→1つ前の記事[映画で仕入れた韓国語の俗語・新語・方言]も一応韓国映画関係記事ではあります。
先週17日(木)に観た「インサイダーズ/内部者たち」は期待通りおもしろかったです。鴨居のららぽーと、平日の15:25~というフツーの仕事をしている人には無理な時間とはいえ、115席もあるスクリーン9でオジサン5人とオバサン2人だけというのは寂しかったですが・・・。「日本では作れないであろう映画」という評を「毎日」だかで読みましたが、たしかに。内容的にも、エゲツないシーンにしても、です。
映画の冒頭は世宗大路の高層ビルから景福宮を間近に見下ろすシーン。どこのビルから撮っているのかはおよそ見当がつくし、後の方ではチラッとそのビルの名前が読み取れるシーンもあります。あ、エンドクレジットの撮影場所にもあったか。「東亜日報」のビルなんですけどね。政財界とも強い結びついて「悪のトライアングル」を構成する劇中の「祖国日報」はもちろん保守紙代表の「朝鮮日報」で、それを叩く映画に№2の「東亜日報」が協力している点がおもしろいところ。また、その重要な役回りを演ずる「祖国日報」の李論説主幹と同じ「中央日報」の李論説主幹(李夏慶.イ・ハギョン)が、昨年12月コラムでこの映画について興味深いことを書いていました。(→コチラ.韓国語。)映画の論説主幹はもっぱら自己コラムだけを通して影響力を行使しているが、現実の自分は毎日20人前後の論説委員たちと会議をしたり等々忙しくて、大統領候補とか財閥総帥などのコンサルタントなぞやっている時間などない等々、至極マジメに書いています。それにもまして私ヌルボが引きつけられたのが「朝鮮日報」のパク・ウンジュ記者(女性)の「左派が右派に勝てない理由」と題した挑発的な(?)記事。(→コチラ.韓国語。) 「右派=腐敗と決めてかかって罵倒するだけだと百戦百敗だぞ」と忠告(?)しています。本ブログ1月12日の記事(→コチラ)のコメント欄でも書きましたが、その記事では「思っていたより保守・右派は道徳的で頭がいい。だから保守の壁がより強固に感じられる」という運動圏出身者の社会に出てからの感想を紹介しつつ、「知彼知己者百戦不殆(敵を知り己を知れば・・・) 」という言葉で結んでいます。なかなか説得力のある記事だとあらためて思った次第です。
なお、右上画像は「ハンギョレ オピニオンhook」に連載された原作のユ・テホのウェブトゥーン。もちろん「ハンギョレ」は進歩系の代表紙。このあたりのメディアの構図はとてもわかりやすい、かな? (蛇足ですが、私ヌルボは保守の味方では断じてありません。)
「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。
★★★ Daumの人気順位(3月22日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①鬼郷(韓国) 9.7(3102)
②ツインスターズ(米・英・仏・韓) 9.4(26)
③東柱[ドンジュ](韓国) 9.3(828)
④ヒヤ[兄貴](韓国) 9.2(25)
⑤男たちの挽歌 9.0(310)
⑥ズートピア 8.9(247)
⑦Love letter(日本) 8.8(777)
⑧復活 8.8(39)
⑨エターナル・サンシャイン 8.7(534)
⑩悪い国(韓国) 8.6(194)
今回の新登場は④と⑧の2作品です。
④「ヒヤ[兄貴]」については、前週の記事の「朝鮮日報 10字評」で紹介しました。問題児として育ち、殺人容疑等で刑事に追い回される兄チンサン(アン・ボヒョン)と、歌手をめざしながらも兄ゆえ(?)か毎回オーディションに落とされている高校生の弟ジノ(ホヤ)。複雑な思いが交錯する兄弟の葛藤と和解の物語。タイトルの「히야」は兄を呼ぶ言葉「형아」の慶尚道方言です。
⑧「復活」については後述します。
【専門家による順位】
①男たちの挽歌II 10.0(1)
②キャロル 9.0(11)
③ヘイトフル・エイト 8.6(5)
④黒衣の刺客 8.2(7)
⑤スポットライト 世紀のスクープ 8.0(6)
⑥暗殺の森 8.0(2)
⑦HUNGER/ハンガー 7.8(8)
⑧ボーダーライン 7.8(6)
⑨サウルの息子 7.7(9)
⑩男たちの挽歌 7.6(6)
⑦「HUNGER/ハンガー」だけが新登場です。この作品は、日本ではすでに2014年3月公開されています。韓国題は「헝거」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月18日(金)~3月20日(日)] ★★★
「ズートピア」の人気衰えず 2週連続1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ズートピア・・・・・・・・・・・・・・・2/17・・・・・・・・・・・358,006・・・・・・・・2,812,928 ・・・・・・・・21,856・・・・・・・・・723
2(3)・・エンド・オブ・キングダム・・3/10 ・・・・・・・・・・・191,803 ・・・・・・・・・609,925 ・・・・・・・・・4,963・・・・・・・・・518
3(2)・・鬼郷(韓国)・・・・・・・・・・・・・・2/24・・・・・・・・・・・・151,540・・・・・・・・3,424,092 ・・・・・・・・26,061・・・・・・・・・605
4(4)・・お前を待ちながら(韓国)・・3/10 ・・・・・・・・・・・137,107 ・・・・・・・・・551,707 ・・・・・・・・・4,576・・・・・・・・・485
5(5)・・ゴッド・オブ・エジプト・・・・・・3/03 ・・・・・・・・・・・・66,838 ・・・・・・・・・898,531 ・・・・・・・・・7,459・・・・・・・・・382
6(新)・・ダーティー・グランパ ・・・・3/17 ・・・・・・・・・・・・43,629 ・・・・・・・・・・56,680 ・・・・・・・・・・・462・・・・・・・・・392
7(8)・・東柱[ドンジュ](韓国)・・・・・2/17・・・・・・・・・・・・・39,919・・・・・・・・1,106,905・・・・・・・・・・8,416 ・・・・・・・・・280
8(新)・・復活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/17 ・・・・・・・・・・・・28,690・・・・・・・・・・・34,040 ・・・・・・・・・・・245・・・・・・・・・120
9(7)・・デッドプール・・・・・・・・・・・・・2/17 ・・・・・・・・・・・・27,765・・・・・・・・3,303,551・・・・・・・・・27,487・・・・・・・・・207
10(新)・・SPOOKS スプークス/MI-5・・3/17・・・・・・・24,596・・・・・・・・・・・31,374 ・・・・・・・・・・・244・・・・・・・・・341
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
ディズニーアニメ「ズートピア」は前週よりさらに数字を伸ばして連続トップ。中国では国内アニメ映画作品歴代興行収入第1位となったとか・・・。上記のネチズンの評点も高いし、口コミの力が大きいのかな? 毎度のことながら日本での公開が遅い(4月23日)のはなぜ? ※この映画関係の笑える画像は→コチラ。
今回の新登場は6・8・10位の3作品です。
6位「ダーティー・グランパ」は、ロバート・デ・ニーロとザック・エフロン共演のコメディ。結婚式を目前に控えた若手弁護士ジェイソン・ケリー(ザック・エフロン)が、祖父ディック(ロバート・デ・ニーロ)に騙されてフロリダへドライブ旅行に出かけるのですが、このおじいさん、路上でナンパし、美女とゴルフを楽しみ、ビーチでビキニギャルとたわむれ、夜はパーティーで大盛り上がり・・・といった、やりたい放題の放蕩ジジイ(笑)。なに、セックスシーンまであるの!? ザック・エフロンが素っ裸に!? ドタバタの最後はどうなる? 韓国題は「오 마이 그랜파」。日本公開は未定のようです。
8位「復活」は、イエス・キリストの復活をクリスチャンではない主人公の視点から描いた歴史スペクタクル。古代ローマの百人隊長クラヴィアス(ジョゼフ・ファインズ)は、処刑したはずのイエス・キリストの遺体が消えたとの報告を受け、ローマ総督ピラトから調査を命じられます。彼がイエスの弟子たちの隠れ家に踏み込むと、そこにいたのは十字架で磔にしたのイエスでした・・・。韓国題は「부활」。日本公開は5月28日です。
10位「SPOOKS スプークス/MI-5」は、英国機密諜報部MI-5の活躍を描いた人気TVシリーズ「MI-5 英国機密諜報部」をモチーフにしたイギリスのアクション。日本では<未体験ゾーンの映画たち2016>の中に入っていて、今週25日まで名古屋のシネマスコーレで上映されています。MI-5テロ対策部門の諜報員たちがテロリストのカシムを護送中、武装グループに襲撃されます。市民の巻き添えを懸念して責任者ハリーはカシムを釈放しますが、彼はこれが原因で解任されてしまいます。ところが、MI-5からカシムの追跡を依頼された元諜報員ウィルは、このカシムの逃走劇に隠された「事実」を知るとともに、新たな危機に直面することになります・・・。韓国題は「스푹스:MI5」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・イップマン3:最後の対決 ・・・・・・・・・2/25 ・・・・・・・・・・・・・10,237・・・・・・・・・・・・43,543 ・・・・・・・・・・・・・366・・・・・・・・・・84
2(11)・・インファナル・アフェア ・・・・・・・・・・・2/21 ・・・・・・・・・・・・・・9,370・・・・・・・・・・・・12,342 ・・・・・・・・・・・・・・99・・・・・・・・・101
3(36)・・ジョゼと虎と魚たち(日本)・・2004/10/29・・・・・・・・・・・・・・5,546・・・・・・・・・・・・62,909 ・・・・・・・・・・・・・419・・・・・・・・・・89
4(3)・・かみさまへのてがみ ・・・・・・・・・・・・・2/25 ・・・・・・・・・・・・・・3,557・・・・・・・・・・・・45,846 ・・・・・・・・・・・・・299・・・・・・・・・・16
5(新)・・フラニー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/17 ・・・・・・・・・・・・・・2,857・・・・・・・・・・・・・4,121・・・・・・・・・・・・・・631 ・・・・・・・・144
2・3・5位の3作品が新登場です。
2位「インファナル・アフェア」は、2002年の香港映画の佳作の再上映。韓国題は原題のままの「무간도(無間道)」です。
3位「ジョゼと虎と魚たち」は、韓国でもヒットした日本映画の1つ。池脇千鶴の演技が印象に残っています。韓国ネチズンの536人の平均評点も8.2となかなか高ポイント。寸評を見ると、「Love Letter」「四月物語」「鉄道員」と共に必ず観るべき日本映画に挙げている人がいました。韓国題は「조제, 호랑이 그리고 물고기들」です。
5位「フラニー」は、人気のベテラン男優と若手女優共演のアメリカ映画。裕福な暮らしをしていた快楽主義者で慈善家の紳士フラニー(リチャード・ギア)は、親友の運転する車に同乗中自分の悪ふざけから事故を起こしてその親友を死なせ、自身も重症を負います。 肉体的にも精神的にも苦しんだ彼の前に実の娘のようにも思える若い女性オリビア(ダコタ・ファニング)が現れ、人生に新たな希望が訪れますが、その幸せもつかの間、誰にも言えなかったフラニーの秘密が明らかになり、苦痛に満ちた記憶が再び彼を苛み始めます・・・。韓国題は「뷰티풀 프래니」。日本公開は未定のようです。
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映画の冒頭は世宗大路の高層ビルから景福宮を間近に見下ろすシーン。どこのビルから撮っているのかはおよそ見当がつくし、後の方ではチラッとそのビルの名前が読み取れるシーンもあります。あ、エンドクレジットの撮影場所にもあったか。「東亜日報」のビルなんですけどね。政財界とも強い結びついて「悪のトライアングル」を構成する劇中の「祖国日報」はもちろん保守紙代表の「朝鮮日報」で、それを叩く映画に№2の「東亜日報」が協力している点がおもしろいところ。また、その重要な役回りを演ずる「祖国日報」の李論説主幹と同じ「中央日報」の李論説主幹(李夏慶.イ・ハギョン)が、昨年12月コラムでこの映画について興味深いことを書いていました。(→コチラ.韓国語。)映画の論説主幹はもっぱら自己コラムだけを通して影響力を行使しているが、現実の自分は毎日20人前後の論説委員たちと会議をしたり等々忙しくて、大統領候補とか財閥総帥などのコンサルタントなぞやっている時間などない等々、至極マジメに書いています。それにもまして私ヌルボが引きつけられたのが「朝鮮日報」のパク・ウンジュ記者(女性)の「左派が右派に勝てない理由」と題した挑発的な(?)記事。(→コチラ.韓国語。) 「右派=腐敗と決めてかかって罵倒するだけだと百戦百敗だぞ」と忠告(?)しています。本ブログ1月12日の記事(→コチラ)のコメント欄でも書きましたが、その記事では「思っていたより保守・右派は道徳的で頭がいい。だから保守の壁がより強固に感じられる」という運動圏出身者の社会に出てからの感想を紹介しつつ、「知彼知己者百戦不殆(敵を知り己を知れば・・・) 」という言葉で結んでいます。なかなか説得力のある記事だとあらためて思った次第です。
なお、右上画像は「ハンギョレ オピニオンhook」に連載された原作のユ・テホのウェブトゥーン。もちろん「ハンギョレ」は進歩系の代表紙。このあたりのメディアの構図はとてもわかりやすい、かな? (蛇足ですが、私ヌルボは保守の味方では断じてありません。)
「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。
★★★ Daumの人気順位(3月22日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①鬼郷(韓国) 9.7(3102)
②ツインスターズ(米・英・仏・韓) 9.4(26)
③東柱[ドンジュ](韓国) 9.3(828)
④ヒヤ[兄貴](韓国) 9.2(25)
⑤男たちの挽歌 9.0(310)
⑥ズートピア 8.9(247)
⑦Love letter(日本) 8.8(777)
⑧復活 8.8(39)
⑨エターナル・サンシャイン 8.7(534)
⑩悪い国(韓国) 8.6(194)
今回の新登場は④と⑧の2作品です。
④「ヒヤ[兄貴]」については、前週の記事の「朝鮮日報 10字評」で紹介しました。問題児として育ち、殺人容疑等で刑事に追い回される兄チンサン(アン・ボヒョン)と、歌手をめざしながらも兄ゆえ(?)か毎回オーディションに落とされている高校生の弟ジノ(ホヤ)。複雑な思いが交錯する兄弟の葛藤と和解の物語。タイトルの「히야」は兄を呼ぶ言葉「형아」の慶尚道方言です。
⑧「復活」については後述します。
【専門家による順位】
①男たちの挽歌II 10.0(1)
②キャロル 9.0(11)
③ヘイトフル・エイト 8.6(5)
④黒衣の刺客 8.2(7)
⑤スポットライト 世紀のスクープ 8.0(6)
⑥暗殺の森 8.0(2)
⑦HUNGER/ハンガー 7.8(8)
⑧ボーダーライン 7.8(6)
⑨サウルの息子 7.7(9)
⑩男たちの挽歌 7.6(6)
⑦「HUNGER/ハンガー」だけが新登場です。この作品は、日本ではすでに2014年3月公開されています。韓国題は「헝거」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績3月18日(金)~3月20日(日)] ★★★
「ズートピア」の人気衰えず 2週連続1位
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ズートピア・・・・・・・・・・・・・・・2/17・・・・・・・・・・・358,006・・・・・・・・2,812,928 ・・・・・・・・21,856・・・・・・・・・723
2(3)・・エンド・オブ・キングダム・・3/10 ・・・・・・・・・・・191,803 ・・・・・・・・・609,925 ・・・・・・・・・4,963・・・・・・・・・518
3(2)・・鬼郷(韓国)・・・・・・・・・・・・・・2/24・・・・・・・・・・・・151,540・・・・・・・・3,424,092 ・・・・・・・・26,061・・・・・・・・・605
4(4)・・お前を待ちながら(韓国)・・3/10 ・・・・・・・・・・・137,107 ・・・・・・・・・551,707 ・・・・・・・・・4,576・・・・・・・・・485
5(5)・・ゴッド・オブ・エジプト・・・・・・3/03 ・・・・・・・・・・・・66,838 ・・・・・・・・・898,531 ・・・・・・・・・7,459・・・・・・・・・382
6(新)・・ダーティー・グランパ ・・・・3/17 ・・・・・・・・・・・・43,629 ・・・・・・・・・・56,680 ・・・・・・・・・・・462・・・・・・・・・392
7(8)・・東柱[ドンジュ](韓国)・・・・・2/17・・・・・・・・・・・・・39,919・・・・・・・・1,106,905・・・・・・・・・・8,416 ・・・・・・・・・280
8(新)・・復活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/17 ・・・・・・・・・・・・28,690・・・・・・・・・・・34,040 ・・・・・・・・・・・245・・・・・・・・・120
9(7)・・デッドプール・・・・・・・・・・・・・2/17 ・・・・・・・・・・・・27,765・・・・・・・・3,303,551・・・・・・・・・27,487・・・・・・・・・207
10(新)・・SPOOKS スプークス/MI-5・・3/17・・・・・・・24,596・・・・・・・・・・・31,374 ・・・・・・・・・・・244・・・・・・・・・341
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
ディズニーアニメ「ズートピア」は前週よりさらに数字を伸ばして連続トップ。中国では国内アニメ映画作品歴代興行収入第1位となったとか・・・。上記のネチズンの評点も高いし、口コミの力が大きいのかな? 毎度のことながら日本での公開が遅い(4月23日)のはなぜ? ※この映画関係の笑える画像は→コチラ。
今回の新登場は6・8・10位の3作品です。
6位「ダーティー・グランパ」は、ロバート・デ・ニーロとザック・エフロン共演のコメディ。結婚式を目前に控えた若手弁護士ジェイソン・ケリー(ザック・エフロン)が、祖父ディック(ロバート・デ・ニーロ)に騙されてフロリダへドライブ旅行に出かけるのですが、このおじいさん、路上でナンパし、美女とゴルフを楽しみ、ビーチでビキニギャルとたわむれ、夜はパーティーで大盛り上がり・・・といった、やりたい放題の放蕩ジジイ(笑)。なに、セックスシーンまであるの!? ザック・エフロンが素っ裸に!? ドタバタの最後はどうなる? 韓国題は「오 마이 그랜파」。日本公開は未定のようです。
8位「復活」は、イエス・キリストの復活をクリスチャンではない主人公の視点から描いた歴史スペクタクル。古代ローマの百人隊長クラヴィアス(ジョゼフ・ファインズ)は、処刑したはずのイエス・キリストの遺体が消えたとの報告を受け、ローマ総督ピラトから調査を命じられます。彼がイエスの弟子たちの隠れ家に踏み込むと、そこにいたのは十字架で磔にしたのイエスでした・・・。韓国題は「부활」。日本公開は5月28日です。
10位「SPOOKS スプークス/MI-5」は、英国機密諜報部MI-5の活躍を描いた人気TVシリーズ「MI-5 英国機密諜報部」をモチーフにしたイギリスのアクション。日本では<未体験ゾーンの映画たち2016>の中に入っていて、今週25日まで名古屋のシネマスコーレで上映されています。MI-5テロ対策部門の諜報員たちがテロリストのカシムを護送中、武装グループに襲撃されます。市民の巻き添えを懸念して責任者ハリーはカシムを釈放しますが、彼はこれが原因で解任されてしまいます。ところが、MI-5からカシムの追跡を依頼された元諜報員ウィルは、このカシムの逃走劇に隠された「事実」を知るとともに、新たな危機に直面することになります・・・。韓国題は「스푹스:MI5」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・イップマン3:最後の対決 ・・・・・・・・・2/25 ・・・・・・・・・・・・・10,237・・・・・・・・・・・・43,543 ・・・・・・・・・・・・・366・・・・・・・・・・84
2(11)・・インファナル・アフェア ・・・・・・・・・・・2/21 ・・・・・・・・・・・・・・9,370・・・・・・・・・・・・12,342 ・・・・・・・・・・・・・・99・・・・・・・・・101
3(36)・・ジョゼと虎と魚たち(日本)・・2004/10/29・・・・・・・・・・・・・・5,546・・・・・・・・・・・・62,909 ・・・・・・・・・・・・・419・・・・・・・・・・89
4(3)・・かみさまへのてがみ ・・・・・・・・・・・・・2/25 ・・・・・・・・・・・・・・3,557・・・・・・・・・・・・45,846 ・・・・・・・・・・・・・299・・・・・・・・・・16
5(新)・・フラニー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3/17 ・・・・・・・・・・・・・・2,857・・・・・・・・・・・・・4,121・・・・・・・・・・・・・・631 ・・・・・・・・144
2・3・5位の3作品が新登場です。
2位「インファナル・アフェア」は、2002年の香港映画の佳作の再上映。韓国題は原題のままの「무간도(無間道)」です。
3位「ジョゼと虎と魚たち」は、韓国でもヒットした日本映画の1つ。池脇千鶴の演技が印象に残っています。韓国ネチズンの536人の平均評点も8.2となかなか高ポイント。寸評を見ると、「Love Letter」「四月物語」「鉄道員」と共に必ず観るべき日本映画に挙げている人がいました。韓国題は「조제, 호랑이 그리고 물고기들」です。
5位「フラニー」は、人気のベテラン男優と若手女優共演のアメリカ映画。裕福な暮らしをしていた快楽主義者で慈善家の紳士フラニー(リチャード・ギア)は、親友の運転する車に同乗中自分の悪ふざけから事故を起こしてその親友を死なせ、自身も重症を負います。 肉体的にも精神的にも苦しんだ彼の前に実の娘のようにも思える若い女性オリビア(ダコタ・ファニング)が現れ、人生に新たな希望が訪れますが、その幸せもつかの間、誰にも言えなかったフラニーの秘密が明らかになり、苦痛に満ちた記憶が再び彼を苛み始めます・・・。韓国題は「뷰티풀 프래니」。日本公開は未定のようです。