昨日書いた委員会答弁ですけれども、議事録の読み込み不足だった。ゴメンね、仙石さん。枝野議員の後に登場した仙石議員が参加した役人の名前を指摘していた。
再掲>衆議院会議録情報 第154回国会 内閣委員会 第15号
仙石さんは次のように指摘している。
『先ほど、一部の国会議員への説明というのをあなたがどうしても黙秘しておっしゃらない。守屋防衛局長も、さっき、ゴルフに同行した久間さんと額賀さんと浜田さんと東さん、これについても本人からは言おうとしない。防衛庁の中で守屋防衛局長、地引審議官、横山審議官、柴尾厚生課長、冨永防衛施設庁労務部長、戸田技術研究本部副本部長、河村運用課長、こんな、あなた、キャリアの肩書を持った人が集団で、ある一カ所のゴルフ場に行って、どのぐらいのことをしたのか知りませんけれども、一つのデレゲーションをやったということになってくると、これは意味が違ってくるんじゃないですか。量は、ある量を超えると質に転化するんじゃないですか。私はそう思うんですよ。』
名前をもう一度書いておく。
地引審議官
横山審議官
柴尾厚生課長
冨永防衛施設庁労務部長
戸田技術研究本部副本部長
河村運用課長
ここで、おや、と思った方は鋭い。
「河村運用課長」
この方は守屋前次官から金を数千万円も預かって「運用」していた方だろう、多分。
<守屋前次官>4500万円運用の筆頭課長、更迭へ(毎日新聞) - Yahooニュース
防衛庁運用局の運用課長ってのは、アレですかい、自分たちの懐を肥えさせる為の運用をする部署なんですかい?
例えば、こんな風に河村課長は登場しているわけだが。
原子力艦災害技術検討委員会
ね?出てるでしょ?
防衛局長や事務次官なんかの重要ポストの方をお金を、大切に「お預かりして運用」して差し上げる役目が、防衛庁運用局なんですね。行政というのは複雑だから、一般庶民から見ても一体何の業務をやっているところか判りませんし、業務の中身も正しく分らないんですよ(笑)。いやー、そうでしたか。「運用局運用課長」という肩書きは伊達ではありませんね。
でも、現職の防衛政策課長を更迭されるんですと。長官官房筆頭課長からも降ろされるんだそうです。
あと、守屋防衛局長(当時)の答弁で防衛庁の役人がどのように説明に行くのか、ということが出てきていた。それによると、官邸、与党3党(当時は自公保)の幹事長と国対、全部に説明に行くんだと。その他の「防衛族の先生方」に30数名にいちいち説明しに行ってたんだと。へー、そういうもんなんですか。
38ページからなる調査報告書(詳細版)と、ダイジェスト版の4ページの資料、両方があって官邸や与党の説明には詳細版で行った、と。でも「ダイジェスト版にしとけ」と言われ、これを提出したら、「隠してるだろ」と責められた、と。守屋防衛局長は「そういう資料があったことは自分は知らなかったから、ない、と答えた」みたいな答弁をして、誤魔化してるだけなのだな。でも、実際に詳細版の報告書は存在していた。これを隠蔽したのだ。体質は昔から同じ、ということ。
民主党議員が「官僚が隠してるんだよ、ボケ」みたいに、いつも烈火の如く怒り狂ってた理由が判ったよ(厚労省とか社保庁とかでも)。確かに怒る気持ちは判る。何度も何度もこういう目に遭ってきたからだったんだね。すまない、理解してあげられなくて。
いずれにしろ、この一件によって事務次官レースに決着がつき、守屋の事務次官就任がほぼ当確となった、と。この隠蔽事件によって、処分された人たちが多数いたらしい。長官官房筆頭課長であった金沢文書課長も更迭されたらしいですが、今では防衛政策局長まで昇進してきたみたいですね。守屋派の側近と目されていたらしいですけど、どうなんでしょうか。日米安保戦略会議にも出たんでしょうか?
まあ、人的繋がりが急に大きく変わるとも思えず、河村課長のようになってしまう人も出てくるのが霞ヶ関という所なんですね。
再掲>衆議院会議録情報 第154回国会 内閣委員会 第15号
仙石さんは次のように指摘している。
『先ほど、一部の国会議員への説明というのをあなたがどうしても黙秘しておっしゃらない。守屋防衛局長も、さっき、ゴルフに同行した久間さんと額賀さんと浜田さんと東さん、これについても本人からは言おうとしない。防衛庁の中で守屋防衛局長、地引審議官、横山審議官、柴尾厚生課長、冨永防衛施設庁労務部長、戸田技術研究本部副本部長、河村運用課長、こんな、あなた、キャリアの肩書を持った人が集団で、ある一カ所のゴルフ場に行って、どのぐらいのことをしたのか知りませんけれども、一つのデレゲーションをやったということになってくると、これは意味が違ってくるんじゃないですか。量は、ある量を超えると質に転化するんじゃないですか。私はそう思うんですよ。』
名前をもう一度書いておく。
地引審議官
横山審議官
柴尾厚生課長
冨永防衛施設庁労務部長
戸田技術研究本部副本部長
河村運用課長
ここで、おや、と思った方は鋭い。
「河村運用課長」
この方は守屋前次官から金を数千万円も預かって「運用」していた方だろう、多分。
<守屋前次官>4500万円運用の筆頭課長、更迭へ(毎日新聞) - Yahooニュース
防衛庁運用局の運用課長ってのは、アレですかい、自分たちの懐を肥えさせる為の運用をする部署なんですかい?
例えば、こんな風に河村課長は登場しているわけだが。
原子力艦災害技術検討委員会
ね?出てるでしょ?
防衛局長や事務次官なんかの重要ポストの方をお金を、大切に「お預かりして運用」して差し上げる役目が、防衛庁運用局なんですね。行政というのは複雑だから、一般庶民から見ても一体何の業務をやっているところか判りませんし、業務の中身も正しく分らないんですよ(笑)。いやー、そうでしたか。「運用局運用課長」という肩書きは伊達ではありませんね。
でも、現職の防衛政策課長を更迭されるんですと。長官官房筆頭課長からも降ろされるんだそうです。
あと、守屋防衛局長(当時)の答弁で防衛庁の役人がどのように説明に行くのか、ということが出てきていた。それによると、官邸、与党3党(当時は自公保)の幹事長と国対、全部に説明に行くんだと。その他の「防衛族の先生方」に30数名にいちいち説明しに行ってたんだと。へー、そういうもんなんですか。
38ページからなる調査報告書(詳細版)と、ダイジェスト版の4ページの資料、両方があって官邸や与党の説明には詳細版で行った、と。でも「ダイジェスト版にしとけ」と言われ、これを提出したら、「隠してるだろ」と責められた、と。守屋防衛局長は「そういう資料があったことは自分は知らなかったから、ない、と答えた」みたいな答弁をして、誤魔化してるだけなのだな。でも、実際に詳細版の報告書は存在していた。これを隠蔽したのだ。体質は昔から同じ、ということ。
民主党議員が「官僚が隠してるんだよ、ボケ」みたいに、いつも烈火の如く怒り狂ってた理由が判ったよ(厚労省とか社保庁とかでも)。確かに怒る気持ちは判る。何度も何度もこういう目に遭ってきたからだったんだね。すまない、理解してあげられなくて。
いずれにしろ、この一件によって事務次官レースに決着がつき、守屋の事務次官就任がほぼ当確となった、と。この隠蔽事件によって、処分された人たちが多数いたらしい。長官官房筆頭課長であった金沢文書課長も更迭されたらしいですが、今では防衛政策局長まで昇進してきたみたいですね。守屋派の側近と目されていたらしいですけど、どうなんでしょうか。日米安保戦略会議にも出たんでしょうか?
まあ、人的繋がりが急に大きく変わるとも思えず、河村課長のようになってしまう人も出てくるのが霞ヶ関という所なんですね。