孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

「孫文さんの“北京の隠れ部屋”」を「孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”」に変更しました。

良郷昊天塔

2013年02月16日 23時05分45秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)

昨年、地下鉄の旅で房山線から眺めて気になった建造物の良郷昊天塔に行くことにした。
今日の地下鉄の出発点は、10号線の十里河駅。
地下鉄の十里河駅と後方は新幹線 (北京南駅を出発して、この近辺では200kmで走行しています)


良郷昊天塔へは房山線の良郷大学西駅で下車。

下車してしばらく歩くと、レストラン街でした。
老油や魚は生きている魚を使って調理するなど良心的な店と書いた表示が・・・
こういった看板があるということは、こういったことではないことが横行しているという証拠!!


そして、春節なので、使用済みの花火の箱が山と詰まれていました。


そして、しばらく歩くと、何とゴミ街道が・・・
不燃物は土に帰らないんだから、環境と衛生管理に配慮して欲しいなぁ・・・
この近辺、異臭が漂っていました。


歩き疲れた頃、良郷昊天塔に到着しました。入場料として5元。
北京市の重点保護建築物の指定を受けていると事前に調べていたので、期待をこめて中に入ってみると・・・

まず入口周囲に子供用に遊具があるのですが、朽ち果てていました。



そして、プールの跡地が・・・
(最初はなんだか分からなかったのですが、錆びたペンキが剥げた文字をよく読むと・・・)

プールへの滑り台 (プールの部分は草地になっていました)


着替え場所


そして草地には牛が1頭寝転んでいました。


良郷昊天塔に近づいてきました。

階段はセメントが剥げていました。


良郷昊天塔




鐘突亭もボロボロ




良郷橋と書かれた橋を渡ると、
これもボロボロ。 鐘って金属性なんだけど、こんな風に欠けるの??


犬が気持ち良さそうに寝ていました。 おいおい、ワンちゃん、その椅子は人が参拝する時にのる場所だよ。



HPで調べると、良郷昊天塔は1984年と1997年に北京市は1620万元を使って整備したと書かれていた。

>1984年和1997年,北京市文物局先后投资1620万元,对良乡塔及周围环境进行修缮和整治,
>重新粉刷了古塔,塔身加上了彩灯、地灯,建造了昊天湖和望良亭、涌泉亭、鸣钟亭、望良
>西亭,修建了幽静别致的枫树林、情侣林,开辟了林间小路,重新恢复了盗骨洞、孟良焦赞墓、
>铁佛堂。

改修された1997年当時は、プールや子供たちの遊具もあり、当時の憩いの場が少ない中国にといって貴重な場所だったのかも。
あれから10数年、ペンキは剥げセメントははがれ、見学に訪れる人も僅かで、オカラ工事なのか中国の当時の建築技術の耐用年数がこの程度だったのか、廃墟を散歩した気分だった。

なお、今日大気汚染は下記でPM2.5は約200。 (データはアメリカ大使館のもの)
晴天ではなく、風が無いので煙突の煙は流れることなく上昇。 風景写真には適さない天候でした。