生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分のストレスとは?:幸福な日々の為の自問自答集の第2章

2013年12月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
自分のストレスは他者には理解されないのが普通です。本人にしか分かりません。他者が理解してくれないと怒る人がいますが、怒るほうがおかしいのです。ストレスとは何か、という説明は沢山ありますが、生き甲斐の心理学では「自分のストレスとは自分の成育史上の理想と現実のギャップ」として理解しています。この原理を知らないと、何が何だか分からない状態で、怒りっぽくなったり、八つ当たりを周囲にしたり、他者には理解できない形で泣きわめいたりして、周囲の信用をなくし、相手にされなくなります。思い通りにいかない赤ちゃんが泣いているのと同じ原理です。ストレスが何故、起きるかといいますと、こうありたい、こうあって欲しい、あるべきだ、と言う想いと現実の解釈のギャップから生まれてきます。このストレスを五感と体感で感じた場合、そのストレスを悪いものとして解釈する人がいますが、そういう解釈は益々、人を不幸にしていきます。死ぬまでストレスがありますので、この何故、ストレスが起きてくるかを、しっかりと理解しておと人生が楽になります。ストレスは理想と現実のギャップですから、これからの生きていく方向性を浮き彫りにしてくれる貴重なシグナルでもあります。病的な理想像かどうかも分析出来ますし、現実の解釈が健康的かどうかも分析出来る機会を与えてくれます。健康な現実吟味力があれば、現実の解釈も健全な解釈ができるわけです。ストレスはあまり人々は歓迎しませんが、人生の指針を明確に意識化させてくれる貴重な宝物でもあるわけです。一度、自分のストレスをこのように分析する楽しみを身につけると、人生が益々楽しくなります。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:134>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。

(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする