当ブログの<韓国語>カテゴリーの記事中に植物名関係のものがけっこうあることに気づき、新たに<植物の韓国語>というカテゴリーを独立させました。
で、今回はその8つ目の記事です。
先日、家の近所の道をバイク(50cc)で走行中、信号待ちの際すぐ前方の道端に・・・という書き出しは、昨年8月の フユサンゴの記事(→コチラ)と全く同じ。しかし今回の花はコチラです。
街路樹のニセアカシアの下に咲いているひとむらの黄色い花。
拡大してみると・・・。
葉の形でカタバミの仲間かな?と思いましたが、花も葉も大きいようで、あとで探索してみたところ、どうもカタバミ属(→ウィキペディア)中のオオキバナカタバミという植物のようです。
「カタバミ」という呼称は、「葉が夜になると三小葉を閉じる様子を横から見ると葉が喰われて欠けているように見えることから「片喰」と呼ばれたというのが一般的とのことですが、たんに「葉の一方が欠けているように見えることからきています」というのもありました。
また漢字で書くと酢漿草。たしかにちょっとすっぱい味がしたかも・・・。
・・・と昔を思い出した私ヌルボ。カタバミ一族の中でいちばん親近感(?)を覚えるのがムラサキカタバミなんですが、それというのも子どもの頃これで草相撲をして遊んだりしたからです。草相撲については→コチラや→コチラの記事を参照されたし。
さて(ここから本題
)、韓国語でこのカタバミのことを何というか?
もちろん知ってるわけない私ヌルボですが、インターネットとgoogleとNAVER等のおかげで安直に知ることができます。で、その答は「괭이밥」。「괭이」は고양이すなわちネコのこと。そういえば「ねこぐち村のこどもたち」という子ども向きの読み物の原題が「괭이부리말 아이들」だったな。(→過去記事参照。) そして「밥」はもちろんご飯のことだから、直訳すると「ネコ飯」。この名の由来は「ネコが食べる唯一の(?)草」とのこと。この植物には消炎・解毒・下痢止め等の効能があるので、腹を下したネコが食べるのだそうです。
※この頃(?)ペットショップ等ではネコが好んで食べるという猫草というのを売ってますが・・・。
動物関係の韓国語植物名では、ほかに「토끼풀」(ウサギ草)があります。クローバー(클로버)のこと。しかし、日本でシロツメクサと言っても知らない人がいるように、韓国でも圧倒的に클로버と言っているようです。
ネコ飯やウサギ草があるのなら、イヌ草なんてのもあるかなと思って개풀を辞書で引くと、これは「水辺に生えた草」のこと。イヌの개ではなく「浜辺・潟」の意味の개でした。
また「개 풀 뜯어먹는 소리 하네」(イヌが草をかじる音を言うね)という表現があります。とんでもない話を聞いたときに言う言葉なんだそうです。この言葉をうろおぼえで「고양이 풀 뜯어 먹는 소리 하네(ネコが~)」と言ってしまう人もいるとか・・・、というのは→コチラの記事(韓国語)にありました。なお、<エンハウィキミラー>の「고양이 풀 뜯어 먹는 소리」の項目(→コチラ)の記事中にはイヌが草(野菜!?)をかじっている動画がありますが、さらにネコが草を食べている動画(→コチラ)にリンクが張られています。
動物とは関係ありませんが、この際カタバミ関係で新しく知ったネタを1つ追加。
このカタバミ属の中に、韓国語で「사랑초」(サランチョ.愛の草)という植物があります。学名はOxalis triangularis(オキザリス・トリアングラリス)。下の画像がそれです。
日本では葉の色から紫の舞とよんだりしているようですね。韓国では葉の形がハート形をしているので愛の草というのだそうです。
毎度思うことですが、花の名ひとつにしても昔からのいろんな文化が込められているということが今回のカタバミについてもよくわかりました。
で、今回はその8つ目の記事です。
先日、家の近所の道をバイク(50cc)で走行中、信号待ちの際すぐ前方の道端に・・・という書き出しは、昨年8月の フユサンゴの記事(→コチラ)と全く同じ。しかし今回の花はコチラです。

拡大してみると・・・。

「カタバミ」という呼称は、「葉が夜になると三小葉を閉じる様子を横から見ると葉が喰われて欠けているように見えることから「片喰」と呼ばれたというのが一般的とのことですが、たんに「葉の一方が欠けているように見えることからきています」というのもありました。
また漢字で書くと酢漿草。たしかにちょっとすっぱい味がしたかも・・・。
・・・と昔を思い出した私ヌルボ。カタバミ一族の中でいちばん親近感(?)を覚えるのがムラサキカタバミなんですが、それというのも子どもの頃これで草相撲をして遊んだりしたからです。草相撲については→コチラや→コチラの記事を参照されたし。
さて(ここから本題

もちろん知ってるわけない私ヌルボですが、インターネットとgoogleとNAVER等のおかげで安直に知ることができます。で、その答は「괭이밥」。「괭이」は고양이すなわちネコのこと。そういえば「ねこぐち村のこどもたち」という子ども向きの読み物の原題が「괭이부리말 아이들」だったな。(→過去記事参照。) そして「밥」はもちろんご飯のことだから、直訳すると「ネコ飯」。この名の由来は「ネコが食べる唯一の(?)草」とのこと。この植物には消炎・解毒・下痢止め等の効能があるので、腹を下したネコが食べるのだそうです。
※この頃(?)ペットショップ等ではネコが好んで食べるという猫草というのを売ってますが・・・。
動物関係の韓国語植物名では、ほかに「토끼풀」(ウサギ草)があります。クローバー(클로버)のこと。しかし、日本でシロツメクサと言っても知らない人がいるように、韓国でも圧倒的に클로버と言っているようです。
ネコ飯やウサギ草があるのなら、イヌ草なんてのもあるかなと思って개풀を辞書で引くと、これは「水辺に生えた草」のこと。イヌの개ではなく「浜辺・潟」の意味の개でした。
また「개 풀 뜯어먹는 소리 하네」(イヌが草をかじる音を言うね)という表現があります。とんでもない話を聞いたときに言う言葉なんだそうです。この言葉をうろおぼえで「고양이 풀 뜯어 먹는 소리 하네(ネコが~)」と言ってしまう人もいるとか・・・、というのは→コチラの記事(韓国語)にありました。なお、<エンハウィキミラー>の「고양이 풀 뜯어 먹는 소리」の項目(→コチラ)の記事中にはイヌが草(野菜!?)をかじっている動画がありますが、さらにネコが草を食べている動画(→コチラ)にリンクが張られています。
動物とは関係ありませんが、この際カタバミ関係で新しく知ったネタを1つ追加。
このカタバミ属の中に、韓国語で「사랑초」(サランチョ.愛の草)という植物があります。学名はOxalis triangularis(オキザリス・トリアングラリス)。下の画像がそれです。

毎度思うことですが、花の名ひとつにしても昔からのいろんな文化が込められているということが今回のカタバミについてもよくわかりました。