いくつかの空

  見上げた空や町の様子を、写真とともに綴っていきます。
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  JAY

ロングトレイル2015

2015-05-10 | 山へ行こう

 智頭町は海上山展望台(800m)。海上山山頂の三角点はコレよりもっと西にあって、標高は少し低いんですが、見晴らしはこちらが抜群に良くて。今日はロングトレイルです。

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 智頭から用瀬までのロングトレイル。まずは小手調べの海上山展望台にて。今日の全行程からすると、このあたりまできてもウォーミングアップなんですよねぇ。

 ということで、春の山歩きも締めの頃合い。ここはロングトレイルと参りましょう。今日の行程は、智頭駅をスタートし、牛臥山~海上山~牛臥山~洗足山とつなぎ、様子を見て三角山まで攻めるという物。牛臥山~洗足山は400~500mクラスの稜線歩きが延々と続きます。登山道として整備はされていないとのことですが、何とかなるようですので何とかなるのでしょう。
 8時過ぎには智頭駅に到着。足回りをしっかりして、牛臥山ハイキングコースの登り口を探します。が、コレがまた見つからないんだわ。山道に入るところにしかなくて、底までの案内も必要じゃ~。>通りに面していないんだからさぁ。結局コンビニでいったん休憩して再度捜索。ありました。気を取り直して、8時50分、山歩き開始です。そして9時20分には展望台に到着し、今回の山歩きで初めて人に出会い、そしてコレが最後になります。ホント、人いねーですね、このあたりの山は。そんなこんなで10時前には最初のピーク、728mの牛臥山に到着します。休憩もそこそこに、海上山を目指して引き返します。>引き返す距離はちょっとだけど。
 ここから海上山までは稜線歩きなので気楽かと思ったんですが、ピークの直前が急登で困りますね。全く道が間切っておらず稜線をバカ正直に直登するので、とにかくきつい。勝手に道を外れてうねうねしながら登ります。そして海上山の三角点(785m)には10時30分に到着。ここで荷物をデポして展望台へ向かいます。近いだろうと思ったんですが、結構遠くてちょっと後悔。そして展望が良くてさらに後悔・・・。
 来た道を引き返して、牛臥山まで戻り、さらに道を戻ります。分岐がその辺にあると思って果敢に攻めてみたんですが、全部ハズレ。結局板井原集落へ向かう道が正解だったようで。むー、さすがにここから洗足山へ向かうことはないかね。牛臥山の近くからこれから歩くルートが俯瞰できます。

 これ、あの奥まで行くんだよね・・・?手前の稜線をぐるーっと右に左に移動して一番奥のピークまで・・・。こりゃ大変だ・・・。
 稜線歩きをしていると、不意に道が左右に分かれます。うん?と思うと、左:智頭、右:板井原集落とあります。ここは真ん中でしょう(笑)。さて、ここから登山道はなくなり、稜線歩きです。道なき道、と言うにはしっかりと筋があり、道とは呼べないまでもたどっていけばたどり着けそうです。さすが稜線。途中送電線の作業道路に合流すると快適になります。が、案内等はほとんどないため、稜線を外れていくときはGPSを確認しつつ探り探り進みます。ルートを仕込んできていれば、と後悔しても役に立ちませんよねぇ・・・。
 そうこうしていると、峠地蔵を通過し(12時30分ごろ)、樅尾城跡(601m)でお食事、眺望0の洗足山(743m)に到着(13時35分)。荷物を下ろして一息入れるも、これだけ眺望がなければねぇ。木漏れ日で日陰だったのは救いなんですが。ここもそういえば展望台があるんでしたね。10分ほど歩くと展望台(736m)に到着します(13時45分)。鳥取市街まで見渡せるんですね、なんかすごいなぁ。
 さて、ここからが問題の三角山への縦走ルート。正直、地形図を見た限りでは、ここに道を付けるのは正気の沙汰じゃないな、と思った物です。でも道は続いていそうです。では、参りますかね。展望台からしばらくは、地元の方がしっかり道を付けてくださっているようで、稜線を間切りながら下ります。やっぱりこうでなきゃね・・・って、道が途切れました。山が切れてます。こっこれは・・・。このあたりから崖下り、崖登り、岩場歩きが始まります。もー、気が気じゃないですね。写真撮ってるどころじゃなく。数回、そんなことを繰り返すと、ようやく今回のゴール、三角山が見えてきました。

 また、手前が切れてるんですが・・・(ーー; >崖下り崖登り 山頂にお堂があるようですね。このあたりは脆い花崗岩で、かなり崩壊してます。ゆるゆるでホントに怖いですね。で、この後も四苦八苦しながら歩き、ようやく三角山(508m)に到着します(15時30分)。ここで再度お弁当タイム。今回も小口二つでしたからね。>疲れ切る前に、なにか食べておかないと歩けなくなりますし・・・。
 この後はがんばって一気に500m下り、16時30分には用瀬駅に到着。ふぅ、無事に下れたよ・・・。余韻に浸ろうかとも思ったのですが、次のJRは16時42分とすぐのようです。>次のJRは一時間以上待ち。 ということでJRに飛び乗って終了です。
 今回はちょっと無茶しすぎた感もありましたが、踏破できて何よりでした。約20km、標高差は700mほど。累積標高差は相当ありそうでしたが(^^; 今回は新緑のトンネルをずっと歩きっぱなしだったので、やたら風が心地よかったですね。新緑の間を抜けてくる風ってほんとに気持ちがいいですよね。三角山~洗足山は、お気楽ハイキングでは絶対行かない方がいいです、はい。たどるべき道はしっかりとついているのですが、足場が悪くて狭くて細くて傾斜がきつい。滑落のリスクがでかすぎますので命の保証ができかねますね、これは。