いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

twitterの謎って、本当に謎

2012年07月15日 10時50分08秒 | 俺のそれ
この前にも書かれていたが、どうもおかしいですわな。

twitterの謎 - 非公式応援団  浜菊会


スパムメールにご注意、って、twitter自身に問題なんじゃないですかねえ?


この画面表示は、もう止めたんでしょうか?
それとも、他の人でも出てるんでしょうか?


某政府機関にご協力中とか?(笑)



ちょっと追加ですがね。

hatenaは、はてなで、クズが邪魔するのだろうか?
右のブックマーク欄は、何故か更新されないのな。

どうしてなのかな?

マズいコメントは非表示なの?

twitterの小細工?それとも・・・

2012年07月15日 09時54分41秒 | 俺のそれ
まあ、色々とサイバーテロ(笑)の手口というものはあるでしょうから。


>http://blog.goo.ne.jp/hamagikukai/e/52874001d6eba2047cb34e9be8e84f7a


ネットやPCの知識に乏しい人間を騙すなんざ、朝飯前。



>http://twpro.jp/hamagikukai

>http://twpro.jp/search?word=hamagikukai



写真にあった通り、4名のフォロワー、43ツイートで止まってるね。


こういう小細工は、twitterさんの方で受け持ちですか?

それとも、もっと別な方面から、何かのナニが行われたりするとか?


別なミラーブログも、検索には絶対出ないようにできるというのは、そういうブログそのものが存在してないとか?

>http://ameblo.jp/hamagikukai/


と思ったら、数日前から存在してるみたい。


でも、グーグル検索でも、ブログ検索でも、見つけられないのですね。


ふーん。

そんなことって簡単にできるんだね。


キャッシュもアレって、どういう手法でそういうことができるんだろう?


ま、世界は怖い、謎に満ちている、ということですか。


追加ですが。


これね。

>http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:WW3hvVRLbAAJ:ceron.jp/person/tw/hamagikukai+%E6%B5%9C%E8%8F%8A%E4%BC%9A&cd=19&hl=ja&ct=clnk&gl=jp



これで見ると、9日で止まってるな。
ツイートの数を数えて、43が9日くらいだったのなら、これ以降に「罠」が仕掛けられた可能性が高いわな。残ってるキャッシュが9日ですもんねえ。

最後のツイートが9日17時11分、WSJの記事。


そんなに弱小ブログ&ツイッターの浜菊会を阻止したい、ということですか。



福島第一原発1号機のIC(非常用復水器)運転について

2012年07月14日 13時02分17秒 | 社会全般
昨日、取り上げると言っておきながら、書けませんでした。寄り道が多くなり過ぎた為です…。

国会事故調の報告書の本編の方ではなく、参考資料のp83(2.2.4-1)にある『オイスタークリーク発電所のIC系』という解説について書いてみたいと思います。


これまで拙ブログ記事では、「ICを止めない」と書いてきた(参考:http://d.hatena.ne.jp/trapds/20111026/1319637663)。当方がそう書いた理由は、東電の公表した事故対応マニュアルを読んだからだ。現実の原子炉運転については、全くのド素人ですので、それが正しい答えだと断言できるものではない。ただ、マニュアル中ではICを停止するという選択は、書かれていない、ということを主張するものである。


一方、参考資料中のオイスタークリーク発電所におけるIC系について、簡単に要約して言うと、
①ICは間歇的に運転と停止を行う
②2基同時運転だと1時間40分しか使えない(給水なし)
③崩壊熱の徐熱には、最大運転だと約34分しか持たない

といったことが述べられていた。


福島第1原発1号機のICの能力・条件とは異なる部分がある。
冷却能力であるが、オイスタークリーク発電所のものが1基当たり51.5Mkcal/h×2基となっているが、1号機のICは36.2Mkcal/hということのようである。これは、2基合計なのか、1基当たりなのかは定かではありません(まだ確認してません)。

また、マニュアル上の2次保有水(ICの冷却用の水)は、約6時間持続とされ、設置申請上では約8時間とされていたはずなので、②の100分とは大幅に異なる。水量はオイスタークリークが86㎥に対し、福島原発1号機では106㎥である。


現実の運転方法がどうなのかは知らないが、オイスタークリークのIC運転の説明の妥当性に若干の疑問点があるので、述べておきたい。


a)IC運転で過冷却はあるか

1号機ICは36.2Mkcal/hであるから、スクラム後の初期入力熱が約30Mkcalと仮定しても、温度低下は限られたものにしかならないであろうことが予想される。
更に、圧力容器自体の温度低下となれば、約500tの鉄塊の温度が50℃低下する必要があるわけである。その為には、ざっとの計算で約2.6Mkcalの除熱が必要となる。圧力容器内の水蒸気と水の量がよく分からないのだが、容積が約360㎥くらいだそうで、その中に100tの水が入っているとすれば(燃料棒を沈めるだけの水が必要のはずだからだ)、その温度が50℃低下するのに5Mkcalの除熱が必要となる。

すなわち、圧力容器自体と内部の水の温度が50℃低下する為には、約7.6Mkcalの冷却能力が必要ということである。これにプラスして、初期発生熱の入力があるわけであり、IC運転を約10分行ったとしても、これら冷却が達成されるとは想定しにくいということである。
55℃/hという低下温度を死守する為に停止することが必要かどうかは、やや疑問ではある。


b)ICのネガティブ・フィードバック機能

もしも人為的な操作を一切行わず、弁調節なども行わないとしても、ICには自律的なネガティブ・フィードバックが作動するであろう、と予想する。
第一に、冷却能が最大で発揮された場合、圧力容器内の蒸気圧は急激に減少してゆくことになるだろう。この時点で、2つのフィードバックが考えられるのではないか。それは圧力低下によるICへの導管を通過する蒸気の絶対量が減少してゆくはずだろう、ということと、IC内で冷却されるはずの蒸気温度の落差は最大冷却能を持っていた最初期段階よりも大幅に小さくなるはずだろう、という2点である。

従って、IC運転を継続すると、急速に冷却能力は落ちてゆくであろう、ということが予想される。


c)IC運転は、どう考えるべきか

ICの機構について、正確に知っているわけではない。が、基本的な考え方は、ある程度可能ではないかと思う。

まず、過冷却を防ぐという点からすると、当然ながら温度センサーの情報などを重視することになるだろう。圧力容器内の蒸気圧低下は、必ずしも急激な温度低下を意味しないからである。圧力容器内の温度センサーはいくつもついているはずで、それら情報を総合して考えるべき。内部の水の温度も、圧力容器温度も恐らく出るはずだろうから、そこからIC運転の加減を考えることは可能である。

電源喪失でセンサー類がダウンしたとしても、ICのネガティブ・フィードバック機能は生き続けるはずなので、それに賭けるべきとは思う。ICの冷却水プール106㎥の水が完全に蒸発してゼロになるまで、約65Mkcalの除熱が可能のはずで、その能力を使うことを優先するからだ。

IC運転は間歇的に行う、と参考資料では述べられているが、それ以外の調節方法も考慮できるのではないか、というのが、当方の意見である。
どうしてかといえば、ON-OFFを繰り返すだけで、電力損耗が多くなる。調節の感覚も掴み難くなることが多いのではないかと思う。2基同時使用だと過冷却になる、という意見に対しても、1基のみの使用より2基の方を推奨すべきと考える。

当然ながら、冷却能力は2基の方が優れている。プール水が温度上昇したとしても、放熱により若干は冷えることが期待できるはずだ。表面積を多くできるからである。なので、例えば1基で10の冷却能力があるとして、今、5だけ冷却能力があればいいとしても、1基だけ用いて5で冷やすのではなく、2基用いて2.5ずつ分担した方が望ましいはず、ということである。こちらの方が冷却能力としても効果が高いはずだ。

冷却方法として、蒸気圧が低下した方が望ましいはず。SRVが作動する場合であっても、SRVが頻繁に使われると圧力容器内の水の絶対量は確実に減少するからだ。ICの作動圧の設定がSRVよりも低いというのは、そういう点でも頷ける。ICを優先させることが大事で、できるならSRVはいよいよの時、と考えた方がよいはずだ。

ICの能力調節方法として、弁の開閉と、1基作動か2基作動しか選べない、ということならば、かなり大雑把な調節しかできないが、もし弁の開口度を調節できるのであれば、弁口の大きさで流量を調節した方が望ましい。蒸気圧が一定の場合でも、管径の3乗に反比例して流体の抵抗が生じるはずなので、弁の断面積を小さくすることでICの導管内を通過する蒸気量はかなり減らせるはずだからである。
この場合、やはりICの運転をOFFにはせず、弁口の開口度を調節することによって、2基とも動作させた方が望ましい、ということになる。使用電力量も減らせるはずだろう、2次プール水の残量維持の点でも望ましいはずだ、ということである。


もしも、ICが止まらず、水位高の状態でも止めずに放置していたとしても、圧力容器が過冷却となって破損するとは考え難く、燃料棒露出やメルトダウンに至るまでの時間は稼げたはずではないか、と。ただ、電源喪失時には弁が自動で閉になってしまうという設定になっていたので、ICが機能しなくなってしまうことは防げなかった。

ICが動いていると思い込んでいたとしても、2次冷却水プールへの補給をどうしてもっと早い時間帯で考えなかったのか、残念に思う(参考:http://d.hatena.ne.jp/trapds/20111227/1324990966)。A系とB系には、それぞれ65%と85%の残量があったわけで、爆発などで失われた量があったかもしれないが、仮に全部が冷却で失われた(量的には26.5㎥)として、約22.2Mkcalしか使っていなかった。初期入力熱を大きく下回る量だったのではないかな、ということである。

しかも、15条通報の第一報は2号機の冷却機能喪失、ということだったはずで、当初1号機が問題とはされていなかった。


ICの運転方法については、当方の個人的見解が主なものなので、ただの素人考えに過ぎないのかもしれない。



あと、本文の方の記述をまだ見てないので、そちらの確認を今後してみたいと思います。


福島第一原発の15条通報はいつだったか?

2012年07月13日 17時27分26秒 | おかしいぞ
東電ばかりではなく、政府側の罪もあるはずだ。
情報隠しを行った事実があるからだ。
何度も言うが、官邸HP上で公開されていたPDF文書は、事故から1週間~10日後くらいには、何故か隠されたわけである。

問題は、3月11日当日の発表だった。
10条通報に関しては、15:42で、官房長官会見や公表文書中にも記載が割と早い時間帯から存在していた。だが、16:45の15条通報に関しては、当初記載されていなかった。


20時前までの公開文書では、10条通報後の記述が増えたのは、警察庁を情報源とするものだった。それは、1Fのオイルタンクが流出した、という「外見上の記録」だった(どうして警察管轄だったかというと、個人的推測では「警備上の理由」というやつでは)。15条通報という記述は、ずっと記載されなかった。

その後も、福島県知事の災害派遣要請、2Fの施設周辺の崩れ(防衛)、17:38の女川のタービン建屋地下の火災(消防庁)、東海第二のプール水Hi-Lo警報で水張り開始、17:35の2Fの10条通報、といったものの記述が順次書き加えられていったわけである。このような、割と些細な出来事でさえ報告が上がってきており、整理されて記載されていた、ということを意味する。

ところが、15条通報に関して、16:36に判断、16:45に通報という記述が登場したのは、菅総理が非常事態宣言をした後から、約1時間半経過した20:30だった。


つまり、それまでは情報がつかめていないとか、きちんと連絡体制ができていないとか、東電の保安院の間でのみ「おおごとにしないで、こっそり処理」しようとしていたか、何らかの事情があったものと思う。官邸に情報が上がってきて、これはヤバいぞ、となったのが、18時過ぎとかであったとすると、恐らく1号機では燃料棒露出が始まっていたかもしれない、という時間になっていたということだ。手遅れということが、この時点でほぼ確定的だったのかもしれない、ということ。


それから、電源車の記述に関して、これも政府発表が消された。
重要なのが、電源車の手配が最も早かったであろうと推測されるのが、警察庁だったのではないか、ということである。対テロ警備などの理由から、警察管轄が定点カメラ映像とかを持っていても不思議ではないし、そうであれば外見上の変化を常々観察できるから津波の映像とかタンク流出の事実なんかをいち早く知ることができたとしても、当然だと思えるから。

で、警察庁からの情報では、17時には電源車が出発、18:25分には現着となっていたはず、ということだ。電源が到達していたはずなのに、それから、何をやっていたのだろう?繋ぎこみに時間がかかった、とか、ケーブルが存在してなかった、といった不手際などが上げられていたわけだが、ヘリでケーブル空輸とかを速攻で要請すればよかったはず。

他にも、東北電力手配、保安院手配、東電手配の電源車がそれぞれ現地に行っているはずで、高圧と低圧車が向かっていたわけである。これら電源というのは、結局どうだったのか、ということだ。


疑問に思うのは、15条通報に関して記述が初登場した時間が遅い(20時30分)、非常事態宣言の17時3分まで、どうなっていたのか、ということだ。これから国会事故調の報告書を読んで確認していこうと思うのだが、官邸の公表文書からは、これら記載が全て隠された。

本当は、15時半以降から、16時くらいまで、どうする、どうなってる、なんとか穏便に東電と保安院で処理しよう、とか、隠しだてをしていたのではないのですか?電源車が出発したとされる17時には警察庁が知っていたとなると、下の方でごにょごにょやっていて、それらは結局手遅れを招いた遠因になったりしたのではありませんか?

もう手に負えない、本格的にマズくなってはじめて、「ヤバいです」と上の方まで報告が行った、とかではないんですか?

福島県の災害派遣要請というのが、16:47だったので、これは15条通報が官邸の上の方まで達する以前に、福島県側には連絡が行っていたということなのでは?


結果論的になってしまいますが、18時までに1号機をどうにかもたせられていたなら、後の展開は違っていたかもしれない、と思わずにはいられません。


それから、東電社員の2名がタービン建屋で死亡していたと報じられた件についてだ。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/a8ebcbafc093b2266bb448ad0483cce3


これも、本当に謎なのだけれど、発表された死因が「出血性ショック」だったことだ。津波浸水で溺死というならまだ分かるが、外傷起因の出血死なんて、ほぼ想定し難い。これも真実が解明されているとは言い難いのである。こうした記者発表を行っていたのは、少なくとも電力会社では無理なはずで、警察とかになるのではありませんか?

そうすると、これら発表に加担しているのは、警察組織ということになるんじゃないですか?


政府発表の遅れも、電源車のことも、死亡した若い社員2名についても、謎があるし、事実が隠蔽されたままなんじゃないのか、ということだ。電源車の電力が尽きて、3号機だったかのHPCIが停止して冷却できなくなった、という朝日の記事があったようにも思うが、それも真偽の程が分からぬままになったようにも思う。疲れて居眠りしたからだ、といったような記述だったように記憶していたが、本当のところはどうだったのだろう、と。
現場の人間を責めたいわけじゃないよ。死ぬかもしれないという覚悟で、1号機が爆発した横で必死の冷却作業をしていたのだから、責められないさ。でも、つぶさに明らかにしてゆくことは、事故の全容解明に役立つから。


日本という病~4

2012年07月13日 16時19分53秒 | 社会全般
国会事故調査報告書の本文の方は、まだ全部読めていない。今後断続的に取り上げることがあるかもしれない。今日取り上げるのは、本文ではなく参考資料中の記述についてである。


が、本題に入る前に、ちょっと述べておきたい。
ニュース配信の見出しは、あまりに酷いものだったので。



日本の大手マスコミは、海外メディアの論調を持って来て、国会事故調の批判をしているものがある。彼らは、恥というものを知らないのだろうか。「文化で片づけていいのか」と言うのなら、日本のマスコミ自身が徹底追及をして、「行為を行った各個人」の責任というものを明確にしてもらい、それぞれ「誰がどんな過失や責任があったか」を報道すればいいではないか。そういう強制力のある調査なり、国家権力による捜査なりを、強く求めればいいではないか。


海外メディアの原文を見たわけではないから、どういう文脈で批判したのかということを正確には言えない。だが、日本の処分は生温い、個人の判断や行為のひとつひとつまで踏み込んで責任の所在と有無を明らかにすべし、というのが、欧米メディアの考える「事故調査」ということであろう、ということだ。誰が何をやったか、そこに過失は存在したかしなかったか、ということを一点一点解明せよという意味だ。過失があったなら、法的に責任を問え=罰を受けるべし、ということだ。


間違っても、こんなロクでもない論点ではないであろうことは、確かだろう。

これだ>http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qapolitics/20120712-OYT8T01094.htm?from=navlk

========

最近公表された報告書がその英語版で、事故の背景に日本固有の習慣や文化、人間関係があると指摘したため、一部の欧米メディアが批判を加えたのです。「だったら、何でも文化のせいにできるではないか」、と。
 政府の調査委員会とは別に、国会も時限立法に基づいて調査委員会を設置したのは知っているよね。ただ、任命された10人の委員に議員がまったく入っていなかった。正副委員長くらい現職議員であるべきだったと思いますね。
 そして、報告書の英語版で「メイド・イン・ジャパン」の大惨事、つまり、「権威にたてつかない」「グループ志向の行動」「なんでも従順」、そんな日本文化があって大事故が起きたという評価でしめくくった。それでは、根本原因が日本の人間関係、慣習、文化にあるといったのに等しい。
 アメリカの日本政治専門家ジェラード・カーティス氏が英ファイナンシャル・タイムズ紙(7月10日付)へ寄稿し、「そういうなら、リーマン・ショックの金融危機がアメリカ文化のせいだ、というのと同じ」とかみついている。米通信社なども、その点で疑問符がつく、と批判しているそうです。
 本来、再発を防ぐ国会の立法審議に役立てる目的の委員会。やはり議員主体の構成で調査を貫くべきでした。そうすれば、調査自体が国会審議に近いものになり、もっと成果と教訓を今後の立法化に生かせたと思うからです。

 (調査研究本部 池村 俊郎)
(2012年7月13日 読売新聞)


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よくもまあ、こんなことを言えますね。国会議員主体の構成にしておけばよかった、みたいな物言いって、それは、議員さんなら何とでも「騙せるから」ですかな?
国会議員が、どんな専門的な調査ができると?
讀賣の言う「国会審議に近いものになり」、なんてのは、議員さんならばどんな圧力でも人的操縦でも可能になるから、ではないのか。


こういうことを臆面もなく書き立てるマスコミの存在自体が、「日本的」ということの象徴なのだよ。日本国内のマスコミが、これまで東電幹部の法的責任について、追及すべし、というキャンペーンを張ったりしたことなどあったか?


ふざけるな。

東電の内部調査、民間事故調、政府事故調と、いずれにおいても、厳しく責任追及などしてこなかったし、東電が繰り返してきた「整合性のないウソの説明」というものさえも、諾々と放置してきたではないか。


いいか、民間事故調の人間たちは、少なくとも当方よりは原発に詳しい人間がいたはずだ。

運転操作方法についても、当方には全く検討もつかないものだったが、民間事故調の人間ならば専門知識があったはずだ。

それなのに、何故、当方ですら「おかしい、疑問だ」と感じられる部分を放置したのだ?
東電の説明は、整合的ではない、ということが分かるのに、それを問題視しないという姿勢はどうしてなのか?
そういう姿勢が問題だ、と言っているのだよ。


東電が事故対応マニュアルを黒塗りで出してきて、あのままだったら、当方にだって、各報告書に書かれていることは何が何だかちんぷんかんぷんだった。

東電の奴らは、全部正しく開示し説明するとバレるかもしれない、ということを十分分かった上で情報を選んで開示していたし、大量に出しておけば、どうせ「お前らド素人が見たって分かるまい」ということだったろう。

だがな、あの開示されたマニュアルを読めば、ある程度きちんと書かれているんだよ。どうりで隠したがるはずだ。東電のウソが明らかとなり、化けの皮が剥がれていったんだよ。


それでも、当方が疑問を提起した部分については、政府事故調も含めて踏み込めていない感があったわけである。唯一、疑問点について掘り下げた報告書を出してくれたのが、国会事故調だったのだ。


ウソをついている人間は、恐らく東電だけじゃない。
政府側の人間にも、確実にいる、ということだ。


彼らの結託と隠蔽を続けさせているのは、誰だと思うか?
何だと思うか?

これこそが、日本の病的な「システム」なんだよ。



話が大きく逸れたので、記事を改めて書く。



日本という病~3

2012年07月12日 15時12分57秒 | 社会全般
これの続きです。
>http://d.hatena.ne.jp/trapds/20120707


国会事故調の出した報告書について、大健闘だったとする見方が示されたものの、福島原発事故が”Made in Japan”であると書いたことなどについて、内外からの批判も上がっている。

加藤祐子氏は厳しい言葉を投げかけている。
>http://news.goo.ne.jp/article/newsengw/world/newsengw-20120711-01.html


その気持ちは分からないではない。
だが、私の見方は全く違う。
海外メディアの記者たちも加藤氏も、日本の中で福島原発事故を解明しようとすることが、どれほど困難なことか、実感できないのだと思う。非常に陰謀論的な表現になってしまうが、国会事故調は残りの人生を棒に振るかもしれない、というくらいの覚悟で臨んだのだ、ということである。一生冷や飯食いになってしまうかもしれない、そういう恐怖に打ち克った人間だけが書くことのできた報告書だった。日本的というのは、そのような病根を指す。病根は、個人的資質に留まらず、組織や行政機構などに浸透した「システム」そのものである。そういう点において、「誰か」ではない。「システム」である。


もしもアメリカであったなら、どんな大企業幹部であろうと、官僚機構のエリートであろうと、責任を負うべき立場の人間に犯罪があったと見れば、FBIがきちんと捜査するだろう。国家の犯罪であっても、当然捜査対象とされるであろう。

だが、日本は全く違う。隠蔽を糾弾しようとすれば、警察や検察などの官僚機構が「悪い奴ら」の味方となって立ちはだかる、ということだ。これは、裁判所という司法の独立が約束されている組織であってでさえ、同じく「悪い奴ら」の側に立ってしまう、ということである。本来は「悪事」を追及する側に、これら権力組織や司法組織が「善の味方」となって当然なのに、全く逆なのである。


政府や東電を追及し、隠蔽情報を開示させたり、ウソの説明や証言を正すべきはずのマスコミにしても、「悪い奴ら」に加担して出鱈目の言い訳を正当化し、何も知らない国民を騙すわけだ。マスコミは政府や大企業からの情報統制を受けてしまって、過ちを追及できないのだ。


これらを、日本的な「システム」とみなしたのが、国会事故調の報告書だ。
加藤氏が指摘しているように、菅元総理の過剰介入を喧伝するだけで、それまで行ってきた東電のウソの説明や誤魔化しについて、糾弾していた日本の大手マスコミはあったのか?
ごく一部の良心的マスコミもあったかもしれないが、東電の偽証や虚偽説明などを問題視したり、刑責を問うべきだというような動きも全くないではないか。実際に、東電の幹部は、誰一人として、何らの責任も問われず、これといった釈明もなければ謝罪も反省もなく、さっさと退職金を受け取って立ち去ろうとしているだけである。


このことそのものが、日本的、という病気を的確に表している、ということだ。

当方は、以前から東電の説明は出鱈目だ、と指摘した。何度も指摘した。しかし、マスコミはそういうことに無関心であり続けた。
具体的に、挙げておく。
1号機のIC(非常用復水器)を止めた理由として、東電が当初説明したのは「原子炉が痛む(壊れる)のを防ぐ為」というものだった。これは全くのウソだった。ICを僅か8分程度運転しただけで、巨大な原子炉と内部の水が一気に冷却されるはずもなく、東電の説明は明らかにウソであると分かるのに、これを誰も追及したりはしなかった。


事故後約10日程度経過した時点で、政府官邸HPの公表文書は差し替えられた。重要な手掛かりを示すような公表文書を、彼らは隠したのだ。何故、そのようなことをしたかといえば、後から検証されることを防ぐ為だったろう。こんなことが許されると思うか?
国家の犯罪と言ってよい。
意図的に、元々公表されていたはずの官房長官会見や公表PDFなんかが、全く別のものに替えられたのだぞ!

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/a7606b0a18b4209e468cf264e79d9b19

11年4月11日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8bf26566199f8d07ba01607fda050812


このようなことを行うのは、政府側の人間だ。どうしてこんなことをすると思うか?
後から過失を追及されたり、東電の失敗がバレたり、説明が出鱈目だったことが明らかにされたり、情報隠蔽を追及されたり、そういうのを防ぐ為に、政府と経産省と東電が一体となって行い、こういう犯罪的行為を追及する立場にあるはずの警察・検察権力も政府と一体なので、誰にもどうしようもできない、ということである。そういう事実を指摘する一般人がいようとも、マスコミが代わりに政府や検察に糾弾したりすることなどあり得ない、ということだ。

このような「システム」こそが、日本的、ということの意味だ。

単純な文化論などという話ではない。

何故、政府はウソをつき続けるか?
何故、経産省をはじめとする官僚組織は、隠蔽を続けるか?
何故、東電は誰も責任を問われないのか?
何故、法的強制力を持つ組織さえも、手出しができないのか?
何故、第五の権力と呼ばれるマスコミは、これらを追及しないのか?


こんなことが行われている国は、先進諸国であると思うか?
反語ですから、日本しかない、ですよ。
少なくとも、アメリカやイギリスでは、あり得ないだろう。
普通の法治国家でこんなことはほぼ考えられず、癒着が何でもありの独裁後進国くらいでしかないのではないか。
つまり、日本しかない、日本でしか考えられない=メイド・イン・ジャパン、ということなのですよ。


東電幹部でもいい、原子力安全保安院の人でも、エネ庁幹部でも、経産省幹部でもいい、それとも原子力安全委員会の人でも、警察や検察の人でも、経産大臣でもいいし総理大臣でもいい、誰か一人でも「東電に罰を与える」ことのできる人間がいれば、東電がウソを続けることができなくなるのだ。或いは、これらを外部から糾弾できる、まともなマスコミがあれば、どこかの地点で正せるかもしれない。

だが、不正を隠蔽するシステム(意図の有無に関わらず、共犯関係だ)が出来上がっているから、国会事故調の報告が出されるまで騙し通し続けられた、ということだ。裏を返せば、このようなシステムが出来上がっていなくて、保安院が罰を与える、といったことが正常に機能していたなら、福島原発事故は防げたかもしれない、ということだ。「誰にも正せない」という体質こそが、事故の根底にある原因なのだ、ということである。これこそが、日本的、ということの意味だ。


恐るべきことに、この日本の病根は、原子力分野に限ったものではないのである。検察腐敗や検察審査会の問題についても、全く同様の構造を持っている。本来不正や誤りを正すべき側の人間が、こぞって「不正をする側、隠蔽する側」の味方となって、不正を暴こうとする側を邪魔するのである。追及するべき立場のマスコミも、口をつぐんで共犯関係を維持するのである。


こんな国が他にあるか?
ない。
ないんですよ(待てよ、ロシアならあるか?)。
日本だから、なのです。
まさしく”Made in Japan”なのです。



TPPを考える上で

2012年07月11日 12時44分27秒 | 俺のそれ
日本はもっと過去から学ぶべきなのだが、それができないのだ。

自由な貿易、公正取引、これは大事だ。
そのことと、社会を強制的に変革させたり、社会制度や慣習などを破壊するのとは違う。


90年代後半、ジパングを襲ったのは銀行や保険会社などの「金融危機」だった。
まさしくショック・ドクトリンの実験場と化した。


メリケンなどの外資軍団は、手始めに破綻先を大量に見繕わせた。

ジパングの保険会社というのは、中々不透明な構造(笑)で、海外企業が簡単には買収というわけにもいかないものが多かったのだ。

メリケンの巨大保険会社などは、株式発行で資金を調達して、株式交換やTOBなんかでサクっと決めたい、という考えを持っていたのだが、日本の生保(バブル期には海外を席巻したセイホだ)は何と上場していない!、のだった。

メリケン人は思った。
こいつら、何でこんな馬鹿な制度でやってるんだ。
総代って誰?
総代会って、どうなってんの?
どうやったら、買収できるんだよ。


総代会で賛同を得ないと、簡単に買収もできない。上場してないから、TOBもできない。

めんどくせー!!



ということで、いくつも相互会社を破綻させてあげました。
それらの消滅した生保の多くは外資系に変わり、独占分野の第三分野を中心に契約を伸ばしてゆくことになったのです。


株式会社は、株主利益の最大化を目指します。

けれど、旧来の生保の相互会社は社員制度がとられ、株主に利益配分する必要がないので、保険加入者に利益が還元されることになります。その上、投票権も一人一票なので、外資系には簡単に買収できない仕組みになっています。株式会社であると、持ち株数が多ければ一人でも議決権の大きさが圧倒的に大きいといったことがあるのです。

共済も似たような仕組みになっており、出資者が加入者となって利益還元を受けるのです。


メリケン式の外資は、そうした利益を全部株主によこせ、という仕組みに作り変える、ということになってしまうのです。法制度を共通化する、ということは、そういう社会に強制的に変えるということを意味するのです。


日本のような、株式会社もあり、相互会社もあり、共済もある、というのが、本来の望ましい姿のはずです。選ぶのは、加入者であり、利用者であり、出資者であるからです。株式会社が本当にいいのなら、そちらが「黙っていても勝つ」はずで、共済は淘汰されるでしょう。けれども、そうならないのはどうしてだと思いますか?

これを、強引に統一せよ、というのは、多様性を失わせ、競争を阻害することです。

TPP加入というのは、そういうことを受け入れろ、ということです。


メリケン国では、保険会社が非常に強い力を持っています。そういう国であっても医療保険は本当に効率的と呼べますか?
ただ単に、会社の利益、株主利益を追い求める結果、保険金額が高騰したのではないですか?


日本の保険、共済市場は、魅力的な市場です。


外資の比率は約20%でしかなく、伝統的大手4社は6割くらいのシェアを持っています。
共済などが破壊された後、メリケン式の保険制度になったとして、それは本当に加入者のためによいことなのでしょうか?


経済理論というのは、用い方次第です。


よくお考え下さい。


”3NO同盟”を結成せよ

2012年07月10日 15時09分04秒 | 政治って?
タイトルは、もうちょっと気の利いたやつがいいと思うが、大意は以前から書いてきた通りに3悪阻止、である。


野田政権は、8月にTPP交渉参加を伝えると報道された。
このまま野田政権を生き延びさせると、本当に3つが実行されてしまうことになる。その前に、阻止しなければならない。どうしても倒閣が必要なのだ。

そこで、『3つのNO』に国民の勢力を結集しなければならない。

>http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012070901002133.html


小沢新党の勢力が、最も阻止可能性が高いのだ。

自民党も民主党も、野田政権のやっていることを「連立で今後もやろう」という腹積もりになっており、彼らから権力の座を取り上げなければ止めることができないのである。

 増税にNO、原発にNO、TPPにNO

「3つのノー」をスローガンに党派を超えて戦う必要があるのだ。
この阻止行動は、国家的危機への対応であることを肝に銘じるべきである。



内紛している場合ではない、ということだ。少々の違いとか、意見の食い違いがあろうとも、「3つの阻止」この大義の為に共闘すべし、ということだ。共産党、社民党など、増税や原発に反対意見を持っている者たちは、イデオロギーに頑固にしがみつくことなく、「共通の敵」だけに集中すべきである。民主や自公の連合軍に勝てる人間を全力で推すということに集中すべきだ。


まず狙うは、内閣不信任案を通すことだ。それには、国民的運動の支援が必要。小沢グループの会派に加わる人数を、提出可能人数の51人まで増やさねばならない。


そして、選挙になったら、民主と自公の「既成政党」軍団が小選挙区で組織票を背景として優位に立つと見られているわけだが、彼らの支持層は盤石ではない。

国難に際し、外敵と戦う場合には、それまでどんなに諍いがあったとしても、共に力を合わせて戦うべきなのだ。それができれば、きっと勝てる。


『指輪物語』で、犬猿の仲であったはずのドワーフとエルフが一緒に戦い、友情を育み悪を倒したように、暴政を貫く野田政権とこれを支援する自公を倒さねばならないのである。


目標はただ一つ、打倒野田、である。

共産党といえども、国難には同盟にはせ参じてくれるのではないかと期待している。



はてなのブログはやっぱヘンじゃない?~2

2012年07月09日 11時50分22秒 | 俺のそれ
また、見てみましたわ。


今度はこうなっていた。





もうちょい、寄ってみたのがこちら。






浜菊会の記事は更新されていたが、遅れていた。

11時31分38秒。そんな時間には書かれてないのにね。



本館の方のブログ更新も同じくおかしいね。


書き忘れ。


これを書いたのが先なのにね。

7月9日11時28分28秒
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/58053c56eedbf53e89e14b8ab1496215




また追加ですよ。13時10分頃






別館の方の右側表示を映してみました。

前の記事中でも書いたけど、試しに時事通信社をアンテナに追加したよ、と言いましたね。

でも、画面上には出てないんですよ、これが。ヘンですよね?


で、写真を撮影したタイミングですが、『ページビューが85556』ってなっていて、その下の方に時計がありますね?


これを映すとこうなっているわけです。






当方がログインした場合には、アンテナに時事通信社が4番目に出ています。
しかし、ログアウトすると、この写真のようになっているわけですが、みなさんからはどう見えているんでしょう?


時計は12時48分頃でした。


これが謎なわけですよ。




はてなのブログはやっぱりヘンじゃない?(追記あり)

2012年07月09日 11時28分28秒 | 俺のそれ
前にも書いたけど、奇妙なんだよね。






別館の方のアンテナの表示がこれ。


で、ちょっとした実験をしてみました。
別館のはてなの方のアンテナを見てみると、やっぱりヘンだなと思うことがわかりました。


順序からすると、浜菊会の記事が更新されたのが一番早かったわけです。
その記事に基づいて書かれたのが、拙ブログ記事でした。
で、アンテナはというと、更新順が違いますよね。

内容もヘンだし、更新時間もヘンですね。



で、アンテナに時事通信とヤフーを追加してみると、こうなっていました。





ヤフー入れてこうなった。





つまり、どの時点でも「浜菊会」の記事は止まったまま、ということ。



しかも、2012/07/09 08:22:07という時間と、『安全運転を…フル稼働に福井知事』はずーっと同じ。


※追記:12時半頃

タイトルに一致しているのがこちらでした。

安全運転を…フル稼働に福井知事 - goo ニュース




yahooの更新時間と内容があるから、過去のことではないことは確実ですよ。

浜菊会の記事更新はこれよりも早いことは確かです。



これは、情報遮断の一種か何かでしょうか?

ま、よく分からんけど、それほど邪魔をしたいということですかな?




もうちょい追加。


どうでもいい話なんだけど、gooブログの場合

『歴代映画主役のポケモンを応援』

というのが常時表示されるんだね。

記事更新をしても、しなくても、先頭に表示されているんだね。


これは、何かの暗号か決まりでもあるんですかね?(笑)


えっ?どんな、って?

それは、好ましくない記事とかブログなんかだと、そういう処理がなされている、とか。
それとも、雑魚ブログだから、そういう処理、とか。


何だか、よく判りませんがね。




追記したのが12時32~33分だったわけですが、やっぱり別館のはてなの方は、アンテナ表示はヘンなままですわ。


更新しても意味がない、ということなんですかね?



「ばら撒き政策」が遂に世界に広がる

2012年07月08日 11時02分08秒 | 外交問題
これに触発されました。
>http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-4385.html


<事例1>
・アフガンの場合

ベー軍「戦争する金くれよ」
白いハウス「ダメだ、政府は金欠だ、メリケン国の赤字も膨大だ」
ベー軍「じゃあ、俺たちどうやってタマ撃ちゃいいんだ」
白いハウス「金持ってるヤツ、…そうだな、ジャパン君に出してもらって」
ベー軍「そうだな、いっちょシメたるわ」
   ……
ベー軍「おいジャパンよ、ちょっと金回してこいや」
ジャパン「だってお金ないし…国民に借金してるから」
ベー軍「ふざけんな!誰のお陰でオメーらの今があると思ってんだ」
ジャパン「懐が寂しくて、本当にないんだ」
ベー軍「だったら、金貸してる国民側から取りゃいいだろが、アホか」
ジャパン「けど、かなり反対されてるし…」
ベー軍「拒否するって?じゃあ嫌がらせしてやるぜ、それでもいいんだな」
ジャパン「何をする気なんだお」
ベー軍「手始めに”押すプレイ”を持っていっちゃる」
ジャパン「止めてくれよう、押すプレイは猛反対に遭ってるから」
ベー軍「へっへっへっへ、そうだ、お前を困らせてやるぜ」
ジャパン「そんなことをしたら、持ちこたえられないよう」
ベー軍「そうなりたくないなら、金を出しゃあいいんだ」
ジャパン「だって、財源がないし…」
ベー軍「増税しろよ、増税、財界も賛成してるんだろ?」
ジャパン「わかったよ、増税できたら、出すから」
ベー軍「最初から素直に金を出せばいいんだよ」


こうして、アフガン支援の単年40億ドル、4年で160億ドルもの巨額資金「提供」を決めることになった。早い話がベー軍の戦費負担を肩代わりさせられる、というものだ。名目上はそうなっていないだけで、現実の資金使途先というのは戦争資金というだけ。普通のアフガン人の生活向上なんぞには、殆ど役立たないということだ。

ただのボッタクリ、である。
財源がないということで拒絶すると増税しろ、といちいち口出ししてくるわけである。増税すると、ベー軍にもお金が降りてくるので「増税賛成」と言うのがメリケンの立場、ということになるわな。


<事例2>
・ミャンマーの場合

メリケン系グローバル企業(以下略してグロ企業)の世界戦略&情報交換会合が開かれた。

「どっかに激安の労働者はいねーかな」
「アジアの人口規模の大きい所は大体進出し尽くした感があるしね」
「今後、中クラスになれそうな国はない?」
「ああ、ビルマの辺りがまだ未開だったな」
「ランボーシリーズで出てくるようなゾーンだよね」
「反欧米という感じだったし、軍政だったし、自由諸国とは違うから」
「しかも、昔、日本が肩入れして以降、米国が許さんってスタンスだから」
「そうそう、だから市場経済からは遠かった」
「でも、人口5千万は大きいよ、やっぱ」
「開拓できれば、それだけの市場が眠っているってことだし」
「だけど、国は貧乏で借款も返済できんらしいぞ?」
「いいだよ、日本に棒引きさせれば」
「だね、どうせ返せる当てもなかったわけだし」
「じゃあ、今度日本企業のアホどもを軽く小突いておくわ」
「こっちも債権放棄しろよ、と脅しとくから」
「棒引きさせて、開発させちゃうか、ついでに」
「だよねー、どうせ日本なんかバカだからな、使い回せばいいだけ」


ミャンマーは市場経済に組み込まれるべく、米国が「許す」という方向転換をした。日本は、棒引きに応じ、金を捨てた。その上、さらなる援助として数千億円もの資金拠出を決めた。いずれも、日本国民の税金である。国民から消費税増税で毟り取り、海外投資とか援助と称して、外国企業等の為に数千億円を持ってこい、と使いっぱしり役を負わされるのだ。


こんなバカな国は、他には知らない。
あらゆる意味において、愚か。タカりに遭っているだけなのに、カツアゲされてるのとほぼ同じなのに、易々と言うことを聞く。


せめて、資金提供先を開発銀行とかにしておくべきで、そこから先の資金の流れと管理はそっちでやってもらって、返済がはっきりしているものに提供せよ、という話だな。こんなことをドイツでやったら、ドイツ国民ならば怒り狂うんじゃないですかね。



野田政権は、外務省のおバカプランに乗るしか能がないのかも。




日本という病~2

2012年07月07日 23時31分05秒 | 社会全般
追加ですが。

国会事故調の報告書はまだ目にしてなくて、報道ベースでしか知らなかった。特に昨日取り上げた東京新聞長谷川氏の書かれた記事が非常に参考になったが、原文の方まで見る時間がなかった。

が、本日目にした記事は、もっと驚くべきものだった。

>http://ukmedia.exblog.jp/18197552/


そうだったのか…
国会事故調がなかったら、日本は世界中の笑い者になったままであったろう。再度、有難うと言いたい。


拙ブログの思いを今年の5月に書いたのだが、これとほぼ同じような感じだった。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/c51b23d08838a827c7a404fcdb212621


もっと言うと、11年3月16日に書いた記事でも指摘したし、その後5月にも書いたが、誰も見向きもしなかったわけである。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8aaa8a97557c3beb09b214366627d347


ぼくがたった一人でいくら挑戦しようとも、権威と権力を握ってる側(政府、霞ヶ関、学者、マスコミ含め)が封じ込めをする構造になっているのだ。そこに応援団として加わるのが、経団連会長や経済同友会会長、全銀協会長なとといった社会的地位の高いと目される人間たちなのだ。

こうして、東電を中心とする腐敗体制・隠蔽構造が完成体となってしまった、ということである。こんなものを打ち破れるものなど、存在しないということなのだ。向こうにとっては、痛くも痒くもない。総理大臣さえ取り替えることが可能なくらいなのだから。

そういう点においても、国会事故調の果たした役割は、驚嘆に値するものだった。

ぼくのような雑魚がいくら吼えても何にもならなかったが、少しばかり報われたかもしれない。ただ、日本が世界に与えた負の影響が消え去るわけではないので、申し訳ないことに変わりがないのですが。


日本という病

2012年07月07日 22時28分30秒 | 社会全般
(別館の方に書いたまま、こちらにアップしてなかった…)


Fukushimaの悲劇―福島原発事故は、1年半もかかって事故原因の妥協点探しが行われてきた。事故調査主体は東電内部、民間、そして政府の機関があった。次々と発表された調査結果は、真の原因究明ということからはかけ離れた、政治的妥協の産物のようなものが多くあった。踏み込めない一線というものが、死守され続けた。そこには、反省もなければ教訓もなかった。事実に迫ろう、真実を国民の前に明らかにしよう、という姿勢が決定的に欠けていた。


このようなことが行われてしまうのは、日本という病気そのものだ。
多大な迷惑をかけ、心配をさせてしまった世界中の人々に、日本国民として心からお詫び申し上げる。このような恥ずべき事態を収拾できず、誠に申し訳なく思う。


福島原発事故が明らかにした病根は、極めて深い部分にまで広く及んでいるのである。表立って見える部分に留まらない、あらゆる部分に浸透しているのである。

以前にも書いたはずだが、これまで福島原発事故についても、その他の原発行政全般についても、理路整然と事実に基づいて説明できる人間が誰一人登場してこなかったのだ。
出てくるのは、どれもこれもウソを上塗りし、言い逃れに終始する人間ばかり。普通の国民や報道陣の無知をいいことに、誤魔化して丸めこもうとする人間ばかり。事実を隠蔽することに血道をあげ、わざと正確なデータや証言などを隠す。


日本を代表する大企業、エリート官僚たち、専門家と称される学識者たち、政権中枢の政治家たち、そういう中に、誰一人として「まともなことを言う人間」というのが登場してこなかった、ということそのものが、重篤な病であることを物語っているのである。そして責任を追及すべき立場のマスコミまでもが、彼らの側に加担した。情報隠蔽に手を貸し、大本営発表の如き”体制側”の情報のみを流し続けた。そこに疑問を差し挟む人間や、正論を唱える人間は決して表舞台に登場することがないように、マスコミの情報統制が続いているのである。電力需給問題も同根なのだ。


これは真の病気である。
権威そのものの崩壊、著しい劣化、ということである。


そんな中、殆ど唯一と言ってよい救いは、国会の事故調であった。
関係者各位には、最大の賛辞を贈りたい。ここまで誰も立ち向かうことのできなかった難事に挑み、最も客観性を備えた報告となったであろう。人災という事故原因の核心に迫る分析を、よくぞ行ってくれたと思う。


>http://satoshi.blogs.com/life/2012/07/engineer.html

こちらの人も、日本の抱える構造的問題点を指摘している。やはり、底流にあるのは日本の病弊であり、それは個人レベルの資質とか過失などといった問題ではない。構造、或いはシステムそのもの、ということだ。全くその通りだ、御指摘の通りだと思う。


普通の人間ならば、津波が原因だという説明に疑問を抱くのが当然だったのだ。

11年3月22日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/151041e268f19a01d120e83ab332fd0a

事故当初から、不自然な説明とかがあった。
俄かには信じ難いというのが、当方の抱いた印象だった。


11年3月28日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b28a90d4a75950cf0a2b2edf0fdffb07


しかしながら、政府も東電もマスコミも、ひたすら隠し続けた。原発関連業界にいる人間たちにしてみると、本当はこうだ、というようなことを言いたくても、言ってしまえば「爪弾きに遭う」ということもあるだろうし、マスコミが「まともな人」を一切相手にしないことにしてしまえば、結局正しいことなど広く伝わらないということなのだ。

当時の記憶の新しいうちに、きちんとした原因究明をしよう、ということにするべきだったのに、そうしたこともできなくしたのは、体制側の連中だったのだ。

アメリカならば厳しく捜査されるだろう、多分。ここまで悪質な隠蔽を続けていれば、刑務所送りになっても不思議ではないはずなのだ。
ところが、日本では体制側の人間たちが「オール共犯者軍団」で結託しているから、何も明らかにはできないのだ。イジメの構造と瓜二つなのだ。
結託の輪を乱す人間は排除され不利益を与えられる。全体の体制(原発利権ムラ)維持に協力すれば利益があるが、手を染める仲間になることを求められ、加わってしまうと抜けられない(裏切り者として制裁を加えられる)のだ。


11年9月12日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/da07b9d81e438daaf1bd3403b835c176

(再掲)

普通ね、アメリカとかだったら、意図的に隠蔽したりなんかすると、ブタ箱行き確定ですわな。だけど、日本だと、守ってくれる「権力サークル」が存在しているんだよ。それは、政官財の中に、くまなく浸透しているのだ。そいつらのサークルに加わっている限り、恩恵を蒙り、権力を手にすることもできてゆく、というわけだ。原子力ムラで見られた現象と同じなんだよ。


反省なき原子力行政は、未だに愚かさなことを繰り返している。



腐敗の底なし沼~国会事故調報告が明らかにした東電の大罪

2012年07月06日 13時40分28秒 | おかしいぞ


>http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120706-00000001-gendaibiz-pol


以下に重要な点を一部抜粋する。


◎第一の点
なにより事故の原因である。これまで東電や政府は「事故が地震ではなく、その後の津波によって引き起こされた」と強調してきた。ところが、国会事故調報告は地震によって全交流電源喪失が引き起こされた可能性を強く示唆している。


◎第二の点
東電はこの問題について「手順書で原子炉圧力容器への影響緩和の観点から原子炉冷却材温度変化率が毎時55℃/hを超えないよう調整することとしている」(東電の事故調査報告書)と説明してきた。温度変化が激しかったのでマニュアルに沿って止めた、というのだ。政府事故調も東電の言い分をそのまま受け入れてきた。
 ところが国会事故調の運転員へのヒアリングによると、まったく違う。原子炉の炉圧が下がっているのはICが原因かどうか、ほかにも漏洩がないかどうかを確認するために停止した、というのである。



◎第三の点
さらに1号機の主蒸気逃がし弁(SR弁)が地震によって作動しなかった可能性も指摘した。それが小規模の配管損傷を招き、全交流電源喪失も重なって炉心損傷につながったかもしれない。



拙ブログでの推測は、あながち大外れではなかったんじゃないですか。


◎第一の点について

11年3月12日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/05dfa2e4bdec954ee6aa41d60affc62e

2010年6月17日の事故を指摘したわけである。
この事故原因は、作業員が振動を与えて警報が作動し、電源が失われたはずだ。

東電の説明>http://www.tepco.co.jp/cc/press/10070602-j.html
(以下に一部引用)

(推定原因)
・記録計の交換作業の作業場所が狭隘であったため、作業員が送電線の系統安定化装置の補助リレーに接触した等、何らかの衝撃が補助リレーに加わり、瞬間的に誤動作した可能性が考えられました。
・このためプラントの常用系電源の所内側しゃ断器A、B系が同時に動作し「切」状態になりましたが、外部電源へ切り替わらなかったためプラント内の電力供給が停止し、発電機界磁しゃ断器が動作して「切」状態になったことから、発電機およびタービンが自動停止し、原子炉が自動停止したと推定いたしました。
(対策)
・系統安定化装置は、同装置の設置以降、系統設備の増強により、系統の安定性が向上したこと等の理由により使用していないため、同装置の電気回路を撤去いたします。
・2号機の再起動までに、今回の補助リレーのようにケースに収納されておらず、リレー単体で制御盤内に設置されているものを調査・抽出し、制御盤内での作業時に接触または衝撃を与える可能性があるものに対して、注意喚起の表示をいたします。


========


これは、どういうことか?
地震のような衝撃が加わって、補助リレー等に誤作動を生じ、D/Gからの給電がうまく行われず、電源を早期に喪失していた可能性があるのではないか、ということである。つまり、10年6月17日の事故と似たような理由で給電が途絶えてしまっていた(電源喪失)のではないか、ということだ。
これは推測に過ぎないので、電源喪失は他に原因があるのかもしれないが、津波だ、という説明は当初から信じ難いものだった。何度も指摘したが、無視され続けたわけだが。



◎第二の点について

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3ecfb64c88554a0258aa06000ad5692b
(再掲)

「電源喪失長時間継続時操作」というものがある。基本的にICを止める操作というのはマニュアルには書かれていない。また停止条件とは、「原子炉圧力が1.04MPa以下」だ。
7.13MPaで自動起動したICが、原子炉圧で約7分の1に低下するまでは、止めない、ということである。この基本が全く守られていない。
まだウソがある。ICを止めたのは、原子炉損傷を防ぐため、と会見などで出鱈目を言っていたが、ウソである。ICの冷却能力がそんなにあるわけがない。

シリーズの参考記事にも書いたが、冷却材(つまりは水である)の温度低下が、55℃/hrを超えない降下にせよ、ということである。これは、基本的にSRV(主蒸気逃がし安全弁)操作の基準である。前記SRVとICで減圧せよ、ということは、ICは運転したままで、SRVを間欠操作して、原子炉圧力を下げるということなのである。SRV開弁は数回に分けて、短い時間で行い、55℃基準を超えない程度でやれ、というのが、マニュアルである。

そして、SRV減圧の場合、

『S/P(圧力抑制プール)水温を監視、CCS系のS/P冷却モードにより熱容量制限曲線を超えないように操作』

と書かれていた。
つまり、どの時点でもICは動いたまま、ということだ。間欠操作を行うべきは、SRV開弁であり、その際のS/P(S/C)冷却モード(東電説明では、多分トーラス冷却モードということなのであろう)の動・不動などだろう。原子炉損傷を防ぐ、という意味は、熱容量制限曲線を超えないように、ということだろう。




>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/eb8ccb431388676cf2ba18cd2df09ce7
(再掲)

東電が当初原子炉の損傷を防ぐ為、と記者会見で説明していたのは、ただの誤魔化しである。「55℃/hrの温度低下を超えない」という条件で動作をさせるのは、「SRVの開閉」操作である。
弁のON、OFFを行うべきは、ICではなく、SRVである。
大体、300℃近い温度の原子炉及び容器が、たった8分やそこらで55℃も温度低下が起こると思うか?




◎第三の点について

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/cc3adee362ad2c312ddc499248ac5ee6
(再掲)

④SRVの動作情報がないのは何故か

2号機や3号機にはあるが、1号機には見かけなかったように思う。通常、MSIV全閉となった後、原子炉圧力が上昇してくるわけだが、これの動作記録が見かけないのである。動作設定がICでは7.13MPaだが、SRVでは7.23MPaだからだ、という東電側説明もあるようなのだが、どうも腑に落ちないわけである。ICを止めると原子炉圧力が上昇してくるわけで、その時SRVが動作しない方が疑問なのだ。実際、2号機と3号機ではSRVの自動調節が機能しており、原子炉圧は一定のレンジに保たれていたわけである。それなのに、1号機においては、どういうわけか手動でICにより調節しろ、SRVは使わないぞ、という設定になっていたということでしょうか?

1号機では、ICを手動停止、HPCIも動いてない、SRVも動作してない、ということになると、何もしてないのに原子炉圧力や温度が変動したり、完全閉鎖空間内で高熱量が発生し続けているにも関わらず、不思議な調節機能が働いていたのでしょうか。それとも、SRVだけは自動調節が働いていたと?「給水するものがない」のに、SRVだけ自動開閉していたと?そうであるなら、S/Pは水温上昇となるであろうし、原子炉内水位は低下してゆくだろう。新たな給水がないと燃料棒露出は避けられないはずでは。
それと、15時過ぎの圧力急減がIC以外にも理由があったということはないのでしょうか?
例えばSRVを誤って開のままにしていたとか、人的操作は間違ってはいなくとも「開固着」状態になったまま気付くのが遅れたとか、そういう何かの理由がないのかな、と。2号機や3号機では、RCICとSRVが動いていても、そんなに急激な圧力減少にはなっていないので、1号機には特有の理由が存在していた可能性があるのではないか、ということです。


=========


まあ、当方のようなズブの素人が何を言おうと、指摘しようと、誰も振り向きはしない。
ある程度の資料があれば、誰でも気付く程度のことを、東電は隠し続けていたわけだ。こっちがただの素人だから、どうせ分かるまい、反論できるわけがない、ということだな。そうやって騙し続けてきたんだ。


1号機のSRVの動作記録がないことは、ぼくですら気付くことなのに、東電の事故調も政府事故調も無視したのですよ。素人でも分かることを、事故調が無視するというのは、異常ですよ。これはもう、国というもの、政府というもの、信じることなど不可能だ、ということです。国民を騙す為に存在する、ということだ。


こういう隠蔽と悪行を行ったのが、日本を支える東電のような大企業と経産省・エネ庁・保安院・原子力委員会・安全委員会等々が、結託して行った、ということが、何よりも深い罪なのだ。当日の失敗や現場の失敗なんかよりも、赦しがたいのが彼らの行ったことだ。


この期に及んでなおシラを切り続ける、そして、彼らには何らの罰も与えられることもないという、日本の行政・司法のシステムそのものが、根底から崩壊しているということだ。これこそメルトダウン、いや、地の底までメルトスルーなのである。


彼らは、この国が本当に滅んでしまうくらいでなければ、自覚することがないのだ。


世の中の人々にも伝えることができないんですよ。
いくらうちみたいな弱小ブログが言っても、何の影響もなけりゃ、信じてももらえない、ということだ。