▸「金子文子と朴烈」。シアター・イメージフォーラムやシネマ・ジャック&ベティでの上映は終わりましたが、都内では3館、また全国でも計14館と、各地で息長く上映が続いています。ご覧になった皆さんには、いや、ご覧になっていない皆さんにもぜひオススメしたい本が金子文子自身が書いた獄中手記「何が私をこうさせたか」(岩波文庫)。読んで驚くのは、わずか22年6ヶ月の人生でこれほどの人生の辛酸を嘗め尽くしたのかということ。そして、それにもかかわらず、確たる信念を持って生き抜き、このような90年以上も後のわれわれの心をも動かす文章を残し得たということです。岩波文庫は苦手という人でも、この本は読めます。
▸今年はすでに47本の映画を観ました。それでも何でもやみやたらに観ているわけでもありません。「女王陛下のお気に入り」は迷いましたが趣味に合わないかなと敬遠。で高ポイントの作品の多くは観ていますが、「魂のゆくえ」は日韓のキリスト教風土の違いが注目度や評価に関係しているようで、パス。
で、この1週間で観たのは「国家主義の誘惑」「希望の灯り」「岬の兄妹」の3作品。「国家主義の誘惑」は、横浜シネマリンで見逃がして(トホホ)わざわざポレポレ東中野まで行きましたがな。8日夜、首都圏での最終日。渡辺謙一の前作「天皇の軍隊」(2009)よりも政治的主張が鮮明。この9年間で高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)もお年を召されましたね。トークの中身はもちろんしっかりしてました。観客も大半はお年寄りで・・・って自分もか(笑)。若い世代に「何を」だけでなく「どのように」伝えるかを工夫すべきだなー。
「岬の兄妹」は、今年の主演女優賞(男優賞も?)とかに挙げられるかも知れませんが、作品自体に感動があるかというと疑問。傑作「息もできない」にあってコチラに欠けているものは何なのか?
▸今年に入って13回行った映画館がシネマ・ジャック&ベティ。4月の初め頃、そこのチラシを見て、とても興味深い企画が進められていることを知りました。つまり、仁川にあるミリム劇場という名画座から声がかけられて、共同企画の催しを進めることになったとか。6月にその劇場で日韓の作品を各5本程度上映するとか・・・。詳しくは、→コチラと、コチラの記事を参照のこと。ツイッターは→コチラと→コチラ。あ、最新のコチラも。
※このミリム劇場のようす→YouTube 料金は、一般=約500円・学生=約400円・敬老=約200円なのか。(安い!)
※ミリム劇場の漢字表記は美林劇場。美林はハングルだと<미림>ですが、横にずらっと並べて書くと<ㅁㅣㄹㅣㅁ>で、逆から見ても同じになるということがこのチラシの最上部を見てわかりました。
★★★ NAVERの人気順位(5月14日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) ビューティフルマインド(韓国) 9.83(86)
②(2) 痛いほど愛する(韓国) 9.63(136)
③(3) グリーンブック 9.62(5,597)
④(4) カペナウム 9.60(2,726)
⑤(5) 僕のワンダフル・ライフ 9.54(2,006)
⑥(7) RBG 最強の85才 9.41(152)
⑦(6) アベンジャーズ/エンドゲーム 9.40(62,792)
⑧(-) ホテル・ムンバイ 9.37(358)
⑨(10) ポロロ劇場版 宝島大冒険 9.29(2,125)
⑩(-) ロマン(韓国) 9.28(507)
⑧「ホテル・ムンバイ」が新登場です。この作品については後述します。
【記者・評論家による順位】
①(2) 魂のゆくえ 8.14(7)
②(3) ラブレス 7.80(5)
③(4) ストライキ前夜(韓国) 7.71(7)
④(5) アベンジャーズ/エンドゲーム 7.62(13)
⑤(6) スターリンの葬送狂騒曲 7.40(5)
⑥(7) カペナウム 7.33(9)
⑦(8) 川辺のホテル 7.33(3)
⑧(9) グリーンブック 7.29(7)
⑨(-) 未成年(韓国) 7.15(13)
⑩(-) バイス 7.00(7)
今回の新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月10日(金)~5月12日(日) ★★★
「アベンジャーズ/エンドゲーム」の観客動員数が韓国歴代ベスト10圏内に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・・・812,841・・・・・12,799,661・・・・・・・111,759 ・・・・・・1,702
2(新)・・ガールコップス(韓国)・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・511,469 ・・・・・・・591,977・・・・・・・・・5,169・・・・・・・・973
3(2)・・僕の特別な兄弟(韓国) ・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・258,095・・・・・・1,275,435・・・・・・・・10,515・・・・・・・・787
4(4)・・名探偵ピカチュウ(日・米)・・・・・5/09 ・・・・・・・・・238,626 ・・・・・・・453,864・・・・・・・・・3,802・・・・・・・・817
5(3)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25・・・・・・・・49,334 ・・・・・・・721,423・・・・・・・・・5,543・・・・・・・・453
6(16)・・ホテル・ムンバイ ・・・・・・・・・・・5/08 ・・・・・・・・・・22,773 ・・・・・・・・37,029 ・・・・・・・・・・305・・・・・・・・196
7(新)・・陪審員たち(韓国)・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・・12,682 ・・・・・・・・23,716 ・・・・・・・・・・211・・・・・・・・193
8(35)・・ラプラスの魔女(日本)・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・4,838 ・・・・・・・・・7,209・・・・・・・・・・・63 ・・・・・・・・112
9(69)・・ベン・イズ・バック ・・・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・4,752 ・・・・・・・・・6,999・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・78
10(新)・・旅猫リポート(日本)・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・3,351 ・・・・・・・・・7,161・・・・・・・・・・・59 ・・・・・・・・・75
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
3週目の「アベンジャーズ/エンドゲーム」はもう観客動員数1,300万人間近。韓国歴代で目下のところ第9位。韓国映画以外では、上に「アバター」(1,362万人.5位)の1作あるだけ。この勢いだと次々週には超えるでしょう。日本では、3週目で「名探偵ピカチュウ」に1位を明け渡しちゃってるようですけどね。
今回の新登場は2位と6~10位の計6作品です。
2位「ガールコップス」は、韓国のコメディ&アクション。警察の相談窓口担当のミヨン(ラ・ミラン)は以前は伝説の刑事でした。彼女は同じ相談窓口に追いやられてきた落ちこぼれ刑事のジヘ(イ・ソンギョン)とは、実は目が合っただけでも火花を散らすという小姑と嫁という間柄。ある日、ミヨンは相談窓口に申告するためやってきた1人の女性を見て、彼女が48時間後にアップロードが予告されたデジタル性犯罪事件の被害者だとわかります。ところが、その事件が署では複雑な手続きと人材不足を理由に後回しにされるのを見て、ミヨンとジヘは非公式捜査に乗り出しますが・・・。原題は「걸캅스」です。
6位「ホテル・ムンバイ」は、2008年 11月約200人もの犠牲者を出したインドのムンバイ同時多発テロを素材にしたオーストラリアの犯罪&ドラマ。100年以上の伝統の美しい豪華ホテル、タージマハル・パレスは、いつものように世界中から来た数百人もの客が夜を過ごしていました。ところが突然巨大な爆発音とともに武装集団の襲撃を受け、占拠されてしまます。混乱した状況の中、ウェイターのアルジュンはシェフのオベロイらと力をあわせて宿泊客を守ろうと奮闘します・・・。韓国題は「호텔 뭄바이」。日本公開は今年9月とのことです。
7位「陪審員たち」は、韓国のドラマ。2008年韓国最初の国民参加裁判が開かれます。皆にとってその日は初めてでした。注目される中、年齢も職業もさまざまな8人の普通の人たちが陪審員に選ばれました。彼らの前に置かれた事件は、証拠、証言、自白も確実な殺害事件で、量刑決定だけが残っていた裁判でした。ところが、被告人が突然容疑を否認します。陪審員は、予定になかった有罪か無罪かをめぐって争うことになります。皆が困った状況の中、原則主義者である裁判長のキム・ジュンギョム(ムン・ソリ)は、正確かつ迅速に裁判を進めていこうとします。しかし、しつこい質問と問題提起を繰り返す8番陪審員クォン・ナム(パク・ヒョンシク)をはじめとする陪審員の突発行動で、裁判はますます予期せぬ方向に流されていきます・・・。原題は「배심원들」です。
8位「ラプラスの魔女」は、私ヌルボ、観てないのでなんとも・・・。原作者の東野圭吾は日本の作家では1番人気(村上春樹はおいていて)で、今yes24の文学ジャンルベスト20を見てみると「人魚の眠る家」(3位)・「ナミヤ雑貨店の奇跡」(10位)・「ラプラスの魔女」(16位)と3作品も入っているので、この映画も認知度はけっこう高いのではと思います。韓国題は「라플라스의 마녀」です。
9位「ベン・イズ・バック」は、アメリカの家族ドラマ。クリスマスイブの朝、ドラッグ依存症で治療施設に入っていた19歳の息子がベン(ルーカス・ヘッジス)が施設を抜け出し、実家に突然舞い戻ってきます。母親ホリー(ジュリア・ロバーツ)は久々の再会を喜びますが、妹と継父は不安を隠せません。そしてその夜・・・。日本でも5月24日公開ということで、すでに諸情報が流されています。韓国題は「벤 이즈 백」です。
10位「旅猫リポート」は、これまた原作本(有川浩)も映画も見てません。「図書館戦争」は韓国でも翻訳本が刊行されていて、この「旅猫リポート」も映画公開に合わせて今月刊行。福士蒼汰は「ラプラスの魔女」でも主演してますね。新人賞とかも取ってるけど、ヌルボは1作も観てません。どうなんでしょうね? 韓国題は「고양이 여행 리포트(ネコ旅行リポート)」です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(5)・・ホテル・ムンバイ・・・・・・・・・・・・・・5/08・・・・・・・・・22,773 ・・・・・・・・37,029 ・・・・・・・・・・305 ・・・・・・・・196
2(33)・・ベン・イズ・バック・・・・・・・・・・・・5/09・・・・・・・・・・4,752 ・・・・・・・・・6,999 ・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・78
3(新)・・旅猫リポート(日本)・・・・・・・・・・・5/09・・・・・・・・・・3,351 ・・・・・・・・・7,161 ・・・・・・・・・・・59 ・・・・・・・・・75
4(3)・・闘う建築家 安藤忠雄(日本)・・・・4/25・・・・・・・・・・3,009 ・・・・・・・・25,541・・・・・・・・・・・211・・・・・・・・・33
5(1)・・パンズ・ラビリンス・・・・・・・2006/11/30・・・・・・・・・・2,895 ・・・・・・・489,732 ・・・・・・・・・2,939・・・・・・・・・27
1~3位の3作品が新登場ですが、いずれについても上述しました。
▸今年はすでに47本の映画を観ました。それでも何でもやみやたらに観ているわけでもありません。「女王陛下のお気に入り」は迷いましたが趣味に合わないかなと敬遠。
で、この1週間で観たのは「国家主義の誘惑」「希望の灯り」「岬の兄妹」の3作品。「国家主義の誘惑」は、横浜シネマリンで見逃がして(トホホ)わざわざポレポレ東中野まで行きましたがな。8日夜、首都圏での最終日。渡辺謙一の前作「天皇の軍隊」(2009)よりも政治的主張が鮮明。この9年間で高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)もお年を召されましたね。トークの中身はもちろんしっかりしてました。観客も大半はお年寄りで・・・って自分もか(笑)。若い世代に「何を」だけでなく「どのように」伝えるかを工夫すべきだなー。
「岬の兄妹」は、今年の主演女優賞(男優賞も?)とかに挙げられるかも知れませんが、作品自体に感動があるかというと疑問。傑作「息もできない」にあってコチラに欠けているものは何なのか?
▸今年に入って13回行った映画館がシネマ・ジャック&ベティ。4月の初め頃、そこのチラシを見て、とても興味深い企画が進められていることを知りました。つまり、仁川にあるミリム劇場という名画座から声がかけられて、共同企画の催しを進めることになったとか。6月にその劇場で日韓の作品を各5本程度上映するとか・・・。詳しくは、→コチラと、コチラの記事を参照のこと。ツイッターは→コチラと→コチラ。あ、最新のコチラも。
※このミリム劇場のようす→YouTube 料金は、一般=約500円・学生=約400円・敬老=約200円なのか。(安い!)
※ミリム劇場の漢字表記は美林劇場。美林はハングルだと<미림>ですが、横にずらっと並べて書くと<ㅁㅣㄹㅣㅁ>で、逆から見ても同じになるということがこのチラシの最上部を見てわかりました。
★★★ NAVERの人気順位(5月14日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) ビューティフルマインド(韓国) 9.83(86)
②(2) 痛いほど愛する(韓国) 9.63(136)
③(3) グリーンブック 9.62(5,597)
④(4) カペナウム 9.60(2,726)
⑤(5) 僕のワンダフル・ライフ 9.54(2,006)
⑥(7) RBG 最強の85才 9.41(152)
⑦(6) アベンジャーズ/エンドゲーム 9.40(62,792)
⑧(-) ホテル・ムンバイ 9.37(358)
⑨(10) ポロロ劇場版 宝島大冒険 9.29(2,125)
⑩(-) ロマン(韓国) 9.28(507)
⑧「ホテル・ムンバイ」が新登場です。この作品については後述します。
【記者・評論家による順位】
①(2) 魂のゆくえ 8.14(7)
②(3) ラブレス 7.80(5)
③(4) ストライキ前夜(韓国) 7.71(7)
④(5) アベンジャーズ/エンドゲーム 7.62(13)
⑤(6) スターリンの葬送狂騒曲 7.40(5)
⑥(7) カペナウム 7.33(9)
⑦(8) 川辺のホテル 7.33(3)
⑧(9) グリーンブック 7.29(7)
⑨(-) 未成年(韓国) 7.15(13)
⑩(-) バイス 7.00(7)
今回の新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月10日(金)~5月12日(日) ★★★
「アベンジャーズ/エンドゲーム」の観客動員数が韓国歴代ベスト10圏内に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・・・812,841・・・・・12,799,661・・・・・・・111,759 ・・・・・・1,702
2(新)・・ガールコップス(韓国)・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・511,469 ・・・・・・・591,977・・・・・・・・・5,169・・・・・・・・973
3(2)・・僕の特別な兄弟(韓国) ・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・258,095・・・・・・1,275,435・・・・・・・・10,515・・・・・・・・787
4(4)・・名探偵ピカチュウ(日・米)・・・・・5/09 ・・・・・・・・・238,626 ・・・・・・・453,864・・・・・・・・・3,802・・・・・・・・817
5(3)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25・・・・・・・・49,334 ・・・・・・・721,423・・・・・・・・・5,543・・・・・・・・453
6(16)・・ホテル・ムンバイ ・・・・・・・・・・・5/08 ・・・・・・・・・・22,773 ・・・・・・・・37,029 ・・・・・・・・・・305・・・・・・・・196
7(新)・・陪審員たち(韓国)・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・・12,682 ・・・・・・・・23,716 ・・・・・・・・・・211・・・・・・・・193
8(35)・・ラプラスの魔女(日本)・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・4,838 ・・・・・・・・・7,209・・・・・・・・・・・63 ・・・・・・・・112
9(69)・・ベン・イズ・バック ・・・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・4,752 ・・・・・・・・・6,999・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・78
10(新)・・旅猫リポート(日本)・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・・・3,351 ・・・・・・・・・7,161・・・・・・・・・・・59 ・・・・・・・・・75
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
3週目の「アベンジャーズ/エンドゲーム」はもう観客動員数1,300万人間近。韓国歴代で目下のところ第9位。韓国映画以外では、上に「アバター」(1,362万人.5位)の1作あるだけ。この勢いだと次々週には超えるでしょう。日本では、3週目で「名探偵ピカチュウ」に1位を明け渡しちゃってるようですけどね。
今回の新登場は2位と6~10位の計6作品です。
2位「ガールコップス」は、韓国のコメディ&アクション。警察の相談窓口担当のミヨン(ラ・ミラン)は以前は伝説の刑事でした。彼女は同じ相談窓口に追いやられてきた落ちこぼれ刑事のジヘ(イ・ソンギョン)とは、実は目が合っただけでも火花を散らすという小姑と嫁という間柄。ある日、ミヨンは相談窓口に申告するためやってきた1人の女性を見て、彼女が48時間後にアップロードが予告されたデジタル性犯罪事件の被害者だとわかります。ところが、その事件が署では複雑な手続きと人材不足を理由に後回しにされるのを見て、ミヨンとジヘは非公式捜査に乗り出しますが・・・。原題は「걸캅스」です。
6位「ホテル・ムンバイ」は、2008年 11月約200人もの犠牲者を出したインドのムンバイ同時多発テロを素材にしたオーストラリアの犯罪&ドラマ。100年以上の伝統の美しい豪華ホテル、タージマハル・パレスは、いつものように世界中から来た数百人もの客が夜を過ごしていました。ところが突然巨大な爆発音とともに武装集団の襲撃を受け、占拠されてしまます。混乱した状況の中、ウェイターのアルジュンはシェフのオベロイらと力をあわせて宿泊客を守ろうと奮闘します・・・。韓国題は「호텔 뭄바이」。日本公開は今年9月とのことです。
7位「陪審員たち」は、韓国のドラマ。2008年韓国最初の国民参加裁判が開かれます。皆にとってその日は初めてでした。注目される中、年齢も職業もさまざまな8人の普通の人たちが陪審員に選ばれました。彼らの前に置かれた事件は、証拠、証言、自白も確実な殺害事件で、量刑決定だけが残っていた裁判でした。ところが、被告人が突然容疑を否認します。陪審員は、予定になかった有罪か無罪かをめぐって争うことになります。皆が困った状況の中、原則主義者である裁判長のキム・ジュンギョム(ムン・ソリ)は、正確かつ迅速に裁判を進めていこうとします。しかし、しつこい質問と問題提起を繰り返す8番陪審員クォン・ナム(パク・ヒョンシク)をはじめとする陪審員の突発行動で、裁判はますます予期せぬ方向に流されていきます・・・。原題は「배심원들」です。
8位「ラプラスの魔女」は、私ヌルボ、観てないのでなんとも・・・。原作者の東野圭吾は日本の作家では1番人気(村上春樹はおいていて)で、今yes24の文学ジャンルベスト20を見てみると「人魚の眠る家」(3位)・「ナミヤ雑貨店の奇跡」(10位)・「ラプラスの魔女」(16位)と3作品も入っているので、この映画も認知度はけっこう高いのではと思います。韓国題は「라플라스의 마녀」です。
9位「ベン・イズ・バック」は、アメリカの家族ドラマ。クリスマスイブの朝、ドラッグ依存症で治療施設に入っていた19歳の息子がベン(ルーカス・ヘッジス)が施設を抜け出し、実家に突然舞い戻ってきます。母親ホリー(ジュリア・ロバーツ)は久々の再会を喜びますが、妹と継父は不安を隠せません。そしてその夜・・・。日本でも5月24日公開ということで、すでに諸情報が流されています。韓国題は「벤 이즈 백」です。
10位「旅猫リポート」は、これまた原作本(有川浩)も映画も見てません。「図書館戦争」は韓国でも翻訳本が刊行されていて、この「旅猫リポート」も映画公開に合わせて今月刊行。福士蒼汰は「ラプラスの魔女」でも主演してますね。新人賞とかも取ってるけど、ヌルボは1作も観てません。どうなんでしょうね? 韓国題は「고양이 여행 리포트(ネコ旅行リポート)」です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(5)・・ホテル・ムンバイ・・・・・・・・・・・・・・5/08・・・・・・・・・22,773 ・・・・・・・・37,029 ・・・・・・・・・・305 ・・・・・・・・196
2(33)・・ベン・イズ・バック・・・・・・・・・・・・5/09・・・・・・・・・・4,752 ・・・・・・・・・6,999 ・・・・・・・・・・・55 ・・・・・・・・・78
3(新)・・旅猫リポート(日本)・・・・・・・・・・・5/09・・・・・・・・・・3,351 ・・・・・・・・・7,161 ・・・・・・・・・・・59 ・・・・・・・・・75
4(3)・・闘う建築家 安藤忠雄(日本)・・・・4/25・・・・・・・・・・3,009 ・・・・・・・・25,541・・・・・・・・・・・211・・・・・・・・・33
5(1)・・パンズ・ラビリンス・・・・・・・2006/11/30・・・・・・・・・・2,895 ・・・・・・・489,732 ・・・・・・・・・2,939・・・・・・・・・27
1~3位の3作品が新登場ですが、いずれについても上述しました。