コルクの葡萄畑

日々面倒を見ているブドウ畑と愛犬のダックスフント『コルク』の成長と活動の記録

ニホンミツバチの分封

2009-06-12 16:33:20 | ブドウ畑の昆虫たち
3日前我が家のブドウ棚から
なにやらすさまじい羽音が聞こえたので調べてみると
何千匹ものミツバチがブンブン辺りを飛び回っていました。

これはもしやと辺りを見回すと、いました。ミツバチの群れ。
夏の初めにミツバチの群れの中に新しい女王蜂が生まれて、
もとの群れの何分の一かの働き蜂を引き連れて外に出て行き、新しい巣を作る。
分封(ぶんぽう、分蜂とも)というこの新しい群れの誕生の儀式がいままさに行われていたのです。

しかも我が家のブドウ畑で。
  


                 ↓一匹一匹がつながって形作られた蜂球。一番上が一番キツそう。
                 





これはチャンス。




分封しているときのミツバチは攻撃性が薄れ、非常におとなしくなるので
群れごと捕まえて巣箱の中に入れれば飼えてしまうのです。



                 ↓手を近づけてもおとがめなし。大きさは子供の頭くらい。
                 

しかし巣箱は無い。
そこでピンと来たのが、ワイン樽。
昔、空き樽を外に置いていたらミツバチに巣を作られたことがあったのです。

早速、樽スタンバイ。
カラスの羽で巣の上部を切り落とすような感じでダンボール箱に受け止め、
樽の穴に向けて羽で押し込んでやりました。


                 ↓恐る恐る樽へ蜂を押し込むの図。
                 



次の日。わくわくしながら樽を覗き込んだところ、一匹もいない。
振り返るとそこにはもとどおりの蜂球が。
女王蜂を捕らえられなかったためか、失敗したもよう。
がっくりしながらも、もう一度チャレンジ。

今度は上手く女王蜂を捕獲できたようで、蜂たちが渦を巻くように樽の中に入っていきます。


                 ↓しばらく経つとほぼ全ての蜂が入っていってしまった。
                 


そのまた次の日。
落ち着いてくれただろうかと覗き込んでみると、
樽の穴から出入りするミツバチたちの姿。

その黒っぽい体からどうやらニホンミツバチの群れだった様子。

ブドウは自家受粉してしまうので、ミツバチたちとの関わりは少ないけれども
畑の仲間の一員として今後ともよろしく、とお願いしてきました。



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