いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

総理不在の国

2010年05月24日 17時18分18秒 | 俺のそれ
この前、敗北を認めたら、遂に観念したかとほくそ笑んでいるみたいですね。
ここに至っては、高らかに勝利宣言を出される、と。
国内 / 政治 / 普天間の県外移設断念は米国の外交勝利―同盟国には不満も / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com

まあ、悔しいけど、そういう愚かな国なんだわ。


日本には、CIAのお力添えでのし上がっていった連中が大勢いるからね。
確かルーピーの兄弟である鳩山邦夫が、かつて国会答弁していたけれども、情報提供に勤しんでいたんだったよね、CIAに。そういう連中は、日本の政治家や知識人の中に数百人単位でいたんですって。米国の文書公開で、それが明らかになった、と言われていましたよね?


この国の政治というのは、あらゆる意味で、骨抜きなのだな。
本当に酷いんですよ。
リーダーがいない。
はるか昔の革命を目指した人たちの気持ちが、少しは理解できるような気がしますよ。それは、自分のあまりの無力さ、ちっぽけさを痛感するということですね。



ヤンキーさんは、ジパングが中華に急速に接近しそうだと見るや、煽動工作をやって政治と金の問題で「大バッシング・キャンペーン」を仕掛けた。ジパングと中華を引き剥がす為にね。
ジパングのマスコミは、ジパングの味方なんかじゃない。ヤンキーの下僕なんだよ(笑)。まさしく、羊を追い立てる牧場の犬だ。羊じゃない、その「犬という立場」を守りたいが為に、ジパングを平気で売り渡す連中が巣くっている、ということさ。所詮は犬でしかないのにね。犬なんだってことを自覚しないか、敢えて「羊を見下せる犬」役で僅かな特権的立場を享受したいということなんですと。


で、中華は危険だ、中華はジパングに攻め込むぞ、と犬どもに吼えさせて、ヤンキーさんが一番大事だと広めさせ、その隙にヤンキーは先回りをして「中華さん、あんなアホのジパングなんて放置して、こっちで協力し合っていきましょう」と約束し、まんまとジパングを出し抜くことに成功したんだよ。日本を代表する大企業のバッシングだって、別に意味なく行われたわけじゃないですよ。
(ダブルスタンダードではないかという海外からの批判の目をかわす為だけに、たとえば超有名な旧投資銀行の捜査云々とかいう、ヘンなポーズだけはとられたりしましたが、あれはヤラセに過ぎないですよ)

しかも愚かな政権は、キャンキャン吼える犬どもを黙らせることもできないばかりか、戦う意志もなく、リングにさえ上がることなく、「もう参りました、勘弁して下さい、カツアゲにはきちんと払いますから許して下さい、犬どもをどうにか静かにさせて助けて下さい」と、泣きを入れたんだと。ヤンキーさんに、土下座して謝ったんですと。
そうしたら、ヤンキーさんは、知らねーよ、と足蹴にして、中華の元へ走って行ってしまったんですと。


本物のアホだな。
笑うわ。



大石英司の間違いを指摘できても、JSFの正しさの証明にはならない

2010年05月23日 14時20分38秒 | 俺のそれ
はてブに並ぶタイトルだけ見ていても、ホント、参考になります。

JSFは、誰かの間違いを指摘するのが得意みたいだね。

『週刊オブイェクト』 の新着エントリー - はてなブックマーク


だけど、都合の悪い指摘には答えられないのかもしれません。



 大石英司は間違っている!

という指摘が正当であるとして、だから?


 田中宇は陰謀論を唱えている!

というのも、そうですか、だから?


その程度のことでしょう(笑)。
だからといって、JSFの支持しているらしい「北朝鮮が魚雷攻撃を行った」説の正当性は、何一つ立証されたわけではないですな。



「○○の書いてるのは間違い」が言えるとしても、例えば

・水没していた船から採取した火薬成分が、北朝鮮製のものと一致

という報告の正当性を何ら補強できない。
以前採取した訓練用魚雷の火薬と、沈没艦の付着していた火薬を、どのように成分比率の比較ができたのか、ということを、現実の手法を考えて報告の正確性や妥当性が高いかどうか
の検討を行うのが、「北朝鮮犯行説」支持者の行うべき立論であろう。本当に、海水でずぶ濡れになった北朝鮮製火薬の成分比率を、一致といえる精度で特定できるものなんですかね?


北朝鮮が用いたとされた「CHT-02D」の構造についても、

・スクリュー部の金属は中国製またはロシア製

ということを確認できると信じているからこそ、北朝鮮説を支持するのだろうから、そう考える理由というものについて立論できうるはずであろう。



或いは、

・魚雷爆発のバブルジェットで、艦底部に凹面状の永久変形が起こる

という現象について、その妥当性を検討することである。もし妥当だ、というのであれば、自らの論の組み立てについて示せるはずだ。疑いを持たず、正しいとして受け入れるとすれば、その受け入れ理由があるはずだからね。よく知らないけど、公式発表だから正しい、という論なのであれば、それはそれでいいが、それは「検察側提出の証拠なので正しい」といったような、鵜呑みにするのと同じである。


要するに、間違いが多くて叩きやすい連中の”間違い探し”を熱心にやってはいるが、自らが「どうして北朝鮮が犯人か」という説を確信しているのかという立論は何らも行っておらず、証拠不十分ではないかという反論については「答えられない」というだけではないのかな。誰かの間違いを指摘することは、何らかの現象の説明が正しいかどうかを証明することにはならない。



権威を嵩にきて、自分の論の正当性を示せないというのは、珍しくもないとは思いますがね。
政府が発表するから正しい、と一言で片付けるのと何らの違いもない、ということだな。



韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~8

2010年05月23日 12時14分22秒 | 外交問題
何故、拙ブログでこの問題を書いているのか、判らんのか?
防衛省の連中は、昼寝でもしているのか?
この情報を使えるカードにするのは、政治の役割なんじゃないのか?

向こうの方針が「とことんやってくる」ということなのであれば、こちらとしてもそれに応じざるを得ない、ということになるわけで。だから書いているのが判らんのか?
だが、何でも、泣きで土下座なんだそうですよ、この国の指導者たちというのは。向こうにも落ち度があり、しくじりがあるというのに、それを有効に使うことを考えない、本当のボンクラ揃いで情けないといったらありゃせんよ。


4月初旬の韓国における公式発表では、ペクリョン島哨兵の目撃証言というものが報じられていた。
何が問題とされたかといえば、「白色閃光柱」を見た、などということではなかった。
船体が、”V字に曲がったかどうか”、ということだった。

何も知らない哨兵は、うっかり「見たまんま」を喋ってしまったのだよ。情報統制側は、まさかペクリョン島の人間が事故当時の目撃証言をするなどということは「知らなかった」んだよ。だから、漏れたわけだ。

そうして、哨兵はモニター監視をしていた時には、「逆V字に曲がった」と証言してしまったわけだ。先に韓国マスメディアがその情報を掴んで、報じてしまった、ということさ。軍当局は、この証言を否定するのに四苦八苦し、「いやいやV字に曲がって沈没したんですよ」ということを強調するに至った、ということです。

だから、疲労破断説というのが残り続けた、というわけなのだ。

どうして哨兵は、高さ100mにも達する「白色閃光柱を見た」と言わなかったのか?人間の証言なんていうのは、「最も印象深い所」を先に表現することが多いんだよ。工場などの爆発事故の目撃証言なんかもそうだ。非常に大きな爆発音や衝撃音、激しい閃光、そういったものをまず表現する。その後に、冷静に記憶を辿れば、煙はどうだったとか周囲の破壊状況とか逃げる人々の動きとか、細かい部分を証言するもんなんだよ。
だが、島の住人や哨兵の誰も「白色閃光柱」というのを、初期の頃には証言してなどいなかった。巨大な爆発音なんかも聞いてない。沈没事故から2時間程度経過後の、「砲声(銃撃音?)」は証言にあったけれどもね。


哨兵は本当のことを話してしまったんだよ。
最初は、「への字」に曲がる様を見ていた、ということさ。ついつい、その通りに喋ってしまったはずなんだよ。

哨戒艦の破断面をみると、下面側にまるで「ドーム状」のような大きな凹面がついていたでしょう?
あれは、球状のような形状の硬い物体が衝突した際にできる圧力変形によるものではないのか?
まるで”原潜のノーズ部分”のような「ドーム状」の物体が衝突した際にできた圧痕のように見えるわけだ。そうして、まずはじめに、船は「への字」状に曲がってしまい、座礁したかのように船体が持ち上がるような動きとなり、その後に着水して逆方向に曲がって破断に至るというのは、考えられないわけであるまい。


バブルジェットの破断面であると、恐らく「ドーム状の圧痕」というものは形成されない。過去のバブルジェットの研究なんかでも、切断面の爆発側は強い圧力がかかるので、むしろ「キレイに切れる」はずなんですよ。
機械なんかで、水圧によるカッターという装置があるでしょう?あれは、非常に高圧の水をぶつけて、材料をカットしてゆくというものですが、強い圧力の「水で切れる」という現象を利用したものなのですね。普通は「細い水流」を作り出すことによって切れるわけだが、魚雷爆発の際には圧力の高い水の幅がそこまで細くないので、カッターに比べればもっと鈍的な切り口になってしまうであろうことは十分推測できる。

hogging時の「船体のたわみ」限界を超えるわけではないから(限界を超えれば折れる)、変形と応力集中は起こるかもしれないが、球状の爆発圧痕が船体に残るわけではない、ということさ。ジェットによる破壊は、ドーム状の変形をもたらすことはないはずである。上に書いたように、水圧カッターのような役割をするわけですから。
沈没艦引き上げ時の「切断面がスパッと切ったよう」云々というのは、そういう「魚雷爆発であれば起こりうる一般常識的な情報」が意図的に流されたものと推測され、半円形の圧痕が残っていることに「疑問を抱いて欲しくなかった」ということなんでしょう、多分。だけど、そう深く考える一般の研究者たちとかがいるわけでないし、爆発後の材料とかをよく見たことがある人たちなんて限られているから、よく判らなくても当然だろうとは思いますがね。


韓国当局は、マスコミの追及に対して、もっと詳しく調べるけど「V字に曲がったのが正しいんじゃないのかな」という発表をして、この問題を終息させたわけなんだよ。
哨兵が見たものは、初めに「への字(逆V字)」に曲がり、後から「V字」に曲がって沈没していった様であり、どちらも正しい証言のはずなんですよ。いずれか一方の2択ではない、ということさ。韓国当局は、これをV字という落とし処にしたというだけである。


哨兵が見たのは、魚雷攻撃によるバブルジェットの「ホイッピング現象」ではなかった。魚雷攻撃ならば、閃光は勿論、巨大な水柱を見るからだ。どちらの証言もなかった、というのは、後から付け加えられた証言である、という可能性を高めるということなんだよ。
爆発の際の巨大な閃光を見ていたのであれば、「沈む前に、ピカッとなったよ」と言うに決まっている、ということ。この「ピカッ」という証言がありさえすれば、疲労破断は否定的となる。もっと言えば、最初から【「ピカッとなった時」のTOD画像】を公表すれば、即座に「ああ、多分爆発だね」という線になるに決まっておろうが。そもそも画像という証拠があったんだから、画面一杯が閃光で真っ白になった画像を出せばよかったんじゃないのか?(笑)

それが何故行われなかったか、といえば、そんな「画像は存在しないから」だろ。事故直後に見たTOD画像は、そういう画像ではなかった、ということさ。仮にこれから出してきたとしても、それは捏造された証拠としての疑いが強まるだけだろうね(笑)。

日本が本物のバカでなければ、こうした「カード」は有力なものにできた可能性があったにも関わらず、おバカ揃いの官邸や外務、防衛省どもが潰したというわけさ。いいか、「知っているけど、敢えて言わないでおきましょう」という、そのこと自体に価値があるってことなんだよ。その代りに「こうして下さい」というのが外交なんじゃないのか?


毒ギョーザ事件の時に、そのことは既に書いただろ。
どうして、そういう簡単なことが理解できんのかね?



猛烈な巻き返しですか(笑)

2010年05月22日 23時03分54秒 | 政治って?
政権命乞いで、全面協力を申し出た愚かどもが、まさしく走狗となって、大張り切りということですか。

各大メディアにも、情報提供を行って、国内情報操作をきちんとやってますよ、と。
ふーん。


ご丁寧に、参考映像ビデオまで用意して、各テレビ局に流すように手配してあげたんですね。米軍の公式資料映像を使えるのは、ごく限られた人間以外にはいるわけないもんなあ。


ホント、必死なんだね。

あまりに杜撰な手口だけど、一般大衆を騙すには十分ということですね。なるほど。


ああ、何でも鵜呑みの間抜けオタどもが、大挙して協力してくれるから、なお捗るってことですもんね。考える脳みそを持ってないゾンビどもは、こういう時には本当に役立つからな。デマ発生装置としては、有用だ。

何から何まで羨ましい限りですな。


日本の外務省の愚か者たちもそうだけど、政治がそのカードをどう使うかというのを考えるべきなのだが、そういうことに頭を働かせる人間は、残念ながら誰もいないということさ。


倒閣運動にもならないというdpjのド阿呆ぶりも、ホントどうしようもないわ。


●●の多い国というのは、いいなあ。やりやすくて。




◎追記です(5/23 14時半頃)


昨夜のTBSでやってた「たけし」の出てるゴミみたいな番組ね、あれで、上の動画を放送したんですよ。

ほら、前に魚雷のwikipediaの記事を紹介しましたでしょう?
この記事中>韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~2

この写真の動画版が放送されたというわけなんですよ。
(前に、TBSが干されたって触れたことがあったでしょう?あのことを恐怖に思っているみたいなのか判りませんが、関係修復の為に率先してお先棒担ぎに必死になったのかもしれませんね。)


この動画は、米軍のものですから、どっちの方から入手できたのか、というのは、まあね、と。

偶然見ていたけれども、あのような番組はもう見ない方がいいですね。
内容が下劣だ。



こんな裁判員はイヤだ

2010年05月22日 16時54分04秒 | 俺のそれ
無自覚なまでの自己正当化の連中がいることに驚くね。


こんな裁判員は「正気か?」と思わせるような例を書いてみるよ。


・検察側証拠として、警察が海底から発見してきた凶器の包丁を提出
 →裁判員J:検察が提出するのだから正しい。疑いの余地なし!

・凶器とされる包丁に「田中」と書いてあった
 →裁判員S:これは間違いなく田中が犯人だ!

・嫌疑の「田中」は当時外出していた
 →裁判員F:これは田中以外考えられない

・田中は包丁の柄を池田から購入したことがある
 →裁判員z:海底に池田製の柄の破片が落ちていたから、田中が犯人

・凶器の包丁の柄が池田製かどうかは不明だけど
 →裁判員y:田中が犯人で確定

・包丁の金属と田中が前に使っていた包丁の金属成分が一致
 →裁判員e:当然、田中が犯人

・海底で発見された包丁は錆びていた
 →裁判員s:だけど犯人は田中

・錆びた包丁と前の包丁の成分をどうやって比較できたか不明
 →裁判員u:検察が一致と言ってるから、犯人は田中

・刺された目撃証言は皆無
 →裁判員t:だけど、これは間違いなく刺殺

・悲鳴を聞いた者はいない
 →裁判員a:それでもやっぱり田中が刺殺


オイオイ、どんだけ飛躍なんだよ(笑)。
こんなこじつけでも、刑が確定か。

しかもコイツらは信じて疑わない、ってことが、傍から見れば大いなる疑問なんだな。
「自分たちは絶対に正しい」と盲信して疑わず、かえって「田中が犯人」と宣伝しまくってるんだよ。

もしも万が一、こういう連中が本当に裁判員に選ばれてしまった場合、冤罪の大量生産が可能だな。


えっ?人数が合ってない?
んー、まあいいんですよ。架空の話ですから。
本物の裁判員裁判のことではないですので。


どうせ、彼らには理解できませんて。

ちょっと間違えたことを書く作家あたりを叩いてるのが関の山(笑)。
他にも、ちょっとした雑魚を叩いて溜飲を下げるか、悦に入る程度の連中なんでしょう。



結論の出ない意見が多いのが謎だな

2010年05月22日 13時19分00秒 | 防衛問題
どこかで見たような意見だな。


徳之島もグアムも論外、長崎と辺野古を提案する 迷走する普天間問題に元空将が緊急提言 JBpress(日本ビジネスプレス)


元空将とかって人の意見が妥当なのか、それ以外の一般素人に過ぎない軍オタだか、専門知識を有するとかいうのを矢鱈とドヤ顔で騙る『何でも鵜呑みの権威主義者』だか、そういうの連中が流布している意見がまともなのか、まるで見分けがつかんな。

もしもそれ以外が正しいなら、空将とかいうのって、そういうのを知らなくてもなれるってことなんだろうし、いい加減なもんなんだね、ってことが明らかになるってことだわな。
逆に、空将が正しいというなら、その他大勢の連中は、さも正しいという顔をしながら好き勝手なデマを騙っているようなものなんだな、ということかな?


どっちにしろ、まあ、ナンダな(笑)。



韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~7(追記後)

2010年05月21日 16時17分47秒 | 外交問題
どうしてウソに気付かないのか?
いや、知っていても「敢えて触れない」ということだろうとは思いますがね。


僅か数日前の記事では、決定的証拠として挙げられていたのは、「1番と書かれた文字」ではなかったでしょう?(笑)

韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~4・Smoking Gun!


火薬成分が一致していた、という説明だったでしょう。
発見された金属片は、「中国製またはロシア製」だったんじゃありませんか?

なのに、何故かそれは誰も疑問に思わないんですね(笑)。
当初は、この線で立証できたとしよう、ということだったわけですよね?
でも、まさかウチみたいな素人が気付くとは思ってなかったんでしょう。証拠にならないよ、と指摘したら、急遽追加の「動かぬ証拠」を出してきたようにしか見えないですね。土壇場でスクリューを出してきたわけですよ。


①金属片は、中国製かロシア(旧ソ連)製の魚雷の一部、という説

犯行に使われたとされる”北朝鮮製”のCHT-02Dは、中国製かロシア製のプロペラを使用している、ということなんですか?(笑)
金属片は「中国製かロシア製」というのが出まかせだった、ということですか?


②TNT火薬の成分比率が「北朝鮮の訓練用魚雷の推進用火薬」の成分と一致、という説

当方は、火薬とか危険物の専門家というわけではありませんから、詳しく判らないんですが、疑問もあるわけですよ。火薬って、化学的安定性は高いんでしょうか?普通は、爆発するようにできているわけだから、そんなに安定した物質であると反応が弱くて爆発力が小さくなってしまうと思うんですが、まあいいですよ。

海水中に火薬を置いた場合、成分は変化しないんですか?
海水中というのは、色々なイオンが溶けているし、金属イオンもそれなりに存在していると思うんですよ。つまり触媒は豊富に存在しうる、というようなことですな。それでも、火薬の成分は安定して変化せずに残っている、ということなんでしょうか?
水没している時間にもよると思いますけれども、検査精度としては、どうなんですか?

更に、18日時点での決定的証拠とされた「指紋も同然」とかいうらしい成分比率ですけれども、国ごとで違うというのは本当だとして、採取したサンプルの「成分比率」というものが、一体全体どうやって判ったのかが気になるわけなんですよ。船体だけじゃなく、海底からも採取したって言ってましたよね?要するに、「ゴミ」を一緒に混ぜている、ということなんですね。それなのに、火薬成分比率が正確に判定できる、ということらしいんですね。

メチル基とかニトロ基とかが、海水中で安定して残っているものなんですかね?しかも”成分比率が正確に判る”って、どうやって測定できたんですか?分析方法を詳しく知りたいですよね。軍事機密だから言えない、とか言うかもしれませんが、ゴミを正確により分けられないと測れませんけど、普通は。軍事機密でも何でもなく。試料が正確でなければ、成分比率の比較なんかできないんじゃありませんか?

まあ、アメリカ製の銃及び弾丸が犯行現場にあったという事件があれば、「これはアメリカ人の犯行だ」とか豪語する連中が大勢いるということは間違いないわな(笑)。アホだな。

サンオ級潜水艇が2~3日前から姿が見えない、とかいう、超曖昧でいい加減なアリバイ捜査というのも、普通はあり得んだろうよ。大体、それくらい、って、そんなの証拠にもならんだろう。米軍からのS.Iも特別にはなかった、と韓国軍幹部は、3月時点の取材で答えていただろうよ。



北朝鮮は常々悪事を働いてきたことは確かだと思うが、今回の一件が彼らの犯行というのは、どう考えてみても合点が行かないわけなんですわ。

もし狙ってやったとすれば、北朝鮮側の物言いは違うと思うけど。「悪の帝国の手先どもに、偉大な我らの戦闘軍団に代って、正義の痛撃が加えられた」みたいな、「俺たちは正しいけど、お前らは悪の軍団な、ザマアミロ」といった感じだろうと。ところが今回に限っては、「オレじゃねえって言ってんだろ」と、割と普通のマジな返答だからね。本当にやってないツッパリ生徒が疑いをかけられた時、「俺はやってねー」と必死に言う姿と似てる(笑)。



ちょっと追加です(19時半頃)。

また例によって例の如く、いますね、色々と。

はてなブックマーク - 韓国政府公式発表「天安沈没は北朝鮮による魚雷攻撃によるもの」と断定 : 週刊オブイェクト


証拠に死角はない、と信じて疑わないということかな。

ああ、こういう言説を流している連中ならば、きっと検出された火薬というのが、「北朝鮮製」とかいうのを立証できると信じているってことだろうね。

コレね>はてなブックマーク - 韓国コルベット沈没「魚雷の火薬成分を検出」米韓は北朝鮮による攻撃と判断 : 週刊オブイェクト

火薬が本当に北朝鮮で用いられているものと同一である、というのは、どうやって示せるか言ってもらいたいもんだな。
成分が検出される、というのと、成分比率が明らかになる、というのは別だ、ということに気付かないってことなんだろうね。定量的に測定できるなら、その手法を教えてくれってことなんだよ。

あれか、北朝鮮製の火薬には、トレーサーでも入れてあったのか?(笑)
北朝鮮にしか存在しない、特殊な成分でも混じっているのか?



デニス・C・ブレア国家情報長官は何故辞任したか

2010年05月21日 13時08分19秒 | 外交問題
ああ、何となく判りますよ、その気持ちが。

ブレア米国家情報長官が辞任表明 ホワイトハウスと確執か(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

(以下に一部引用)

ブレア氏は元太平洋軍事司令官で、2009年1月に国家情報長官に就任。同ポストは、2001年9月の米同時多発テロ発生などを受け、中央情報局(CIA)、連邦捜査局(FBI)など17の情報機関を統括する目的で新設され、2005年から活動を開始している。

事情に詳しい情報筋がCNNに語ったところによると、ホワイトハウスとブレア氏の間には、長官ポストの役割などに関する意見の相違があったという。同情報筋はまた、同氏の「率直さ」がホワイトハウスの方針に合わなかったとの見方を示した。

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デニス・ブレア長官は、元太平洋軍総司令官で1999~2002年まで在任していた。
何を隠そう、2001年に起こった「えひめ丸沈没事故」当時の総司令官がブレアだった。
ここ最近ブログ記事に取り上げてきた「えひめ丸」は、偶然にも現在の国家情報長官と繋がっていたのだった。


彼は何故辞めたのか?

恐らく、「海の男」だったからさ。
真の海の男だったからだよ。

「率直さ」がホワイトハウスと合わなかったから、とか書かれているが、権謀術策を駆使して操りたいという勢力と、実直であろうとする男が「合わない」というのは、よくある話ではないかなということだ。

えひめ丸の事故は、確かに不幸な出来事であった。
だが、デニス・ブレアは、被害者や遺族に対して最大限の配慮をすることに心を砕いた。原潜側に責任があったことは確かだったが、米軍にはとても珍しく謝罪をしてくれたのだった。あの時の功績は、ひとえにデニス・ブレア総司令官の存在が大きかったであろう。ブッシュ大統領自らが謝罪の意を表したのだった。

当時の森総理への批判が強まり、沈没したのは森政権と言われたものだ。


多分、長年海で生きてきた男だから、海でぶつけて放置するとか逃げる、といったことが、基本的に許すことのできない人なのではないかと思う。船乗りの仁義というか、矜持というか、そういうのが体の芯まで叩き込まれているのだと思う。
たとえ、敵国同士であろうとも、難破している船の乗組員を放置して逃げたりはできない、といったタイプの人なのではないかな、ということだ。



あくまで推測だが、書いておく。

今回の韓国哨戒艦沈没事故について、当初は事実の隠蔽とかを考えていたわけではなかったのではないか。しかし、ホワイトハウスの上の方は、あの手この手を駆使して、隠蔽に終始したんだろうと思う。そのやり方が、海の男には許せなかったのさ。船乗りの魂に反するからだろう。腹に据えかねるやり方、というものはある、ってことだ。

もしもブレア自身なら、正直に海の事故を謝罪し、善後策をきちんとすれば、信頼は必ず得られるはずだ、と考えたのではないかな。
事故当初、韓国潜水士が死亡した後に米国駐韓大使や在韓米軍の司令官などが慰霊に訪れたのは、そういうことがあった為ではないか。

だが、その後にホワイトハウスと韓国政府上層部は、情報を隠し通そう、ということで一致したわけだ。これは政治的に決まった。だから、デニス・ブレア長官の出る幕はもうない、ということになったんじゃないのかな。

しかも、末端の方では非常にお粗末な「情報操作」になっていて、これはもう「ダメだわな」という失態続きだったんじゃないのかな?
ホワイトハウスの方からは、「もっと情報の統制をしっかりやれよ」とかの無理難題を押し付けられて、そう簡単にできるはずないのにね、と。しかも、どこぞの場末の素人ブロガ―にさえ、簡単に見破られる程度のストーリーだったからなんじゃないのかな(笑)。


穴だらけで隠蔽するのは無理だから正直に話そう、という人と、ここまで隠し通したんだから今更話してどうする、って人とでは、相容れないということになってしまうわけで。

正直に話して何十年かの信頼を得るか、嘘をつき続けてこれまで築いてきた信頼を全て失うか、それは「ホワイトハウスの決めること」だからな。

「えひめ丸」の時には、正直に話して、ブッシュ大統領が謝罪したからこそ、収めることができたと言ってよい。

だが韓国の場合には、ここまで引っ張ってしまうと、もう後戻りはできなくなってしまっているからね。4月時点でもめたことが、迷い(情報管理・統制をやるか、やらないか、ということだな)を生んだんだろうと思う。正直に言っておけば、早期に解決に向かったことは確かだと思う。

反対したのは、ホワイトハウスの一部高官たちだろう。オバマ大統領は、そちらの方針を受け入れたということさ。つまり、オバマ大統領自身が加担したのだ、ということは覚えておくべきだろう。それが、電話会談だのという、とって付けたような茶番劇だったということさ。



辞めたデニス・ブレアの方こそが、信頼に値する人物ではないかと、ぼくは今でも思っている。


とことん腐ってる

2010年05月20日 21時27分39秒 | おかしいぞ
この国は、本当に腐ってる。

鳩山政権の奴らは、生きながらえることだけが大事で、その愚かさが自覚できんのだよ。


ここに来て、月末までに「どうにでも、どんな反対があろうとも」普天間移設先を、遮二無二決めてしまえ、って腹らしい。


その、泣きついていく無様な連中は、恥というものがないのか?

権力の座を守らんが為の、情けない命乞いみたいなのは何なのか?
どうか救ってください、って、アホか?


この国には、未来はない。

とことん、腐ってるわ。
あらゆる部分に、腐敗がしみ込んでいるわ。


悔しいけど、認めざるを得ないわ。

海外からは笑われるけれど、いかんせん「ルーピー」のカードしか今は出せないという、本当に八方塞がりなんだもの。
しかも、周りにいる連中ときたら、本当にロクでもないのばかりなんだな。



厳しさがない。

もう本当にダメだわ。


完敗ですわ。
悔しいけど。


お手上げ。

バンザイですわ。


心の底から、本当に、ここまで悔しいのって、これまではなかったわ。

日本の劣化は、少しの話ではないな。
終わった。
完璧に終わった。



唯一の拠り所は「1番」(笑)

2010年05月20日 20時30分19秒 | 外交問題
これが結果ですか。なるほど。
結局、最も「決定的な証拠」となったのは、魚雷に書かれた文字、ということになった、と。しかも、15日に発見されたと言われている、「新事実」と。

こういうのって、普通の検察官とかが見たら、起訴できて有罪にできると判断するのだろうか?
犯行現場に残されていた、と捜査している刑事だけが主張する、僅か5日前に発見されたという新証拠は、本当に信憑性が高いかどうかはどのように判るのか?
単一の証拠をもって、これが決め手と言うには、あまりに根拠に乏しいとしか思えないわけだが。捜査担当が持ち出してきたものとは、全て「どこにあったか証明することのできない物証」のみである、ということだ。

しかし、向こうさんも中々考えてきたな。
当方の出していた疑問点を、「穴を埋める」作業に利用させてもらいましたよ、ということにしたわけだ。
昨日、当方の推測で『因みに、北朝鮮のシリアルナンバーって、普通に数字で書かれていると思うけど。日本語みたいに、「千二百五十三」とか書いてあるわけじゃないと思いますよ。殆どの場合、「1253」ですって。』とブログ記事に書いておいたら、そのアドバイスは早速活かされたみたいですな。何と、数字の「1」とハングル文字の「番」(に該当する文字)で、合わせて「1番」だったんですと。笑う。外国人向けのお土産屋のTシャツみたいですな。ま、別にいいですけど。


それでも疑問に答えることができたわけじゃない、ということは言えるだろう。

①ペクリョン島の海岸哨兵は「約100mの白色閃光柱を観測」?

こんな証言があったなんて、初めて知りましたよ。誰も魚雷爆発時の水柱とかを見てないよ、と拙ブログで書いたら、それに早速答えてきましたよ、ということでしょうか?
事故後、約1週間以内の証言には、これはなかったですよ。韓国マスコミが取材していたけれども、どこも報じてはいなかった。

さて、もしもこの証言が本当であるとすると、矛盾点は生じるわけである。それは何か?

この証言があれば、かなりの確度で「(外部)爆発」という可能性が高まるのであって、少なくとも「金属疲労」だの「疲労破断」といった可能性は否定されるであろう。そんな可能性が出されてくるわけがない、ということ。しかし、3月末~4月初めの頃には、こうした「疲労破断説」というのが大々的に報じられていたはずである。高さ100mにも及ぶ閃光を見て、何故哨兵はマスメディアに黙っていたのか?機密保持に専念していたからか?
海軍兵士たちは、艦内部爆発などが取り沙汰されて批判に晒されたりしていたのに?疲労破断を否定するには、手っ取り早いのがこの証言だったはずなのに、何故当初から出されなかったのか?

後から辻褄合わせの証言を作った、ということでなら、説明がつくかもしれませんね(笑)。


②用いられた魚雷「CHT-02D」の推進力は何か?

北朝鮮がこんな魚雷を売って商売していたなんて初めて知りましたけれど、今日の記事を見ると「モーター部分が発見された」ということみたいなんですね。モーターで動くんですか、魚雷って。
数日前の記事によれば、発見された火薬は「推進用火薬」だったそうで、成分が一致した、とか報じられていましたよね?
この魚雷も、火薬の燃焼でモーターを動かす、という仕組みということですか?動力の仕組みとか、全然知らないもので、どうやってモーターを動かしているのか気になるんですよね。
火薬成分が一致とか何とかの情報がデマだったのかな?


③北朝鮮の特殊潜水艇はどうやって照準できたのか?

夜間だったので目視というのは厳しいですよね。レーダーとか、ソナーみたいなもので哨戒艦の位置を掴めていたと?韓国側のソナーなどには探知されずに?
しかも、発射されたという魚雷は結構な大きさみたいですが、これも韓国の艦船には一切探知されていなかった、ということなんですよね?普通、哨戒艦くらいであると、魚雷が接近してきても発見できないというものなんでしょうか?


④02年の北朝鮮軍艦との交戦時と全く違う

この時には、明らかに相手は北朝鮮だ、ということは判明していたわけですよ。今回みたいに、「誰がやったか」というのがよく判らない、なんてことではなかった。しかし、特別な制裁措置などが取られたかといえば、そんなものはなかったわけです。交戦は6月に起こったのに、僅か3ヶ月くらい後の9月には、小泉総理は電撃訪朝を果たしているわけですよ。

米海軍は交戦直後に軍艦を派遣するといったこともなかった。ましてや、戦没者の慰霊に駐韓大使が出向くとか、米軍司令官が出席するということもなかった。
韓国はワールドカップに夢中だったから、ということがあるのかもしれんがね。

今回の沈没事故の後、割と早期に米海軍の艦船が数隻、救難艦も含め投入されているのは、極めて異例である。一体何を探していたのか?
捜索に参加している民間人なんかに、「非常にマズいもの」を万が一先に発見でもされたら大変だ、というような特殊な事情というものが存在していたのであれば、納得ですな。 
昨年11月の交戦があっても、米韓の動きは今回とは全く違っていた。

米国及び米軍の動きを説明できる理由というものが、判らない。
仮に北朝鮮が隠密裏に撃沈できたとして、その意図や目的というものもはっきりしない。



ま、言えることは、物証なんてものは、起こった現象が伴わないのであれば、信頼性は低い、ということだな。



韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~6

2010年05月19日 18時36分04秒 | 外交問題
オバマ大統領との電話会談までやるとなると、これがやはり特別なメッセージとなっているであろう、ということはわかるわな。


いくつもの矛盾点について指摘したが、あちらさんは答えようがないだろうね。

こんな証拠がありましたー!って感じで新たな証拠をつぎ込んでくるのは主導権はあっちにあるから。

今回の件では、米国駐韓大使が韓国潜水士の死亡事故の慰霊に訪れたのは、まさしく特徴的だった。

そして、今回のオバマ大統領との協議。


こんなに大袈裟なのは、どういった理由があるのだろうか?

知らない人たちが多いだろうと思うが、過去の対応と比べても、今回だけは「異例尽くし」だろうというのは判りますね。

昨年11月にも、北朝鮮の軍艦との銃撃戦があったわけです。その時に、今回のような米国の対応は取られたか?

2002年には、同じく韓国哨戒艦と北朝鮮警備艇との銃撃戦となり、韓国側に沈没被害と戦死者が数名出たわけだ。だが、今回のような大騒ぎになったか?
韓国大統領の対応ばかりではなく、駐韓大使や在韓米軍の軍人たちはどうであったか?
ましてや合衆国大統領は、今回のような大袈裟な対応をしただろうか?

全て、否、である。

そりゃそうだわ。
国境沿いの小競り合いで、死傷者が出ることなんて、そう珍しいことでもないからね。

なのに、今回に限っては、米国の全面協力というか「協賛」だか「バックアップ」だか、映画の宣伝文句みたいに、至れり尽くせり、ということみたいですな。これこそが、まさしく”異例”ということであって、何か特別な事情がなければそんなことをするはずがない、ということなんですよ。何か特別な事情とは何だと思うか?
例えば「原潜が衝突」というような事態、ということではないですか、という推測ですな。


韓国国民に知られてはマズい、ということがあるからこそ、こうした異例尽くめの対応が取られているわけで。
そのこと自体が、「何か裏がある」ということなんだよ。



韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~5

2010年05月19日 12時50分15秒 | 外交問題
ホント、ああ言えばこういう、の典型ですね。
そんなに拙ブログで指摘することが、痛いところを衝いていたわけですか?

まさしく、「おや~?こんなところにありましたー、あったあった、指紋ベッタリの拳銃が出てきましたよー!動かぬ証拠でーす」みたいなことでしょう。
昨日書いたまんまじゃないですか(笑)。

向こうさんは、これで確実に勝った、とほくそえんでいるかもしれませんね。これでどうだ、と。反論できまい、と。ふふーん、なるほど。そうですか。


魚雷が中国製だとかロシア(旧ソ連)製だとかだったとして、どうして北朝鮮の犯行と考えるのか言ってみな、と尋ねたら、早速「北朝鮮の文字で書かれた数字(シリアルナンバー)」がスクリューシャフトに見つかりましたー、って、そんな好都合な発見ってあるもんなんですかね(笑)。もう、爆笑ものですな。



普通の人間は、どのように言うのか、というのを考えないのかもしれない。

また架空の例ですから(いつもですみません)。

今、あなたの家の抽斗に、カレーのルーの余りがあるとする。
そのルーは殻に包まれており、製造メーカーがどこのものであるか判ってない。
メーカーは、とりあえず、ハウス、グリコ、ヱスビーのいずれかであるとします。購入する時には異なる辛さを選んでいて、子供用のカレーを作る時には、やや甘口のハウスのものだけを使っていたとします。
さて、目の前にあるルーが、はたしてハウス食品のものなのかどうかを知りたいわけです。

あなたは、このルーがどこのものであるかを考えるとき、どういうふうに調べ、何と発言するか、ということなんですね。

韓国の発表の仕方というのは、どうだったか。
最初の頃は、ルー(=火薬)成分を調べているけれども、直ぐにはどこのものかわからないかもね、と。ひょっとして、ハウスのものかもしれない、ということだった。ルーの包みは、ハウスの製品と似ているよ、と。そういうことを発表してきたわけですよ。

だが、今日になって、急に「包みに印刷されていたハウスという文字と、ロゴマークが発見されたので、きっとハウスのルーに間違いない」って、言ったんですよ(笑)。

このような人が本当にいると思いますかね?(笑)
いるとすれば、それはよほどのバカってことではないでしょうか。ルーを包んでいる殻にハウスって書いてあるなら、それが一番手っ取り早いわけで、その他の「ルーの成分分析では似ている」とか「包みの破片は感じが似ている」なんて情報はどうだっていいわけなんですよ。

つまり、普通のまともな人間ならば、はじめから「ハウスって書かれている」と言うに決まっている、ということですよ。韓国当局は、普通じゃないのかもしれませんが。


それとも、文字やマークの入った部分は見つかっていなかったからだ、という反論は有り得るかもしれない。しかし、それも不自然さは残るわけである。どうしてか?

スクリューが発見されたのは「先週だった」にも関わらず、決定的な証拠としての「北朝鮮の文字や数字」を挙げるのではなく、構造体や火薬が「中国製かロシア製」というのを報じたわけだ。どうして先週に見つかっていたものが、今になって「文字が書かれていましたー!!」ってなるのかな?と。読めないほどに、極小の数字だったから?(笑)

conclusive evidenceと言うからには、こうした決定的事実を掴むまで、普通は黙っているというのが多いと思うんですよ。だって、先にルーの成分だの、包みの色や材質だのといったことを挙げても、確実な証拠とはなり得ないんですから(これは昨日書いた通り)。言う必要性のないことを言う、ということ自体が、大いなるヒントになっている、ということです。どうしても「北朝鮮が犯人だキャンペーン」を必要としていた、ということが明らかになった、ということなんですよ。


こちらへの反論としては、証拠の補強がどうしても必要だ、ということですかね(笑)。

哨戒艦沈没:スクリュー、火薬、合金破片など証拠続々(上) | Chosun Online | 朝鮮日報

(一部引用)

調査の進展は、先週末に魚雷のスクリュー部分が完全な形で発見されたことが決定的な契機となった。魚雷のスクリューは魚雷を前進させる推進装置で、小さいスクリューが互いに反対方向に回転する形で動作する。スクリュー1個だけでは魚雷はまっすぐ進まないためだ。スクリュー部分は弾頭から切り離され、最後部にあるため、爆発後も破片が残っている可能性が指摘されてきた。しかし、沈没海域は潮の流れが速く、スクリューの破片は残されていたとしても、遠くに流されたとみられていた。しかし、こうした予想に反し、スクリューは沈没現場付近の海底で、破片ではなく完全な形で、しかも北朝鮮式のシリアルナンバーが書かれた状態で発見された。

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先週末に「完全な形」で発見されたにも関わらず、どうして「ハングル文字」の読み取りが出来なかったのかな?


他の発言の変遷も気になるところ。

「天安」から検出の火薬、北魚雷の火薬成分と同一(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース

(一部引用)

軍高官は18日、7年前に回収した北朝鮮訓練用魚雷の火薬と、「天安」船体や海底から回収した火薬の成分が同じであることがわかったと明らかにした。
 沈没海域ともなった黄海沿岸で以前回収された北朝鮮訓練用魚雷は、弾頭はないもののスクリューを動かす際に用いる火薬が残っていた。一方、「天安」の煙突や海底の砂からは、魚雷の弾頭に用いる火薬成分「RDX(ヘキソーゲン)」が検出された。
 軍関係者は、RDXは欧米や東欧圏で使用されるが、火薬を製造する際の成分比率は国ごとに異なり、これは人で言えば指紋を確保したのも同様だと説明した。

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指紋を確保したも同然、とまで豪語しているわけだ。ところが、数日前はどうだったか?

国防部長官「火薬成分のRDXは普遍的に使用」(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース


<韓国>哨戒艦沈没、魚雷火薬の可能性 国防相(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


成分からは特定が困難としていたわけである。
こうまで一変するというのも、腑に落ちないわけだ。どこからか、入れ知恵があった、というふうに考えるべきだろう。


因みに、北朝鮮のシリアルナンバーって、普通に数字で書かれていると思うけど。
日本語みたいに、「千二百五十三」とか書いてあるわけじゃないと思いますよ。殆どの場合、「1253」ですって。考えた人は、北朝鮮に行ったことがないからだろうと思うよ。
ま、ハングルでどんなことが書かれていたかは、不明ですけど。



韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~4・Smoking Gun!

2010年05月18日 18時03分41秒 | 外交問題
もうね、見ていて涙ぐましいね。まあ、反米感情が沸騰するのをどうにか防ぎたい、ということはあるんだろうと思いますけれども、商売の為には優先させるのも止むを得ない、ということなんですかね。
向こうには向こうの事情というものがあるでしょうから、まあ見物しているしかないわけですが、日本の外務省や防衛省の呑気さにも呆れますな。この国は、劣化があらゆる部門に及んでいるのでしょう。

で、韓国では、遂に決定的証拠を掴んだ、ということになったみたいです。

哨戒艦沈没、北朝鮮関与の「決定的証拠」発見と韓国メディア 国際ニュース : AFPBB News

(一部引用)

【5月18日 AFP】韓国海軍の哨戒艦「天安(Cheonan)」が爆発・沈没した問題で、韓国の聨合(Yonhap)ニュースは18日、韓国軍関係者の話として、同艦や現場海底から採取された金属片や爆発物の痕跡を分析した結果、北朝鮮の魚雷が沈没原因であることを示す「決定的な証拠」が発見されたと報じた。
 国防省筋によると、爆発物の痕跡は、韓国が7年前に入手した北朝鮮の魚雷から採取された成分と同様の化学的構成だったという。聨合ニュースなどの韓国メディアは、魚雷のプロペラと見られる破片が発見されたとも伝えている。東亜日報(Dong-A Ilbo)は、調査団は、破片は中国もしくはロシア製の魚雷の一部だと結論付けたと報じている。

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ここに来て、火消しに躍起のようですな。「疑念の煙」は立ってはいけない、ということで、韓国国内の情報統制とか、ネット上の監視活動とか、必死のようです。


よく映画なんかのベタなシーンとして、悪徳刑事が事件現場に「犯人が使った凶器」を捏造してハメる、というものがありますよね?
ここに、「犯人の指紋ベッタリの拳銃」があったぞーー、みたいな。
誰かに濡れ衣を着せる為に、仕組んでおくというパターンね。まさしく、こういうのに近い気がするんですよね。なので、犯行現場から、後になって出てくる「こんな動かぬ証拠」というのがあっても、頭から信じることはできないんだよね。こういう証拠捏造なんてものは、そう難しいわけではないかな、と。
いつぞやも書いたけれど、何かの検査とか調査結果は、捏造なんてやろうと思えばできるからね。


改めて感じるのだけれど、どちらかといえば「マイナーな、ガラパゴス化(笑)した」日本語しかできない人間で良かったなと。英語しか判らない連中は、英語の情報ばかりを見る。韓国なら、韓国語の情報を監視してしまう。だけど、マイナー言語である日本語というのは、ローカル語であるが故の、情報隔壁の役割を果たすことになる、ということだな。推測や予想をどうやって可能にするのかを知りたければ、まず日本語をよく学ぶことだな(笑)。

話が逸れた。

前にも書いたけれど、最初の頃の情報は概ね正直に出されたものが多いと思うけれども、ある時点を経過してからは隠蔽意図がある可能性があるので、あまり信用できないかもしれない。だけど、情報を出してくる情報源の人たちの全部が「情報統制下にある」ということを知っているわけではないから、知らないが故に、ついうっかり「本当のことをしゃべってしまう」ということはあるわけである。

それを見咎める「裏で糸を引く人たち」が、「なに余計なことをしゃべってんだよ、ボケが」と情報管理をしっかりしろよ●●!みたいに、烈火の如くお怒りになる、ということになってしまうわけでございます(笑)。あの、産経新聞が伝えた「情報漏れ」猛抗議というのは、恐らくそういうことを言っているものと思いますけど。「65海里」のことをバラしたから、ということではありますまい。


また、いくつか指摘を書いておくことにしますよ。


①事故当初、救難連絡をした天安側は「座礁した」と言った

これは3月中に報道されています。まず海上警察に連絡が入った時には、「船が座礁したかも」ということで救助要請があったものと思われるわけです。普通、軍艦の艦長とかが「座礁」と沈没とを言い間違うといったことはあるか?
まずないと思いますよ。それは、当人が「座礁したのかな?」と疑うか錯覚するような事態が発生していたから、ということなのです。

魚雷攻撃を受けて、船が真っ二つに折れて沈むという事態で、「座礁」と言うだろうか?

多分そういうことではなかった。艦長の報告を言い換えると、「まるで座礁したかのような」船の動きだった、ということを言っているわけなんですよ。これまで述べた潜水艦衝突時を想定すれば、そう、まるで座礁したかのような錯覚があっても全然不思議じゃないんですよ。むしろ整合的なんですね、証言と。潜水艦に乗り上げたような恰好になってしまうわけですからね。

それに、衝撃音は感じても、魚雷のようなものが爆発したという音ではなかった。乗組員たちの中に、そうした爆発音を聞いていない者が多かったので、初期の頃の事故原因が直ぐには出されなかった、ということでもあるわけです。


②付近には、哨戒艦「束草」がいた

天安の事故発生時には、近くにいたらしいんですね。北朝鮮船の攻撃というものを、見つけることはなかった、というのが初期の証言だったんですよ。更に、陸地から赤外線でこの海域を監視していたらしいんですね。
この両者とも、「魚雷攻撃の水柱、水しぶき」のようなものを全く見てない、証言してない、ということなんですよ。前の記事にも書きましたが、船底爆発で真っ二つに折る程の威力があったのに水しぶきが上がらない、なんてことが本当にあるでしょうか?
なのに、誰も爆発の様子を見ていない。勿論、天安の乗組員たちの中にも、だれ「一人もいない」んですよ。


③地震観測所の証言は「直撃」

ま、これは科学的評価が分かれる可能性はあると思います。ただし、重要な証言がある。もしも、水中爆発であると、まず最初に魚雷の爆発、続いて船への衝撃が加わり船体破断、ということになるわけです。そうすると、最初に魚雷爆発による衝撃で発生した波が記録され、やや遅れて船に当たった衝撃の波が記録される、ということになるようなんですね。

ところが、このディレイ信号がないので、観測結果としては「魚雷爆発」と船体破断が同時、すなわち直撃弾だったのではないか、という意見が4月初めに報じられていたわけです。これは、魚雷の艦底爆発とは矛盾するんですよ。陸上で見ていようと、僚艦から見ていようと、左舷に魚雷の直撃弾があったら、そりゃあ判るに決まっていますよね?

しかし、そういう目撃はないし、調査途中でも「直撃ではなく、バブルジェット」という意見だけが出されていたわけです。少なくとも、引き上げられた艦体の観察結果からは、誰も直撃なんて言わない、ということなんですよ。

これも、潜水艦がダイレクトに天安に衝突した、という仮定と一致しているわけです。まさに直撃弾だったわけですから。衝突時の信号が計測されていても、それは正しいということなんですね。



ああ、最後に一つ。

因みに、決定的証拠というのは、魚雷の一部が「中国」製か「ロシア」製の一部、ということなんですよね?

こういう時、中国やロシアの潜水艦攻撃ではなく、「北朝鮮だ」と言える確たる証拠というのは、一体何だと思いますか?(笑)

北朝鮮が中国製やロシア製の魚雷を購入して使っている、というのが事実だとして、それが何故北朝鮮と特定できると考えるのか、ということを聞いているんですよ。


普通の思考力を持つ人間ならば、
「中国製またはロシア製の魚雷を用いる潜水艦」が発射した可能性が高いと考える
とか言うはずなんですよ。
少なくとも、中国ではなく北朝鮮、と主張するバカはいない。そんなこと、判るわけがないんだから。

AさんもBさんもCさんも、みんな共通して「シャネルの香水」を使用しています。
犯人は、シャネルの香水のシミを残していきました。さて、犯人は誰でしょうか?
たったこれだけの情報から、「犯人はAさんです、間違いありません」、と豪語するようなものなんですよ。そんな人はいますかね?

そういう根本的にオカシイよね、ということにさえも気付かないというのは、どうしてなのか、判りますか?

「とある主張」を否定する為だけに、記事が流されるから、です。

「とある主張」とは、例えば「北朝鮮以外の国の魚雷攻撃説」とか「潜水艦衝突説」とか、そういうものを否定できるならOKという基準で思考してしまうからなんですよ(笑)。

仮に「中国製魚雷」の存在が確実、と言えるなら、米国原潜の魚雷ないし直に衝突のいずれも否定できるから、ですよ。

ロシア製魚雷であれば、北朝鮮、ロシア、ひょっとして中国、というふうに、候補はいくつかになってしまうだけかもしれないんですよ。それを、決定的、と呼ぶのは、明らかにおかしい、ということです。

因みに、中国製とロシア製の区別がつけられないのは何故なんだろうか、と疑問に思いますね。「中国製かロシア製か判らんけど、とにかく北朝鮮が犯人」って言いたいだけにしか見えませんね。
爆薬が発見された最初の頃には、「ドイツ製」とか噂がありましたよね?
ついうっかり「普段から身近にある爆薬」を置いてきてしまったもんだから、「どうやら西側諸国で用いている魚雷のようだ」という分析結果が出てしまったんじゃありませんか?(笑)

嘘をつき通す、というのは、辻褄合わせとかが本当に大変なんだろうと思うんですよ。どこかに矛盾があるとか、うっかり落とし穴に引っ掛かってしまうから。完璧な推理小説のストーリーを作り上げるくらいの能力があればできるのかもしれませんが、普通はそうはいかないわけで。



韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~3

2010年05月18日 10時12分00秒 | 外交問題
大した話ではないけれど、疑念を持たれると困るということで、何とか情報を流して誘導したい、というような思惑みたいなのが透けて見えてくるわけでございます。


7割が「北関与」=哨戒艦事件で世論調査-韓国紙(時事通信) - Yahoo!ニュース


あまりに必死さが伝わってきて、笑えます。
こんな”世論調査”って、一体何の意味があるの?

この調査や調査結果に、どんな意義があると思うか?

アホだな。


もしも、本当に調べたというなら、大笑い。


例えば鉄道脱線事故があって、
鉄道会社が関与していると思うか、運転手が悪いと思うか、車両製造メーカーが悪いと思うか、というようなことを、世論に尋ねて「事故原因」とかの解明に役立つと思うのか?

全くの無関係な一般国民に尋ねたって、何らの意味もなさないことは明らかでしょう?


つまり、こうした世論調査や結果の公表というのは、そういう誘導意図を持っているという場合にのみ、役割があるということなのだよ。

推理小説で犯人探しをするのに、断片情報を与えられた一般人に投票で決めさせるようなものだろ。意味ないっての。それだけ焦ってる、ということさ。



韓国哨戒艦沈没事故についての疑問~2

2010年05月17日 14時11分13秒 | 外交問題
なんつーか、必死だな、感が漂う展開となっております。

KBSテレビ『謎の第3ブイ・なぜ?』の消された謎

韓国哨戒艦沈没事故についての疑問


すると、早くも断定的な記事が出される、と(笑)。
20日頃とか言っていたのに、いてもたってもいられなくなり、ついうっかり「北朝鮮の魚雷以外にはあり得ない」という、これまでにはない、最も強い口調で「否定」報道を慌てて出さざるを得なくなった、というわけですか。

ふふん、なるほどなー。
大変勉強になります。有難うございます。


これ>はてなブックマーク - 「北の魚雷以外あり得ない」 沈没艦の合同調査団が結論、韓国紙報じる - MSN産経ニュース


そうですか。


参考までに、違う方向から見てみますか。

Mk48 (魚雷) - Wikipedia


この写真は、2700t級の駆逐艦が魚雷で「船体破断、沈没」となったもののようです。沈んだ韓国哨戒艦「天安」の倍くらいの排水量を持つ船だ、ということです。はるかに大きいということです。
それでも、船底で魚雷が爆発すると、2つに折れて沈むまでは僅かな時間しかない、ということなんですね。しかも水の飛び散り方は、破壊力を反映して相当高くまで上がっていますよね。これくらいの水圧がかからなければ、船体を破断させるには至らない、ということでもありますか。

これに類する目撃証言は得られてないはずだ。
そんな水柱なんて、誰も見てないということですよ。


北朝鮮の魚雷は、威力がとても弱くて、爆発の水圧が低かったんだ、という言い訳はあり得るかもしれませんな。
しかし、そこまでの威力がなかったのであれば、船体の傾き具合が説明でき難い。既にしゃべってしまった証言というのは、捏造したり改変したりできないからね(笑)。3月の当初報道されていた内容からすると、威力の乏しい魚雷爆発で船が折れ傾いた、というのは、どうも考えにくそうだ、ということなんですよ。

ドーン、となって、直ぐに艦が90度に傾くというのは、ちょっと魚雷爆発とは整合的ではないんじゃないですかね、ということですな。
その証言に一番近いのは、潜水艦の衝突事故なんですよ。


それに、米軍自身の初期回答が間違いだった、ということになるわけで、そんなに安易な「監視体制」をとっているのか、というのも大いに疑問なのである。あんなに「北朝鮮は危険だ危険だ」と言っていながら、「いや、特に活動している様子はなかったよ」という所見がそう簡単に出されるとも思われないからね。職務に忠実に、しっかり見ていたからこそ、そういう回答だったってことだよ。

とりあえず、北朝鮮がどんな反論をしようと、国際社会の大半は信じようとせずに米韓の言い分の方が正当であると見做すであろう。そこが、事故隠蔽には大いに役立つということですな。
因みに、沖縄の米軍の軍事演習で沖縄島民に死者が出たって、米国の駐日大使が慰霊に訪れるなんてことはなくて、捨て置かれてきたわけでしょう?
それを、たった一人の韓国兵士の死亡事故にわざわざ駐韓大使が出席するのは、まさしく「異例」なんですよ。