『流産』

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　Ｎｏ９９４）　『流産』
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■　昨日、妻が流産しました。
　　緊急で入院しました。

　　１月１８日におめでたがわかり、病院に行ったり、
　　母子手帳を貰ったりしました。

　　しかし、

　　出血がするということで、土曜に病院に行き、
　　昨日２７日に流れました。


■　まだ、3ｃｍほどの命だったようです。
　　今度こそは『拓哉』という名前を付けると、
　　キムタク大好きの嫁が話していましたが、
　　産まれてくることができませんでした。

　　３ヶ月以内の流産は、染色体異常などがほとんどで、
　　母体のせいではないし、産まれない方がいいので、
　　よかったと思って下さいと、医者には言われても、
　　小さな命が亡くなったのは、

　　「悲しい」

　　…

　　
■　昨日の午後２時半ごろから、お腹の痛さがきつくなり、
　　病院に行きました。

　　「ダメかな～」とは思いながらも、

　　「大丈夫」という気持ちもどこかにあったわけですが、

　　心音もしないし、ダメですね～
　　これから、大出血する可能性があるので、
　　入院して下さいと、急遽入院になりました。

　　嫁を病室に残し、私は一度家に戻り、荷物をまとめて、
　　子供二人を伴って再度病院に行きました。

　　２年前は、下の子を産むための入院でしたが、
　　今回は流産で入院というのは、気持ちがまるで違います。

　　夕方６時を回り、嫁の病室に食事が運ばれてきたので、
　　子供を連れて家に戻り、洗濯物をたたんだり、
　　食事を作り食べたり、風呂に子供を入れたりと、
　　バタバタの夜になりました。

　　嫁の存在の大きさを非常に感じた訳です。

　　不思議と、いつも嫁と一緒にしか寝ない下の子も、
　　一人ですぐに寝てくれました。
　　まあ、夜中に３度ほど私にすり寄ってきましたが、…

　　朝は朝で、バタバタです！！

　　子供にご飯を食べさせて、着替えさせて、
　　保育園に連れて行って、会社に顔出して、
　　そして、病院に行きました。


■　昨日の夕方、私たちが帰ってからすぐに、
　　大量に出血して、流れ出たようです。

　　3ｃｍほどの鳥の赤ちゃんのようなものと、
　　胎盤の小さなもののようなのが出たようです。
　　看護婦さんに渡したようです。

　　朝の診療で、体内部に大量に残っていれば、
　　かきだす手術が必要だったようですが、
　　そこまでする必要は無いということで、
　　薬を出して貰い退院できました。

　　９週間ほどの命なので、命日とは
　　いわないのでしょう。

　　今朝、仏壇で父と伯母に、
　　小さいのが行くから頼むね～と心の中で唱えると、
　　涙が溢れました。


■　夏を楽しみにしていましたが、
　　これも運命です。
　　
　　産まれてから体が弱くて亡くなったりすることを思えば、
　　この段階で良かったんだと自分を慰めるしかないのです。

　　出産程のではないにしろ、流産も母体を疲労させますし、
　　まだ、お腹が痛いようなので、安静にしなきゃいけません。
　　嫁に何かあると大変です。

　　明日からは、先祖だけではなく、この子のためにも
　　線香をあげてやろうと思っています。



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