【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

「営業紙芝居×顧客LTV最大化」実践講座 
営業実務コンサルタント島田安浩が「営業で悩む人を無くす」ために情報発信

指導編 『 指導と売上① 』

2008年01月29日 21時23分06秒 | Weblog
◆伝説の営業マン“島田安浩”が明かす、売れる道程!

No54 )指導編 『 指導と売上① 』


もう、1月も後2日に成ってしまいましたね!

今年も、残り11ヶ月ですね。本当に、「アッ」と言う間に時が過ぎて行ってしまいますね。

今月は、小林正観さんの本と出合って、“掃除”ばかりしていたような気がします。

お陰で、腰と背中がいつも筋肉痛です!(笑)


さて、前回、パラダイムシフトに関して書きました。

今回は、営業会社における、指導と売上と題して記載します。

今日はその1です。

何を書きたいかと言いますと、「指導をする側の人間はどんな人ですか?」

『売れる人』『上司』『売上を上げていた人』ですよね!?

その人が、指導をし始めると一番陥り易いのが、「自分は売らなくなる」と言うパターンです。

もちろん、自分が売らなくても、指導を受ける側が、自分の分もプラスして売上を上げれれば問題はありません。

でも、指導を受ける側は、新人やそれほど売れない人達です。

パレートの法則にもあるように、売れる営業マン上位20%が全体の売上の80%を占めているものです。(80:20の法則)

たぶん、指導される側4人分ぐらいを、一人で売り上げていた筈です。

その、指導する側の売上が消えてしまうと、される側が20%アップしても会社としては、売上減に成ってしまうと言うような現象が良く起きるのです。

つまり、「指導役に回っても、数字を落とすな!」と言いたいのです!!

結構これは、キツイ話ですし、実際に指導と自分の売上を両立できません。

形だけの指導で、部下に勝手にやらせて、今まで通り売り上げて、朝、夕30分ぐらいミィーティングをする事なら可能かも知れませんが、それでは意味が有りません。

重要なのは、部下が自立するまでの間、自分の売上を落とさないで、部下の教育に時間を割く、つまり両立させることが重要なのです。

ありがたい事に、I社長は、それを考えていたのかいなかったのか、部下の人員×○○万を課の予算に自然に追加してくれるのです。

ありがたい話でしょう!

例えば、俺が300万の粗利を稼いでいたとしましょう。

そこに、新人が3名入って来たとして、一人100万ずつ追加されると600万と言う予算が課に重くのしかかって来ます。

3人が、みんな100万の粗利を稼いでくれれば良いのですが、誰かが0万だったら、100万は自分でやるしかないのです!

2人が0万なら、200万プラスでやらないと!・・・ん~ん厳しい!!

当たり前と言えば当たり前ですが、そんな感じで予算を作って頂けたので、真剣に考えて、育成計画を立てたのを思い出します。

心の中は、パラダイムシフトしていましたので、指導や部下と接する事が大好きに成っていましたので、問題無かったのですが、俺がパラダイムシフト出来たせいか、イキナリ人が会社に集まって来ました。

東京2課は、俺が課長で課員0がず~と続いていたのが、一人、経験者が入って来たと思ったら、3名新人が入って来ました。

一人の経験者との格闘は、明日以降に紹介しますが、3名の新人をいきなり受け入れると言うのは、結構、ハードでした。

試練と言えば試練ですが、チャンスと言えばチャンスなので、3人の育成計画を明確に立案しました。

非常にシンプルに、3ヵ月育成計画を立てました。

1ヶ月目:見せる

2ヶ月目:見ている

3ヶ月目:自立

と言う、計画です。

その時は、自分でアポイントを入れて、商談に行くと言う流れでしたので、まずは俺の予定表を壁に貼り付け、空いているところにドンドンアポイントを入れさせました。

そして、1ヶ月目は、自分で取ったアポイントで、俺がどのように商談をするのか後ろで見ている。つまり、見て学ばせました。

もちろん、トーク練習や、なぜ決まったのか?なぜ決まらなかったのか?など都度都度勉強して貰います。

その他、システムの勉強や、機械の勉強は、時間外に3人を集めてミッチリ行いました。

この1ヶ月目は、ほぼパーフェクトの数字が叩き出せました!

自分のアポイントは、事前に予定表に書き込んであったので、自分の売上はいつもと変わらずにキープ出来ましたし、3人が、隙間無くアポイントを固めてくれたために、いつもの数倍の商談が出来たので、それがそのまま売り上げとなって反映できましたので、3人分以上の売り上げキープが出来、いつも通り予算達成が出来ました。

問題は、2ヶ月目です!

1ヶ月目同様に、俺のスケジュールで空いているところに、アポイントを入れて行くのですが、現場で、俺は一切話さずに、彼らに任せるのです!

これがキツかった!!!!

もう~~~~!何回切れそうに成ったことか!

俺が話せば、絶対決まる!って言うところで、黙って聞いているのがこれほど辛いものだとは思わなかったです。

でも、我慢し続けました!

そして、客先出るなり、首根っこを捕まえて、「何、言ってんだ~!!!!」と良く怒鳴ったものです。

怒鳴るだけでは、意味が無いので、「どこがイケなかったか?」を本人に考えさせ、答えを出せるように導きました。

その繰り返しで、徐々に、お客様の考えていること、「心理面」に考えが行くように成ってくれました。

結局、契約が取れる取れないは、お客さんの“感情”を契約に持って行けたかどうかだけです。

つまり、お客さんの気持ちが読めないと、営業は上手く行きません。

どんなに、一生懸命に話そうが、どんなに上手く機種説明しようが、お客さんの感情に響かなければ話すだけ無駄です。

逆に話が下手でも、お客さんの感情に響けば、契約が貰えるのです。

だから、とにかく、お客さんの「心の変化」を見るように指導しました。

会社に帰ってからも、理解できるまで付き合い練習させました。

その甲斐あって、徐々に営業らしい商談の場を作れるように成って来ました。

ただ、1人は、どうも、難しかったです。

でも、どうにか、3人とも自力で契約を取ることが、2ヶ月目で出来ました!

これは非常に嬉しかったです。

でも、1ヶ月目のように、バンバン契約が上がったわけでは無かったですが、足りない分は、俺とN(経験者)で埋めて、どうにか予算達成をすることが出来ました!

そして、3ヶ月目は、基本的には自分でアポイントを取って自分で行く!

どうしても、同行して欲しい場合は、俺のスケジュールに同行依頼を書き込む。

と言うことにしました。

結果、3人中2人は、殆んど自力で予算達成できました。

後一人は、同行しても、まだまだ~と言う感じで、「難しいな~」って感じでしたが、それなりに一生懸命頑張るので、指導を続けました。

この、3ヵ月育成方式は、非常に上手く出来ました!

テレアポ方式を取っていたと言うのも、上手く出来た要因ですし、島田のスパルタに耐えてくれたお陰と、2ヶ月目に「黙り通せた!」お陰だと思います。

どうしても、数字欲しさに、途中から割り込んで話してしまいがちですが、そうすると、商談の重要な部分が体験できないままに成って、いつまで経っても独り立ちできないものです。

俺は、売れない営業マンを7ヶ月もやって来たので良く分かっています。

その、商談の流れを理解して貰うためには、自分で体験するしかないんです。

後ろで、黙って見守ってやる!

これが、新人を伸ばすコツなのかも知れませんね。


読んで頂きありがとうございます。

最近読者が増えて来ているので、「何で?」って感じでチョットビックリしています。

ありがたい事ですね~!!

もっともっと多くの人に、読んで頂けるように頑張ります。皆さんも、ドンドン仲間を増やすように“宣伝”して下さいね。


さて、2月も講習会を実施いたします!

22日東京で、29日大阪で開催予定です。

今回も、無料相談会を実施致します。(各会場、先着4名様のみ)

皆さん、お誘い合わせの上、参加下さいね。先月と違って“有料”なので、1社何人でも参加頂いて結構ですよ!

詳しくは、こちらにアクセス下さい。(http://www.cotucotu.com/kousyukai.html)

以上、よろしくお願い致します。


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が  アクト株式会社 代表取締役 島 田 安 浩
と  電話049-256-9421 FAX049-256-9431
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