いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

「反米帝」化策を推進せよ

2007年11月06日 20時57分59秒 | 外交問題
この前にも少し書いたのだが、日本の評価や役割が低いというのが米国の長期的見通しであるから、戦後の占領には別れを告げるべきだろう。いつまで進駐軍を置いておけば気が済むのか。米軍再編に伴って、在日米軍は大幅に縮小させてよいだろう。米中関係の均衡を問題とするなら、それは直接的関係の中でやってもらえば宜しいということ。それに、北朝鮮が消えると日本の「目の前にある脅威」が後退するので、北朝鮮には「生き延びて」もらわねばならない、というのが米中両国の思惑であり彼らの利益でもある。

以前にも書いたが、日本にとっては、
・北朝鮮は米中との交渉がうまく進めば日本の要求など聞かない
・六カ国協議でも成果を挙げると拉致問題は無視される
というだけなので、六カ国協議で日本が主導的立場などを目指す必要性などない。はなから米中の枠組みで進んでいるだけ。日本はイスを暖めているだけであり、これといって日本への配慮などなされてはいない。日本の問題などは取るに足らないということでもある。

更に、このような資料もある。

米軍海外基地・施設の整備と費用負担


当面問題となるのは、米軍基地の「思いやり予算」がある。
財務省は削減要求を出しており、これは当然。NATO全部よりも日本が多く米軍に負担してあげる必要性はない。高村大臣は核施設処理費用の負担を考える、とか言っていたが、そんな必要はない。こちらの要求や要望に対して何一つの見返りもないのに、金だけ払うなどということは有り得ない。

何度も言いますが、在日米軍兵士による事件について、一覧にして公表したらいいよ。これをネット上に是非とも公開して下さい。殺人などの重大犯罪事件もあると思いますよ。まずは国内の反米機運を高めることが必要です。国民の中にこうした情報を浸透させることが先決です。そうでなければ、思いやり予算だの移転費用だのの無駄な出費は止められませんよ。


今となっては日本の価値を米国に認めてもらう必要性などなくなりました。
かつては米国は大事なお客様だったりしただろう。庇護者としては必要だったかもしれない。けれど、もうその必要性はなくなっているのですよ。利権に群がるような連中や、自らCIAエージェントを名乗り出る大臣なんかがいるくらいだし、これまで散々餌食にされてきたのだ。だからもういい。米軍には大幅縮小を伝えるべきだ。その第一段階として、米軍基地に係る日本側拠出は完全透明化してもらい、分担を大幅に減額するべきだろう。国民が認めたものだけを支出するべし。これまで米軍に払っていた10分の1でもいいので、別な国々に使った方が百万倍マシだ。せめてドイツと同額程度の負担でも十分だろう。

米軍の移転費用に関して、3兆円などと吹っかけられて、「はい、そうですか」とか頷いてるような議員たちは、交渉の場から降りてもらいましょう。日本国内での移転とは訳が違いますよね。日本国内分を負担することはあっても、日本から米国に引き上げる部分に関しては大幅減額しなければ国民には納得できないでありましょう。日本国民にさえ満足に「配給する金」がないのだから、米兵に持たせてやる必要性などない、というべきでしょう。

日米関係がおかしくなるって?
いえいえ、なりませんよ。普通に戻るだけです。それが米国の選択結果なのだから、こちらもそれに応えなければならないでしょう。戦略的価値のある国に対しては、それ相応の対応の仕方というものがあるでしょう。

よく映画でもあるじゃないですか。
用心棒代がかさんできて、払うのが大変だからゴロツキを大量に飼っておけなくなるんですよ。
非常に冷たくされたら、貢ぐ気力も萎えてしまうというのが男女関係の常ですから。
もしも本当に米国にとって日本が重要であるということであるなら、戦略的価値があるのでそんなに多額の金を払わなくても日本の言い分を飲むでしょう。戦略的価値がないのであれば、「金をくれないと出て行くぜ」と言うでしょう。だったら、出て行けばいいだけですね(笑)。米軍が日本から出て行くと、明日にでも中国や北朝鮮やロシアが攻めてきて、日本占領となりますかね?(笑)


日米関係は大事だ、というのは、そうだろうと思いますよ。けれど、別れ話をされた女みたいに、「私のことを捨てないで」みたいに言ってるうちは、米国にとっては日本は何番目かの女でしかないんですよ。そういうもんです。だったら、もう貢ぐのは止めにしましょう、もうちょっと「ドライな関係」で行きましょう、ということにするしかないのですよ。安全保障云々の保険料としても、リスクに見合う掛け金にするのは当然です。
NATO諸国と日本を単純比較すれば、金の大きさと待遇には関係がない。英仏独のような「主要大国の扱い」にはなっていないわけで、それ以下でしかないということに早く気付くべきでしょう。

これまで、十分払ってきたでしょう。これ以上に「みかじめ料」は払えないし、払う必要性がない、ということです。
何遍も言うけど、本当に愛しているのなら、「キミのことが一番大切なんだ、心から愛しているんだ、だから、…」みたいに言うのが、ヤンキーの習性ですよ。そう言わないということは、飽きられている、見捨てられた、ということなんですよ(笑)。



防衛利権にちょっと補足だけど

2007年11月06日 16時02分49秒 | おかしいぞ
昨日の続きです。
防衛族のアジトが見えてまいりました(笑)。インターネットは有り難いものですね、やっぱり。普通の個人だけではこんなに色々と判らないもんね。Wikipediaも大変詳しく判るので、有り難いですね。「群集の叡智」を実感しているところです。


まず日本側から。

外務省 社団法人 日米平和・文化交流協会 理事名簿

これが本拠地、ということらしいです。まあ、いいんですよ、公益法人ですからね。平和の為、文化の為、日米交流を深めましょう、と。素晴らしいです(爆)。そんなにゴルフが好きなのであれば、「全日本熱烈棒球愛好家議員交流協会」みたいな名称に変えたらどうでしょうか?で、外務省所管だったんですか。防衛庁ではないんですな。ナルホド。歴代防衛庁長官のお名前も結構並んでいますな。

※※ 11/8 追記 ※※

「~熱烈棒球~」と上に書いていますけれども、ゴルフの漢字表記は「棒球」ではありませんでした。お詫び致します。どうやら、「孔球」ということだそうです。
参考までに、「ぼうだま」ですと棒球と書きますが、これは所謂「打ってくれといわんばかりのただの球」ということですね。中国語では野球のことを「棒球」と書くのだそうです。中日がアジアシリーズに出場しているニュースを見たら、中国チームのあたりに棒球って書いてありまして、気付きました。ですので、「熱烈棒球」の部分は「孔球」と読み替えて下さい。
~以上。

※※


特に注目株は元防衛施設庁の宝珠山昇氏ですか。談合事件で施設庁は廃止されたのですが、元々利権の塊みたいな所だったようで、そこのトップだったお方というのは「何にも知らなかったよ」ということなんですかね?
更に、この交流協会の専務理事が話題沸騰中の秋山直紀氏、と。

で、この関連団体に「安全保障議員協議会」というのがあって、同じく秋山氏が事務局長と。会長は瓦力、副会長が久間、事務総長が額賀、と揃い踏みみたいだね(笑)。毎年、活動してますよ、米国に出かけていきますよ、ということらしい。その仕切りは山田洋行なんですか?どうなんでしょう。

安全保障議員協議会は今年で11年目?もっと?
するってえと、95年頃から結成されて米国との交流をやってきた、と。ふーん、それは久間さんが防衛庁長官だった頃ですか?守屋前次官の出世していったのも同じだったのかな?内閣官房入りしたりとか。そして山田洋行が防衛関連で強くなっていったのも同じ頃であった、ということですか?売上高を大きく伸ばしていった、と。いやあ、偶然だなあ(笑)。偶然って、すごいなあ。



ところで、明日から東京あたりで、この会合だそうじゃないですか。
特別講演は久間さんだそうです(爆)。明日話せるといいですね。病気らしいですけど。会場に現れるかもしれないので、マスメディアの方々は会場周辺で待機していた方がいいでしょうね。どんな人たちが参加してるか楽しみですね。ああ、司会者は宝珠山氏らしいですよ。伊吹さんや石破さんも呼ばれてるのでしょ?


米国側はヘリテージ財団が中核ということで、有名どころだね。
ヘリテージ財団 - Wikipedia

ウイリアム・コーエンとかのグループが中心ですか。立派な方々ですからね。ウイリアム・シュナイダーやジム・ボドナーとかの、常連メンバーも来るそうで。大変立派な方々のお集まりになる会議みたいですね。シーファー駐日大使も来るそうですから。へえ~


こうした会議そのものが悪いわけでも何でもないですよ、勿論。人的交流も大事でしょうね。ただ、それを食い物にするヤツラがいるので困るんですよね。誰なのかは判りませんけれども。


04年の防衛大綱を巡る財務省と防衛庁との折衝が激しく続いたのですが、当時の防衛担当主計官は片山さつき議員でした。大きい話では、防衛予算を圧縮すること、陸自定数削減、というようなことがあったわけですが、双方痛み分けみたいに終わったんですよ。でも、かなり防衛族議員たちからの圧力があったと思うので、片山さつき議員に当時の議員側圧力を証言させなさいよ。誰が、どのような圧力をかけてきたのか、具体的に出させるべきだろう。どのように作用するか、影響力を持つか、検証材料にできるからね。

04年10月からブログを書き始めて、防衛大綱の問題を12月くらいまでやってたからね。思わぬところで当時の記憶が役立つことになったよ。あの頃、正面装備予算が削られるならということで、その対抗策には、ランボーみたいなテロリスト(爆)が上陸するので「陸自隊員が対地レーダー使って、全道路を巡回する」などというバカな話が出されたりとかあったな(参考記事:テロ対策1)。日々巡回に6千人投入するので、隊員が足りないとか。アホか。他には、突如として「地対地ミサイル」の導入研究の話が持ち上がって、基地攻撃の話はマズイので「射程を300km以内にするから」という話で予算つけろ、という話が出たはずだ。

コレ>長官会見概要

与党PTへの説明で、「300km以内のミサイル」に40億だか50億付けてくれってなって、でも公明党が反対してくれたお陰で、こんな無駄な予算をかけずに済んだのだ。このミサイルは「何故300km以内なのか?」という疑問があって、そもそも北朝鮮の戦略核ミサイルなんかを攻撃するという話ならば、米軍の巡航ミサイルとか空爆の選択肢があるわけで、日本から届かない地対地ミサイル導入なんて意味がないのだよ。島嶼の侵攻作戦に備える、とかいうのも真っ赤なニセモノ。そういうミサイルを配備してないと、「敵上陸部隊」が大チャンスと思って上陸占領すると?(爆)小説の読みすぎじゃないか?
要するに、予算をぶん取れれば何だって良かったのだろ。拙ブログで「MLRSなんていらね」と書いたのだけれども、Wikipediaによれば山田洋行ってこのMLRSの発射するミサイル(発射する車両と弾は別。戦車と砲弾みたいな関係と思って頂ければ)を扱ってるんだって?
どうりでオカシイと思ったぜ。何の為に「射程300km以内の地対地ミサイル」が必要だ、って意見が急に出されてきたのかというと、どこからか横槍が入ったんじゃないの?族議員あたりから。それで、ただの思いつきで「じゃあミサイルの予算でも」ってなもんで出されただけなんじゃないの?

まあ、そういう経緯あたりについては、片山議員がよく知っているはずだから、出てきて証言してもらいなさい。もし言えない、明かせない、ということなら、国の予算を決めるにあたってはこうした不透明な権力行使が「慢性的に行われており」、これこそがまさしく政官業癒着構造の核心部分である、ということに認定ですよ。言えない、ということそのものが、それを示す最大の根拠となるでしょう。


明日が待ち遠しい方々が多くて、喜ばしいことでございます。



ああ、関係ないけど、ここ数日よく見かけるのがこのGEの文字なんだけど、これって例の「貸金の上限金利問題」で何度もご登場頂いた外資系ではないですか。会社がデカくて手広くやってるからね。F2エンジンも、C-Xエンジンも、そうだったんですか。ほー、なるほど。
で、これも無関係だけど、シティバンクの上場日が昨日だったとか。ここも貸金業の上限金利問題で上がってた名前だね。本社のCEOが交代とかで、これもひょっとして天罰か何かですか(笑、冗談です)。いやはや、偶然って恐ろしいなあ。

ホラ、こんな感じで記事に両方書いたもんね。
シティグループに銀行業の免許ですか