5:45 坂町漁協の海鮮朝市で、整理券4番です。3番以内ならオープン前に物色して買い物籠にキープできるので、総取り早い者勝ちです。今日のラインナップは、小型のイサキがあります。焼き魚にちょうどよい大きさをそろえています。大野産あさりと三重産あさりがあります。アナゴやケンサキイカに巨大なニシガイもあります。スズキ、厚みのあるクロダイ、ヘダイが欲しいのですがどうなるか。大野産あさりは一瞬で売り切れです。スズキも売れて、厚みのあるクロダイも売れました。
・ラインナップ
800円のクロダイが厚みがありますが、すぐ売れました。スズキとセイゴもすぐ売れて、500円のヘダイが買えるか?
・ウマズラハギ
肝の大きさにバラツキがあります。水温が上がって夏痩せでしょう。
・ヘダイ
40cm 951gで500円です。ヘダイはタイの中でも特に脂がのって口触りがよく美味しいのですが、みんな知らないみたいです。
・3枚
小さい卵と肝をいただきます。胃袋を取るのを忘れました。脂はヘダイにしては、それほどのっていませんが、包丁が脂でベトッとしています。
・アナゴ 5匹
アナゴは1匹300円で5匹で1500円です。ヘダイ3匹分の値段です。
【ヘダイのその後】日曜 朝
・ヘダイのカルパッチョ ワサビ醤油泡 肝 真子のオニオンドレスソース
泡はほんのりとワサビ醤油です。飾り方はもうひとつですが、風味が上がっていい感じではあります。ヘダイは身がしっとりとして、寝かせなくとも、マダイに匹敵します。泡の味は、強めに改良します。
【ヘダイのその後】日曜 朝
・ヘダイのポワレ コールラビのソース
皮パリで、身がふわふわです。強く熱を入れてもマダイのように身がギュッとかたくなりません。脂が多いからでしょう。マダイより安くて美味しいかも。
【ヘダイのその後】日曜 夜
・ヘダイの刺身
尻尾部分の型の悪いところです。筋っぽいかと思いましたが、しっとりして滑らかで、全然寝かしが足りないのですが、ヘダイのよさが出ています。誰もが美しいサクラダイを買われ、ヘダイは安い値段で売れ残ります。刺身に関してはタイの中では口ざわりがよく最高峰と個人的には思っています。焼きに関してはタイらしさがなく、身がふわふわになるので、好みの分かれるところでしょう。刺身、カルパッチョに関してはとても美味しいです。
【ヘダイのその後】月曜 夜
・ヘダイの炙り 握り 炙り刺しとクズ
ヘダイの炙りの握りと刺しです。口触りがいいですね。雄身も雌身も程よく脂がのっています。炙りの残りクズも炙り刺しでいただきましたが、香ばしく滑らかです。タイの生食はヘダイが一番うまいのでは。大葉とマイクロトマトは自家菜園のものです。
【ヘダイのその後】月曜 夜
・ヘダイの兜 カマ 塩焼き
平べったい魚なので食べるところは少ないです。味は基本的に美味しいですが、焼きに関してはサクラダイの方が美味しいかも。ふわっとしていますが味が薄い?醤油をかけて食べると美味しいです。生食が美味しい魚みたいです。
【ヘダイのその後】火曜 夜
・ヘダイの炙り カルパッチョ
ソースシャンティを作りましたが、ヘダイと相性が今一つでした。脂の多いタイですが、カンパチ、サワラとは違い、やっぱりタイです。うまいっていう片鱗があったので、ホイップせずに、生クリームに強めにワサビ醤油を混ぜ込んでお塩を加えてクリームワサビ醤油に変更したところ、美味しくなりました。ソースシャンティは脂ののった大型魚の方がよさそうです。
【ヘダイのその後】火曜 夜
・ヘダイのポワレ 酒粕ソース
うまいです。これまで作った酒粕ソースの中でも一番美味しい仕上がりです。ダシはセロリ、ユリ根、玉ねぎ、椎茸を煮込んで酒粕を加えただけです。ヘダイは生きたものを締めて、すぐに処理をして寝かせていますので、最高の状態です。食材がよいので、塩と焼き上げがうまくいったら、不味いハズがありません。
【ヘダイのその後】水曜 夜
・ヘダイの塩焼き
強めに熱を入れましたが、身がふわりとしています。ヘダイは口触りがよく焼きもなかなか美味しいです。
【ヘダイのその後】木曜 夜
・ヘダイの兜 カマ オリーブオイル焼き
ヘダイ最後の一皿です。イメージはズコットで食べた前菜のカマのアンチョビガーリックオイル焼きです。カスゴより大きいマダイかチダイかキダイのどれかだったと思います。味はかなり近づきました。タイ科でもヘダイ属は食間が優しくふわっとして、身を口で啜ると、ツルッと身が口の中に入りしっかりとした食感が足りない感じです。マダイ属との違いが出ています。好みの問題でしょう。ヘダイ全ていただきました。完食です。
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レストランなどでは真鯛のポアレが定番のようにありますね。
ヘダイは知りませんでした。
ヘダイは価格がお安いので使われないのでしょうか?食べてみたくなりました。
ありがとうございます。
コウノトリ
今回のヘダイは脂ののりがよくありませんでした。
美味しいヘダイは、お腹が脂肪だらけです。
痩せたヘダイは、フレンチ風に醗酵バター等を使って旨みの補強が必要です。
イタリアンや日本料理の食材勝負ではなく、加工技術が必要だと思います。
あと半身残っていますので、いろいろレシピを考えてみます。