いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

はてなのブログは何かヘンだな

2012年07月06日 07時15分39秒 | 俺のそれ
ちょっと判らんのだが。








ブログ記事にない記述が書かれているんだよね。

しかも、これは、別な電子メールに書いた文章の一部。


どうしてこんなことがあるのか、よく判らない。


はてなアンテナに追加したのが浜菊会(http://blog.goo.ne.jp/hamagikukai)だが、表示されないし。

なんか、小細工でもやってるですかね、という話だわな。


アンテナの中身はできているんだわ。




だけど、先頭ページには表示されない、と。


ふーん。


因みに、2番目のこっちのブログの更新時間が2時55分って、しかも

『黒い渦巻き  弘前で19棟全半壊』

ってなってるが、そんな記事はどこにも書いてないし。


出鱈目っぽくね?(笑)


追加だが、タイトルに合致しているのが、こちらだった。

>http://news.goo.ne.jp/topstories/nation/767/16a3831908e05322bc6d98285beebddd.html?fr=RSS


黒い渦巻き…弘前で19棟全半壊

突風で電線にひっかかったトタン屋根を取り除く消防団員たち(5日午後7時9分、青森県弘前市で) 【読売新聞社】

(読売新聞)黒い渦巻き見えた…弘前で竜巻か、19棟全半壊
(読売新聞) 2012年07月05日 21時20分
 5日午後5時10分頃、青森県弘前市楢木(ならのき)で、「竜巻で民家の屋根が飛ぶのが見えた」と住民から119番があった。

 弘前消防本部によると、同地区で小屋や車庫など6棟が全壊、13棟が半壊したほか、24棟が屋根などに被害を受け、1人が軽いけがを負った。横転した車もあるという。

=======


おやおや、読売さんかよ。
ウチのブログとは、何の関係もない読売さんの記事を、何故俺が宣伝せにゃあいかんのよ、という話だわな。


ホント、ろくでもねえことをやってるんだね。はてなって。


まあ仕方ないか。

下僕なの?


奴隷どもって、マジでそういうことやるんだね。



10時頃追記:


あれだな、数分後には表示をしていたみたいだね。

けど、向こうが気付くまでには、少々時間差があったわけだ。
眠かったから、ということかな?(笑)


本館のこちらの記事更新の異常は、謎のままだしね。
書いてない記事が表示されるって、ヘンじゃね?
ああっと、画像でよく見たら、「2時55分」ではなくて「2時05分55秒」だった。上に書いた時間は間違いだったわ。


はてなって会社は、おかしいよね、と書いていても、無視なんだね、やっぱり。
別にいいけど。


向こうからの連絡とかは一切なし。
陰で言ってる分には、相手にしない、クレームを入れたら答えるよ、ということなんだろうね、きっと。まあ、ウチみたいな弱小が何を言ってもしょうがないわけですがね。



世の中、不思議な現象がいっぱいある、ということで。

ああ、僕って、妄想癖があるから、きっとそのせいだね!(爆)




やっぱ、グーグルさんもevilの仲間か?

2012年07月05日 13時15分10秒 | おかしいぞ
別館の方が、何故かgoogle Chromeだと表示されなくなってしまったんだな、これが。

何が理由なのかな?



はてブの表示とかもヘンだしな。
暫くはてブコメントが表示されてなかったり。


当方には、どうしようもないわけですが、困ったもんだ。


暫く表示されない状態が続いていましたが、やっと復旧したようだ。
はてブコメントの表示も、表示されるようになってた。


前からそうだけど、「緑の悪魔」みたいなのが張り付いていたのかな?(笑)


冗談だよ、冗談。
●●に言った冗談さ。


はてなのクズは、こっちがログアウトしたのに、何故かログアウトさせてくれない(笑)。
画面に『あなたのブックマーク(編集・削除)』が表示されっぱなしで、ログアウトしてもぼくが「ぼく」だということが、向こうには判ってるみたい。書いたコメントもそのまんま。


他のには、一切表示されてないから、ログアウトしていることになってるはずなんだけど。


特定の画面だけ加工されているとしたら、どうしてなのかな?(笑)

ああ、当方のような馬鹿を信じ込ませるためですか。
ふーん、随分と手の込んだことをやりますね。




追記:20時40分過ぎ


ネット八分って、本当にあるんだね。


yahooのニュースにツイッターの投稿が出るんだけど、あれって、ゼロになってるときに書いても「表示されない」というふうにできるんだね。中々やるじゃないか。特定人物からのつぶやきは排除せよ、ってことなんだね。

それも、ただのニュース記事だぜ?
当初のいくつかは普通に表示されたのに、数時間後にはすかさず非表示にするとはね。



それはさあ、結構、高度な技を使わないと難しいんじゃね?

こっちがどこのページにアクセスして、どこにコメントを書き込んでいるか、というのを完全に監視してないと難しいもんなあ。


こんなに短時間で、色々と対策を打ってくるなんて、そうそうできるもんじゃないよね。
やるじゃないか。流石は専門家、本職の人たちは、やっぱすげーわ。


封じ込め戦術、というやつですな。
よくある情報遮断、情報操作、ということだわな。


目に触れさせぬようにすること、これこそが重要なのだ、と。



ああ、そうすか。
そんなに邪魔をしたい、と。

ふーん。本気も本気なんだね。




日本経済をダメにした民主党の大罪

2012年07月04日 21時13分02秒 | 政治って?
消費税が5%に引き上げられた97年を思い出して欲しい。

あの時から、日本経済は泥沼に引きずり込まれることになった。その前に起こったのは、現在政権に就いている「民主党誕生」だった。


自社さ連立の橋本政権で、消費税引き上げを掲げたが、新党さきがけが崩壊の危機、社会党は名前を変えてみたものの支持層も議員も離反者が続出し、両党はその後消滅の運命だった。


96年の総選挙直前に、鳩山・菅らが立ち上げたのが旧民主党だった。
彼らは、元々が与党サイドの人間なのであり、民主党としての立ち位置は「増税賛成」だった。


まさしく、”凶児”たる民主党が誕生したことで、非自民票を奪ったのがこの民主党の役割だったということだ。

小沢率いる新進党は、小選挙区で敗北の憂き目に遭った。比例の得票率では自民と大差なかったが、非自民票を奪い合う結果となり、その他の弱小政党の存在などもあって、敗北した。

(因みに、選挙期間中、小選挙区での自民党候補の多くが「増税はさせない、当選させてくれたら3%据え置きにする」、などというペテンを言って当選してきた、ということがあった。自民党の出鱈目とペテンというのは、ある種のお家芸、ということ。口先三寸政治家)


当時の民主党は52人しかいない政党(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A_(1996-))だったが、今や政権の座に就いているのである。そして、96年に増税に加担した重罪に加えて、今度もまた増税を推進しようという、「悪魔の増税DNA」を受け継いでいると言ってもよい。


今の小沢の新党の戦いは、この96年選挙の再戦ともいえる。


今度こそ、この雪辱戦を勝ち抜かねばならない。


新進党は増税に反対した。
もしも…とは言うまい。

だが、民主党が余計な真似をしなければ、増税は阻止されていた可能性があった。増税に反対する票数の方が多かったかもしれないから。
ただ、弱小政党にも票が割れてしまうと、自民が勝つという構図になってしまうのだ。


今度も、同じだ。
自民と民主は、増税賛成派だ。


増税反対の勢力を結集する必要がある。


小沢よ、今度こそ、日本経済をどん底に落とすことを阻止してくれ。


日本は再起不能の打撃を受けるかもしれないのだ。


愚かな経済運営によって、97年以降、日本は瀕死の状態にまで陥ったのだ。


97年を忘れるな。


参考記事:

05年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/86e3f2eebab0ac82859e869f5addb51d

06年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3778617d9320c2532d1178713d754588



日本は、また同じ過ちを繰り返そうとしている。
学習効果なく、同じ轍を踏むノダ。これが愚かでなくて、何なのか。


このデフレ経済をもたらしたのは、今の民主党だったということだ。
その元凶となってきたのは、政権に就いている民主党だったのだよ。


その罪の反省も総括もなく、自民党政治が悪かったことにしてきたのに、今まさに「増税翼賛政治」を行い、自民党以上に「古い自民党」化しているのが、民主党なのだ。


この15年、さきがけを解体した人々は、何らの進歩も反省もなかったということだ。


小沢が壊してきたのなら、今の民主党にいる当時の政治家たちは一体何だったのだ。


96年当時の流行語には、「排除の論理」というのがあったのをご存知か?
鳩山由紀夫がそう言った。
鳩山と菅が、ぶち壊して、排除したんだよ。


沈没しそうな船からは、さっさと脱出して、経済破綻を招くお手伝いをやってきたのが、彼らだったということだ。日本経済が受けた苦しみたるや、筆舌に尽くし難いんだぞ。倒産件数は、03年までにどれほどあったことか。リストラされた人々がどれほど出たか。自殺者がどれほどあったか。悔やんでも悔やみ切れない。


この15年の失敗について、今度こそ総決算を行うべきなのだ。


小沢が消費税増税反対を唱えた96年総選挙での敗北が、今の日本経済という結果に繋がってしまったのだ。
そして、15年経った今、再び「排除の論理」の再現とは。小沢グループは、まさしく排除されてしまったのだ。増税教徒たる野田一派から。


このままでは、97年ショックの再来だ。


今度こそ、増税反対派が勝利せねばならない。日本経済を救う唯一の方法なのだ。



赤穂浪士だって、脱落者はいた

2012年07月04日 12時39分22秒 | 政治って?
小沢新党の先行きをネガティブに報じる向きが多い。


まあ、離脱者が出ると「求心力低下だ」とか言うからね。


だけど、赤穂47士だって、最初から47人だったわけじゃないよ。
目的が果たせるかどうか、だ。
脱落者が大勢出たって、大石内蔵助を求心力がないなんて誰も言わないじゃないか。


議員さんにはそれなりの色々な事情とか、弱味だってあるかもしれないし、懐柔策だって何があるか判らないから。
ある程度はしょうがないことなんですよ。



それに、「AKB48」だってあるじゃないか(笑)。
48というのは、悪い数ではない。




向こうは、不信任案を単独で出される数を揃えられることを、何よりも恐れているのだ、ということ。だから、衆院の人数を削る為に、あの手この手を使ってきたんだろうと思うよ。政権側も防御で必死なんだよ。


それから、新党の党名を決める前に、公募すべきだ。



お願いだから聞いてくれ。


一般庶民は、自分たちには何のツテもコネもないから、議員さんに取り次いでもらう、とか全然出来ないわけ。声を届けようがない。


でもね、若い人たちだって、政治に意見を言いたいとかあるし、自分の思いを実現に結び付けてくれそうな人を応援したいとも考えているはずなんだ。

そういう人たちに、参加してもらうことを考えるべきだ。


一番、応援したくなるのは、どんな政党だと思うか?


それは、自分たちの手で育てた政党、だ。


AKBを見てみると、熱心な支援者というのは、自分が引き上げた、引き立てた、応援してきた、賛同者を増やしてきた、そういう自負があるはずだ。


党名を公募するのと、応援団を結成することだ。
烏合の衆と甘く見られてきた勢力を、組織化できるように、最大限の努力をするんだ。


そのためには、党を育てたいという人たちを「集めること」。
党名公募は、その第一歩だ。


情報公開、これが、現代の政党では最強の武器となるはずだ。

特に、弱小勢力が、既存勢力、大政党に立ち向かう際の武器となるのは、情報公開、これ以外にはない。


頼む。
お願いだから聞いてくれ。


今、チャンスを逃せば、小沢は何も変わってない、昔の壊し屋のまんまだ、というようなイメージを払拭できなくなる。


窮地を逆手に取って、チャンスに変えるんだ。


金を持ってない普通の人々が勝つ、そういう選挙を実現しなければならないんだ。

その為には、ありとあらゆる努力と工夫が必要なんだよ。




情報戦で劣勢に立つ小沢一派

2012年07月03日 13時33分15秒 | 政治って?
んー、昨日の会見の模様は見てない。

けど、ニュース映像でチラッとだけ出てたのをテレビで観た。


小沢グループには、マスコミ向けというかテレビ向きの人は誰かいないのかよ。


ここまでの所、勝負にもなっていない。
いいようにやられている。

まず、流れが速いのに、動きが遅い。


昔式のやり方で通用する部分と、そうではない部分がある。
今は、情報戦の結果が大きく左右する。
特にマスコミに包囲網が完成されているというのに、ケンカが下手過ぎる。


ホント、オレを呼んでくれよ、って話だな(笑)。


これは戦争だ、と言ったのに、小沢一派の危機感が足りない。ギリギリの戦いだ、という厳しさが足りないって言ってんだよ。はっきり言えば、ヌルい。


だから、採決後でも出るの出ないのできっぱりしてない上に、マスコミ側の情報戦術に簡単に負けるわけだよ。


小沢が壊し屋としての本領発揮、みたいに「演出」されて、まんまとマスコミの論調はそうなってしまっているではないの。

元々、出て行けと言ったのは、民主党内の野田一派であるし、自民党だったんじゃないか。


野田に2択を迫ったのは、自民党だったろうに。

「増税法案か、小沢切りか」

だろ。
小沢切りを選ばせた結果、自民は増税法案に協力してやってもいい、となっただけだ。



小沢一派が叩き出されるとは思っていなかったのかもしれないが、危機意識のヌルさが今回の小沢放逐というイメージを招いたであろう。


だから、増税法案採決前に、内閣不信任案を出させることを全力で考えるべきであったのだ。
不信任案の提出を小沢グループ単独で出来ないのなら、自民党に出させればよかったんじゃないか。


自民党に選択させればよかったのだ。
自民党の要求が、増税法案に賛成するから、小沢を切れ、とはっきり国民にも判り易い形になるように「バッサリ切らせれば」よかったんだよ。

そうすれば、切りつけたのは自民党と野田政権だ、と明確になるから。


今の状況だと、反対票を入れたので、反逆者の汚名を着せられて、自分本位の勝手な行動で出て行ったかのような印象を与えてしまっている。それはマスコミがそのように仕向けて、報道しているからだ。国民の大多数は、政治家たちがごにょごにょ何をやっているのかなんて、知らないし。


作戦ミス、と言ってもいいだろうね。


マスコミは少数派になってしまえば、都合の悪い報道はしないから、放置するだけ。


それを防ぐ意味においても、「造反するのかどうか」とか「離党するのかどうか」と結果を待ち望んでいる場面だと、無視することはできなかったので、必ず報道されることというのがあったはずだ。


そういう公開の場面で、自民相手にパンチを繰り出さなけりゃ、反撃機会がないままだろうに。


そうやって、一方的に叩かれたのが、採決前の時期だったじゃないか。
なぜ、あの場面で誰もが黙ってやられっぱなしで放置していたのか、理解できんわ。

誰も戦う人間はいなかったのか、と思うんだわ。


マスコミに突っ込まれたら、反撃出来る人間が立たないと、いいように報道されてしまうんだぞ。


情報戦で負けてるんだよ。
これでは、一般国民の多くに理解を拡げるのは困難だ。


もっとよく考えてくれ。


採決前ならば、かなり難しい局面だったし、判断が難しかったのに。
可決されてしまうと、自公も野田も一安心で、野田の強気の処分発言はそうした顕れだろう。


今後も戦うつもりなら、もっと厳しさを持て。
情報戦で劣勢の場合にでも、戦い方をもっとよく考えるべき。




ちょっと追加だが。


ただのメモということで。
判る人だけ判ってもらえればいいです。



何らかの意図、なり、メッセージ性、ということが、もしあるとすれば、それはそれでまあそうですか、とは思いますわな。別に、当方とて怒り狂って、増税反対と言ったわけではありませんし。

けれども、コレ(http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/1f6f899f38ed6fac9e3539f1996c7bb8)を撤回するつもりもないし、不可逆点に到達してしまったのなら、戻れないわけで。


見過ごしたわけでもないですよ。
>http://jp.wsj.com/Japan/node_466663



けど、今のやり方には同意できない。
青臭いと言われりゃ、そうかもしれない。



それは自分が描いた「青写真の一部じゃないか」と言われたら、反論できない部分というのがあることは自覚している。でも、他の大事なものを犠牲にしてまで、達成すべきとは考えない。だから、反対するんだ。


ガキかよ、とか、いつまで子供なんだ、大人になれ、とか言われたら、そうなのかもしれない。


けど、悪魔と取引してもいいから、達成できたらいい、というふうには考えられない。
邪な連中を利用して、ちょっとくらい「はみ出し」部分があるとしても、大筋達成できるなら、何一つ得られないよりいいじゃないか、というようなことには、やっぱり同意できないんだよ。



小倉秀夫弁護士に代わって反論してみた

2012年07月02日 22時15分33秒 | 社会全般
原発再稼働反対派のオレがやって来ましたよ(笑)。

最近、ネット上では殆ど見かけなかった(もう撤収でもしたのかと思っていた)小倉弁護士が、まだ御健在のようだった。

>http://togetter.com/li/330878


別に小倉弁護士の肩を持ちたいわけでもないし(むしろ同じ側にいるというだけで不名誉な気がしたりするくらいだ)、掩護したいという気持ちもないが、一応反対派であるので、少し述べておきたい。

ざっと読んだが、まあ、小倉弁護士がまさにサンドバッグ状態になっているかのようだ。タイトルにここまでバッチリ書かれるくらいだから、やられ放題ということはよく分かるわ。
@sapporo_econ とかいう、恐らく経済系の人物は、してやったりというところか。まあ、言い返せない小倉弁護士がナンだな。


代わりにというわけではないが、当方の反論を若干書くことにする。
自動車事故の場合と何が同じように考えるべきで、何が違うかということを指摘する必要がある。まず、事故による死亡リスクをもって、原発再稼働反対派は自動車にも反対せよ、というのは必ずしも通用しない。当方は、原発事故による死亡リスクは自動車事故よりも高い、といった主張をしているものではない。
反対理由は、他にも存在するということである。


以下で自動車事故について考える時には、運転者による事故ということだけにする。歩行中とか同乗者とか車対車とか、実際には色々あるが、簡略化した方が理解しやすいと思いますので。


①責任主体が不明確

自動車事故であれば、単純化すると加害者と被害者となって、賠償責任を負う主体は明確である。しかし、原発事故であると、必ずしもそうではない。法律上では、事業者が責任を負うことになっているが、東電の前会長も新社長も、揃って「事業者では払えない、国が賠償するべき」ということを言っていた。経団連会長や全銀協会長もそう言っていたわけである。他の電力会社社長(確か関電だったような)も、国が責任を負ってくれないと事業者としてはやってられない、みたいなことを言っていた。

つまり、原発事故に関しては、賠償責任を負うのが誰か、という点については、事業者、その資金提供者や投資家たちにさえもよく分からない(分かっていない)、今もって不明確のままである、ということだ。

自動車事故の場合には、運転者が負う。賠償義務は、運転者である。原発事故では、賠償する(実際に金を出す)のが誰なのか不明である。


②事業者は原状回復義務を負うものと考えるべき

常識的に考えると、当然のようであるが、福島の事故でもそれが適用されているかどうかは定かではない。

○電気事業法 第六十四条
電気事業者は、第五十八条第一項の規定による土地等の一時使用が終わつたときは、その土地等を原状に回復し、又は原状に回復しないことによつて通常生ずる損失を補償して、その土地等を返還しなければならない。


○電気事業法 第六十二条  
電気事業者は、第五十八条第一項の規定により他人の土地等を一時使用し、第五十九条第一項の規定により他人の土地に立ち入り、第六十条第一項の規定により他人の土地を通行し、又は前条第一項若しくは第三項の規定により植物を伐採し、若しくは移植したことによつて損失を生じたときは、損失を受けた者に対し、通常生ずる損失を補償しなければならない。


これらの法律が準用されるであろうことを推測するなら、避難させられている方々や汚染地域の方々に賠償しなければならない、ということになるはずである。問題は、これを誰が払うのか、ということである。


③保険の問題

自動車には強制加入である自賠責保険と、任意保険がある。賠償責任を負うのは運転者であり、賠償は基本的に保険で支払われる。任意保険に加入していない場合もあるが、賠償義務は残り続ける。店などに車が突っ込んだりしても、原状回復と休業期間などの補償をすることになると考えられ、基本的には運転者が賠償責任を負い、保険で大半が支払われる。保険の引受先があるから、である。政府と民間の両方である。

原発事故に関しては、政府の保険と、民間の責任保険だが、いずれか一方だけしか払われない(※ちょっと訂正、一方ではないな、両方からの支払いはあり得る。スマン)。その上、金額が過少である。福島原発事故級であると、保険の引受手が民間保険会社にはこれまでのところ存在していない。何故存在しないかといえば、契約にならないからであろう、と思われる。もっと平たく言えば、金額が多き過ぎて払いきれないから、である。つまり、普通の経済活動の原理からすると「成り立たない」(と民間会社が考えている、判断している)、ということになる。


④意思決定の権限

運転者は、基本的に自己の意思決定によって選択する。危険性が高いということを重々承知の上で、自ら選択するということである。当然、その事故の発生には責任を伴う。賠償義務も負うことになる。そうしたリスクを避けたい人には、運転しない、という選択権が与えられている。

原発には、選択権は与えられない。自己の意思決定が反映されない。原発事故を避けたいという人にとっても、一蓮托生で原発運転が行われる。

自動車交通の場合、これを代替する手段は極めて少ない。自動車を使う利益をほぼ代替できるものというのは、基本的にはない。しかし、原発の場合であると、他の火力発電等での代替は不可能ではないし、現に実現されたのが昨年の東電管内であった。


⑤意思決定に反して賠償を割り当てられる

自己の意思決定権限が、自動車運転の場合にはあるのであって、その危険性について賠償責任を負う、という「意思決定があるからこそ賠償義務も発生する」という関係になっているが、原発事故の場合であると「意思決定に反しているにも関わらず賠償義務だけ負わされる」ということになってしまう、ということである。

もし賠償を政府の税金などではなく、完全なる「使用(利用)者負担」ということにするなら、自動車事故の場合と同じような関係にできるであろうが、電力会社や経済界の言い分では、そうならない。保険でかたをつけてくれればいいものを、それもできない。もし保険で済むならば、巨額保険料だろうと何だろうと原発を利用したい人間が保険料込みの電気料金を払えば済むだけなので、そうしてくれればいい。


⑥電力会社の義務違反の可能性

原発建設前に、用地取得や建設についての説明会などがあることが殆どであろう。その際、正確なリスクというものについて説明したかどうか、ということがあるだろう。もしも、格納容器から放射性物質が漏洩することなど、あり得ません、とか言ってたりすると、その説明に反して事故が起こって漏洩したのならば、義務違反が疑われるであろう。
正しい説明があったのなら、建設容認という決定をしなかったはずだから、である。こうした義務違反があるなら、やはり事業者の賠償責任は逃れることはできないはずである。


まとまりがつかない感じになってしまった。

とりあえずまとめると、「どうしても再稼働したい」ということならば、

・電力会社が全ての賠償義務を負う
・賠償額が膨大なので、その保険を強制化
・原状回復義務を果たせること
・利用者負担、利用者責任を原則

というのが確認できることが必要。
自動車運転であると、運転者が賠償義務を負い、強制保険があり、店舗などを破壊したら殆どは回復され、車を運転する人間に負担と責任がある、ということである。原発稼働もそうするというのなら、一考の価値があるものと思う。



小沢よ、逆賊を討て~その2

2012年07月01日 15時36分27秒 | 政治って?
昨日、離党して早く戦った方がよいのでは、と書いたが、その前にやはり不信任案を実現させるべきかと。


まず、小沢グループが不信任案を出すには、いくつかのハードルがあるらしい。会派離脱なり、離党なりが受理される必要があるそうだ。

今日、何時でもいいので、処分発表前に公開の場で自民に申し入れを行うべきだ。


それは、内閣不信任案を提出するよう要求する、ということである。
ペテン師谷垣は元々21日までに採決しなければ、不信任案提出だの参院で問責だのとマスコミを使って書かせてきたわけである。


>http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120619/mca1206191232010-n1.htm

(一部引用)

自民党は19日午前の役員会で、21日までの今国会会期内に社会保障・税一体改革関連法案の衆院本会議採決が行われない場合、衆院に内閣不信任決議案、参院に首相問責決議案を提出する方針を固めた。谷垣禎一総裁は役員会で「政府・与党がきっちりした態度を示さない限り、われわれとしてもいろいろな考え方をしなければいけない。具体的な態度を示すよう強く求めていく」と述べた。
 石原伸晃幹事長も役員会後の記者会見で、採決が先送りされた場合の対応について「毅然たる対応を取らざるを得ない」と語った。一体改革関連法案をめぐる民主、自民、公明3党の修正合意に関する民主党の党内手続きが混乱していることに関しても、石原氏は「採決する環境を整えるスピードがあまりにも遅い。スピード感のなさ、やる気のなさ、まとめようとする意思の欠如には怒りを覚える」と痛烈に批判した。


==========

ペテン師どもは、このハッタリをハッタリのままにしてきたわけだよ。


だから、奴らに決意させてやればいい。
もし断ったら、ウソが明確になる。汚名を着せればいいだけだ。


採決後でも、こういうことを言ってるわけだよ。


>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000094-san-pol

(引用)

 谷垣氏は記者会見で、野田首相が消費税増税法案に反対した民主党の小沢一郎元代表らへの処分をうやむやにした場合を念頭に「(小沢氏らの造反は)3党合意への造反でもあり、合意の基礎が大きく毀損(きそん)されたことになる。合意を真剣に推し進める力や政権運営能力がなくなったら、お付き合いするのは難しくなる」と述べた。その理由について、谷垣氏は離党を示唆している小沢氏らのグループ会合に10人を超す民主党参院議員が出席していることにも言及。「(参院で法案に対する民主党の)賛否がひっくり返るかもしれない。真剣に対応する気があるのか。何もしないというのでは不誠実だ」と述べた。
 厳正な処分をしないまま審議入りすれば、参院でも大量の造反者が出る可能性を指摘し、「(信頼回復のため)真摯(しんし)な対応があるか見せてもらう」と迫った。


=========

こちらも。


>http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120627/stt12062714310013-n1.htm

(引用)

自民党の大島理森副総裁は27日昼、党本部で講演し、消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案の衆院本会議採決で民主党から造反が出たことについて「(民主、自民、公明による)一体改革の3党合意の信頼が崩れた。民主党内の問題ではない。ケジメをつけないと今後の審議も議論もできない」と述べ、野田佳彦首相に対し造反議員への厳正処分を求めた。

=========


造反者たちを切らないことは、3党合意の信頼が崩れた、参院でも拒否だ、というようなことを言ってるわけだ。


何度も言うが、自民党は、

①21日採決しなけりゃ、不信任案・問責決議案だ
②造反者を切らなければ、3党合意破棄だ

と言っているわけだよ。


ペテン政党自民は、前々から、こうやって脅しとハッタリをやってきたのだから、その決意がぶれのない絶対のものだ、ということを見せてくれ、と言えばいいのである。


だから、3党合意が根本から崩れたのだから、「自公が内閣不信任案を提出すればいい、そうすれば、我々は元々造反勢力だったのだから不信任案には賛成票を投じるぞ、こちらからは出せない状況にあるので、そっちが出してくれ」と、協力をお願いすればいいのだ。


もしも自民党が出さなかったら?
それは、ウソつき確定、ということだ。21日採決まで出さなかったら、不信任だ、造反者を切らなかったら不信任だ、と言ってきたわけだから、いずれの条件も満たしているわけだから。①も②も起こったのに、不信任案を出さないというのはオカシイでしょう?


小沢グループとしては、増税法案成立阻止ということなので、参院が通らないということなら、目的は達成される。正当性はあるし、一貫している。増税法案を反対し、これを強引に推進しようとした野田政権に造反するというのは、整合性があるからだ。


だが、自公はどうかな?
奴らは、ペテン師野郎だから、ただのハッタリだ。不信任案を提出せず、参院協議を行えば、造反を処分しなければ破棄するぞというのも、ただの脅しであったことが明白となる。ペテン師谷垣とペテン師石原に加え、大島も加わったということになるわな。党幹部がこれほど揃って出鱈目を言い続ける政党というのは、どうなんですかね?


だから、今日中に、記者会見を開いて、重大発表を行うということにするべきだ。処分発表に踏み切られる前に、即座に行動せよ。


自民がこれを拒否すれば、谷垣は終わる。
自民党執行部が終われば、どの道参院審議の道は厳しくなる。解散がなくなり、来年に持ち越しなんてことになれば、執行部の責任を問われる。谷垣の総裁選での敗北は濃厚になるだろう。


自公が不信任案に賛成票を揃えてきた場合には、民主と自公の連立関係に大きな亀裂が入る。参院で否決となり、衆院に戻されても再議決の可能性は潰れる。
それとも、野田政権が本当に総辞職となる可能性さえ生まれるだろう。否決できるとは限らないからな、票数的には。


離党発表前に、やるんだ。
自公に究極の選択を迫るんだよ。


不信任案に同調しない、と断ってきたら、それは自民党のペテンが明らかとなる。それを回避するには、参院で否決することくらいしかなくなる、というわけだよ。何たって、3党合意の基礎に亀裂が入った、信頼が崩れた、ということだからな。そう言っていながら、参院で野田に協力するというのはどういうことなのか、ってことになるから。


自公が煮え湯を我慢して飲むなら、解散は遠のき、小沢一派は離党することになるかもしれないが、それは覚悟の上であろう。野田延命に加担した自民の罪は重く、公明が怒り狂うだろうけどな(笑)。


だから、民主党の処分発表がなされる前に、先に呼びかけよ。裏取引ではなく、公開の場で堂々と申し出るんだ。小沢以外の誰かでもいい。会見の得意な人がやればいい。


行動は神速が重要。


すぐやれ。



日本を蝕む企業原理主義者たち

2012年07月01日 13時55分39秒 | 社会全般
先日、”企業原理主義者”というものについて、改めて書くと言ったので、それを書いてみたい。


この前は、企業原理主義者というものを単なるイメージでそう呼んだわけだが、この定義というものが明確にあったわけではない。あくまで当方の感じ方、ということである。これをもうちょっと明らかにしておきたいと思う。


企業原理主義者とは、市場原理主義に似ているようだが、実際には違う。市場重視という考え方自体は異常な思想ということでもなく、本来持っている「市場の調節機能」を正しく発揮してもらう、ということであるなら、望ましいはずである。途上国などで見られるごく少数の特権者による支配とか、価格操作とか、ワイロという見えないコストとか、そのようなものを排除した方がよいのは当然だからだ。市場が正常に機能しているなら、そういう悪巧みも一部には含まれるかもしれないが、圧倒的大多数の「その他大勢」が市場参加しているなら是正されるであろう、ということなのだ。余計な意思が反映されるのを防ぐことになるし、政治的思想にも影響されにくくなる。独占とか特権による支配を防ぐという意味においても、健全な市場が形成されているということは重要なのだ。


市場重視と市場があたかも万能であるかのように過信するのは、違うということである。市場というのは、潜脱といったことが必ずといっていいほど登場してくるので、公正さを保つ努力を続けないとならないのだ。公正である為には、様々な規制やルールといったものが必要になるということである。その点において、自由放任主義とは違う。市場が公正な市場である為には、ルールをきちんとしよう、ということだ。
そして、市場というのはまだまだ発展途上であり、野球とかアメフトのような、かなりの完成度には至っていない、ということでもあるので、「野球のルール」や「アメフトのルール」のように確固たるルールが作り上げられていない、ということだろうと思う。
段階で言えば、例えば「野球は3アウト制にするか、4アウト制にするか」「ファーストダウンは何ヤードとすべきか、攻撃回数は3回か4回か」というような曖昧さが残ったままだ、ということである。まだまだ市場は未完成なのである。だからこそ、公正取引の為のルール作りを考える必要があるのだ。


では、企業原理主義者というのは、何者か。
定義するなら、自己の企業利益、ひいては自分自身の利益(能力などの評価、名声、経済的利益など)を高めることを至上目標として持つ者、といった感じでしょうか。

この手の人間は、判断基準が損得勘定、というのが主となります。しかも、その場合の損得の主体は自分の企業乃至自分自身、ということである。他の人たちのことは、二の次、言葉を変えればどうでもいい、という発想が根底にはあるように思われる。極端に言えば、「自分さえ(自分の会社さえ)良ければいい」という傾向がある、ということである。社会全体の利益は、省みられることは殆どない。


社会全体にとって問題なのは、企業原理主義者の政治的発言力が極めて大きいことがある。単に経済活動のみにおいて、自己利益を目指して頑張るというだけならば、まだ許容されうるかもしれない。けれども、多くの場合、企業原理主義者に政治的権限や発言力が与えられてしまっている為、多くの問題を引き起こすげ要因となっているのではないか、ということだ。


具体的に言えば、経団連、経済同友会、商工会議所、連合、電事連、自工会、全銀協などといった団体の幹部のような立場、ということになるだろうか。その全員がそうだとまでは言わないものの、経団連会長や同友会会長などの発言を見ていれば、企業原理主義という存在を感じざるを得ない、ということだ。彼らが日本にとって有益な発言をしているものとは到底思われない。
念頭にあるのは、自分の会社と自分の利益、そうした目先の欲望(我欲塊・石原風に言えば、私利私欲、我欲)のみである、ということだ。


こうした企業原理主義者に共通するのは、「利はあるが、理がない」ということである。まず、金の勘定からはじまる。それも非常にちっぽけな、今日、明日の金に困るといったような話ばかりなのだ。


東電を潰すなんてとんでもない、東電が潰れたら電気がなくなる、賠償もできなくなる、日本経済も持たない、といったような発言が相次ぐのがいい例だろう。
東電という企業の存続と営利が、他の何よりも優先される、という発想なのだ。「道理」の存在しない世界が、そこにはある。狂気の沙汰と言ってもいい程の、特定者利益への執着なのである。


かつて日本には、企業トップになる人間たちに、侍がいた。
それは、個々の利よりも、理を重んじるタイプの人だったろう。


利益で動く人間は、金で簡単に操作される。いとも簡単に偏向し、転向し、寝返り、買収される。だが、理で動く人間は、そうはいかない。道理に適わぬことは受け入れない。金で転ぶ人間は、容易い。侍は、理に従う。
もしも諸外国のビジネスマンなどが日本人に畏怖することがあるとすれば、それは、理で動く人間である時だろう。


企業原理主義者は、企業利益の奴隷と化しているので、倫理など眼中にない。企業原理主義者と結託した官僚にとっては、そういう企業は再就職先の一つとなり、企業原理主義者の代弁者として行動するわけである。こうして、官財の癒着が完成体となるのだ。


侍魂を持った企業家たちや官僚たちが日本の繁栄を築き上げてきたというのに、それに続く世代がぶち壊してきてしまった、ということであろう。特に、エリート層と見られてきた連中は、自己保身と自己利益に走るようになり、浅ましい連中ばかりが大企業トップとか高級官僚などとなってしまった、ということであろうか。


侍は、死んだ。