▶今回の記事中で私ヌルボが興味を持った映画は韓国のドキュメンタリー「さすらいのシェフ」です。いや、正確にはその映画よりも、主人公のイム・ジホさんという人に注目したのです。彼はKBSの「人間劇場」やSBSの「放浪食客」といったTV番組で知られる料理士・自然料理研究家です。21世紀に入って韓国でも諸分野での自然志向が一挙に高まりましたが、彼の場合はそんなブームに乗って登場したのではなく、その出自によって子供の頃から差別され、放浪癖が身についてしまったという経歴が大きく関わっているように思われます。→ナムウィキの記事によると、結婚した後で彼が婚外子であることが嫁の側の知るところとなって怒りを買い、結局結婚生活は破綻したそうです。1956年生まれの彼がこれまで歩んできた人生の前半はそんな前近代的因習がまだ色濃く残っていた時代で、その中で懸命に生きてきたことが現在につながっているということなのでしょうね。
▶この1週間で観た映画の短評。「真夏の夜のジャズ」★★★☆(「マイルス・デイヴィス クールの誕生」と比べると音質は当然落ちるし、説明とかも入らないし・・・。ビッグ・メイベル・ルイスの→ドスの効いた歌が恐かった。(笑)) 「異端の鳥」★★★☆or★★★★☆(登場人物は多いがこれほど笑顔も笑い声も少ない(ゼロ?)映画はめずらしい。歴史性(具体性)をもっと思い切って削って寓話性(象徴性)を鮮明にした方がよかったのでは?) 「82年生まれ、キム・ジヨン」★★★★(小説を読んでから観た人は「生ぬるい」等々概して批判的かも。私ヌルボは日韓の社会の比較等を考えたりして・・・つまり映画自体には没頭できなかったということか。) 「ヤンヤン 夏の想い出」★★★★☆(タイトルは「プロヴァンス物語 マルセルの夏」を思わせるが全然大違い。さすがにチミツな構成だが単純な展開を好む観客は多いでしょうね。)
いやあ、今回の評点はなかなかむずかしい。物語に自然に没入して登場人物と共にハラハラしたり喜んだり泣けたりできる映画はたくさんあっても、それで感動がずっと残ったり物事を深く考える契機になるわけでもない。一方、タイクツなんだけど最後まで我慢して観てふり返ってみるとずいぶん「深い」映画だったなーと思うこともあります。(例:「ニーチェの馬」) 私ヌルボは後者に重点を置いているとは言っても、やっぱり映画としておもしろくなくちゃ、という考えもあります。上記「異端の鳥」以下の3作品、どれも迷いました。年末あたりには評価が変わるかもしれません。
★★★ NAVERの人気順位(10月13日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(新) 復活: その証拠(韓国) 9.79(145)
②(3) ブータン 山の教室 9.51(75)
③(2) カイラスへ行く道(韓国) 9.50(139)
④(4) フォードvsフェラーリ 9.49(8,174)
⑤(新) さすらいのシェフ 9.49(65)
⑥(6) 私を救わないでください(韓国) 9.48(88)
⑦(-) きみ、ありがとう:キム・ホジュン 生涯初のファンミーティングムービー(韓国) 9.45(880)
⑧(7) 少年の君 9.40(1,353)
⑨(9) BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(韓国) 9.38(469)
⑩(10) 再び出会った日々(韓国) 9.37(137)
①と⑤の2作品が新登場です。
①「復活: その証拠」は、すべての宗教は死を超えた世界に関心がありますが、それでも宗教を持つ人々にとっても死は恐怖の対象です。イ・ヨンギュ教授、俳優クォン・オジュン、イ・ソンヘは、苦痛のために再び生まれないことを願う人々と、苦痛の中でも復活の望みを持って生きてきた人々を訪ねます。インドのバラナシとチェンナイ、そしてイタリアのローマにあるカタコンベまで。生者と死者の間にいる人たちに会って話を聞きます。現代の最大の問題は「死が死んでしまった」というイ・オリョン(李御寧)教授と彼らの旅は、最終的に末期がんの判定を受けた後、80回抗癌剤療法をして復活の証人になった1人(チョン・ジョンウン)に出会いますが・・・。原題は「부활: 그 증거」です。
⑤「さすらいのシェフ」も韓国のドキュメンタリー。<放浪食客>イム・ジホは山や海を歩き回って草や木の枝やコケ、小さなカニ等々、自然の食材を用いて独創的な料理を作る料理士・自然料理研究者で、TVを通じてよく知られているようです。安東市で巫女の子として生まれましたが、その生母とは3歳の時生き別れとなり、継母に育てられることになります。そうした境遇のため近所や学校で差別を受けたことも多く、11歳の時木浦まで初めて家出して以来放浪癖が身についてしまったそうです。そして行く先々で自分の母や姉のような年配の女性に出会うとそのまま放って行けず、彼女たちのために料理を作ってあげるのが習慣になったとか・・・。そして今作では、自分の実母と養母、そして智異山で出会って以来<道の上の母>とも思うキム・スンギュおばあさんを含めて、今は亡き3人の母のために、3日間で108皿分を心を込めて調理し、丹念に盛り付けた膳を用意する・・・という企画がひとつの柱になっているようです。原題は「밥정」ですが、最初有名なお坊さんの法頂(법정.ポプチョン)?と思ってしまいました。법(法)ではなく밥(パプ.飯)なのですね。で、この「밥정」をどう訳すか後で考えようと思っているうちに、2019年5月NHKので放映されていたことを知りました。そのタイトルが「さすらいのシェフ」だったというわけです。(→コチラ参照)
なお、→コチラと→コチラのブログ記事はソウルの清潭洞にあったホジョン(호정)というイム・ジホの店の2号店ですが、楊平郡にあった1号店と共に今はなく、2017年江華島に新たにサンダン(산당.山堂)という店を開店させたとのことてす。※→コチラのブログ記事参照。江華島の西側、対岸が席毛島です。
【記者・評論家による順位】
①(2) 恐怖分子 8.22(9)
②(3) ハラボジの家(韓国) 7.83(12)
③(4) フォードvsフェラーリ 7.63(8)
④(7) 逃げた女(韓国) 7.33(6)
⑤(9) TENET テネット 7.18(11)
⑥(-) ブータン 山の教室 7.00(5)
⑥(新) さすらいのシェフ(韓国) 7.00(5)
⑧(-) マティアス&マキシム 7.00(4)
⑨(-) 帰郷[落葉帰根] 7.00(3)
⑩(-) 海獣の子供(日本) 6.83(6)
⑥「さすらいのシェフ」が新登場ですが、この作品については上述しました。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月9日(金)~10月11日(日) ★★★
2週連続1位「担保」の独走状態続く
【全体】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数 ・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・担保(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・258,788 ・・・・・1,241,312・・・・・10,743 ・・・・・1,219
2(新)・・アンヒンジド・・・・・・・・・・・・・10/07 ・・・・・・・・・61,059・・・・・・・・・88,807・・・・・・・・769 ・・・・・・・676
3(3)・・グリーンランド・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・・37,437 ・・・・・・・302,977 ・・・・・・2,592・・・・・・・555
4(2)・・国際捜査(韓国)・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・・34,782 ・・・・・・・517,909 ・・・・・・4,341 ・・・・・・・596
5(4)・・TENET テネット・・・・・・・・・・・・8/26 ・・・・・・・・・34,123 ・・・・・1,878,886・・・・・17,314 ・・・・・・・408
6(37)・・アフター: その後・・・・・・・・・10/07 ・・・・・・・・・15,441・・・・・・・・・25,547・・・・・・・・216 ・・・・・・・420
7(6)・・ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(日本)・・9/29・・12,884 ・・・・・・・86,077・・・・・・・・690 ・・・・・・・301
8(41)・・どこ行った、バーナデッド・・10/08・・・・・・・・・12,016・・・・・・・・・16,651 ・・・・・・・・145 ・・・・・・・243
9(9)・・劇場版 ミニ特攻隊 ・・・・・・・・・・9/30 ・・・・・・・・・・7,768 ・・・・・・・・47,152 ・・・・・・・・380 ・・・・・・・197
:ハンバーガー怪物の襲撃(韓国)
10(11)・・BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(韓国)・・・・・・・7,042・・・・・・・122,390・・・・・・1,078 ・・・・・・・105
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
秋夕(チュソク)の後、また元の数字に戻りました。10万人以上は1位「担保」だけ。しかし9位までが1万人を超えているのが多少の救いかな?
今回の新登場は2・6・8位の外国映画3作品です。
2位「アンヒンジド」はアメリカのスリラー&犯罪。場所はニューオーリンズ。月曜日の朝、レイチェル(カレン・ピストリアス)は遅刻した15歳の息子カイル(ガブリエル・ベイトマン)を学校に連れて行ってやってから出勤をしなければなりません。渋滞した道路、直進信号になったのに前の車のドライバーは車を動かそうともしません。イラつくレイチェルは必要以上に警笛を大きく鳴らすと、前の車の運転手は「失礼だ !」と謝罪を要求してきます。それを無視したまま彼女はあわててそこから出ますが、前にいた車が彼女の車を追って来始めます。そしてすぐレイチェルは恐ろしい事実を知ります。彼女に対して怒りを爆発させた男(ラッセル・クロウ)が自分だけでなく友人や家族、そして息子までも狙っていることを・・・。韓国題は「언힌지드」。日本公開は未定のようです。
6位「私たちが衝突した後に」(仮)はアメリカのラブロマンス&ドラマ。初恋の相手ハーディン(ヒーロー・ファインズ・ティフィン)が自分との恋愛に賭けたという秘密を知ったテッサ(ジョセフィン・ラングフォード)。2人は別れたものの、お互いの肌と息づかいは断ち切れず、きわどい友だち以上恋人未満の関係を続けています。以後、大学卒業を控えて就職準備中のテッサは大手出版社のインターンシップに合格し、ハーディンとは180度性格の異なるジェントルな会社員の男友だちトレバー(ディラン・スプラウス)と会うことになります。ハーディンはロンドンに出発する予定ですが、その前にテッサに向かう気持ちを伝えようと決心します。彼はテッサの許しを待ちつつ、過去の過ちをひとつずつ直していきます。そんなハーディンに、ワークショップパーティーで酔ったテッサから連絡が入ります。ハーディンの思いは期待と心配が半々でした。そして結局テッサのホテルの部屋でハーディンはその男トレバーと向き合うことに・・・。原題は「AFTER WE COLLIDED」ですが、「私たちが衝突した後に」と訳すと連続性に欠けるので韓国題「애프터: 그 후(アフター: その後)」を仮題としました。日本では前作「アフター」がNetflixで配信されたので、本作も同様になる見込みです。
8位「どこ行った、バーナデット」(仮)はアメリカのコメディ&ドラマ。最年少でマッカーサー賞を受賞した天才建築家だったベルナデット(ケイト・ブランシェット)でしたが、現在は社会性ゼロの問題的隣人になってしまっています。仕事しか知らないワーカホリックの夫エルジン(ビリー・クラダップ)、事あるごとに干渉し、近所を牛耳る隣家のオードリー(クリスティン・ウィグ)、 一挙手一投足を監視して夫に告げ口をする秘書のスーリン(ゾーイ・チャオ)まで、静かに暮らしたいというバーナーデットの希望とは違って周囲は毎日騒がしくなり、ついにバーナデッドのイライラ感は爆発してしまいます。オンライン秘書のマンジュラと共に友だちのような娘のビーの願いだった家族旅行を準備していたある日、バーナーデットは、自分が国際犯罪に巻き込まれたという事実を知って FBIの調査が突然開始されると、彼女は跡形もなく消えてしまったのです・・・。韓国題は「어디갔어, 버나뎃」。日本公開は決まっていますが、その期日は未定のようです。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・上映館数
1(14)・・さすらいのシェフ(韓国)・・・・・・・10/07・・・・・・・3,337・・・・・・・・・・・6,732 ・・・・・・・・・54 ・・・・・・・182
2(11)・・復活: その証拠(韓国) ・・・・・・・・・10/08・・・・・・・3,173・・・・・・・・・・・5,211 ・・・・・・・・・46 ・・・・・・・111
3(3)・・奇々怪々 整形水(韓国)・・・・・・・・・・・9/09・・・・・・・2,482 ・・・・・・・・・93,697 ・・・・・・・・819 ・・・・・・・・21
4(1)・・海獣の子供(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・9/30・・・・・・・2,411・・・・・・・・・・12,875 ・・・・・・・・117 ・・・・・・・・55
5(2)・・ブータン 山の教室・・・・・・・・・・・・・・・9/30・・・・・・・1,302・・・・・・・・・・・4,727 ・・・・・・・・・39 ・・・・・・・・25
1位「さすらいのシェフ」、2位「復活: その証拠」が新登場ですが、いずれについても上述しました。
▶この1週間で観た映画の短評。「真夏の夜のジャズ」★★★☆(「マイルス・デイヴィス クールの誕生」と比べると音質は当然落ちるし、説明とかも入らないし・・・。ビッグ・メイベル・ルイスの→ドスの効いた歌が恐かった。(笑)) 「異端の鳥」★★★☆or★★★★☆(登場人物は多いがこれほど笑顔も笑い声も少ない(ゼロ?)映画はめずらしい。歴史性(具体性)をもっと思い切って削って寓話性(象徴性)を鮮明にした方がよかったのでは?) 「82年生まれ、キム・ジヨン」★★★★(小説を読んでから観た人は「生ぬるい」等々概して批判的かも。私ヌルボは日韓の社会の比較等を考えたりして・・・つまり映画自体には没頭できなかったということか。) 「ヤンヤン 夏の想い出」★★★★☆(タイトルは「プロヴァンス物語 マルセルの夏」を思わせるが全然大違い。さすがにチミツな構成だが単純な展開を好む観客は多いでしょうね。)
いやあ、今回の評点はなかなかむずかしい。物語に自然に没入して登場人物と共にハラハラしたり喜んだり泣けたりできる映画はたくさんあっても、それで感動がずっと残ったり物事を深く考える契機になるわけでもない。一方、タイクツなんだけど最後まで我慢して観てふり返ってみるとずいぶん「深い」映画だったなーと思うこともあります。(例:「ニーチェの馬」) 私ヌルボは後者に重点を置いているとは言っても、やっぱり映画としておもしろくなくちゃ、という考えもあります。上記「異端の鳥」以下の3作品、どれも迷いました。年末あたりには評価が変わるかもしれません。
★★★ NAVERの人気順位(10月13日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(新) 復活: その証拠(韓国) 9.79(145)
②(3) ブータン 山の教室 9.51(75)
③(2) カイラスへ行く道(韓国) 9.50(139)
④(4) フォードvsフェラーリ 9.49(8,174)
⑤(新) さすらいのシェフ 9.49(65)
⑥(6) 私を救わないでください(韓国) 9.48(88)
⑦(-) きみ、ありがとう:キム・ホジュン 生涯初のファンミーティングムービー(韓国) 9.45(880)
⑧(7) 少年の君 9.40(1,353)
⑨(9) BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(韓国) 9.38(469)
⑩(10) 再び出会った日々(韓国) 9.37(137)
①と⑤の2作品が新登場です。
①「復活: その証拠」は、すべての宗教は死を超えた世界に関心がありますが、それでも宗教を持つ人々にとっても死は恐怖の対象です。イ・ヨンギュ教授、俳優クォン・オジュン、イ・ソンヘは、苦痛のために再び生まれないことを願う人々と、苦痛の中でも復活の望みを持って生きてきた人々を訪ねます。インドのバラナシとチェンナイ、そしてイタリアのローマにあるカタコンベまで。生者と死者の間にいる人たちに会って話を聞きます。現代の最大の問題は「死が死んでしまった」というイ・オリョン(李御寧)教授と彼らの旅は、最終的に末期がんの判定を受けた後、80回抗癌剤療法をして復活の証人になった1人(チョン・ジョンウン)に出会いますが・・・。原題は「부활: 그 증거」です。
なお、→コチラと→コチラのブログ記事はソウルの清潭洞にあったホジョン(호정)というイム・ジホの店の2号店ですが、楊平郡にあった1号店と共に今はなく、2017年江華島に新たにサンダン(산당.山堂)という店を開店させたとのことてす。※→コチラのブログ記事参照。江華島の西側、対岸が席毛島です。
【記者・評論家による順位】
①(2) 恐怖分子 8.22(9)
②(3) ハラボジの家(韓国) 7.83(12)
③(4) フォードvsフェラーリ 7.63(8)
④(7) 逃げた女(韓国) 7.33(6)
⑤(9) TENET テネット 7.18(11)
⑥(-) ブータン 山の教室 7.00(5)
⑥(新) さすらいのシェフ(韓国) 7.00(5)
⑧(-) マティアス&マキシム 7.00(4)
⑨(-) 帰郷[落葉帰根] 7.00(3)
⑩(-) 海獣の子供(日本) 6.83(6)
⑥「さすらいのシェフ」が新登場ですが、この作品については上述しました。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月9日(金)~10月11日(日) ★★★
2週連続1位「担保」の独走状態続く
【全体】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数 ・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・担保(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・258,788 ・・・・・1,241,312・・・・・10,743 ・・・・・1,219
2(新)・・アンヒンジド・・・・・・・・・・・・・10/07 ・・・・・・・・・61,059・・・・・・・・・88,807・・・・・・・・769 ・・・・・・・676
3(3)・・グリーンランド・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・・37,437 ・・・・・・・302,977 ・・・・・・2,592・・・・・・・555
4(2)・・国際捜査(韓国)・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・・34,782 ・・・・・・・517,909 ・・・・・・4,341 ・・・・・・・596
5(4)・・TENET テネット・・・・・・・・・・・・8/26 ・・・・・・・・・34,123 ・・・・・1,878,886・・・・・17,314 ・・・・・・・408
6(37)・・アフター: その後・・・・・・・・・10/07 ・・・・・・・・・15,441・・・・・・・・・25,547・・・・・・・・216 ・・・・・・・420
7(6)・・ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(日本)・・9/29・・12,884 ・・・・・・・86,077・・・・・・・・690 ・・・・・・・301
8(41)・・どこ行った、バーナデッド・・10/08・・・・・・・・・12,016・・・・・・・・・16,651 ・・・・・・・・145 ・・・・・・・243
9(9)・・劇場版 ミニ特攻隊 ・・・・・・・・・・9/30 ・・・・・・・・・・7,768 ・・・・・・・・47,152 ・・・・・・・・380 ・・・・・・・197
:ハンバーガー怪物の襲撃(韓国)
10(11)・・BREAK THE SILENCE: THE MOVIE(韓国)・・・・・・・7,042・・・・・・・122,390・・・・・・1,078 ・・・・・・・105
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
秋夕(チュソク)の後、また元の数字に戻りました。10万人以上は1位「担保」だけ。しかし9位までが1万人を超えているのが多少の救いかな?
今回の新登場は2・6・8位の外国映画3作品です。
2位「アンヒンジド」はアメリカのスリラー&犯罪。場所はニューオーリンズ。月曜日の朝、レイチェル(カレン・ピストリアス)は遅刻した15歳の息子カイル(ガブリエル・ベイトマン)を学校に連れて行ってやってから出勤をしなければなりません。渋滞した道路、直進信号になったのに前の車のドライバーは車を動かそうともしません。イラつくレイチェルは必要以上に警笛を大きく鳴らすと、前の車の運転手は「失礼だ !」と謝罪を要求してきます。それを無視したまま彼女はあわててそこから出ますが、前にいた車が彼女の車を追って来始めます。そしてすぐレイチェルは恐ろしい事実を知ります。彼女に対して怒りを爆発させた男(ラッセル・クロウ)が自分だけでなく友人や家族、そして息子までも狙っていることを・・・。韓国題は「언힌지드」。日本公開は未定のようです。
6位「私たちが衝突した後に」(仮)はアメリカのラブロマンス&ドラマ。初恋の相手ハーディン(ヒーロー・ファインズ・ティフィン)が自分との恋愛に賭けたという秘密を知ったテッサ(ジョセフィン・ラングフォード)。2人は別れたものの、お互いの肌と息づかいは断ち切れず、きわどい友だち以上恋人未満の関係を続けています。以後、大学卒業を控えて就職準備中のテッサは大手出版社のインターンシップに合格し、ハーディンとは180度性格の異なるジェントルな会社員の男友だちトレバー(ディラン・スプラウス)と会うことになります。ハーディンはロンドンに出発する予定ですが、その前にテッサに向かう気持ちを伝えようと決心します。彼はテッサの許しを待ちつつ、過去の過ちをひとつずつ直していきます。そんなハーディンに、ワークショップパーティーで酔ったテッサから連絡が入ります。ハーディンの思いは期待と心配が半々でした。そして結局テッサのホテルの部屋でハーディンはその男トレバーと向き合うことに・・・。原題は「AFTER WE COLLIDED」ですが、「私たちが衝突した後に」と訳すと連続性に欠けるので韓国題「애프터: 그 후(アフター: その後)」を仮題としました。日本では前作「アフター」がNetflixで配信されたので、本作も同様になる見込みです。
8位「どこ行った、バーナデット」(仮)はアメリカのコメディ&ドラマ。最年少でマッカーサー賞を受賞した天才建築家だったベルナデット(ケイト・ブランシェット)でしたが、現在は社会性ゼロの問題的隣人になってしまっています。仕事しか知らないワーカホリックの夫エルジン(ビリー・クラダップ)、事あるごとに干渉し、近所を牛耳る隣家のオードリー(クリスティン・ウィグ)、 一挙手一投足を監視して夫に告げ口をする秘書のスーリン(ゾーイ・チャオ)まで、静かに暮らしたいというバーナーデットの希望とは違って周囲は毎日騒がしくなり、ついにバーナデッドのイライラ感は爆発してしまいます。オンライン秘書のマンジュラと共に友だちのような娘のビーの願いだった家族旅行を準備していたある日、バーナーデットは、自分が国際犯罪に巻き込まれたという事実を知って FBIの調査が突然開始されると、彼女は跡形もなく消えてしまったのです・・・。韓国題は「어디갔어, 버나뎃」。日本公開は決まっていますが、その期日は未定のようです。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・上映館数
1(14)・・さすらいのシェフ(韓国)・・・・・・・10/07・・・・・・・3,337・・・・・・・・・・・6,732 ・・・・・・・・・54 ・・・・・・・182
2(11)・・復活: その証拠(韓国) ・・・・・・・・・10/08・・・・・・・3,173・・・・・・・・・・・5,211 ・・・・・・・・・46 ・・・・・・・111
3(3)・・奇々怪々 整形水(韓国)・・・・・・・・・・・9/09・・・・・・・2,482 ・・・・・・・・・93,697 ・・・・・・・・819 ・・・・・・・・21
4(1)・・海獣の子供(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・9/30・・・・・・・2,411・・・・・・・・・・12,875 ・・・・・・・・117 ・・・・・・・・55
5(2)・・ブータン 山の教室・・・・・・・・・・・・・・・9/30・・・・・・・1,302・・・・・・・・・・・4,727 ・・・・・・・・・39 ・・・・・・・・25
1位「さすらいのシェフ」、2位「復活: その証拠」が新登場ですが、いずれについても上述しました。