先週の日曜(14日)の夜遅く、久しぶりに教保文庫の通販で本を10冊注文したら水曜に届きました。毎度のことながら、便利な世の中になったものです。
その10冊中、お目当てその1の本は、当ブログでは頻出のネット漫画家カンプルが今年1月に初めて出した絵本「アンニョン、チングよ(안녕,친구야)」です。今年生まれた女の子のために絵本を描いたのだそうです。
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【「2013DIARY」がオマケでついているとは知りませんでした。ラッキー!】
「アンニョン、チングよ」は、ふつうに訳すと「こんにちは、友よ」ですが、読んでみたらそうじゃなかったです。
雪の降る夜に目が覚めた男の子(女の子に見えないでもない)、敷居につまづいて泣いていたら、窓の外から話しかけてきたのはにゃんと子ネコでした。迷子の子ネコのために、子どもはこっそり窓から外に抜け出し、路地に出て親ネコのいる所を一緒に探しに行きます。そして・・・、この後の展開は、「統一日報」のよしはらいくこさんの連載記事<原書で読む 韓国の本>で詳しく紹介されているので、ソチラを参照されたし。
で、最後の方で子どもと子ネコが別れる場面が下のページ。
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【この絵柄、絵本というより、いつものカンプルの漫画をちょっとていねいに描いたかな、という感じです。】
2人、いや1人と1匹が「アンニョン」と言って手を振ってます。つまり、「こんにちは」ではなくて「さよなら」だったのですね。「アンニョンを訳す時には要注意」です。(あ、五七五になってるゾ!)
それから、「チング(ともだち)」が人間でなく子ネコだっということも、本を注文した時点では知りませんでした。
さて、お目当ての本その2は、これも当ブログでしばしば記事にしてきた現在韓国で最も読まれている作家申京淑(シン・ギョンスク)の新刊です。(感動作「母をお願い」(集英社文庫)、読んでくださいねっ!)
3月に出たばかりのその本は「月に聞かせてあげたい物語(달에게 들려주고 싶은 이야기)」と題した短編集です。
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【帯には「月の光のように染み入り あなたをきらめかせてくれる物語!」とあります。】
5~8ページくらいの短編が26編収められています。(掌編と言った方がいいかも・・・。)
コチラは絵本とは違って10分で読了とはいかず、今日スタートして3つ読み終えたところ。
それよりも何よりも、この本の表紙を見てすぐに気づいたのが上述のカンプルの絵本との共通点。
そーですよ、そーですがな!
<ネコ>ですよ!!
アラ、と思ってページをめくると、挿絵にもネコがここかしこに描かれているではないですか。
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【1ページまるごとネコたちが描かれているページもあります。】
お話の方はとくに全部がネコ関係というわけではありませんが、2つ目の「겨울나기(冬越し)」は庭に来るノラネコ(母ネコ&子ネコ×3)のために出してやったエサをカチの群れが横取りする話だし、他に「고양이 남자(ネコ男)」とそのものずばりの題のついた作品もあります。
いやー、最近韓国ではホントにネコ人気がヒートアップしているしているようですね。
昨年暮れにロッテモール金浦空港にある永豊文庫に行った時に、下の写真のような平台がありました。
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【よく見るとネコ以外の本もあることはあるのですが・・・。】
動物関係の絵本ということですが、ほとんどはネコの本です。
韓国では、少し前まではネコはちょっと気味が悪いと見られたりして、あまり好まれる動物ではなかったのですが、ここにきて大きく変わってきました。
今や「カンプルも、シン・ギョンスクもネコまみれ」です。(あ、これも五七五になってるな!!)
当ブログでも、昨年(2012年)1月11日に<ネコはコヤンイ。ではニャンコのことはニャンというのかニャ?>と題した、現代の社会の変化等も絡めた関係記事を書きました。
大家族や町内会、農村共同体のような伝統的な人間関係組織が解体していって、都市のマンション等で暮らす核家族や単身生活者が増えるにつれ、個人の自由を象徴するネコに共感を寄せる人が増えてきた、ということでしょう。・・・いかにも社会科教師が考えつきそうな解釈だなー、・・・って私ヌルボ自身のことですけど。(1つ前の記事でカミングアウト、ははは。)
一方、イヌの方はというと、コチラはのらくろのように伝統的序列社会を象徴する動物ですが、韓国ではペット化が進行してるみたいで、人気が凋落しているということはないようですけどね。(「食材」から「ペット」へ、です。犬食文化がすたれるわけでもないですけど・・・。)
しかし、暮れにソウルで買い込んだ本をまだ読み終えていないのに、また買っちゃったなー・・・。あーあ・・・。
その10冊中、お目当てその1の本は、当ブログでは頻出のネット漫画家カンプルが今年1月に初めて出した絵本「アンニョン、チングよ(안녕,친구야)」です。今年生まれた女の子のために絵本を描いたのだそうです。
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【「2013DIARY」がオマケでついているとは知りませんでした。ラッキー!】
「アンニョン、チングよ」は、ふつうに訳すと「こんにちは、友よ」ですが、読んでみたらそうじゃなかったです。
雪の降る夜に目が覚めた男の子(女の子に見えないでもない)、敷居につまづいて泣いていたら、窓の外から話しかけてきたのはにゃんと子ネコでした。迷子の子ネコのために、子どもはこっそり窓から外に抜け出し、路地に出て親ネコのいる所を一緒に探しに行きます。そして・・・、この後の展開は、「統一日報」のよしはらいくこさんの連載記事<原書で読む 韓国の本>で詳しく紹介されているので、ソチラを参照されたし。
で、最後の方で子どもと子ネコが別れる場面が下のページ。
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【この絵柄、絵本というより、いつものカンプルの漫画をちょっとていねいに描いたかな、という感じです。】
2人、いや1人と1匹が「アンニョン」と言って手を振ってます。つまり、「こんにちは」ではなくて「さよなら」だったのですね。「アンニョンを訳す時には要注意」です。(あ、五七五になってるゾ!)
それから、「チング(ともだち)」が人間でなく子ネコだっということも、本を注文した時点では知りませんでした。
さて、お目当ての本その2は、これも当ブログでしばしば記事にしてきた現在韓国で最も読まれている作家申京淑(シン・ギョンスク)の新刊です。(感動作「母をお願い」(集英社文庫)、読んでくださいねっ!)
3月に出たばかりのその本は「月に聞かせてあげたい物語(달에게 들려주고 싶은 이야기)」と題した短編集です。
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【帯には「月の光のように染み入り あなたをきらめかせてくれる物語!」とあります。】
5~8ページくらいの短編が26編収められています。(掌編と言った方がいいかも・・・。)
コチラは絵本とは違って10分で読了とはいかず、今日スタートして3つ読み終えたところ。
それよりも何よりも、この本の表紙を見てすぐに気づいたのが上述のカンプルの絵本との共通点。
そーですよ、そーですがな!
<ネコ>ですよ!!
アラ、と思ってページをめくると、挿絵にもネコがここかしこに描かれているではないですか。
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【1ページまるごとネコたちが描かれているページもあります。】
お話の方はとくに全部がネコ関係というわけではありませんが、2つ目の「겨울나기(冬越し)」は庭に来るノラネコ(母ネコ&子ネコ×3)のために出してやったエサをカチの群れが横取りする話だし、他に「고양이 남자(ネコ男)」とそのものずばりの題のついた作品もあります。
いやー、最近韓国ではホントにネコ人気がヒートアップしているしているようですね。
昨年暮れにロッテモール金浦空港にある永豊文庫に行った時に、下の写真のような平台がありました。
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【よく見るとネコ以外の本もあることはあるのですが・・・。】
動物関係の絵本ということですが、ほとんどはネコの本です。
韓国では、少し前まではネコはちょっと気味が悪いと見られたりして、あまり好まれる動物ではなかったのですが、ここにきて大きく変わってきました。
今や「カンプルも、シン・ギョンスクもネコまみれ」です。(あ、これも五七五になってるな!!)
当ブログでも、昨年(2012年)1月11日に<ネコはコヤンイ。ではニャンコのことはニャンというのかニャ?>と題した、現代の社会の変化等も絡めた関係記事を書きました。
大家族や町内会、農村共同体のような伝統的な人間関係組織が解体していって、都市のマンション等で暮らす核家族や単身生活者が増えるにつれ、個人の自由を象徴するネコに共感を寄せる人が増えてきた、ということでしょう。・・・いかにも社会科教師が考えつきそうな解釈だなー、・・・って私ヌルボ自身のことですけど。(1つ前の記事でカミングアウト、ははは。)
一方、イヌの方はというと、コチラはのらくろのように伝統的序列社会を象徴する動物ですが、韓国ではペット化が進行してるみたいで、人気が凋落しているということはないようですけどね。(「食材」から「ペット」へ、です。犬食文化がすたれるわけでもないですけど・・・。)
しかし、暮れにソウルで買い込んだ本をまだ読み終えていないのに、また買っちゃったなー・・・。あーあ・・・。
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