鬼ヶ城山系をロングトレイル。その終着点の高月山。山頂直前の登りがちょっときつめでしたが、それまでの行程を考えるとなんてことはなかったとか。でも、やっぱりきつい~・・・。
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初夏の山歩き、そしてそろそろ山歩き納めかなぁ。そんな5月も半ばの山歩き。ロングトレイルに挑戦です。ホントは成川渓谷から高月山に行って戻って終わりにしようか、と考えていたんですけれども、前日に食べ過ぎたので、動きましょうということに。
今日のコースは、滑床渓谷の万年橋~雪輪の滝~(白崖経由)~三本杭~横の森~串が森~熊ノコル~八面山~大久保山~鬼ガ城山~鹿ノコル~梅が成峠~高月山~梅ヶ成峠~滑床小屋~雪輪の滝~万年橋。まぁ、鬼だなぁ。ただ、標高差はそこまであるわけではなく、白崖経由の三本杭への直登、鬼ヶ城山のピーク、高月山周辺がしんどいところ。中でも白崖はやっぱり大変とか。以前、白崖経由で降りようとして、道がわからなくなって引き返した経緯もあり、それを確定させたかったと言うことと、ちょっと体力に自信がついてきたから一周がんばってみようか、ということで、目標のためにがんばることに。
朝、少し寝坊したので、下道で行こうとしたけれどあきらめて高速に切り替え。内子までの高速で50km/h走行する車がいて、さすが南予だと・・・。そのスピードなら一般道でいいではないか、と。三間ICで降りて、道の駅でお手洗い休憩&付近のコンビニで食料調達。そんなこんなで7時には滑床の万年橋駐車場に到着です。
ストレッチして出発し、雪輪の滝や千畳敷などテキトーに写真を流し撮りしつつ、滑床小屋付近に到着。白崖ルートはこちらから三本杭へ直登します。まぁ、噂には聞いていたけれど、ホントに直登ですね。ある程度踏み跡はしっかりしています。このあたりからシャクナゲが咲き誇りはじめます。標高が上がってきたんですねぇ。本格的にしんどくなってきたなぁ、というところで岩壁にぶつかり、にっちもさっちも。これはどうしたら、というか、これが白崖なんですね。踏み跡はなく、朽ちかけたビニールテープが崖に沿うように続いています。というか、傾斜もきついしほとんどが倒木と落ち葉な場所だから、踏み跡はすぐに雨・風で流されるんでしょうね。結局岩壁の上に、稜線の脇の方から出るルートになっていました。後は岩場の稜線を怖々登っていきます。というところでゲートが。あれ、もう着いたんだ。以前ロストした場所もしっかり押さえます。そりゃ、ここを下ろうという気にはなれないなぁ・・・。
三本杭で初の休憩。ちょっと空は白んでいて、撮影には向かない感じかなぁ。最初に滑床から登ったときは、熊ノコルで音を上げたんでしたっけね。それが今やもっとつらいルートで休憩なしですもんねぇ。変われば変わる物ですね。
そしてここから串が森へ向かいます。途中、タルミ付近でアセビの新緑が綺麗だったので撮影タイム。横の森のピークで、この道で良かったんだっけ?とタルミへいったん戻ります。やっぱり良いのか、と再び横の森のピークへ、そして怒濤の下りで小屋が森へ。小屋が森からしばらくは稜線沿いの細い道。道はしっかりしていますが、ツツジやアセビが藪っていてちょっとうんざり。そこを抜けると抜群の新緑空間。うーん、ステキだ。で、こんなに遠いんだ、と思う頃に串が森に到着。標高差はなさそうであるような、そんな具合。ちょっと縦走のおまけには余計だったかな・・・。ちょっと疲れたので、ここでお昼休憩にします。木陰が気持ちいい~。
串が森からの帰りで1グループと遭遇。早いですねぇ、なんて声をかけられます。ツツジを見に来たようです。確かに赤い色は目立ちますね。串が森は綺麗に咲いていましたねぇ。そして小屋が森から熊ノコルへショートカット。ここから八面山までは抜群の新緑空間です。とにかく黄緑が綺麗で、吹き抜ける風が気持ちよくて。
無駄にキラキラさせて遊んでみます(笑)
八面山まではソロが一組、親子とおぼしきパーティ(+犬)が一組。犬が何か石のような物を咥えていましたが、あれって相当のどが渇いているんじゃないかと・・・。気がついている様子がなくて、ちょっとかわいそうな感じが。八面山の登りでちょっと息が切れたので、ちょっとばかり給水休憩~・・・。ここから大久保山まではすぐなので、サクサクと歩いて行きます。山頂直前であちこちからサイレンが聞こえはじめます。12時か・・・。大久保山は通過のみで、ここからはシャクナゲの山の中を鬼ヶ城の山頂へとえっちらおっちら登ります。意外と登るんですよね。>大久保山からも結構下るし。
だるくなってきた頃に、シャクナゲに囲まれた山頂に到着。誰もいないなぁ、やっぱり。ここでも給水休憩と・・・しっかり休憩。ちょっとしんどくなってきました(笑)。給水が終わってから10分以上も固まっていました。だいぶ疲れてきてるんだろうなぁ。そして鹿のコルへ下りますが、つんのめるような感じになって、足(特につま先)に負担がかかるようになってきました。どうも歩いている打ちに、足が縮んでいるようです。登りはじめはしっかりとフィットしている靴が、だんだん靴の中で足が動くようになってきているみたいです。登りの方が楽になってくるのはこのせい(靴の中で足が動く)かもしれない・・・。
前回、鬼ヶ城から鹿ノコルへ下る際に、道がわからず稜線沿いを歩いてしまったのですが、今回はきちんとルート通りに歩き、歩きやすい道を鹿ノコルへ。こんなに楽なんだね~。鹿ノコルでは駐車場に数台の車が。これまですれ違ってきた方々でしょうかね。それと、到着したばかりのバイクが一台。テーブルでお弁当モードのようですね。お昼だなぁ。それを横目に滑床林道へ入ります。この林道で滑床まで行けるんだ(ゲートがあるから一般車は不可)、と思うと少し複雑な気になりますね。途中、滑床森の水という水場が、ありがたくいただきます。石鎚の面河ルートの、愛大小屋より少ししたくらいの味だな、と勝手にランク付け(笑)>それなりにおいしいけれど、まだまだおいしい水はある
林道沿いに梅ヶ成峠への分岐を見つけ、登りはじめます。ここからは最後のピーク・高月山への稜線歩きですね。此の道は途中まではずっと稜線沿いで歩きやすいですね~。標高差もほとんどないし。ということは、最後にどんと来るわけですか。そうですね、どんと来ましたね・・・。途中、ソロの方が下ってきていたので挨拶をしたら、上り坂で断念したそうな。残りのメンバーが登っているので出会ったら声をかけてくださいな、ということでした。その残りの方々とは傾斜のきついところですれ違いました。ちょっと前にお仲間に会いましたよ~。なんて声をかけたり。「成川から来たの?」と聞かれたところで、「滑床から三本杭に上がって一周してるところです」と回答。やっぱりびっくりするみたいですね。自分でもびっくりしていますもん(笑)
そんなこんなで、14時前に高月山の頂に到着します。万年橋を出てから7時間弱。がんばりました。減った水は・・・ペットボトル一本分には満たない程度。そんなもんなんだなぁ。水を飲み過ぎると疲れるけれど、飲まなさすぎるのも問題なような。塩分と栄養補給でおにぎりをほおばります。おいしい♪
さて、下りはどうしましょうか。滑床林道まで下ったところで悩みます。遊歩道に入るか、そのまま林道を下るか。遊歩道に入ると、おそらくあそこに出るんだろうな、渡河して急登を登って、その後で道を間違ったところ。あの渡河地点の分岐のところ。林道はそのまま林道だし。時間は15時前。今の季節は陽もまだ大丈夫、ということで遊歩道歩きをチョイスしましたが・・・。
これがまた、怖いところでした。人が歩いている気配がほとんどない。ナメ滝があちらこちらにあって、遊歩道を分断。以前は橋が架かっていたんだろうけれど、朽ち落ちています。かかっている物は危なっかしくて通れませんし、一部は通行止めのテープ。平らなところに迂回したり、橋の板を踏まずに丸太の上を歩いたり。まぁ、スリリングなこと。巨大なナメ滝のところでは、コンクリの塊に板が渡してありました
もちろんコンクリの上を歩いて行きますよ。でも、ここからの眺めは結構圧巻です。そんなこんなで歩いていると、想定外の分岐。分岐先は、滑床小屋と奥千畳。なるほどね、なかなか標高が下がらないと思ったら、そういうことですか。奥千畳へは急な下り。滑床小屋へは緩やかな下り。急な下りがしんどいので、滑床小屋へと下ります。下の方に水音は聞こえますが、まだまだ標高差はありそうですからね。ただ、滑床小屋へのルートは岩を利用した石畳になっています。今の足には響きますね・・・。でも、傾斜が緩いに越したことはないですね。
思った通り、ゆるーく下り続けて、渓流は見え隠れするくらいまで近づいたところで滑床小屋まで到着。立派な山小屋ですね。高校の山岳部のOB謹製ですか。草地が刈り込まれているかのようにそろっていて、そこにちょっとびっくり。ここまで来ると、もう何度も歩いている道。時間もしれて、一安心です。17時前には下りきれるでしょう。
結局その後は、水場が良いんだわ、コケの緑が良いんだわ、水の流れが良いんだわ、と、写真撮影会を何度かやりつつ17時前に駐車場に到着。9時間程度歩いたことになるでしょうかね。よく歩きましたねぇ。松丸の駅で温泉に入ってゆったり。一時間程度出たり入ったりを繰り返します。暖まっては冷やして、冷やしては暖まって。足を伸ばします。露天風呂ってそれができるからステキですね。