生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

ストレス曲線とは何か?:幸福な日々の為の自問自答集の第2章

2013年12月21日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
某先生が日本で最初に「ストレス曲線」という用語を、その著作の中で、非常に御上手に、表現されていましたが、人間が感じるストレスの表現は世界中で沢山の言葉を使用しながらストレスを定義し、解決しようと、学者達は努力しています。ここで定義する「ストレス曲線」は「不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ」にまとめて、その「負のエネルギー」を表現しようとしています。その反対が「幸福曲線」なのですが、後日、細かく説明していきます。ここでの「ストレス曲線」とは人を最初に苦しめるのが、つまり、第一段階の負の感情と言われている感情を不安感と定義しています。その不安感を処理していないと、第二段階として、その不安感が変質して「怒りの感情」にまで押し上げられていきます。その不安や怒りが処理、解決されないと、眠れない、食欲が無い等の第三階段である「身体症状」になります。それを処理しないと、第4段階である「鬱」状態となり最後の第5段階は「なげやりで、もうどうでもいいや、という心乱れの最悪の姿」になつてきます。このストレス曲線はネガティブな感情の領域なのですが、万とあるネガティブな感情を治療上、整理統合しやすいように、たった5つの領域で洞察しようとしているわけです。ストレス曲線とは人の不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5段階説です。この感情は人それぞれの生育史上の「理想」と「現実」のギャップから生まれてくる感情ですので、理想を諦めるか、現実を100パーセント受け入れるか、その中間のどこかで、納めていくか、その人の自由意思が決めていきます。どこを納め所とするかは、その人の問題なのですが、このストレス曲線を上手に処理する為には、相当、訓練しつつ、コツを覚える必用があるようです。今日はこのストレス曲線の定義のみ意識しておいて下さると有難いです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:135>


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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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