本当にロングランだったのかしら!?)

カーテンコールは仲間さん一人が一回だけ。
ミュージカルとかとは違うのね。

それにしても仲間さんはきれい
カフェーで一番チップのもらえない器量無しの設定が、かなり無理があるし、一番人気の悠起ちゃん(福田沙紀さん)もちょっとかすんじゃう。

その他に出演者は、村田雄浩さん、羽場裕一さん、窪塚俊介さん、永井大さんなど。
あ、あと芙美子の初恋の人の役で、佐野圭亮さんという役者さんがいて、その方が里見浩太朗さんの息子さんだったみたい。でもお父さんと違ってお顔も小さかったから気付きませんでした。

今回はお天気の関係もあって、帰りの新幹線が心配で、余韻にあまり浸れませんでした。
公演パンフレットを読んで、またいろいろ思い出そうっと。