いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

ドラマ『Tomorrow』みたよ

2008年07月07日 18時48分51秒 | 俺のそれ
TBS 日曜劇場『 Tomorrow 』

初回の出来は中々良かった。

自分の「書いたこと」は、以前に使った設定やコメント欄に書いたフレーズであっても、ある程度思い出せるものです(笑、昔というほど前でもないか)。
youならば、きっとこの意味がお分かりになられると思います(←って、誰?)。
何かのお役に立ったのなら、光栄です。
いや、いつもの単なる妄想なんですけど(笑)。

◇◇◇

アメリカ帰りの女医さん、この「架空のキャラクター」を生み出したのは大正解だったと思います。
しかもMBA!!これも中々いいポイントをついています。

極めて「言い難いこと」を、このエリート女医さんの口を通して、多くの視聴者に投げかける。
それはこれまで医療従事者の誰も「口にはできなかったこと」を、敢えて辛辣な言葉で言わせている。核心部分を的確に衝いている。この「究極の代弁者」を設定の中に誕生させたという発想が、何より素晴らしい。

「安っぽいヒューマニズム」と言わしめ、「医療を甘く見ないで」(それとも舐めないでだったか?)と平手打ちさえも躊躇しない「超厳しい」役柄となっているが、寧ろ「本物のプロフェッショナル」という視点でキャラクターを作っている部分に好感が持てる。喩えて言えば、「外人部隊」か「戦争請負人」みたいなものだ。
多分、視聴者の大部分はそこまでの理解がまだ難しいかもしれないが、後半あたりまで進めば女医さんの言わんとしていることが少し判るようになるかもしれない、と思った。とりあえず、ゴリゴリの「合理主義者」「拝金主義者」っぽい、イヤミで高慢ちきな女医だな、という印象を与えることには成功していただろう(書いた人の読み通り、ということだと思う)。


ドラマを通して、医療の置かれている状況や問題点を身近に感じ取れるように工夫されており、今後も期待できそうだ。実感のある、なし、というのは、やはり大事だからね。当事者以外には、そういうことが伝わり難いから。視聴者の1人でも多くそうした実感を持ってもらえるように、当事者として感じてもらえるように、という意図なのかな、と思った。昔は多くのドラマが「患者側の視点」だったんだけれども(例えばガンと闘う患者と家族、とか、不治の病に冒された家族や恋人、みたいな)、近年は医療側の視点という設定が多くなってきたように思う。そういう時代なのかもしれない。