いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

パーフェクト負け

2007年11月01日 21時14分30秒 | いいことないかな
泣いた。
あのまま山井に完全試合を食らっていたかもしれん。

落合監督は勝負にこだわったな。
完全試合の懸かった9回で同点ホームランとか、逆転されるケースを知っているからだろう。いつもの形という、岩瀬投入であった。

ダルビッシュに13奪三振以上を狙わせても良かったね。
あれで負け投手はちょっと切ないが、仕方がない。

ハムはチーム状態が悪かった。
普通の監督であれば、打線の入れ替えにかけるところだったが、敢えてシーズン中の通りを続けた。4戦終わった段階で何か手があっても良かった。まあヒルマン監督は今季限りだったので、最後は「仲間といつも通りの野球をしたい」ということだったのかもしれん。確かにこれでやってきたのだし、ロッテ戦でも勝ち抜いてきたのだから、そういう力を信じたのだろう。

昨年の借りをきっちりと返されてしまった。札幌に戻ることなく、中日の4連勝が鮮やかに決まった。それにしても、選手層の厚さを見せつけられた。小笠原、山井がここまで投げるとは…と言いますか、今日はダルくん相手だったので、負けて元々という捨てゲーム気分で山井を選択し、残り2試合に全戦力を投入すれば確実に勝てる、という冷徹な計算であったはず。
ところが、山井の快投で勝ってしまった。
負け方としては、パーフェクト負けなので、逆にサバサバしてるよ。


あーあ、福留ナシの中日にこれほどアッサリとひねられるとは。
それにしても貧打線は悲しいな。
相手に脅威を与える打者がいないので、マークしやすいもんね。セギのホームランだけ避けられれば、他は豆鉄砲だもの。シクシクシク……
中日投手陣にしてみれば、投げやすかったことだろう。
思えば川上に2安打に封じられて、あの1戦で全てが狂わされてしまったのかもしれない。「どん底絶不調」打線という、深い深~い奈落の底に突き落とされたのだ。

何というか、高校野球に喩えると、優勝候補の強豪校(=中日)にぶち当たった、決勝まで不思議と勝ちあがってきた甲子園初出場の無名校みたいな感じ。守備は訓練できるが、有力なピッチャーを擁する強豪校には全く歯が立たない打線、みたいな。


ま、それでもよくこの弱小チームでここまで来れたと思う。
本当に奇跡的と言っていい。
リーグ1位で通過、CSでも最終戦までもつれ込んだものの全員野球で勝利をもぎ取った。
よく戦ったよ。
恐らく注目度の低い日本シリーズだったろうけど(笑)。相手が巨人だったら、もうちょっとテレビとか、注目度とかも違ったんだろうけどな…





そういう問題なんだろうか?

2007年11月01日 16時54分51秒 | 教育問題
ボツネタさんのところから。
2007-10-31 - ボ

『ロー生の自主勉強会で,受験指導をしたロー教授は,懲役10年以上又は罰金1000万円以上に処すべき by米倉明教授@戸籍時報618号55頁』
だそうです。

まあご立腹は判らないでもありませんが、学校の教官が学生に指導するのがそんなに悪いこととも思えません。勿論、試験問題について漏洩したり、自らが作成した出題傾向の示唆を与えたりするのは良くないことですけれども、授業以外の勉強について「教官が教えてはいけない」「受験の対策としての勉強を指導したりしてはいけない」みたいなことを禁止する意味なんてないと思いますね。むしろ逆で、「教えるべき」と思いますけど。特に優秀じゃない学生さんが多い学校とか無名の新規参入校は、司法試験合格率くらいしか競争できるものがないわけですし。無駄に低レベルなロースクールが多いとすれば、それは申請側ではなく設置認可した文科省(?、法務省管轄ではないんですよね?)に責任がある、というものです。成績に応じて(例えば司法試験合格率)一定水準以下のロースクールには補助金を出さない、などの措置をすることで、真綿で首を絞めるが如く「兵糧攻め」となるので、早晩ギブアップする学校が出てくるでありましょう。

補助金がなければ、ロースクールの授業料は高くならざるを得ず、「授業料ばかり高い」「合格率は低い」という条件によって他校との競争力を失い、学生が集まりにくくなるのでロースクールは維持できずに閉鎖される、というものです。

授業とか教育内容の問題とは別に、司法試験の為の勉強を一生懸命教えたりすることが悪いとは思えず、学生さんの為にはなっても不利になるようなことはなさそうなのですがどうなんでしょうか。司法試験の出題システムについて対策を講じておけばいいだけのことであり、教官は学生さんに熱心に指導するのはいいんじゃないでしょうか。漏洩するのは論外だけれども、教官自身の専門分野で問題を作ることが多いだろうし、授業の担当分野も一致してしまうことは考えられるので、似たようなことを教えてしまうことは普通に考えられそう。例えば、夏目漱石の研究者が彼の著作を題材にした試験問題を作り、授業の中でも夏目漱石の解説をしていたりすることはよくあることかなと。

ロースクールが受験予備校みたいな程度の教育しか提供できないとなれば問題なのであって、それは受験指導とか補助的な講義をやるからダメというものではないと思いますね。大学卒後の学生に相応しい内容とか、将来法曹となるべく学生に必須の教育を提供するのが本義なのであり、それができていれば何らの問題もない。その他に、試験対応の知恵を授けるとか、司法試験の勉強を授業外でも行うということが悪いのではないだろう。でも、多くは本末転倒になってしまって、試験対策ばかりに力を入れようとしてしまいがちという「教官の質」の問題であろう。それはロースクールという制度のせいでもなければ、司法試験のあり方のせいでもない。教える側にいる、法学教授や法律家たちの質が低い、ということに起因しているのではないだろうか。

大体、貸金業法改正で「違憲立法ではないか」と新聞に書くような弁護士にして法学部教授がおり、それについて法学的に評価して正当性を検討することもないような法学界なのですよ。誰でも安易に「違憲だ」と言えるというレベルでしかないのですよ。過去の制度ではその程度の法学教育しか提供してこなかった、ということでありましょう。本当に違憲性を主張するのであれば、その法学的な解釈を示して頂きたのですが、それも未だに実行されていないようですけれども。
他にも、到底合理的とは考えられない医療裁判の判決とか、高度の蓋然性という理由で国の責任を認めたB型肝炎最高裁判決とか、そういうのが次々と生み出されていますよ。他の法曹にさえ違法だという検察側見解(検察独特の刑法理論?)が理解できないこともありますよ。血液製剤の投与の信憑性に疑問を唱えるような法務省(?)の行政訴訟担当者だって、現に裁判をやってますよ。そういう今の司法に対してすら検証が積み重ねられているとは思えず、学生さんへの教育以前の問題でありましょう。手本や教科書に書いてあることが間違っていないかどうか確かめなければならないし、もし誤っていれば改めることが必要なのに、それさえも出来ていないということです。多くの法曹はそうしたことに疑問すら感じていないのですよ。
現役でやっておられる方々の水準がこういった具合ですので、要するに教える側にいる人たちをまずはどうにかするのが先決で、学生さんたちの問題というのは、「教官の質」が良くなれば必然的に向上していくでありましょう。


試験勉強?大いに結構。どんどんやるべし。
授業料だけふんだくって、試験結果は知らん、お前の能力次第だ、なんてのは最低の教官だ。教官の自己満足だけで授業や法学教育をやられたら、たまったもんじゃないよ。
助成金を使っている以上、結果を求められるのは当然。
結果を出せないロースクールには消えて頂くしかないでしょうね。

そもそも独学者より効果的に結果が出せるのは当然で、良い結果が残せないとすれば金を取る意味がないでしょうよ(笑)。まさか、それがバレるのが恐ろしくて、旧制度を廃止するということですか?(爆)
独学以下のレベルのロースクールに存在する意味なんてあるのかね。