昨年見逃した「悪いやつら」を先週5日韓国文化院で観てきました。物語もなかなかおもしろかったですが、80年代初め~90年代初め頃の韓国社会の一端を垣間見えたようなところに注目しました。主人公チェ・イッキョン(チェ・ミンシク)が「扶養家族が少ないから」という理由で首を切られたり、それでも慶州崔氏忠烈公派の宗親会の人脈を利用して金と地位を手にしていったり・・・。1990年盧泰愚政権による「犯罪との戦争」(本作の原題)政策を下敷きにした作品ですが、結局は「悪いやつら」の顔ぶれが多少入れ替わったくらいのものだったということかな? ※主人公の名前が愛国者として知られる崔益鉉と同じなのであれ!?と思いましたが、やっぱり公開当時少し問題にはされたんですね。(→「朝鮮日報」。)
韓国文化院の図書映像資料室に初めて行ってきました。映像資料は、その場で視聴できるようになっています。下の画像はその一部。詳しくは<韓国文化院>のサイト(→コチラ)参照。本ブログでも近日中に(?)記事に書くことにします。
なお、昨日の<innolife>の記事でソウルの<韓国映像資料院>が紹介されていました。ここも私ヌルボ、以前から気にはなっているものの行ったことのない所です。(来月行ってみるかな?)
11月16日(日)の「もうひとつの約束」東京上映会(→コチラ)は当日券もあるとのことです。
韓国映画以外では、7日に観た今年70本目の映画「リスボンに誘われて」。<映画生活>のレビュー中に「人生、旅、哲学、恋、愛、国家、革命、ミステリーなど、この作品には全てが詰まっている。」というのがありました。「マジャヨ!(その通り)」です。
★★★ Daumの人気順位(11月11日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①音叉(韓国) 9.4(28)
②60万回のトライ(日本・韓国) 9.3(95)
③ジ・アングリエスト・マン・イン・ブルックリン 9.2(30)
④チョコレートドーナツ 9.2(66)
⑤ある愛へと続く旅 9.1(25)
⑥ぼくを探しに 9.0(130)
⑦獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ(日本) 8.8(24)
⑧6才のボクが、大人になるまで。 8.7(104)
⑨帰来(カミング・ホーム) 8.7(68)
⑩ザ・サルベーション 8.7(32)
順位変動はありましたが、新登場はありません。
①「音叉」について、11月8(~9)日にソウルでこの映画を観たSARUさんは次のように感想をツイッターで書いていました。(これ以外にもあり。→コチラ参照。)
従軍慰安婦告発映画かと思ったら、なんかむしろ朝鮮族と従軍慰安婦問題に韓国が無関心であることを非難するためのドラマが大半で、中国の資本も入ってていったい…?
挺対協の大学教授と思しき(ここもはっきり聞き取れなかったところ)女性と、ナヌムの家のスタッフの男性が出てきたりもするんだけど、結局、韓国に来た、元従軍慰安婦の孫が韓国で被る悲劇と、おばあさんの被った歴史的問題がいかにリンクしてるのか、あまりピンと来なかった。
【専門家による順位】
①6才のボクが、大人になるまで。 9.5(8)
②ゴーン・ガール 7.7(8)
③自由が丘で(韓国) 7.7(4)
④インターステラー 7.6(9)
⑤夜間飛行(韓国) 7.6(3)
⑥FRANK -フランク- 7.2(4)
⑦帰来(カミング・ホーム) 7.0(3)
⑦ボックス・トロール 7.0(3)
⑦上海伝奇 7.0(3)
⑩ジミーズ・ホール 6.8(6)
今回は④「インターステラー」、⑦「ボックス・トロール」、⑦「上海伝奇」が新登場です。
④「インターステラー」については後述します。
⑦「ボックス・トロール」は、児童文学&絵本作家アラン・スノウの「Here Be Monsters!」(未訳)が原作のアメリカ製ファンタジーアニメ。チーズ村の地下という想像もつかない所に住んでいる箱を着ている恥ずかしがり屋のトロール(北欧の伝承に登場する妖精)たちと、彼らとともに育ったやはり箱をまとった少年エッグ。ところが英雄のふりをした赤い帽子一味が彼らの平和な生活を脅かす・・・。→コチラの予告編を見ると、このストップモーション・アニメーションがいかに精緻に作られているかがわかります。韓国題は「박스트롤」。日本公開は未定です。
⑦「上海伝奇」は、「長江哀歌」や「罪の手ざわり」のジャ・ジャンクー監督が上海万博のバックアップを受けて2010年に制作したドキュメンタリー。しかし、決して宣伝映画というものではなく、→コチラの記事によると、あの侯孝賢監督や、かつて上海を牛耳った秘密結社のボスの娘、作家兼カー・レーサーの韓寒、その他女優、革命家、労働者等々、さまざまな人物たちを通じて、「上海という街が時間的にも空間的にも立体的に浮かび上がる」という作品とのことです。タイトルについて。ウィキペディアにも中国でのポスターにも「海上伝奇」とあるのに<DAUM映画>では原題が「上海伝奇」に。日本の関係記事も2通りなのはなんで? 関係ないけど韓国題の「상해전기」を見て「上海戦記」かと思ってしまいました。「伝記」も同音だし。「電気」はありえないとしても、ホントに紛らわしいなー。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[11月7日(金)~11月9日(日)] ★★★
「インターステラー」が他を圧倒
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(51)・・インターステラー・・・・・・・・・・・11/06 ・・・・・・・・・1,663,057 ・・・・・・・1,905,269 ・・・・・・・15,489・・・・・・1,342
2(20)・・ファッション王(韓国) ・・・・・・・11/06 ・・・・・・・・・・・284,299・・・・・・・・・336,516 ・・・・・・・・2,524・・・・・・・・523
3(1)・・ゴーン・ガール・・・・・・・・・・・・・・10/23 ・・・・・・・・・・・147,541・・・・・・・1,552,506 ・・・・・・・12,345・・・・・・・・439
4(2)・・私たちは兄弟です(韓国) ・・・・10/23 ・・・・・・・・・・・・52,699・・・・・・・・・935,423 ・・・・・・・・7,022・・・・・・・・371
5(44)・・ボックス・トロール・・・・・・・・・・11/06 ・・・・・・・・・・・・48,176 ・・・・・・・・・50,519・・・・・・・・・・・372・・・・・・・・346
6(3)・・私の独裁者(韓国)・・・・・・・・・・10/30・・・・・・・・・・・・・23,181・・・・・・・・・365,712 ・・・・・・・・2,764・・・・・・・・303
7(4)・・私の愛、私の花嫁(韓国) ・・・・10/08 ・・・・・・・・・・・・22,931・・・・・・・2,125,603・・・・・・・・16,525・・・・・・・・231
8(7)・・6才のボクが、大人になるまで。・・10/23・・・・・・・・・・12,841・・・・・・・・・156,931 ・・・・・・・・1,205・・・・・・・・・86
9(5)・・レッド・カーペット(韓国) ・・・・・・10/23 ・・・・・・・・・・・・・8,720・・・・・・・・・310,917 ・・・・・・・・2,363・・・・・・・・・89
10(14)・・弟子、玉漢欣(オク・ハンフム)(韓国)・・10/30・・・・・5,473・・・・・・・・・・20,334 ・・・・・・・・・・151・・・・・・・・・33
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・2・5・10位の4作品です。
1位「インターステラー」はクリストファー・ノーラン監督によるタイムトラベルSF。時代は近未来。地球は環境の変化によって荒廃し、食糧難のため人類は危機にさらされています。そこでかつて一流のパイロットで今は田舎町で暮らす男が、人類が暮らせる星を探すよう依頼され、 宇宙へと旅立ちます・・・。韓国題は「인터스텔라」。日本公開は11月22日です。
2位「ファッション王」は韓国のコメディ。やりたいこともなりたい夢もなく、パシリ(빵셔틀)をさせられ“ム・キミョン(無記名)”と呼ばれている高校生ウ・キミョン(チュウォン)。微弱な彼の存在をわかってくれるのは美貌を捨てた全校一の優等生ウンジン(ソルリ)だけ。ところがそんな彼に一筋の光が・・・。ひょんなことから伝説のファッション王ナムジョン(キム・ソンオ)に出会い、生活の全てが変わり始めます。人々の視線が自分に向けられるようになり、高校の女神ヘジン(パク・セヨン)も近づいてきて・・・。しかしすべてが完璧な高校の皇太子ウォンホ(アン・ジェヒョン)は今まで低く見ていたキミョンの台頭が気に障ります。校内で「絶対カンジ(절대간지)」(一番のモテ男(?))の座は1つだけ。この両者の対決の行方は? 原題は「패션왕」です。
5位「ボックス・トロール」については上述しました。
10位「弟子、玉漢欣(オク・ハンフム)」は、メガ・チャーチのサラン教会の元老牧師だった玉漢欣(1938~2010)のドキュメンタリー。原題は「제자, 옥한흠」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ダイビングベル(韓国) ・・・・・・・・・・・・10/23・・・・・・・・・・・・・・4,417 ・・・・・・・・・・・・・30,357 ・・・・・・・216・・・・・・・・・34
2(新)・・ローマの休日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1,741 ・・・・・・・・・・・・・10,566・・・・・・・・・30・・・・・・・・・・1
3(16)・・ドーター(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・11/06・・・・・・・・・・・・・・・・959・・・・・・・・・・・・・・・2,525 ・・・・・・・・19・・・・・・・・・39
4(4)・・キル・ユア・ダーリン・・・・・・・・・・・・・・10/16・・・・・・・・・・・・・・・・621 ・・・・・・・・・・・・・31,716・・・・・・・・248・・・・・・・・・14
5(3)・・ヴァン・ゴッホ:偉大な遺産・・・・・・・・10/30・・・・・・・・・・・・・・・・582 ・・・・・・・・・・・・・・7,196・・・・・・・・・54・・・・・・・・・・5
新登場は、2・3位の2作品です。
2位「ローマの休日」は名作の再上映です。韓国題は「로마의 휴일」。
3位「ドーター」は、女優ク・ヘソンの監督として3本目の長編。思春期の少女サン(ク・ヘソン)にとって世界でもっとも恐れる存在はお母さん(シム・ヘジン)。お母さんはサンにまとわりついて一挙一動を監視するのです。2人の間にはいつも葛藤がありました。時が流れ、成人したサンは思いもよらぬ妊娠を通じて忘れたかった母との辛い記憶を思い出し、生まれて初めてお母さんと正面から向き合おうとしますが・・・。原題は「다우더」です。
韓国文化院の図書映像資料室に初めて行ってきました。映像資料は、その場で視聴できるようになっています。下の画像はその一部。詳しくは<韓国文化院>のサイト(→コチラ)参照。本ブログでも近日中に(?)記事に書くことにします。
なお、昨日の<innolife>の記事でソウルの<韓国映像資料院>が紹介されていました。ここも私ヌルボ、以前から気にはなっているものの行ったことのない所です。(来月行ってみるかな?)
11月16日(日)の「もうひとつの約束」東京上映会(→コチラ)は当日券もあるとのことです。
韓国映画以外では、7日に観た今年70本目の映画「リスボンに誘われて」。<映画生活>のレビュー中に「人生、旅、哲学、恋、愛、国家、革命、ミステリーなど、この作品には全てが詰まっている。」というのがありました。「マジャヨ!(その通り)」です。
「朝鮮日報」11月7日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | |
「インターステラー」監督は地球人じゃない!? ★★★★☆ 「ボックストロール」大人と子供、皆楽しんで。 ★★★☆ | 「誰にでもきらびやかな」キム監督を国家代表に! ★★★ 「ファッション王」アナタ、‘メンブン’星の人? ★★ |
※「誰にでもきらびやかな」は、慶尚道の恵まれない小学生のためのサッカーチームとその監督を描いたドキュメンタリー。詳しくは→<confuoco Dalnara>の記事参照。他の3作品は以下の記事中で紹介しています。なお、上記の‘メンブン(멘붕)’とは‘メンタル崩壊(멘탈붕괴)’の略語。 |
★★★ Daumの人気順位(11月11日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①音叉(韓国) 9.4(28)
②60万回のトライ(日本・韓国) 9.3(95)
③ジ・アングリエスト・マン・イン・ブルックリン 9.2(30)
④チョコレートドーナツ 9.2(66)
⑤ある愛へと続く旅 9.1(25)
⑥ぼくを探しに 9.0(130)
⑦獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ(日本) 8.8(24)
⑧6才のボクが、大人になるまで。 8.7(104)
⑨帰来(カミング・ホーム) 8.7(68)
⑩ザ・サルベーション 8.7(32)
順位変動はありましたが、新登場はありません。
①「音叉」について、11月8(~9)日にソウルでこの映画を観たSARUさんは次のように感想をツイッターで書いていました。(これ以外にもあり。→コチラ参照。)
従軍慰安婦告発映画かと思ったら、なんかむしろ朝鮮族と従軍慰安婦問題に韓国が無関心であることを非難するためのドラマが大半で、中国の資本も入ってていったい…?
挺対協の大学教授と思しき(ここもはっきり聞き取れなかったところ)女性と、ナヌムの家のスタッフの男性が出てきたりもするんだけど、結局、韓国に来た、元従軍慰安婦の孫が韓国で被る悲劇と、おばあさんの被った歴史的問題がいかにリンクしてるのか、あまりピンと来なかった。
【専門家による順位】
①6才のボクが、大人になるまで。 9.5(8)
②ゴーン・ガール 7.7(8)
③自由が丘で(韓国) 7.7(4)
④インターステラー 7.6(9)
⑤夜間飛行(韓国) 7.6(3)
⑥FRANK -フランク- 7.2(4)
⑦帰来(カミング・ホーム) 7.0(3)
⑦ボックス・トロール 7.0(3)
⑦上海伝奇 7.0(3)
⑩ジミーズ・ホール 6.8(6)
今回は④「インターステラー」、⑦「ボックス・トロール」、⑦「上海伝奇」が新登場です。
④「インターステラー」については後述します。
⑦「ボックス・トロール」は、児童文学&絵本作家アラン・スノウの「Here Be Monsters!」(未訳)が原作のアメリカ製ファンタジーアニメ。チーズ村の地下という想像もつかない所に住んでいる箱を着ている恥ずかしがり屋のトロール(北欧の伝承に登場する妖精)たちと、彼らとともに育ったやはり箱をまとった少年エッグ。ところが英雄のふりをした赤い帽子一味が彼らの平和な生活を脅かす・・・。→コチラの予告編を見ると、このストップモーション・アニメーションがいかに精緻に作られているかがわかります。韓国題は「박스트롤」。日本公開は未定です。
⑦「上海伝奇」は、「長江哀歌」や「罪の手ざわり」のジャ・ジャンクー監督が上海万博のバックアップを受けて2010年に制作したドキュメンタリー。しかし、決して宣伝映画というものではなく、→コチラの記事によると、あの侯孝賢監督や、かつて上海を牛耳った秘密結社のボスの娘、作家兼カー・レーサーの韓寒、その他女優、革命家、労働者等々、さまざまな人物たちを通じて、「上海という街が時間的にも空間的にも立体的に浮かび上がる」という作品とのことです。タイトルについて。ウィキペディアにも中国でのポスターにも「海上伝奇」とあるのに<DAUM映画>では原題が「上海伝奇」に。日本の関係記事も2通りなのはなんで? 関係ないけど韓国題の「상해전기」を見て「上海戦記」かと思ってしまいました。「伝記」も同音だし。「電気」はありえないとしても、ホントに紛らわしいなー。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[11月7日(金)~11月9日(日)] ★★★
「インターステラー」が他を圧倒
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(51)・・インターステラー・・・・・・・・・・・11/06 ・・・・・・・・・1,663,057 ・・・・・・・1,905,269 ・・・・・・・15,489・・・・・・1,342
2(20)・・ファッション王(韓国) ・・・・・・・11/06 ・・・・・・・・・・・284,299・・・・・・・・・336,516 ・・・・・・・・2,524・・・・・・・・523
3(1)・・ゴーン・ガール・・・・・・・・・・・・・・10/23 ・・・・・・・・・・・147,541・・・・・・・1,552,506 ・・・・・・・12,345・・・・・・・・439
4(2)・・私たちは兄弟です(韓国) ・・・・10/23 ・・・・・・・・・・・・52,699・・・・・・・・・935,423 ・・・・・・・・7,022・・・・・・・・371
5(44)・・ボックス・トロール・・・・・・・・・・11/06 ・・・・・・・・・・・・48,176 ・・・・・・・・・50,519・・・・・・・・・・・372・・・・・・・・346
6(3)・・私の独裁者(韓国)・・・・・・・・・・10/30・・・・・・・・・・・・・23,181・・・・・・・・・365,712 ・・・・・・・・2,764・・・・・・・・303
7(4)・・私の愛、私の花嫁(韓国) ・・・・10/08 ・・・・・・・・・・・・22,931・・・・・・・2,125,603・・・・・・・・16,525・・・・・・・・231
8(7)・・6才のボクが、大人になるまで。・・10/23・・・・・・・・・・12,841・・・・・・・・・156,931 ・・・・・・・・1,205・・・・・・・・・86
9(5)・・レッド・カーペット(韓国) ・・・・・・10/23 ・・・・・・・・・・・・・8,720・・・・・・・・・310,917 ・・・・・・・・2,363・・・・・・・・・89
10(14)・・弟子、玉漢欣(オク・ハンフム)(韓国)・・10/30・・・・・5,473・・・・・・・・・・20,334 ・・・・・・・・・・151・・・・・・・・・33
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・2・5・10位の4作品です。
1位「インターステラー」はクリストファー・ノーラン監督によるタイムトラベルSF。時代は近未来。地球は環境の変化によって荒廃し、食糧難のため人類は危機にさらされています。そこでかつて一流のパイロットで今は田舎町で暮らす男が、人類が暮らせる星を探すよう依頼され、 宇宙へと旅立ちます・・・。韓国題は「인터스텔라」。日本公開は11月22日です。
2位「ファッション王」は韓国のコメディ。やりたいこともなりたい夢もなく、パシリ(빵셔틀)をさせられ“ム・キミョン(無記名)”と呼ばれている高校生ウ・キミョン(チュウォン)。微弱な彼の存在をわかってくれるのは美貌を捨てた全校一の優等生ウンジン(ソルリ)だけ。ところがそんな彼に一筋の光が・・・。ひょんなことから伝説のファッション王ナムジョン(キム・ソンオ)に出会い、生活の全てが変わり始めます。人々の視線が自分に向けられるようになり、高校の女神ヘジン(パク・セヨン)も近づいてきて・・・。しかしすべてが完璧な高校の皇太子ウォンホ(アン・ジェヒョン)は今まで低く見ていたキミョンの台頭が気に障ります。校内で「絶対カンジ(절대간지)」(一番のモテ男(?))の座は1つだけ。この両者の対決の行方は? 原題は「패션왕」です。
5位「ボックス・トロール」については上述しました。
10位「弟子、玉漢欣(オク・ハンフム)」は、メガ・チャーチのサラン教会の元老牧師だった玉漢欣(1938~2010)のドキュメンタリー。原題は「제자, 옥한흠」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ダイビングベル(韓国) ・・・・・・・・・・・・10/23・・・・・・・・・・・・・・4,417 ・・・・・・・・・・・・・30,357 ・・・・・・・216・・・・・・・・・34
2(新)・・ローマの休日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1,741 ・・・・・・・・・・・・・10,566・・・・・・・・・30・・・・・・・・・・1
3(16)・・ドーター(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・11/06・・・・・・・・・・・・・・・・959・・・・・・・・・・・・・・・2,525 ・・・・・・・・19・・・・・・・・・39
4(4)・・キル・ユア・ダーリン・・・・・・・・・・・・・・10/16・・・・・・・・・・・・・・・・621 ・・・・・・・・・・・・・31,716・・・・・・・・248・・・・・・・・・14
5(3)・・ヴァン・ゴッホ:偉大な遺産・・・・・・・・10/30・・・・・・・・・・・・・・・・582 ・・・・・・・・・・・・・・7,196・・・・・・・・・54・・・・・・・・・・5
新登場は、2・3位の2作品です。
2位「ローマの休日」は名作の再上映です。韓国題は「로마의 휴일」。
3位「ドーター」は、女優ク・ヘソンの監督として3本目の長編。思春期の少女サン(ク・ヘソン)にとって世界でもっとも恐れる存在はお母さん(シム・ヘジン)。お母さんはサンにまとわりついて一挙一動を監視するのです。2人の間にはいつも葛藤がありました。時が流れ、成人したサンは思いもよらぬ妊娠を通じて忘れたかった母との辛い記憶を思い出し、生まれて初めてお母さんと正面から向き合おうとしますが・・・。原題は「다우더」です。
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