ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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12月11~18日ヌルボの韓国日常の延長旅行 ③弘大入口のブックカフェは長居の客ばかり

2014-12-26 13:00:23 | 韓国旅行の記録
◎12月14日(日)午前
 10時過ぎに外に出て、2日前から気になっていたブックカフェへ。
 弘大入口駅3番出口を出てすぐのカフェコンマ2ページ(카페 꼼마' 2페이지) 。「2ページ」というのは2号店の意味です。
 駐車場通りを上水(サンス)駅方面に南下した所にある1号店(午後に前を通った)に比べると、コチラの方が弘大入口駅から出てすぐと便利で、店内も広々としています。
 この店を知ったのは、少し前の記事でちょっと書いたように韓国語学習ジャーナル「hana Vol.04」で紹介されていたからです。
     

 中に入ると、まさに「hana」の表紙の写真そのまんまで(当たり前だ)、天井近くにまで達する高い書架に本がぎっしり! ちゃんと分野ごとに整理されています。
 概してお一人様の客が多く、本を読んだり勉強したりしています。

 この店の運営主体は韓国の代表的な文芸書出版社の文学トンネで、書架を見ると、8割方は自社本。後で知ったところでは、書店から返品された本を並べているそうですが、新刊書のコーナーもありました。そして半額で売っている、・・・って、そうだったのか。
 書架を見てまわっていると、アラこんな所に!

 文学トンネからは益田ミリの本もいろいろ刊行されているのですね。(→コチラ参照。)
 そういえば、店外にも<文学トンネ 韓国文学全集>の紹介みたいなのが出してあったし、店の看板からして広告になっているゾ。


 黄暎(ファン・ソギョン)、崔仁浩(チェ・イノ)、申京淑(シン・ギョンスク)、安度眩(アン・ドヒョン)、金衍洙(キム・ヨンス)、金薫(キム・フン)、金英夏(キム・ヨンハ)等々。韓国の現代文学に関心を持っている人にはおなじみの、これらの作家たちの本を出しているのか。ということは、日本でいえば新潮社といったところか? 村上春樹「1Q84」(新潮社)の韓国版もここが出しているしなー。で、岩波書店みたいなのが(反権力性向の)創批かな。・・・と思ったら、2012年12月の大統領選前には進歩陣営側の文在寅候補の公開録画を開いたり(→コチラ)、今年2月には朴元淳ソウル市長の出版懇談会(→コチラ)、5月の地方選挙前には(その後ソウル市教育監に当選した)喜昖(チョ・ヒヨン)等3人の進歩陣営側候補者のトークショー(→コチラ)を開いたりしてるから、この出版社も政治的立場はむしろ鮮明?
 ※政治と関係ないネタでは、この店はSBSのドラマ「ドラマの帝王」でチョン・リョウォンとキム・ミョンミンが出会った場所とのこと。

 私ヌルボ、この日はこの店に2時間ほどいて、いくつかおもしろそうな本も見つけました。(それはまた別の話。)
 その間客はたくさん入っていたものの、回転率は低く、つまり客の多くはここを学習室のように使っている模様。高めの料金設定でも採算が取れるのかな?と思うほど。
この日夜9時過ぎに店の前を通ったらまだ開いていて、この時間にしてはかなり多くの客がいました。

※この店についての詳しい情報(韓国語)→コチラ
 すぐ近く(20m先)にコンマ&ブレッド(꼼마 앤 브래드)という防腐剤ナシのパン屋もやっているのか。これは気づかなかったな。近くパンコンマ(빵곰마)に店名を変える予定とか。

弘大一帯のブックカフェ7店を写真入りで紹介した<オーマイニュース>の記事→コチラ
 ここには、上記の創批(창비)の他、子音と母音(자음과 모음)といった出版社が運営する店も含まれてされています。

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