韓国では朴槿恵大統領が今日就任式。
これに合わせて、私ヌルボが大統領選挙後から2ヵ月寝かせておいた記事をアップします。(実はさぼってただけなんですけどね。)
まずはご案内から。朴槿恵のビキニ写真だけがお目当てという方は、この記事の最後だけ見てください。
投票日翌日(12月20日)、朝のソウルのホテルで私ヌルボ。寝ぼけまなこでTVのスイッチを入れたら、当選した朴槿恵と、キム・ジェドンたちがにこやかに語り合っている場面が出てきました。
あら、朴槿恵氏忙しいだろうに、のんびりとトーク番組なんかに出演しているばやいじゃないだろ、と思ったら、SBSで2012年1月2日に放映した「ヒーリングキャンプ」を元に構成(そのままか?)した「ヒーリングキャンプスペシャル・朴槿恵大統領当選者編」でした。
【投票日翌朝に、こんな所でタレントたちと歓談というわけはないですよね。】
いろいろとおもしろいことを語り合っているし、昔の写真も出てくるし、ゲーム等もやっていて、これはという場面をあわててカメラで撮ったものの、大方はシャッターが間に合わず失敗。
しかーし。
たぶんこの番組は動画がupされているだろうと思って探したら、バッチリ見つかりました。 →コチラ。
・・・ということで、最初から見てみました。朴槿恵としては初のトークショー出演だそうです。
一般視聴者の興味としては、大統領令嬢として育った彼女がどれくらい世情に通じているか、が当然の関心事ですね。
また、韓国のいわゆる「国民的MC」の1人キム・ジェドンは進歩陣営に属する代表的な芸能人。最近出してベストセラーになった「キム・ジェドンが会いに行きます」等の対談集でも、角界の多様な人々の中で、政治家では李正姫等反政府側の人たちが対談相手になっています。その彼と、保守陣営の代表的政治家との直接対決という点も非常に興味深いところです。
見てみると、案の定楽しそうな(?)雰囲気の中にも、鋭い質問が次々に繰り出されています。
この記事では、番組の中から政治的なことはほとんど抜きにして、朴槿恵の人となりがわかる、かどうかはわかりませんが、おもしろそうな所をピックアップして紹介します。
※[ ]の数字は動画の該当箇所[分:秒~]です。
①いきなり、芸能人と政治の話題が・・・ [03:00~]
KBS2の番組「ギャグコンサート」の中で、コメディアンのチェ・ヒョジョンが国会議員に対する集団侮辱罪で告訴されたこと(→詳細)について、朴槿恵は「コメディだから・・・問題ないですよ」と(注意深く)返答。
タレントと政治に関わる問題では、キム・ジェドンも2011年のソウル補欠選挙当時、自身のTwitterに投票を促す趣旨の文章を掲載したとして、公職選挙法違反の容疑にかけられていました。(後に起訴猶予処分になりました。)
MCのイ・ギョンギュが、そのことを質問すると、朴槿恵、(問題とされた投票督励認証写真について)「私もそうして回っていたんですよ」。緊張した面持ちのMC3人からホッとした笑いが・・・。
②好物その他 [04:30~]
起床時間は4時半~5時。早起きです。好物はホットク、トッポッキ、スンデと庶民的です。
2012年は60年に1度の黒竜の年。まさに朴槿恵(1952~)の生年と同じです。「61歳(数え年)で還暦・・・」ということをイ・ギョンギュが話題にすると、「淑女に年を、そのように・・・。告訴はしませんが・・・」(笑)
【番組中で好物のホットクをパクつく。※屋台で売ってる韓国風ホットケーキ(?)です。】
③あだ名をつけましょう。 [07:02~]
イ・ギョンギュ「オルム(氷)公主。パクソル(朴雪)公主」
朴槿恵「そんなに冷たいですか?」
ハン・ヘジン「TVや新聞で見ると冷たく見えますよ」
朴槿恵「いつも深刻な質問されるから、堅い表情になって、冷たく見えるんじゃないかな」
ハン・ヘジン「いつもよくないことがあるみたい」[テロップ:直接話法ハン・ヘジン氏] (ハン・ヘジンの鋭い発言はこの後にも・・・。)
朴槿恵クネ「手帳公主(姫)」
イ・ギョンギュ「パルクネ(발끈해.腹を立てろ)」
朴槿恵クネ「私そんなじゃないですけど」
イ・ギョンギュ「お望みのあだ名は?」
朴槿恵クネ「MCの皆さんでつけてください」
・・・という言葉を受けて、各MCは・・・
【イ・ギョンギュが「温かいイメージで、パク・スネ(순해.おだやかだ)」というと、まんざらでもなさそうな笑顔。】
【ハン・ヘジン「仕事をたくさんしていらっしゃるから、ヤグネ(야근해.夜勤しろ)はどうですか?」】
これには一同大うけ。 テロップには大きく「テ~バク!(ヤッタ~!)」、「芸能MC新人賞受賞者の機知」と。
【続いてキム・ジェドン、ここぞとばかり「ヤグネ(夜勤しろ)、チュルグネ(出勤しろ)、ウェグネ(外勤しろ)」と続けると、さすがに朴槿恵も不愉快そうな表情に。】
④ユーモアは今ひとつ・・・ [10:18~]
朴槿恵「象を冷蔵庫に入れる3段階は?」
一同「?」
朴槿恵「①扉を開ける②象を入れる③扉を閉める」
一同「・・・(シラ~)」 キム・ジェドンがなんとかフォローしますが・・・。
(めげずに)朴槿恵「セウ(エビ)とコレ(クジラ)がけんかをしたらどっちが勝つか?」
答えは、새우 깡(セウカン)⇒エビが強いから(강하다.カンハダ)。 クジラは「パプ(밥.エサ)」。
※「새우깡」と「고래밥」という製品名を知らないと答えられないなぞなぞです。
これでなんとか面目を保ちました。
⑤特技は爆弾酒製造 [14:35~]
比率・角度・赤外線(つまり手の熱)にこだわりがあるようで、あとで出てくる話によると「(工学部出身という)理科系のこだわり」なんだそうです。
※爆弾酒とはビールの中に、ウイスキーを入りのショットグラスを落としたもの。
⑥ヒーリング・ノレパンのコーナー [16:00~]
彼女が歌ったのはコブギ(고북이)の「ビンゴ(빙고)」。3人のMCは歌のタイトルを聞いても「?」でしたが、そんな昔の歌ではないです。
※コブギのオリジナルは→コチラ。
【歌はまあそれなりに。音痴ではありません。】
⑦スピードクイズ [20:00~]
2人の対戦で、相手の背後で掲げられた紙に書かれた言葉を説明し、相手に答えてもらうというもの。
ところが、その言葉というのが「安哲秀」「ナコムス(나꼼수.進歩系のラジオ番組)」「青年白手(青年無職者)」等々、説明がむずかしそうな政治向きのものだったり、「SNS」「FTA」のような社会常識だったり・・・。
朴槿恵はこれらを無難にクリアーしたばかりか、「애정남」「떡실신」「매너손」等々の流行語・新造語も知っていたり、Wonder Girlsのヒット曲「Nobody」のフリまで知ってましたね。
※「애정남」は、애매한것을 정해주는 남자(曖昧なことを決めてくれる男)を略した新語。「떡실신」は、泥酔・熟睡等で気絶したように倒れている人を指す言葉。慣用句の떡이 되다(屈辱的だ)と실신 (失神)を合成したインターネット用語。「매너손(マナーの手)」は女性を配慮して身体の接触を最小限にしようとする男性の努力を称える言葉。
⑧朴槿恵が初めて話す話 [32:25]
12歳の時から青瓦台で暮らしたという彼女。子どもの頃の写真が紹介された後、「衝撃の写真」として映されたのがこれ。
この写真について、私ヌルボのコメントは差し控えます。
【中学2年の時です。】
ハン・ヘジンの「カラダに自信がおありだったでしょ?」との質問に、朴槿恵は・・・
【朴槿恵「若かった頃は、それが支えでした」(笑)。】
この番組は、まだまだ長く続くのですが、あとは続くということにします。
これに合わせて、私ヌルボが大統領選挙後から2ヵ月寝かせておいた記事をアップします。(実はさぼってただけなんですけどね。)
まずはご案内から。朴槿恵のビキニ写真だけがお目当てという方は、この記事の最後だけ見てください。
投票日翌日(12月20日)、朝のソウルのホテルで私ヌルボ。寝ぼけまなこでTVのスイッチを入れたら、当選した朴槿恵と、キム・ジェドンたちがにこやかに語り合っている場面が出てきました。
あら、朴槿恵氏忙しいだろうに、のんびりとトーク番組なんかに出演しているばやいじゃないだろ、と思ったら、SBSで2012年1月2日に放映した「ヒーリングキャンプ」を元に構成(そのままか?)した「ヒーリングキャンプスペシャル・朴槿恵大統領当選者編」でした。
【投票日翌朝に、こんな所でタレントたちと歓談というわけはないですよね。】
いろいろとおもしろいことを語り合っているし、昔の写真も出てくるし、ゲーム等もやっていて、これはという場面をあわててカメラで撮ったものの、大方はシャッターが間に合わず失敗。
しかーし。
たぶんこの番組は動画がupされているだろうと思って探したら、バッチリ見つかりました。 →コチラ。
・・・ということで、最初から見てみました。朴槿恵としては初のトークショー出演だそうです。
一般視聴者の興味としては、大統領令嬢として育った彼女がどれくらい世情に通じているか、が当然の関心事ですね。
また、韓国のいわゆる「国民的MC」の1人キム・ジェドンは進歩陣営に属する代表的な芸能人。最近出してベストセラーになった「キム・ジェドンが会いに行きます」等の対談集でも、角界の多様な人々の中で、政治家では李正姫等反政府側の人たちが対談相手になっています。その彼と、保守陣営の代表的政治家との直接対決という点も非常に興味深いところです。
見てみると、案の定楽しそうな(?)雰囲気の中にも、鋭い質問が次々に繰り出されています。
この記事では、番組の中から政治的なことはほとんど抜きにして、朴槿恵の人となりがわかる、かどうかはわかりませんが、おもしろそうな所をピックアップして紹介します。
※[ ]の数字は動画の該当箇所[分:秒~]です。
①いきなり、芸能人と政治の話題が・・・ [03:00~]
KBS2の番組「ギャグコンサート」の中で、コメディアンのチェ・ヒョジョンが国会議員に対する集団侮辱罪で告訴されたこと(→詳細)について、朴槿恵は「コメディだから・・・問題ないですよ」と(注意深く)返答。
タレントと政治に関わる問題では、キム・ジェドンも2011年のソウル補欠選挙当時、自身のTwitterに投票を促す趣旨の文章を掲載したとして、公職選挙法違反の容疑にかけられていました。(後に起訴猶予処分になりました。)
MCのイ・ギョンギュが、そのことを質問すると、朴槿恵、(問題とされた投票督励認証写真について)「私もそうして回っていたんですよ」。緊張した面持ちのMC3人からホッとした笑いが・・・。
②好物その他 [04:30~]
起床時間は4時半~5時。早起きです。好物はホットク、トッポッキ、スンデと庶民的です。
2012年は60年に1度の黒竜の年。まさに朴槿恵(1952~)の生年と同じです。「61歳(数え年)で還暦・・・」ということをイ・ギョンギュが話題にすると、「淑女に年を、そのように・・・。告訴はしませんが・・・」(笑)
【番組中で好物のホットクをパクつく。※屋台で売ってる韓国風ホットケーキ(?)です。】
③あだ名をつけましょう。 [07:02~]
イ・ギョンギュ「オルム(氷)公主。パクソル(朴雪)公主」
朴槿恵「そんなに冷たいですか?」
ハン・ヘジン「TVや新聞で見ると冷たく見えますよ」
朴槿恵「いつも深刻な質問されるから、堅い表情になって、冷たく見えるんじゃないかな」
ハン・ヘジン「いつもよくないことがあるみたい」[テロップ:直接話法ハン・ヘジン氏] (ハン・ヘジンの鋭い発言はこの後にも・・・。)
朴槿恵クネ「手帳公主(姫)」
イ・ギョンギュ「パルクネ(발끈해.腹を立てろ)」
朴槿恵クネ「私そんなじゃないですけど」
イ・ギョンギュ「お望みのあだ名は?」
朴槿恵クネ「MCの皆さんでつけてください」
・・・という言葉を受けて、各MCは・・・
【イ・ギョンギュが「温かいイメージで、パク・スネ(순해.おだやかだ)」というと、まんざらでもなさそうな笑顔。】
【ハン・ヘジン「仕事をたくさんしていらっしゃるから、ヤグネ(야근해.夜勤しろ)はどうですか?」】
これには一同大うけ。 テロップには大きく「テ~バク!(ヤッタ~!)」、「芸能MC新人賞受賞者の機知」と。
【続いてキム・ジェドン、ここぞとばかり「ヤグネ(夜勤しろ)、チュルグネ(出勤しろ)、ウェグネ(外勤しろ)」と続けると、さすがに朴槿恵も不愉快そうな表情に。】
④ユーモアは今ひとつ・・・ [10:18~]
朴槿恵「象を冷蔵庫に入れる3段階は?」
一同「?」
朴槿恵「①扉を開ける②象を入れる③扉を閉める」
一同「・・・(シラ~)」 キム・ジェドンがなんとかフォローしますが・・・。
(めげずに)朴槿恵「セウ(エビ)とコレ(クジラ)がけんかをしたらどっちが勝つか?」
答えは、새우 깡(セウカン)⇒エビが強いから(강하다.カンハダ)。 クジラは「パプ(밥.エサ)」。
※「새우깡」と「고래밥」という製品名を知らないと答えられないなぞなぞです。
これでなんとか面目を保ちました。
⑤特技は爆弾酒製造 [14:35~]
比率・角度・赤外線(つまり手の熱)にこだわりがあるようで、あとで出てくる話によると「(工学部出身という)理科系のこだわり」なんだそうです。
※爆弾酒とはビールの中に、ウイスキーを入りのショットグラスを落としたもの。
⑥ヒーリング・ノレパンのコーナー [16:00~]
彼女が歌ったのはコブギ(고북이)の「ビンゴ(빙고)」。3人のMCは歌のタイトルを聞いても「?」でしたが、そんな昔の歌ではないです。
※コブギのオリジナルは→コチラ。
【歌はまあそれなりに。音痴ではありません。】
⑦スピードクイズ [20:00~]
2人の対戦で、相手の背後で掲げられた紙に書かれた言葉を説明し、相手に答えてもらうというもの。
ところが、その言葉というのが「安哲秀」「ナコムス(나꼼수.進歩系のラジオ番組)」「青年白手(青年無職者)」等々、説明がむずかしそうな政治向きのものだったり、「SNS」「FTA」のような社会常識だったり・・・。
朴槿恵はこれらを無難にクリアーしたばかりか、「애정남」「떡실신」「매너손」等々の流行語・新造語も知っていたり、Wonder Girlsのヒット曲「Nobody」のフリまで知ってましたね。
※「애정남」は、애매한것을 정해주는 남자(曖昧なことを決めてくれる男)を略した新語。「떡실신」は、泥酔・熟睡等で気絶したように倒れている人を指す言葉。慣用句の떡이 되다(屈辱的だ)と실신 (失神)を合成したインターネット用語。「매너손(マナーの手)」は女性を配慮して身体の接触を最小限にしようとする男性の努力を称える言葉。
⑧朴槿恵が初めて話す話 [32:25]
12歳の時から青瓦台で暮らしたという彼女。子どもの頃の写真が紹介された後、「衝撃の写真」として映されたのがこれ。
この写真について、私ヌルボのコメントは差し控えます。
【中学2年の時です。】
ハン・ヘジンの「カラダに自信がおありだったでしょ?」との質問に、朴槿恵は・・・
【朴槿恵「若かった頃は、それが支えでした」(笑)。】
この番組は、まだまだ長く続くのですが、あとは続くということにします。