▶昨年2~3月に韓国旅行に行って以来ずっと韓国に行けず。こんなに長いブランクは21世紀に入って初めて。もうほとんど玄界灘、じゃなくて限界だなー・・・。
タイトルに書いたフランス映画「燃ゆる女の肖像」は12月4日公開。韓国では今年1月公開されました。今まで何度も言ったり書いたりしてきましたが、なんでこんなに遅いのか、その根本原因がわかりません。もしかして映画に限った話でもない?
▶今日横浜みなとみらいのkino cinemaで「ミッドナイトスワン」を観て、これが今年88回目の鑑賞。4~5月に2ヵ月弱のブランクがあって昨年のペースには及ばないものの、それに次ぐ本数になってきました。しかし観る予定だった映画で油断していて見逃したものもけっこうあるし(「行き止まりの世界に生まれて」「その手に触れるまで」等)、映画ファンとしては必見の部類(?)の「TENET テネット」は未見のまま。目下スクリーンを席巻している「鬼滅の刃」はブームが去ってから観に行くかな・・・。
▶この1週間で観た映画の短評。「島にて」★★★★(酒田港から船で約75分の飛島のことを初めて知った。こういう島で生まれ育つと日本や世界の姿も違って見えるのだろうか等々いろんなことを考えた。) 「魔王の娘、イリシャ」★★★(<花コリ>で観た韓国長編アニメ。前半はとくに子供っぽい感じ、後半少しだけ持ち直してもこの評価。物語のキモというべき普遍的な価値が見えないのが致命的。) 「韓国短編プログラム1 「To You」」★★★(今回は視覚的にも内容的にも強く引きつけられる作品に出会えなかった。残念。 「ミッドナイトスワン」★★★★☆(40人以上の観客中男性はヌルボ以外に1人だけ。観た人たちの高評価はわかる。私ヌルボは感動にはイマイチだが、草彅剛と新人・服部樹咲の演技に+☆)
★★★ NAVERの人気順位(10月20日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(新) アルピニスト - あるカメラマンの告白(韓国) 9.85(13)
②(1) 復活: その証拠(韓国) 9.71(272)
③(3) カイラスへ行く道(韓国) 9.50(140)
④(-) こんにちは、ミヌ(韓国) 9.50(48)
⑤(6) 私を救わないでください(韓国) 9.48(88)
⑥(2) ブータン 山の教室 9.47(88)
⑦(5) さすらいのシェフ 9.45(85)
⑧(8) 少年の君 9.39(1,377)
⑨(10) 再び出会った日々(韓国) 9.37(142)
⑩(-) 帰郷[落葉帰根] 9.37(19)
①「アルピニスト - あるカメラマンの告白」が新登場です。韓国山岳映画の代表的な撮影監督として知られているイム・イルジン監督が、2009~13年の4回のヒマラヤ遠征に参加して行動を共にした人々の姿を撮り、彼らの話を収めたドキュメンタリーです。2017年の<第2回蔚州世界山岳映画祭>のワールドプレミア部門で、本作は「アルピニスト」というタイトルで初公開され、熱い関心を集めました。以後共同演出を引き受けたキム・ミンチョル監督は、カメラマンとしてヒマラヤ遠征隊を間近で撮ったイム・イルジン監督に注目して彼へのインタビューを追加撮影し再編集して、国内一般公開用として本作を完成させました。しかし2018年グルジャ・ヒマル(7193m)で韓国人&ネパール人計9人が亡くなる遭難事故(雪崩 ?)がありましたが、イム・イルジン監督もその犠牲者中の1人になり、そんなわけで本作が彼の遺作になってしまいました。原題は「알피니스트 - 어느 카메라맨의 고백」です。
【記者・評論家による順位】
①(-) 燃ゆる女の肖像 9.22
②(1) 恐怖分子 8.22(9)
③(2) ハラボジの家(韓国) 7.83(12)
④(-) その手に触れるまで 7.50(4)
⑤(-) トムボーイ 7.33(9)
⑥(4) 逃げた女(韓国) 7.33(6)
⑦(5) TENET テネット 7.18(11)
⑧(新) 音もなく(韓国) 7.00(7)
⑨(6) ブータン 山の教室 7.00(5)
⑨(6) さすらいのシェフ(韓国) 7.00(5)
⑧「音もなく」が新登場ですが、この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月16日(金)~10月18日(日) ★★★
「担保」に代わって1位の「音もなく」は評論家好みの犯罪ドラマ
【全体】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数 ・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・音もなく(韓国)・・・・・・・・・・・10/15 ・・・・・・・・184,233 ・・・・・・・220,376・・・・・・1,974 ・・・・・1,082
2(1)・・担保(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・114,546 ・・・・・1,448,732・・・・・12,534 ・・・・・1,034
3(5)・・TENET テネット・・・・・・・・・・・・8/26 ・・・・・・・・・20,486 ・・・・・1,911,612・・・・・17,632 ・・・・・・・345
4(新)・・CAPONE / カポネ・・・・・・・・・10/14 ・・・・・・・・・・9,764・・・・・・・・・21,069・・・・・・・・175 ・・・・・・・443
5(新)・・映画 妖怪ウォッチ ・・・・・・・・10/15 ・・・・・・・・・・8,405・・・・・・・・・・9,142 ・・・・・・・・・72 ・・・・・・・421
FOREVER FRIENDS(日本)
6(新)・・石ころ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・10/15 ・・・・・・・・・・8,051・・・・・・・・・11,711・・・・・・・・100 ・・・・・・・425
7(2)・・アンヒンジド・・・・・・・・・・・・・・10/07 ・・・・・・・・・・7,945・・・・・・・・112,613・・・・・・・・974 ・・・・・・・379
8(3)・・グリーンランド・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・・・7,200・・・・・・・・319,743 ・・・・・・2,736・・・・・・・291
9(11)・・きみ、ありがとう ・・・・・・・・・・9/29・・・・・・・・・・・5,767・・・・・・・・・87,267 ・・・・・・2,695・・・・・・・・96
:キム・ホジュン 生涯初のファンミーティングムービー(韓国)
10(4)・・国際捜査(韓国)・・・・・・・・・・・・9/29・・・・・・・・・・・4,173 ・・・・・・・532,987 ・・・・・・4,466 ・・・・・・・226
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
週末観客数がまた落ちこんでしまいました。4位でも1万人に届かないのは9月第1週に逆戻りです。
今回の新登場は1・4・5・6位の4作品です。
1位「音もなく」は韓国の犯罪&ドラマ。テイン(ユ・アイン)とチャンボク(ユ・ジェミョン)は犯罪組織の下請けとして勤勉にして誠実、そして専門的に死体の収拾をして暮らしています。ある日、お得意さんだった犯罪組織の室長ヨンソクに頼まれて、誘拐された11歳の女の子チョヒ(ムン・スンア)を無理矢理押しつけられます。ところが、次の日再びその子を返そうとした2人の前にヨンソクが死体となって現れ、2人は予期せぬ出来事に巻き込まれてしまいますが・・・。普通の人たちの誠実さが犯罪になって悪と善の境界を崩し、また観客の読み筋を外す展開で、評論家や記者たちもなかなか高く評価しているようです。原題は「소리도 없이」です。
4位「CAPONE / カポネ」はアメリカの犯罪&ドラマ。アル・カポネ(トム・ハーディ)と言えばもちろん禁酒法が施行されていた1920年代のアメリカで密造酒の取引により圧倒的な権力でシカゴを支配していたギャング界のボス。そんな彼が脱税の罪でアルカトラズ刑務所に投獄された後、梅毒により痴呆症を患うようになります。そんな晩年、やっと長年の監獄生活の末に隠しておいた巨額の財産を取り出す時がやってきました。しかし周辺に対する疑念とFBIのさらなる圧迫は彼を締めつけます。一体誰を信じ、また誰を信じてはならないのか? 彼が過去殺めてきた被害者たちは悪夢を介して彼に襲いかかってきます。そんな中、隠されたお金を向けた息をのむ攻防が始まります・・・。韓国題は「폰조(Fonzo)」。コロナ禍のためアメリカでは劇場公開はなく配信のみ。日本もそうなる? 詳細は不明です。
5位「映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」は、<妖怪ウォッチ>シリーズの第5作。韓国でも2014年以来これまでの全5作がすべて公開されています。そして日本同様、韓国でも保作がシリーズ中1番の評価を得ているようです。韓国第は「극장판 요괴워치: 탄생의 비밀이다냥! (映画妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!)」。韓国題は「극장판 요괴워치: 포에버 프렌즈」です。
6位「石ころ」は韓国のドラマ。優しい隣人と親しい友だちがいる村で精米所を営んでいるソック(キム・デミョン)は30代の青年ですが知能は8歳くらいのレベルです。村祭りでスリと誤解された家出少女のウンジ(チョン・チェウン)を見たソックは真犯人を探し出して、2人は互いに保護者兼友だちになることに。ウンジを保護していた避難所のキム先生(ソン・ユナ)は2人の間の友情に危険なことがあることを心配しますが、ソックの世話をしている聖堂のノ神父(キム・イソン)はそのまま彼らを見守りましょうとキム先生を安心させます。ところがある夜、ソックの精米所に1人でいたウンジに予期できなかった事故が起き、それを目撃した金先生は彼のふるまいを通報するに至るのですが・・・。原題は「돌멩이」です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・上映館数
1(新)・・石ころ(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/15 ・・・・・・8,051・・・・・・・・・・11,711 ・・・・・・・・100・・・・・・・425
2(3)・・奇々怪々 整形水(韓国)・・・・・・・・・・・9/09・・・・・・・2,122・・・・・・・・・・98,697 ・・・・・・・・845 ・・・・・・・・・9
3(20)・・男と女 人生最良の日々 ・・・・・・・・10/15・・・・・・・1,898・・・・・・・・・・・2,530 ・・・・・・・・・22 ・・・・・・・・69
4(1)・・さすらいのシェフ(韓国) ・・・・・・・・10/07・・・・・・・1,798・・・・・・・・・・10,453 ・・・・・・・・・82 ・・・・・・・・64
5(15)・・プロキシマ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/15・・・・・・・1,693・・・・・・・・・・・2,436 ・・・・・・・・・22 ・・・・・・・・76
1・3・5位の3作品が新登場です。
1位「石ころ」については上述しました。
3位「男と女 人生最良の日々」は、カンヌ映画祭グランプリを受賞したラブストーリーの名作「男と女」(1966)を、53年後の今同じクロード・ルルーシュ監督が、同じ主演の2人を起用して撮った続編。ただ音楽を担当したフランシス・レイは2018年に他界したとか・・・。主人公の男ジャン・ルイは今は養護施設暮らし。それでもになるところはさすがにフランス映画(笑)。韓国題は「남과 여: 여전히 찬란한」。日本ではすでに今年1月公開されています。
5位「プロキシマ」(仮)はフランス・ドイツ合作の宇宙飛行士映画モノ。・・・と言うと英雄的な男性がイメージされるでしょうが、これは女性、それもシングルマザーが主人公で、監督(アリス・ウィノクール)も女性です。宇宙飛行士サラ(エヴァ・グリーン)は欧州宇宙機関プロキシマの1年間の長期ミッションクルーに選ばれます。夢の実現に喜ぶものの、心残りは8歳の娘。出発前の訓練もキツイが、それ以上に辛いのは7歳の娘ステラとの別れ。母親が仕事と子育ての両立に苦労するのはここでも同様です。結局別れた夫に娘を預けるのですが・・・。と、これまでの宇宙飛行士映画とはかなりフンイキが異なるようです・・・。韓国題は「프록시마 프로젝트(プロキシマ・プロジェクト)」。日本公開は未定のようです。(坂本龍一が音楽を担当してるのか。)
タイトルに書いたフランス映画「燃ゆる女の肖像」は12月4日公開。韓国では今年1月公開されました。今まで何度も言ったり書いたりしてきましたが、なんでこんなに遅いのか、その根本原因がわかりません。もしかして映画に限った話でもない?
▶今日横浜みなとみらいのkino cinemaで「ミッドナイトスワン」を観て、これが今年88回目の鑑賞。4~5月に2ヵ月弱のブランクがあって昨年のペースには及ばないものの、それに次ぐ本数になってきました。しかし観る予定だった映画で油断していて見逃したものもけっこうあるし(「行き止まりの世界に生まれて」「その手に触れるまで」等)、映画ファンとしては必見の部類(?)の「TENET テネット」は未見のまま。目下スクリーンを席巻している「鬼滅の刃」はブームが去ってから観に行くかな・・・。
▶この1週間で観た映画の短評。「島にて」★★★★(酒田港から船で約75分の飛島のことを初めて知った。こういう島で生まれ育つと日本や世界の姿も違って見えるのだろうか等々いろんなことを考えた。) 「魔王の娘、イリシャ」★★★(<花コリ>で観た韓国長編アニメ。前半はとくに子供っぽい感じ、後半少しだけ持ち直してもこの評価。物語のキモというべき普遍的な価値が見えないのが致命的。) 「韓国短編プログラム1 「To You」」★★★(今回は視覚的にも内容的にも強く引きつけられる作品に出会えなかった。残念。 「ミッドナイトスワン」★★★★☆(40人以上の観客中男性はヌルボ以外に1人だけ。観た人たちの高評価はわかる。私ヌルボは感動にはイマイチだが、草彅剛と新人・服部樹咲の演技に+☆)
★★★ NAVERの人気順位(10月20日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
「初登場」とは、本ブログでの初登場の意。
①(新) アルピニスト - あるカメラマンの告白(韓国) 9.85(13)
②(1) 復活: その証拠(韓国) 9.71(272)
③(3) カイラスへ行く道(韓国) 9.50(140)
④(-) こんにちは、ミヌ(韓国) 9.50(48)
⑤(6) 私を救わないでください(韓国) 9.48(88)
⑥(2) ブータン 山の教室 9.47(88)
⑦(5) さすらいのシェフ 9.45(85)
⑧(8) 少年の君 9.39(1,377)
⑨(10) 再び出会った日々(韓国) 9.37(142)
⑩(-) 帰郷[落葉帰根] 9.37(19)
①「アルピニスト - あるカメラマンの告白」が新登場です。韓国山岳映画の代表的な撮影監督として知られているイム・イルジン監督が、2009~13年の4回のヒマラヤ遠征に参加して行動を共にした人々の姿を撮り、彼らの話を収めたドキュメンタリーです。2017年の<第2回蔚州世界山岳映画祭>のワールドプレミア部門で、本作は「アルピニスト」というタイトルで初公開され、熱い関心を集めました。以後共同演出を引き受けたキム・ミンチョル監督は、カメラマンとしてヒマラヤ遠征隊を間近で撮ったイム・イルジン監督に注目して彼へのインタビューを追加撮影し再編集して、国内一般公開用として本作を完成させました。しかし2018年グルジャ・ヒマル(7193m)で韓国人&ネパール人計9人が亡くなる遭難事故(雪崩 ?)がありましたが、イム・イルジン監督もその犠牲者中の1人になり、そんなわけで本作が彼の遺作になってしまいました。原題は「알피니스트 - 어느 카메라맨의 고백」です。
【記者・評論家による順位】
①(-) 燃ゆる女の肖像 9.22
②(1) 恐怖分子 8.22(9)
③(2) ハラボジの家(韓国) 7.83(12)
④(-) その手に触れるまで 7.50(4)
⑤(-) トムボーイ 7.33(9)
⑥(4) 逃げた女(韓国) 7.33(6)
⑦(5) TENET テネット 7.18(11)
⑧(新) 音もなく(韓国) 7.00(7)
⑨(6) ブータン 山の教室 7.00(5)
⑨(6) さすらいのシェフ(韓国) 7.00(5)
⑧「音もなく」が新登場ですが、この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績10月16日(金)~10月18日(日) ★★★
「担保」に代わって1位の「音もなく」は評論家好みの犯罪ドラマ
【全体】
順位・・・・題名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・累計観客動員数 ・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・音もなく(韓国)・・・・・・・・・・・10/15 ・・・・・・・・184,233 ・・・・・・・220,376・・・・・・1,974 ・・・・・1,082
2(1)・・担保(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・114,546 ・・・・・1,448,732・・・・・12,534 ・・・・・1,034
3(5)・・TENET テネット・・・・・・・・・・・・8/26 ・・・・・・・・・20,486 ・・・・・1,911,612・・・・・17,632 ・・・・・・・345
4(新)・・CAPONE / カポネ・・・・・・・・・10/14 ・・・・・・・・・・9,764・・・・・・・・・21,069・・・・・・・・175 ・・・・・・・443
5(新)・・映画 妖怪ウォッチ ・・・・・・・・10/15 ・・・・・・・・・・8,405・・・・・・・・・・9,142 ・・・・・・・・・72 ・・・・・・・421
FOREVER FRIENDS(日本)
6(新)・・石ころ(韓国) ・・・・・・・・・・・・・10/15 ・・・・・・・・・・8,051・・・・・・・・・11,711・・・・・・・・100 ・・・・・・・425
7(2)・・アンヒンジド・・・・・・・・・・・・・・10/07 ・・・・・・・・・・7,945・・・・・・・・112,613・・・・・・・・974 ・・・・・・・379
8(3)・・グリーンランド・・・・・・・・・・・・・9/29 ・・・・・・・・・・7,200・・・・・・・・319,743 ・・・・・・2,736・・・・・・・291
9(11)・・きみ、ありがとう ・・・・・・・・・・9/29・・・・・・・・・・・5,767・・・・・・・・・87,267 ・・・・・・2,695・・・・・・・・96
:キム・ホジュン 生涯初のファンミーティングムービー(韓国)
10(4)・・国際捜査(韓国)・・・・・・・・・・・・9/29・・・・・・・・・・・4,173 ・・・・・・・532,987 ・・・・・・4,466 ・・・・・・・226
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
週末観客数がまた落ちこんでしまいました。4位でも1万人に届かないのは9月第1週に逆戻りです。
今回の新登場は1・4・5・6位の4作品です。
1位「音もなく」は韓国の犯罪&ドラマ。テイン(ユ・アイン)とチャンボク(ユ・ジェミョン)は犯罪組織の下請けとして勤勉にして誠実、そして専門的に死体の収拾をして暮らしています。ある日、お得意さんだった犯罪組織の室長ヨンソクに頼まれて、誘拐された11歳の女の子チョヒ(ムン・スンア)を無理矢理押しつけられます。ところが、次の日再びその子を返そうとした2人の前にヨンソクが死体となって現れ、2人は予期せぬ出来事に巻き込まれてしまいますが・・・。普通の人たちの誠実さが犯罪になって悪と善の境界を崩し、また観客の読み筋を外す展開で、評論家や記者たちもなかなか高く評価しているようです。原題は「소리도 없이」です。
4位「CAPONE / カポネ」はアメリカの犯罪&ドラマ。アル・カポネ(トム・ハーディ)と言えばもちろん禁酒法が施行されていた1920年代のアメリカで密造酒の取引により圧倒的な権力でシカゴを支配していたギャング界のボス。そんな彼が脱税の罪でアルカトラズ刑務所に投獄された後、梅毒により痴呆症を患うようになります。そんな晩年、やっと長年の監獄生活の末に隠しておいた巨額の財産を取り出す時がやってきました。しかし周辺に対する疑念とFBIのさらなる圧迫は彼を締めつけます。一体誰を信じ、また誰を信じてはならないのか? 彼が過去殺めてきた被害者たちは悪夢を介して彼に襲いかかってきます。そんな中、隠されたお金を向けた息をのむ攻防が始まります・・・。韓国題は「폰조(Fonzo)」。コロナ禍のためアメリカでは劇場公開はなく配信のみ。日本もそうなる? 詳細は不明です。
5位「映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」は、<妖怪ウォッチ>シリーズの第5作。韓国でも2014年以来これまでの全5作がすべて公開されています。そして日本同様、韓国でも保作がシリーズ中1番の評価を得ているようです。韓国第は「극장판 요괴워치: 탄생의 비밀이다냥! (映画妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!)」。韓国題は「극장판 요괴워치: 포에버 프렌즈」です。
6位「石ころ」は韓国のドラマ。優しい隣人と親しい友だちがいる村で精米所を営んでいるソック(キム・デミョン)は30代の青年ですが知能は8歳くらいのレベルです。村祭りでスリと誤解された家出少女のウンジ(チョン・チェウン)を見たソックは真犯人を探し出して、2人は互いに保護者兼友だちになることに。ウンジを保護していた避難所のキム先生(ソン・ユナ)は2人の間の友情に危険なことがあることを心配しますが、ソックの世話をしている聖堂のノ神父(キム・イソン)はそのまま彼らを見守りましょうとキム先生を安心させます。ところがある夜、ソックの精米所に1人でいたウンジに予期できなかった事故が起き、それを目撃した金先生は彼のふるまいを通報するに至るのですが・・・。原題は「돌멩이」です。
【独立・芸術映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・上映館数
1(新)・・石ころ(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/15 ・・・・・・8,051・・・・・・・・・・11,711 ・・・・・・・・100・・・・・・・425
2(3)・・奇々怪々 整形水(韓国)・・・・・・・・・・・9/09・・・・・・・2,122・・・・・・・・・・98,697 ・・・・・・・・845 ・・・・・・・・・9
3(20)・・男と女 人生最良の日々 ・・・・・・・・10/15・・・・・・・1,898・・・・・・・・・・・2,530 ・・・・・・・・・22 ・・・・・・・・69
4(1)・・さすらいのシェフ(韓国) ・・・・・・・・10/07・・・・・・・1,798・・・・・・・・・・10,453 ・・・・・・・・・82 ・・・・・・・・64
5(15)・・プロキシマ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/15・・・・・・・1,693・・・・・・・・・・・2,436 ・・・・・・・・・22 ・・・・・・・・76
1・3・5位の3作品が新登場です。
1位「石ころ」については上述しました。
3位「男と女 人生最良の日々」は、カンヌ映画祭グランプリを受賞したラブストーリーの名作「男と女」(1966)を、53年後の今同じクロード・ルルーシュ監督が、同じ主演の2人を起用して撮った続編。ただ音楽を担当したフランシス・レイは2018年に他界したとか・・・。主人公の男ジャン・ルイは今は養護施設暮らし。それでもになるところはさすがにフランス映画(笑)。韓国題は「남과 여: 여전히 찬란한」。日本ではすでに今年1月公開されています。
5位「プロキシマ」(仮)はフランス・ドイツ合作の宇宙飛行士映画モノ。・・・と言うと英雄的な男性がイメージされるでしょうが、これは女性、それもシングルマザーが主人公で、監督(アリス・ウィノクール)も女性です。宇宙飛行士サラ(エヴァ・グリーン)は欧州宇宙機関プロキシマの1年間の長期ミッションクルーに選ばれます。夢の実現に喜ぶものの、心残りは8歳の娘。出発前の訓練もキツイが、それ以上に辛いのは7歳の娘ステラとの別れ。母親が仕事と子育ての両立に苦労するのはここでも同様です。結局別れた夫に娘を預けるのですが・・・。と、これまでの宇宙飛行士映画とはかなりフンイキが異なるようです・・・。韓国題は「프록시마 프로젝트(プロキシマ・プロジェクト)」。日本公開は未定のようです。(坂本龍一が音楽を担当してるのか。)