いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

飲まれちゃった「バドワイザー」

2008年07月14日 20時02分48秒 | 経済関連
世界的ビール業界再編の波は、メガ・ビール会社を生み出したようだ。

バドワイザー、買収提案を受け入れ 世界シェア25%のトップ誕生へ(産経新聞) - Yahooニュース


日本のメーカーが狭くて成長性に乏しい日本市場で最下位争いを演じている間に、かつてのトップ級(バド)は合従連衡戦術で大きくなってきたインベブに飲まれてしまう、ということになったわけです。丁度、今の阪神みたいな状態ですね。1強5弱ですからね。それくらいダントツの巨人誕生、ということです。

インベブは成長著しいブラジル系のビール会社と、既に頭打ちが近かったかもしれないベルギーのビール会社が下位グループ同士で合併、その後も世界中で買収を繰り返しながら、時価総額を大きくしてきました。そして遂に、かつては世界中で最も輝いていたであろう「バドワイザー」擁するアンハイザー・ブッシュを買収することになったわけです。

予備交渉からは多分1年以上経過していると思いますが、恐らく創業家一族が受け入れるまでに時間がかかったのだろうと思います。インベブのビール銘柄なんて何一つ思い浮かばないけれども、バドワイザーは80年代くらいから見かけるようになった。

何といっても、衝撃的だったのはあの「バドワイザー・ガール」(本当にそんな呼び名なのかどうかは知らない)だったろう。バブル期前くらいだったか、ボディコンみたいなのが全盛だったので、バドワイザーの柄でできていたあの服が登場したのだった。当時の私はまだ若かったから(笑)、あんな恰好を見るとそれはクラクラするものだったように思う。田舎者だったし。それくらい衝撃を受ける「イデタチ」だったことは確かだ。

場所とか細かい話は忘れたけれど、キャンペーンか何かをやっていて、あの恰好をした女性たちが何人かいたのを見たことがあったように思う。もうびっくりでしたよ。
足長~、とか、セクシー~~、とか、思った。それより何より、なんかこう、見てはいけないものを見てしまったような気分だった(笑)。「バドワイザー」という名称も、あの柄も、一発で脳みそに刷り込まれましたよ(←単純バカ。まんまと策にはまっていたということだな、笑)。


でも、当時は日本のビールよりも僅かにお値段が高かったように思う。数十円くらいかな?なので、滅多に買わなかったと思う。オシャレな店に行くと、どういうわけか洋ビールが置いてあり、それっぽいヤツはバドワイザーを頼んでいたと思う。私は勿論国産派だった。スーパードライなんてない時代だったから、殆どが普通の黒ラベルとか、ラガーとかだったんじゃないだろうか。ペンギン村では、必然的にサントリーだったけど(笑)。


それと、安い瓶ビールの「ジャイアント」みたいなのとか、樽入りの2~4ℓくらいのビールとかが売られていた。今では、そういう大容量ビールは見かけなくなった。個人が少し飲むだけの商品しか売られていない。昔は、大人数が集まって、樽だのデカい瓶だのに入っていたビールを飲んでいたのだった。そういう商品が売れる時代ではなくなった。1人で飲む時代になったのだと思う。そう思うと、ちょっと寂しい。今の若い人たちは、誰かの部屋に集合したりして一緒に飲んだりはしないかもしれない。


是非、例のバドワイザーの服を着た女性を復活させてみて欲しい(←結局それが狙いじゃないか)。
そうしたらちょっと買ってもいいです(ウソ)。