昨日21:00 時点の最新の国内感染者情報を厚労省が発表した。
◆国内の感染者:17326人(前日比+45人)
◆死者 :923人(前日比+1人)
◆退院者 :15868人(前日比+66人)
※退院者数はクルーズ船の乗客らを含めた数。厚労省などによる。
この数字を単純に読めば感染して入院しコロナウィルスと闘っている人は1458人となる。
今後、新たな感染者数が退院者数より下回れば確実に入院者数も減少し収束に向かうと推測できる。
ただし、テレビで人気者になってしまった某女性専門家が、「今後夏を迎えればグット感染者数は減るはずで、秋から冬にかけてインフルエンザと共に再び感染者数が増えてくる」と言っていたので、しばらくは入院者数は減少傾向になることだろう。
もっとも隔離入院されず家庭や指定ホテルでの待機・隔離の軽中症等感染者たちはこの数には含まれていない。
こんな傾向を念頭に安倍晋三は5月25日の記者会見で「今回の流行をほぼ収束させることができた」と発言したのだが、国民民主党の岡本充功は、「収束」や「ほぼ収束」とは、それぞれどのような状態を指すのか質問していた。
しかしこの質問主意書に対する答弁書では正確には答えられなかった。
「『コロナ収束の定義困難』閣議決定 首相は『ほぼ収束』」
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) June 9, 2020
枝野代表
「なぜPCR検査が遅れたのか。その経緯を検証して、改めるべきところは改めるのは将来の課題ではなく、第2波に対する備えとして今すぐやらなきゃいけない」
安倍首相
「事態が収束した後には、今回の政府の対応策をしっかり検証して参りたい」
収束後の検証じゃ意味ないだろ!?? pic.twitter.com/VNyfWeIgaZ
「コロナ収束の定義困難」閣議決定 首相は「ほぼ収束」https://t.co/G0SyYeN2H4
— 毛ば部とる子 (@kaori_sakai) June 9, 2020
⇒安倍首相は答弁で、「コロナ収束後に議事録を含め検証する」と言っている。逆に言えば、収束したと言わない限り、検証に必要な議事録や公文書は出さないという意味にもとれる。第二次補正予算案などに盛り込んだコロナ対策に
安倍晋三の本音は不明だが、願わくば早く日本だけでも「収束宣言」してなんとか来年の五輪を・・・とまだ目論んでいることは想像に難くない。
しかし現実的には来年の五輪開催に関しては様々な情報が入り乱れており、「すでに開催は中止」から「秋には判断」、「来年春には決定」などと、発言するそれぞれの組織の思惑も絡んでおり闇の中である。
COVID-19の「終息」は数年先らしいが、とりあえず「収束」(一段落)したとしても、国内の完全補償なき自粛に追い込まれた中小企業や個人事業主、フリーランス、さらには音楽・演劇等の文化事業関連者への補償は依然行き届いていない。
本来、政府の最大の役目は外交以外では税金の国民への公平な配分であるはずである。
残念ながら、国民のための第二次補正予算案などに盛り込んだコロナ対策については、いつものように疑惑が沸騰している。
直接国民に配分する「特別定額給付金(10万円)」の大幅な給付遅れと、さらに「持続化給付金」や「コロナ後」を見据えた「強盗キャンペーン」と言われた「Go To キャンペーン」には省益に勤しむ官僚たちの悪だくみが見え隠れする。
「コロナ予算に不信続々 『見直す』『縮小する』『よく相談する』」


【東京新聞より】
さて、京都大学法学部を卒業して旧通商産業省に入るという珍しい経歴の持ち主で、2004年から3期新潟県知事を務め、諸般の事情から2016年任期満了で退任。
その後、2017年9月27日、自由民主党が第48回衆議院議員総選挙の新潟5区に泉田を公認候補として擁立することを決定し選挙戦では無所属の前魚沼市長・大平悦子を破り初当選し同年10月26日、志帥会(二階派)に入会した泉田裕彦。
自民党内ではまだ1回生議員だが、官僚時代の豊富な経験から、今回の経産省と電通との怪しげな癒着にも苦言を呈していた。
建設業で一括下請負が禁止されてきた経緯もあり、公共発注で実質丸投げはタブーだったはずなのだが。「一括下請負を容認すると、中間搾取、工事の質の低下、労働条件の悪化、実際の工事施工の責任の不明確化等が発生するとともに、施工能力のない商業ブローカー的不良建設業者の…」(国交省文書) https://t.co/cb4e3B9OOj
— 宮崎タケシ (@MIYAZAKI_Takesh) June 8, 2020
またもや自民党の内側から、泉田裕彦議員が正論を発信している。 https://t.co/xXzgPuRn5N
— hamajaya(鋼の硬派) (@hamajaya) June 8, 2020
納得しうる最低限のルールですね。いまはどうなっているのでしょう。 https://t.co/8PP3RpyecD
— 大島堅一 (@kenichioshima) June 9, 2020
自民党の二階派の若手議員にこんな正論を言わせ「二階氏と石破氏、なぜいま接近? 飛び交う臆測 岸田氏『注意深く見守る』」という動きを始めた二階俊博幹事長の深慮遠謀なのかも知れない。
それにしても、こんな現実を知ると怒りとともに脱力感を感じてしまう。
「コロナ禍でも満額受給 国会議員のボーナスに血税23億円!」
「国民と痛みを共有するというなら、国会議員はボーナスの受け取りを辞退すべきでしょう。満額受給は理解できません。そればかりか、今月17日には早々と通常国会を閉じるというのだから、これは怠慢です。政府は今後もコロナ対策を打っていくと明言しています。それならば、常時国会を開き、コロナ対策予算の妥当性を審議しなければなりません。ただでさえ、持続化給付金の事業費を“幽霊法人”が中抜きしていると指摘されています。今、議会で予算のチェックをしなくてどうするのでしょう。国会閉会で『逃げ切り』は許されません」
(五野井郁 高千穂大教授)
これ以上、こんな連中にこんな顔をさせてはならないと誰もが憤慨しているであろう、とオジサンは思う。

【1人320万円、計23億円!(右から安倍首相と麻生財務相)/(C)日刊ゲンダイ】