文化人類学の教科書の最初のページに必ず女性と男性をそれぞれ崇拝したり畏敬の念を表現した彫像のようなものが出てきます。赤ちゃんの誕生と親の死は古代の人々の神話誕生のエネルギーだったのでしょう。さて、私も子供の頃から美しい女性や優しい女性に憧れて、子供なりに神秘的な憧憬、胸騒ぎ、ボーッとした恋の病のような経験をしてきました。異性に憧れ、その追求の在り方は育った環境、教養、知識、品位によって違います。犯罪者から芸術家まで恋の追求は色々です。長い歴史を観察すると異性に憧れる、そのエネルギーは神話・宗教・哲学の大きな発展に繋がっています。異性に憧れるその力は最終的には神仏の愛、永遠の生命にまで人類を導いていく力があります。愛し合う男女の魂は神の世界でもある事を意識する必要があります。男女の愛は神聖で力あふれる美の世界です。:<人間論:9-3>:
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