和浦酒場弐

南米大陸で空飛ぶ円盤に乗ってしまったチャイロ系ちゃん。
宇宙に行くと見せかけて、な、なんとその未確認飛行物体は、未確認のくせに日本の上空で確認された模様。
チャイロ系ちゃんの飲み仲間、宝月氏によると、その円盤は埼玉県は浦和に着陸したと語っている。

調査に乗り出したのは、御存知我らが色白系ちゃんクマルさま。

今日もバッチリ捜査するわよ。


チャイロ系ちゃんが、普段から勝手に兄と呼んでいるヒトも来てるみたい。
ねえねえ、チャイロ系ちゃん知らない？
「へへへのへー！」
な、なによ、そのへへへってのは？
え、なんでいきなり天井見ながら「うんうん」ってひとりで頷いてンの？
だめだわ。クマ語が通じないのかしら。

え、なに？このお通し食べてみろ？
…………
うんうん…
あ、思わず天井みて頷いちゃったじゃない。
なにこれ？マグロ？
すげー！

これは飲むしかないわね。
久保本家酒造？
なんでもいいわ。じゃんじゃんもってきて。

このいちばん上の“どぶ”ってどぶろくのこと？
にごり酒なのにお燗するんだって。
だって、冷酒厳禁って書いてあるし。
飲んでみてビックリ。辛ッ！
瓶見せてもらったら日本酒度＋１２だって。辛いわけよね。
これならと、

名物煮込み（２８０円）をアテてみました。
ここ、“和浦酒場　壱”よりリーズナブルなお値段じゃない。
ついでに、

こんなものも注文してみました。
これ、言っておくけど、ナマよ。
それなのに、とっても甘くて美味しいの。

どんどんいっちゃいましょう、ね、和彦君。

次は、生酛対決ってことで（さっきはどぶの生酛だったから）、今度は睡龍の生酛を試してみるわね。
グビグビ……。
なんかちょっぴり間抜けな味？
どぶが強烈だったからかなぁ？
ところが、

このコハダをアテたら、絶妙。
なにかを食べながら飲むには最高ね。
このコハダの〆方は、もはや芸術でした。
コハダのちびっこいのがシンコでしょ。でもって、デブっこいのがコノシロっていうんでしょ。
でも、シンコもコハダも〆る意外美味しい食べ方はないんだってね。
と、『美味しんぼ　第４５巻』で山岡さんが言ってました。

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この岩魚もおデブで美味しかったわよ。

ここで、にごり酒に戻すことにしました。
どうせならと、ヤマトのどぶを注文。
イケメンでムッチャかっこいい及川店長さんは、これは冷でもイケます、っていうもんだから「ああん、イケてるなら両方飲んでみたいー」って甘えてみたのね。
そしたら、

これでどーぞ。って、うわ自分燗付器だ！
最初は冷たいのを飲んで、後は、

このようにして五分程待てば出来上がり。
ステーキッ！

鯛の酒盗をアテてみました。
ヤマトのどぶは、冷はフルーティで、燗にすると辛口になります。
……て、なんでじゃー！？

はぁ～、美味しかった。
イケメンの店長秋紀ちゃんが、表までお見送りしてくれて。
ああん、アテクシに惚れたのねぇ。
また来ちゃうわよん。

今宵の気分は、国府弘子「LISTEN TO MY HEART BEAT」を持ってきたかったんだけど、この前使っちゃったから、

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このへんのシブイところで、「MR. WALKER」をどうぞ。

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ていうかぁ、チャイロ系ちゃんいないじゃない！！
ガセネタ掴まされたわ。もう帰って寝よ。


ところが、ガセではなかった。
なぜならば、チャイロ系ちゃんは…………