生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

人間は、不安感が本質か、平安感が本質か?:幸福な日々の為の自問自答集の第2章

2013年12月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「生き甲斐の心理学」で何故、このような自問自答が重要視されているのでしょう?どの世界にも原理、原則のようなものがあります。例えば数学では1+1=2、のようなもの。生き甲斐の心理学で出会う人々の内、特に自分を責めている人の中に、平安感を保持出来ない弱い自分を自虐的に責めている人が沢山います。その人が段々と、この勉強を深めていく内に、人間の本質は平安感だと思って生きてきたけれども、そうではなく、人間の本質が不安感なのだ、と気付き、自虐的な解釈をやめて「人間の本質は平安感でなく、不安感である」という臨床的事例を意識化出来るようになると、今までのストレス曲線が解消していく体感を実際に感じるようになります。こうして人生そのものが、もともと安定ではなく、日本の大自然に四季があるように、人間の心も移ろいゆくものである、という現実を受け入れる事になります。そうすると、平安感を感じた時、その事自体を心から感謝するようになります。感謝すると満足感が生まれ、心が安定してくる自分に驚きます。人間の本質は平安感ではなく不安感が本質である、と思うと、自然と度胸も定まり、慌てずに、ことに当たる人間になつていきます。そうすると益々、堂々としてこの厳しい現実を明るく元気に爽やかに生きていくことができます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:136>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

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