▸昨20日夜観た「RBG 最強の85才」は良かった。上映館は少ないですが、オススメ!です。実はとくに観るゾ!と決めていた作品ではなく、観たのは次のような条件がたまたま重なったから。結果的にすごくラッキーでした。①夜7時過ぎ、懸案の作業を1つ片づけた後、時間的に観に行ける映画だった。②<NAVER映画>で高評価を得ている。③最近できたkino cinema横浜みなとみらいで上映している。それも県内1館だけ。④歩いて行ける。⑤他館で、他に観たい映画がこの時間帯ではなかった。・・・ということで、横浜東口からスマホのナビを頼りに行ってみると、なあんだ、横浜美術館の近所のTSUTAYAの2階じゃないの! ・・・ってジモティでないとわからないですね(^^;)
RBGというのは、アメリカ最高裁の80代の女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの通称。彼女の若い頃を描いた「ビリーブ 未来への大逆転」も上映中ですね。ソチラはドラマでコチラはドキュメンタリーですが。私ヌルボ、なんとなくそのRBG<個人>の人生をたどる作品かなと思っていたのですが、そうじゃなかった。戦後アメリカ社会の、女性の権利に対する認識(&法律や政治等)が変わっていくという大きな流れがわかるのです。それも彼女が直接関わったいくつもの裁判の事例を通して。・・・というマクロの視点とともに、この世代としては稀有な男性ともいうべき生涯の伴侶と10代に出会って等々といった家庭生活や、最近の若い世代との交流等も紹介されています。個人的に驚いたのは、アメリカでは70年代でも裁判官も含めて男性たちの認識がこんなにも低レベルだったのかということ。法律まで差別が一杯だったとは! そういえば、日本でもその頃<フェミニスト>といえば部屋のドアを開けて女性に「どうぞお先に」と言うような男性のことを指していたなー。また「女は家事と育児に専念すべし」という男はざらにいたし・・・。(当時の<ウーマン・リブ運動>、見直しました。)
遅い時間だし、マイナーっぽいドキュメンタリーだし、小雨がポツリポツリ降ってるし、もしかして久しぶりのお一人様かなとおもったら、もうお一方いらっしゃいました。(2人というのも久しぶりですが・・・。)
なお、70年代の場面で、バックに聞き覚えのある歌声は、ジャニス・ジョップリンの「サマータイム」だったですね。
▸先週書いたシネマ・ジャック&ベティと仁川のミリム劇場との共同企画(6月7日(金)~9日(日))の続報<<ミリム劇場への道>3号は→コチラ参照。上映予定作品(韓国映画)を見ると、長編「アイ・キャン・スピーク」以外はどれも日本未公開のドキュメンタリーで興味をそそられます。
▸今年下半期、四谷三丁目の韓国文化院で上映される韓国映画が公表されました。→コチラ参照。計10作品中、私ヌルボが観たのは6作品、と思ったら「私の愛、私の花嫁」はパク・チュンフン主演の旧作しか観てないのでちょうど半分。その中で1番のオススメ感動作は「彼とわたしの漂流日記」(原題 :金氏漂流記)。「建築学概論」や「哭声/コクソン」を推す人が多いでしょうが・・・。
★★★ NAVERの人気順位(5月21日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) ビューティフルマインド(韓国) 9.83(87)
②(-) 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE
~2人の英雄~(日本) 9.77(81)
③(-) 教会のお兄さん(韓国) 9.64(379)
④(2) 痛いほど愛する(韓国) 9.64(138)
⑤(3) グリーンブック 9.62(5,632)
⑥(4) カペナウム 9.60(2,734)
⑦(7) アベンジャーズ/エンドゲーム 9.40(64,484)
⑧(8) ホテル・ムンバイ 9.36(358)
⑨(9) ポロロ劇場版 宝島大冒険 9.29(2,235)
⑩(10) ロマン(韓国) 9.28(517)
②と③が今回の新登場です。
②「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」は、堀越耕平による原作漫画「僕のヒーローアカデミア」は2014年から週刊少年ジャンプに連載されていて、TVアニメも放映されていて・・・とかは、「ハレンチ学園」までさかのぼらなくても、「北斗の拳」や「ジョジョの奇妙な冒険」頃の少年ジャンプ愛読者だった皆さんはご存知なのだろうか? 全然見当がつきません。私ヌルボは例によって漫画もアニメも観てないのでなんともコメントしようがありません。韓国題は「나의 히어로 아카데미아 더 무비: 두 명의 히어로」です。
③「教会のお兄さん」については後述します。
【記者・評論家による順位】
①(1) 魂のゆくえ 8.14(7)
②(2) ラブレス 7.80(5)
③(3) ストライキ前夜(韓国) 7.71(7)
④(-) 生き残った子[最後の息子](韓国) 7.67(9)
⑤(4) アベンジャーズ/エンドゲーム 7.62(13)
⑥(5) スターリンの葬送狂騒曲 7.40(5)
⑥(-) サスペリア 7.40(5)
⑧(-) ビューティフル・デイ 7.36(11)
⑨(6) カペナウム 7.33(9)
⑩(7) 川辺のホテル 7.33(3)
⑦「サスペリア」が新登場です。日本ではすでに1月25日公開されています。私ヌルボは観てませんが、韓国の専門家筋、なんでこんな高評価なの? 「新しいオリジナルの誕生」とか「失敗した魔女たちの歴史、魔女の手で新しく書く」等の寸評あり。韓国題は「서스페리아」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月17日(金)~5月19日(日) ★★★
マ・ドンソク主演のアクション「悪人伝」が1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(27)・・悪人伝(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・5/15・・・・・・・・1,113,375・・・・・・1,480,595・・・・・・・・13,133 ・・・・・・1,307
2(1)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・・・388,849・・・・・13,453,745・・・・・・・117,805・・・・・・・・958
3(2)・・ガールコップス(韓国)・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・371,840・・・・・・1,227,843・・・・・・・・10,535・・・・・・・・885
4(4)・・名探偵ピカチュウ(日・米)・・・・・5/09 ・・・・・・・・・122,694 ・・・・・・・635,132・・・・・・・・・5,303・・・・・・・・615
5(7)・・陪審員たち(韓国)・・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・120,346 ・・・・・・・192,180・・・・・・・・・1,565・・・・・・・・648
6(3)・・僕の特別な兄弟(韓国)・・・・・・・・5/01 ・・・・・・・・・・65,809・・・・・・1,430,815・・・・・・・・11,750・・・・・・・・496
7(5)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25・・・・・・・・25,230 ・・・・・・・752,508・・・・・・・・・5,784・・・・・・・・234
8(19)・・教会のお兄さん(韓国)・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・14,411 ・・・・・・・・21,806 ・・・・・・・・・・188・・・・・・・・195
9(新)・・サスペリア ・・・・・・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・13,458 ・・・・・・・・19,684 ・・・・・・・・・・185・・・・・・・・238
10(6)・・ホテル・ムンバイ ・・・・・・・・・・・5/08 ・・・・・・・・・・11,725 ・・・・・・・・61,163 ・・・・・・・・・・504・・・・・・・・144
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」は4週目で1位から転落。しかし、来週あたりには韓国歴代の観客動員数で、「アバター」(1,362万人)を抜いて外国映画1位、韓国映画と合わせても全体で5位にはなりそうです。
今回の新登場は1・8・9位の3作品です。
1位「悪人伝」は、韓国のアクション。広いナワバリを掌握している組織の組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)は、ある日偶然接触事故を装って接近した男に襲われます。ドンスは助かったものの、怒りに震えます。一方、凶悪事件担当班の刑事チョン・テソク(キム・ムヨル)は、連続殺人と確信した事件を1人で追跡していました。テソクは、別件の検挙対象で、本来なら妥協はありえないドンスと手を握ります。それはドンスが連続殺人の唯一の生存者であり目撃者であり、証拠だったからです。互いに利用しつつも境界を緩めることのない2人は、犯人を捕らえるとともに、それぞれの目的を達成することができるでしょうか・・・。原題は「악인전」です。
8位「教会のお兄さん」は、韓国のドキュメンタリー。夫のイ・グァニが末期の大腸がんの宣告を受けたとの知らせを妻が聞いたのは女の子を出産し、産後養生院から出る日でした。そして突然の母の死。さらには抗がん治療が終了してから1週間にもならないのに、妻も末期の血液がんに・・・。わずかの間に立て続けに押し寄せる苦難に、夫婦は深いため息をつく以外には一緒に祈りることしかできませんでした。まるで聖書のヨブのような人生です。理解できない、息のつまるような状況にあっても、イ・グァニは誰をも怨まず、絶対に神に対する信頼をなくすことはありませんでした。そんなイ・グァニ執事の純粋な信仰の姿が描かれます。原題は「교회오빠」です。
9位「サスペリア」は、上述のように日本ではすでに公開されています。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(8)・・教会のお兄さん(韓国) ・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・14,411 ・・・・・・・・21,806 ・・・・・・・・・・188 ・・・・・・・・195
2(新)・・サスペリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・13,458 ・・・・・・・・19,684 ・・・・・・・・・・185 ・・・・・・・・238
3(1)・・ホテル・ムンバイ・・・・・・・・・・・・・・5/08・・・・・・・・・11,725 ・・・・・・・・61,163 ・・・・・・・・・・504 ・・・・・・・・144
4(新)・・ゾンビレニウム・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・4,270 ・・・・・・・・・4,888 ・・・・・・・・・・・36 ・・・・・・・・197
5(35)・・ノン・フィクション・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・2,644 ・・・・・・・・・4,586 ・・・・・・・・・・・38 ・・・・・・・・・44
3位以外の4作品が新登場です。
1位「教会のお兄さん」、2位「サスペリア」については上述しました。
4位「ゾンビレニウム」(仮)はフランス・ベルギー合作のアニメ。ハロウィンのテーマパーク、ゾンビレニウムが偶然に地球上のとある場所に出現します。そこではゾンビ、吸血鬼、幽霊、狼人間、魔女などさまざまなモンスターが採用され運営されています。モンスターたちは本物なのですが、人々はそのことを知りません。しかしある日、人間のエクトルが現れ、彼らの正体をばらすぞと脅したため、支配人である吸血鬼は彼をゾンビにして雇わざるを得なくなります。エクトルの一人娘ルーシーは突然父と生き別れすることになったわけですが、はたして父と娘は再び会うことができるでしょうか? 韓国題は「몬스터 랜드(モンスター・ランド)」です。
5位「ノン・フィクション」は、フランスのドラマ。ノンフィクションではありません。2018年の第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品で、同年の第31回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門でも上映されました。書籍編集者のアラン(ギョーム・カネ)は、担当作家のレオナール(ヴァンサン・マケーニュ)から新作の相談を受けます。レオナールは自身の女性関係を盛り込んだ私小説で売れた作家ですが、アランは内心もう古いと感じています。アランの妻セレナ(ジュリエット・ビノシュ)は女優で、ふたりの関係は微妙、というか実は不倫を・・・。レオナールの妻ヴァレリー(ノラ・ハムザウィ)は政治家秘書で多忙を極め、これまた不倫? つまりダブル不倫? ・・・というややこしい男女関係をコメディっぽく描くとともに、アランの悩みの種になっているEブックに押されつつある出版業界全体の問題にも焦点を当てています・・・。韓国題は「논-픽션」です。
RBGというのは、アメリカ最高裁の80代の女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの通称。彼女の若い頃を描いた「ビリーブ 未来への大逆転」も上映中ですね。ソチラはドラマでコチラはドキュメンタリーですが。私ヌルボ、なんとなくそのRBG<個人>の人生をたどる作品かなと思っていたのですが、そうじゃなかった。戦後アメリカ社会の、女性の権利に対する認識(&法律や政治等)が変わっていくという大きな流れがわかるのです。それも彼女が直接関わったいくつもの裁判の事例を通して。・・・というマクロの視点とともに、この世代としては稀有な男性ともいうべき生涯の伴侶と10代に出会って等々といった家庭生活や、最近の若い世代との交流等も紹介されています。個人的に驚いたのは、アメリカでは70年代でも裁判官も含めて男性たちの認識がこんなにも低レベルだったのかということ。法律まで差別が一杯だったとは! そういえば、日本でもその頃<フェミニスト>といえば部屋のドアを開けて女性に「どうぞお先に」と言うような男性のことを指していたなー。また「女は家事と育児に専念すべし」という男はざらにいたし・・・。(当時の<ウーマン・リブ運動>、見直しました。)
遅い時間だし、マイナーっぽいドキュメンタリーだし、小雨がポツリポツリ降ってるし、もしかして久しぶりのお一人様かなとおもったら、もうお一方いらっしゃいました。(2人というのも久しぶりですが・・・。)
なお、70年代の場面で、バックに聞き覚えのある歌声は、ジャニス・ジョップリンの「サマータイム」だったですね。
▸先週書いたシネマ・ジャック&ベティと仁川のミリム劇場との共同企画(6月7日(金)~9日(日))の続報<<ミリム劇場への道>3号は→コチラ参照。上映予定作品(韓国映画)を見ると、長編「アイ・キャン・スピーク」以外はどれも日本未公開のドキュメンタリーで興味をそそられます。
▸今年下半期、四谷三丁目の韓国文化院で上映される韓国映画が公表されました。→コチラ参照。計10作品中、私ヌルボが観たのは6作品、と思ったら「私の愛、私の花嫁」はパク・チュンフン主演の旧作しか観てないのでちょうど半分。その中で1番のオススメ感動作は「彼とわたしの漂流日記」(原題 :金氏漂流記)。「建築学概論」や「哭声/コクソン」を推す人が多いでしょうが・・・。
★★★ NAVERの人気順位(5月21日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(1) ビューティフルマインド(韓国) 9.83(87)
②(-) 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE
~2人の英雄~(日本) 9.77(81)
③(-) 教会のお兄さん(韓国) 9.64(379)
④(2) 痛いほど愛する(韓国) 9.64(138)
⑤(3) グリーンブック 9.62(5,632)
⑥(4) カペナウム 9.60(2,734)
⑦(7) アベンジャーズ/エンドゲーム 9.40(64,484)
⑧(8) ホテル・ムンバイ 9.36(358)
⑨(9) ポロロ劇場版 宝島大冒険 9.29(2,235)
⑩(10) ロマン(韓国) 9.28(517)
②と③が今回の新登場です。
②「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」は、堀越耕平による原作漫画「僕のヒーローアカデミア」は2014年から週刊少年ジャンプに連載されていて、TVアニメも放映されていて・・・とかは、「ハレンチ学園」までさかのぼらなくても、「北斗の拳」や「ジョジョの奇妙な冒険」頃の少年ジャンプ愛読者だった皆さんはご存知なのだろうか? 全然見当がつきません。私ヌルボは例によって漫画もアニメも観てないのでなんともコメントしようがありません。韓国題は「나의 히어로 아카데미아 더 무비: 두 명의 히어로」です。
③「教会のお兄さん」については後述します。
【記者・評論家による順位】
①(1) 魂のゆくえ 8.14(7)
②(2) ラブレス 7.80(5)
③(3) ストライキ前夜(韓国) 7.71(7)
④(-) 生き残った子[最後の息子](韓国) 7.67(9)
⑤(4) アベンジャーズ/エンドゲーム 7.62(13)
⑥(5) スターリンの葬送狂騒曲 7.40(5)
⑥(-) サスペリア 7.40(5)
⑧(-) ビューティフル・デイ 7.36(11)
⑨(6) カペナウム 7.33(9)
⑩(7) 川辺のホテル 7.33(3)
⑦「サスペリア」が新登場です。日本ではすでに1月25日公開されています。私ヌルボは観てませんが、韓国の専門家筋、なんでこんな高評価なの? 「新しいオリジナルの誕生」とか「失敗した魔女たちの歴史、魔女の手で新しく書く」等の寸評あり。韓国題は「서스페리아」です。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績5月17日(金)~5月19日(日) ★★★
マ・ドンソク主演のアクション「悪人伝」が1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(27)・・悪人伝(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・5/15・・・・・・・・1,113,375・・・・・・1,480,595・・・・・・・・13,133 ・・・・・・1,307
2(1)・・アベンジャーズ/エンドゲーム・・4/24・・・・・・・388,849・・・・・13,453,745・・・・・・・117,805・・・・・・・・958
3(2)・・ガールコップス(韓国)・・・・・・・・5/09 ・・・・・・・・・371,840・・・・・・1,227,843・・・・・・・・10,535・・・・・・・・885
4(4)・・名探偵ピカチュウ(日・米)・・・・・5/09 ・・・・・・・・・122,694 ・・・・・・・635,132・・・・・・・・・5,303・・・・・・・・615
5(7)・・陪審員たち(韓国)・・・・・・・・・・・・5/15 ・・・・・・・・・120,346 ・・・・・・・192,180・・・・・・・・・1,565・・・・・・・・648
6(3)・・僕の特別な兄弟(韓国)・・・・・・・・5/01 ・・・・・・・・・・65,809・・・・・・1,430,815・・・・・・・・11,750・・・・・・・・496
7(5)・・ポロロ劇場版 宝島大冒険(韓国)・・4/25・・・・・・・・25,230 ・・・・・・・752,508・・・・・・・・・5,784・・・・・・・・234
8(19)・・教会のお兄さん(韓国)・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・14,411 ・・・・・・・・21,806 ・・・・・・・・・・188・・・・・・・・195
9(新)・・サスペリア ・・・・・・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・13,458 ・・・・・・・・19,684 ・・・・・・・・・・185・・・・・・・・238
10(6)・・ホテル・ムンバイ ・・・・・・・・・・・5/08 ・・・・・・・・・・11,725 ・・・・・・・・61,163 ・・・・・・・・・・504・・・・・・・・144
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」は4週目で1位から転落。しかし、来週あたりには韓国歴代の観客動員数で、「アバター」(1,362万人)を抜いて外国映画1位、韓国映画と合わせても全体で5位にはなりそうです。
今回の新登場は1・8・9位の3作品です。
1位「悪人伝」は、韓国のアクション。広いナワバリを掌握している組織の組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)は、ある日偶然接触事故を装って接近した男に襲われます。ドンスは助かったものの、怒りに震えます。一方、凶悪事件担当班の刑事チョン・テソク(キム・ムヨル)は、連続殺人と確信した事件を1人で追跡していました。テソクは、別件の検挙対象で、本来なら妥協はありえないドンスと手を握ります。それはドンスが連続殺人の唯一の生存者であり目撃者であり、証拠だったからです。互いに利用しつつも境界を緩めることのない2人は、犯人を捕らえるとともに、それぞれの目的を達成することができるでしょうか・・・。原題は「악인전」です。
8位「教会のお兄さん」は、韓国のドキュメンタリー。夫のイ・グァニが末期の大腸がんの宣告を受けたとの知らせを妻が聞いたのは女の子を出産し、産後養生院から出る日でした。そして突然の母の死。さらには抗がん治療が終了してから1週間にもならないのに、妻も末期の血液がんに・・・。わずかの間に立て続けに押し寄せる苦難に、夫婦は深いため息をつく以外には一緒に祈りることしかできませんでした。まるで聖書のヨブのような人生です。理解できない、息のつまるような状況にあっても、イ・グァニは誰をも怨まず、絶対に神に対する信頼をなくすことはありませんでした。そんなイ・グァニ執事の純粋な信仰の姿が描かれます。原題は「교회오빠」です。
9位「サスペリア」は、上述のように日本ではすでに公開されています。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・累積収入・・・・上映館数
1(8)・・教会のお兄さん(韓国) ・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・14,411 ・・・・・・・・21,806 ・・・・・・・・・・188 ・・・・・・・・195
2(新)・・サスペリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・13,458 ・・・・・・・・19,684 ・・・・・・・・・・185 ・・・・・・・・238
3(1)・・ホテル・ムンバイ・・・・・・・・・・・・・・5/08・・・・・・・・・11,725 ・・・・・・・・61,163 ・・・・・・・・・・504 ・・・・・・・・144
4(新)・・ゾンビレニウム・・・・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・4,270 ・・・・・・・・・4,888 ・・・・・・・・・・・36 ・・・・・・・・197
5(35)・・ノン・フィクション・・・・・・・・・・・5/16・・・・・・・・・・2,644 ・・・・・・・・・4,586 ・・・・・・・・・・・38 ・・・・・・・・・44
3位以外の4作品が新登場です。
1位「教会のお兄さん」、2位「サスペリア」については上述しました。
4位「ゾンビレニウム」(仮)はフランス・ベルギー合作のアニメ。ハロウィンのテーマパーク、ゾンビレニウムが偶然に地球上のとある場所に出現します。そこではゾンビ、吸血鬼、幽霊、狼人間、魔女などさまざまなモンスターが採用され運営されています。モンスターたちは本物なのですが、人々はそのことを知りません。しかしある日、人間のエクトルが現れ、彼らの正体をばらすぞと脅したため、支配人である吸血鬼は彼をゾンビにして雇わざるを得なくなります。エクトルの一人娘ルーシーは突然父と生き別れすることになったわけですが、はたして父と娘は再び会うことができるでしょうか? 韓国題は「몬스터 랜드(モンスター・ランド)」です。
5位「ノン・フィクション」は、フランスのドラマ。ノンフィクションではありません。2018年の第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品で、同年の第31回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門でも上映されました。書籍編集者のアラン(ギョーム・カネ)は、担当作家のレオナール(ヴァンサン・マケーニュ)から新作の相談を受けます。レオナールは自身の女性関係を盛り込んだ私小説で売れた作家ですが、アランは内心もう古いと感じています。アランの妻セレナ(ジュリエット・ビノシュ)は女優で、ふたりの関係は微妙、というか実は不倫を・・・。レオナールの妻ヴァレリー(ノラ・ハムザウィ)は政治家秘書で多忙を極め、これまた不倫? つまりダブル不倫? ・・・というややこしい男女関係をコメディっぽく描くとともに、アランの悩みの種になっているEブックに押されつつある出版業界全体の問題にも焦点を当てています・・・。韓国題は「논-픽션」です。