新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

杜撰な水際対策が露見してしまった

2021年06月21日 11時53分56秒 | COVID-19(新型コロナウィルス)

連日、一般紙でもスポーツ欄には様々な種目での「五輪代表」が華々しく載っている。
 
否が応でも五輪ムードを高めようとしているかのようである。
 
COVID-19のワクチン接種はようやく進み始めたが、いまだ感染は収束せず、不安は消えない。
 
それでも日本が五輪開催に突き進むのはなぜなのか、という問いに社会学者の上野千鶴子は、政局化した五輪と長く続く日本の「無責任体制」を指摘していた。
 
『一か八か』無責任体制が生んだ五輪強行 上野千鶴子さんの指摘」 

◆最初に言いたい。これほど開催国や開催都市の人々に歓迎されない五輪は初めてではないでしょうか。世論調査を見れば、今も開催と中止で伯仲しています。大会ボランティアや聖火ランナーからも辞退者が相次いでいます。
 開催しても「集まるな」「熱狂するな」、選手が来ても隔離されて「交流するな」。テレビ観戦するならどこでやっても同じ。渡航してきたアスリートや大会関係者は観光もショッピングもできず、従わないと罰金だとか国外退去だとか。潜在的な犯罪者のような扱いです。
 ――五輪へ向かう日本の姿を旧日本軍の失敗を分析した「失敗の本質」(戸部良一ら著)を例に説明されています。
 ◆作戦を決めて、引くに引けずに進んでいく、旧日本軍の敗戦の構図とよく似ていると感じます。今のワクチンが変異株に効くかどうか証明されておらず、未知の要因が多い。それでも運と信念を頼みに突き進んでいく。既に巨額の国費を費やし、1年延期によって施設の維持費や組織の管理コストもかかっている。損害が大きくなればなるほど引けなくなる構造です。意思決定者が誰かも分からない。誰も責任を取らないこの無責任体制は、戦後70年以上がたっても続いているのかと感じます。

 
そしていまやわが国では「アスリートファースト」とか「スポーツの祭典」という言葉が吹っ飛んでしまった感がある。
 
大企業の広告塔のプロ野球とは全く異なる、Jリーグという地域密着型のプロサッカーの生みの親として当時は高い評価を得ていた川淵三郎。
 
古河電工のサッカー選手だったのでJリーグ発足までの情熱は認めるのだが、その後はサッカー以外のスポーツにまで手を出し、最近では失言問題で辞めさせられた森喜朗五輪組織委員会会長の後釜として脚光を浴びる予定だったが土壇場で就任を逃し晩節を汚してしまった川淵三郎。
 
この男が五輪の選手村の村長とはあまり知られていないのだが、五輪憲章からはかけ離れた発言をしていた。  
   
東京五輪・パラ選手村内部写真を一挙公開 川淵村長「日本の国力、プライドを世界に示す」 飲酒は可に
◆「ここまできたんだから日本の国力、信頼感、プライドを世界に示すために選手に力を貸してほしい」
◆「国内の議論ばかりされ、国際的に開催を約束した立場での議論がされていない」

そして、五輪開会まで1か月あまりとなり、遠方の国からは選手団が日本に到着し始めてきた。
 
早速、心配していたことが発生していた。
 
ウガンダ選手団なぜ陽性 ワクチン効果・検査感度に限界
 
どうやらその検査内容にも問題あったようである。
  
 
こんなニュースに対して、「PCR検査拡大反対論者」の橋下徹が意味不明なトンチンカンなことをテレビで公言していた。 
 
橋下徹氏、ウガンダ代表の陽性者判明で「むやみに検査拡大を言っていた人たちは、これを見て反省して」
元大阪府知事の橋下徹氏が20日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・午前7時半)にスタジオ生出演した。
 番組では、19日午後、成田空港に到着した東京五輪に出場するウガンダ代表選手団9人のうち、空港のPCR検査で1人の新型コロナウイルス陽性が確認されたことを報じた。
 新型コロナで大会延期が決まった後、海外チームの来日は2例目で、陽性判明は初めて。この1人を除く選手団8人は、事前合宿地の大阪府泉佐野市に向け、バスで出発した。
 内閣官房によると、選手団の陽性者は入国できなかった。英アストラゼネカ製のワクチンを2回接種し、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書も提出していた。到着後の抗原検査で陰性とならず、PCR検査を受けた。
 泉佐野市によると、到着したのはボクシング、重量挙げ、競泳の選手やコーチら計9人で、合宿期間は7月19日まで。いずれもワクチンの2回接種を終えていたという。
 ウガンダ側は当初、関西空港に16日に到着すると市に連絡していたが、ウガンダ国内の新型コロナ感染拡大の影響で航空便を確保できず、日程がずれ込んでいた。
 今回の対応に橋下氏は「きちっと、対策、考えていたことが機能した、と思います」と評価した。その上で「はじめからまったくの入国者0なんてありえないわけですから、そこに陽性者が入った時にきちっとできたな、と。陽性者を見つけることができて、公共交通機関を使わずに泉佐野市に移動したということなんですが…」とコメントした。
 さらに「本題から外れるんですが」とした上で「こういう状況を見てもらえれば、今までずっとPCR検査をいつでも誰でもどこでもみんなでやることによって、陽性者を隔離するなんてことを言っていた人、たくさんいますけど、できないんです、1回ぐらいのPCR検査では。何回も何回も繰り返すことによってしか対応できない。むやみに検査拡大を言っていた人たちは、これを見て反省してもらいたい」と指摘していた。

一体だれが何を反省しなければならないのか?

同調する批判的な意見が多数ネット上ではあふれていた。
 
ほんとに弁護士?私にも全く意味が分かりません。一回の検査では分からない→何度もする、無論疑いのある期間は接触者も隔離→偽陽性だったなら良いが結果完全陽性だったなら大前提として検査を何度もしないとダメ。何度もできる体制ではないですよね?
だから、この人は「ダメ」な人なのよ!橋下さんのコメントはダメだから流さないで!コッチ(国民)見てないから、自己満足発言ばかり、だって弁護士だけど医者で無いのよ!
◆意味ない事をさも、意味ありげにいう橋下、論理破綻をさも論理ありげに話す橋下。メディアにだすな!
橋下徹はPCR検査が親の敵なのか。
PCR検査は完全じゃないが、その網があったからこそ今回の発見に至った訳だ。自身正当化のための詭弁に終始し、検査拡大論者に反省を促す愚。
橋下のPCR抑制論のせいで、迅速な対応が取られず亡くなられた方が居ることを忘れてはならない。 
橋下の愚かさで亡くなった方々が出ている……
検査が不足してるから感染拡大起こしてるのが理解でき無い脳を持った人は、とことん論理性がグチャメチャ…
世界標準で #PCR検査 が行われ充分される所は収束してる。virusを発見できるからだ。
ああ腹が立つ、こんな馬鹿に命を脅かされてるなんて。
支離滅裂情弱虚言家橋下徹氏、論理破綻の自言に嘘を塗り重ね泥沼にハマる
嘘を真実と信じ込み他者へ持論を強いる様は押し込み強盗いや説教強盗
失礼だが、これを信じる反知性派が鬱陶しい。
橋下の論理破綻は今に始まったことではない。
 発言を吟味すれば、最初と最後は全く違うことを言っている。じゃぁー聞くが、オリンピック組織員会は選手のPCR検査は毎日行い、安全安心の大会にするという根拠もなくなる。検査なんかやらなきゃいいと、オリンピック組織委員会に直言したらどうか!
 テレビ見ていて、つくづく思う、自分の発言に否定的な人にはくらいつき、わめきたてる、この検査問題も検査不要発言の自分の正当性を認めさせたいだけの、屈折した負けず嫌いがなせること、。バカにつける薬はないと思うな!!
 
まさに枚挙に暇がないほどの批判が殺到していた。
 
冷静に考えても、海外では、日本のようにむやみにPCR検査を否定することなく、誰でもどこでも何回も無料検査を受けられるシステムになっている。
 
そして日本だけは世界の潮流と逆行して感染が少しも収まらず今に至っているのだが、その元凶は「クラスター戦略」に固執してPCR検査抑制した厚生省の医系技官たちであることは昨年から指摘されていた。
 
日本ではPCR検査がなぜ進まないのか」  
 
日本の場合は、自覚症状があり希望しても検査は有料になったり、検査自体渋ってきた。

今回、何度も検査したから、陽性者を発見でき、隔離できたのだろうに、なぜPCR検査に対して敵対意識を持つのか。
 
そもそも、橋下徹は人には「コロナは風邪みたいなものだから家で寝ていたら直る」と言って来たのに、自分の少しの体調不良で公的なPCR検査を受けた御仁だから、PCR検査についていろいろな御託を並べても、なにも説得力がない。
 
そもそも陰性証明を受けていても、いろんな場で受けたPCR検査で陽性になるという事もあるわけだから、検査拡大は当然であろうが。
 
結局、変異株の場合、感染力も強くて、どこでどう感染するかわからないという事で、他国に入国する人は特に何回も受けてもらわないと安全は保障されない。
 
それだけ変異株の感染リスクは高いという事なのだが、テレビに出てきて要らぬことばかり言う橋下徹は正真正銘の扇動屋なのであろう。
 
それにしても、今後ますます入国する各国の選手たちや、VIP待遇のIOC貴族や大手スポンサー関係者たちが特権意識をむき出しにしてしまえば、水際対策は有名無実となってしまうだろう、とオジサンは思う。        

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