いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

存在する意味がない?

2006年12月05日 21時12分42秒 | 俺のそれ
記事が消滅したので、手短に。


ある床屋があるとしよう。


そこに来てた客が、床屋にあれこれと注文を付けた。

「そこはもっと短く刈り込んでくれた方がいいな。それに最近流行ってる髪形みたいな感じでやってもらえないかな。ほら、タレントみたいな感じで」

すると、床屋は言った。

「流行ってる髪形って、どんなの?」

客は

「よく分らないんだけど、キムタクとかもこみちとか色々いるじゃない。ああいう感じがいいなー、と思って」

と答えた。


こんな時、床屋が「そんなこと言うなら、自分でやったら?」と言ったりしないと思うな。もしも「わけのわからん注文をするな」と思って、客に自分でやれと言ってしまって、客が自分で出来ちゃうなら、床屋はいらないもんね。


そうであるなら、プロの床屋はいらなくなってしまう。素人衆は正確に分らなくたって色々と注文をするに決まっている。自分でできるかどうかなんて関係がない。

「自分でやれ」と言うのは、プロじゃないのよ。アマは言うかもしれんよ、そういうことを。でも、本物のプロは言わないと思う。自分の存在価値を無くすようなもんではないですか。他の人にでも代替可能、ということだし。


ひょっとして、反語的に「できるもんなら、やってみな。でも、できないだろう?」という風に言うことがあるのかもしれないが、それもプロっぽくないな。ただの素人イジメにしか思えんな。

ごちゃごちゃ注文つけるなら、やらん、とか言うのも大人気ないし、オレのやり方で我慢しろ、ということを強要しているかのような印象を受けるような気がする。