横浜みなとみらい地区は私ヌルボの住まいから歩いても行かれる所ですが、何度行っても違和感を感じます。昭和の人間である自分が、なぜこんな「未来の街」を歩いているんだろう? ・・・という感覚ですかね。なんとはなしに、以前読んだ日野啓三の「夢の島」を想い出しました。
【今年4月5日撮影。新しいビルが次々に建っていますが、まだ空き地もここかしこに見られます。】
18日に続いて、今日もこの横浜みなとみらいのビル中にあるブリリアショートショートシアターーへ。<Short Shorts Film Festival & ASIA 2021>なんですが、観られる範囲で観るということで、18日は15:00~の回のみ。その18日に観た中で、印象的だったのはやはりパク・チャヌク、パク・チャンギョン監督の「波瀾万丈」。この作品については、同じ時&場所で観ていたと思われる方の<confuoco Dalnara>というブログに、よくこれだけのことが書けるなあ、という記事がありましたので、ヌルボとしてはさらにつけたすことはありません。
今日は12:50~と15:10~の2回。後者では、「スマイルバス」を観終わってから、パク・サンジュン監督と少し話しました。といっても、語学力の問題もあるので、感想とかを少しヌルボの方から一方的に話した程度。この作品については、「広報ふじさわ」に関係記事がありました。
・・・ということで、ここまでショートショートを15本ばかり観たわけですが、多くの人に強いインパクトを与えるような作品を創ることはとても大変なことなんだなー、ということをあらためて思いました。(漫画や小説、音楽、演劇、美術等々でも同様ですが・・・。) 今回のSSFFでも、上映作は全応募作の数十分の一だし・・・。(アジアインターナショナル部門は応募585作品中17作品、ジャパン部門は応募343作品中16作品を上映。) それでも15分ほどの作品に情熱と100万円とか200万円とかの資金を注ぎ込んで制作するわけですから、シビアな世界であると同時に、それだけ打ち込みがいのある世界ということでしょうね。
★★★ Daumの人気順位(6月21日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①トゥルー・マッ(味)・ショー (韓国) 9.7(58)
②インサイド・ジョブ 9.4(31)
③サニー(韓国) 9.4(2565)
④茂山日記(韓国) 8.9(27)
⑤X-MEN:ファースト・ジェネレーション 8.8(578)
⑥法頂和尚の椅子(韓国) 8.8(22)
⑦ごめんね、ありがとう(韓国) 8.8(42)
⑧鞭(むち)(韓国) 8.8(201)
⑨コパカバーナ 8.7(30)
⑩Source Code 8.7(685)
新登場はありません。⑩については5月10日の記事で紹介しました。
⑦は動物保護がテーマの4話からなるオムニバス。予告編はコチラ。
【専門家による順位】
①トスカーナの贋作 8.3(6)
②イリュージョニスト 8.0(6)
②Another Year 8.0(6)
④茂山日記(韓国) 7.9(11)
⑤インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 7.5(2)
⑥告白(日本) 7.3(9)
⑦SUPER8/スーパーエイト 7.3(6)
⑦Source Code 7.3(6)
⑦X-MEN:ファースト・ジェネレーション 7.3(6)
⑩ママ、ゴゴ 7.3(3)\t
②「イリュージョニスト」と⑦「SUPER8/スーパーエイト」が初登場。
②は3月に日本公開されています。シルヴァン・ショメ監督の味わい深いアニメ(って、私ヌルボは「ベルヴィル・ランデブー」を観ただけですが・・・。)
⑦「SUPER8/スーパーエイト」は後述。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[6月17日(金)~19日(日)] ★★★
「サニー」は500万人を超え、今年の韓国映画トップに
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・カンフー・パンダ2・・・・・・・・・・・5/26 ・・・・・・・・・279,168・・・・・・・・・・・・4,500,315・・・・・・・・・582
2・・サニー(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・5/04 ・・・・・・・・・271,300・・・・・・・・・・・・5,185,828・・・・・・・・・485
3・・X-MEN:ファースト・ジェネレーション・6/02 ・・・261,751・・・・・・・・・・・・1,962,964・・・・・・・・・474
4・・SUPER8/スーパーエイト・・・6/16・・・・・・・・・・234,982 ・・・・・・・・・・・・・273,778・・・・・・・・・493
5・・ホワイト 呪いのメロディー(韓)・・6/09・・・・・・・155,087・・・・・・・・・・・・・・450,807・・・・・・・・・404
6・・グリーンランタン:・・・・・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・119,270・・・・・・・・・・・・・・142,963・・・・・・・・・423
指輪の選択
7・・リンカーン弁護士・・・・・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・・92,834・・・・・・・・・・・・・・110,565・・・・・・・・・299
8・・モビー・ディック(韓) ・・・・・・・・・6/09・・・・・・・・・・・50,162・・・・・・・・・・・・・・383,473・・・・・・・・・337
9・・Something Borrowed ・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・・40,611・・・・・・・・・・・・・・・57,711・・・・・・・・・259
10・・パイレーツ・オブ・カリビアン・・5/19 ・・・・・・・・・・22,365・・・・・・・・・・・・3,110,024・・・・・・・・・166
/生命の泉 ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による
「サニー」はなんと3位から2位に再浮上。「朝鮮名探偵:トリカブトの秘密」479万人を抜いて今年の韓国映画の動員数トップに立ちました。
新登場は4・6・7・9位の4作品です。
4位、「スティーブン・スピルバーグ×J.J.エイブラムスが贈る全世界注目の極秘プロジェクトムービー!」というふれ込みで日本でも今週24日から公開で、映画関係サイトに情報は当然載ってますが、核心部分は観なければわからない。これも当然ね。韓国題は「슈퍼 에이트」。
6位はアメリカン・コミックの実写版の3Dアクション。宇宙人から特殊な指輪を授けられ、超人グリーンランタンに変身した主人公が宇宙の平和を守るため、悪い宇宙人と戦うお話。韓国題は「그린랜턴: 반지의 선택」、日本公開は未定です。<スーパー・ヒーロー>グリーン・ランタンの日本での知名度は低いですが(ヌルボも知らなかった)、初代は1940年に登場。スーパー・ヒーローの原点のスーパーマンは1938年からだから、グリーンランタンも相当に古いです。しかし、スーパー・ヒーローはどれもこれもスーパーマンの亜流に見えるぞ。そこらへん、どーなの? ・・・ってウィキの<スーパー・ヒーロー>の項目を見ると、すごいすごい!
スーパーヒーローの歴史だの、コスチュームの特徴だの、実に説明が細かく記されています。「亜流で何が悪い?」と堂々と居直ってる感じ。また1970年代以降は<脱構築化されたスーパー・ヒーロー>が登場するようになったとか。「超越的な能力を持つ人間ならば、その能力を正義を追求する利他的な目的に使うに違いないという信念や、あるいは人間の精神には本質的に犯罪を滅ぼそうとする衝動が備わっている筈だという信念が失われた、1980年代のシニシズム」と結び付けて考えている批評家もいるそうで・・・。
7位、マイクル・コナリー「リンカーン弁護士」(講談社文庫)が原作の犯罪スリラー。「リンカーン」は大統領の名前ではなくて高級車の方。その後部座席をオフィス代わりにしている中年弁護士ハラー、日頃はロスを舞台に、主に麻薬がらみの依頼人たちを相手に稼いでいるが、資産家の息子の暴行事件に対する弁護依頼が舞い込み、意気込んで調べに乗り出すが・・・。韓国題は「링컨 차를 타는 변호사(リンカーン車に乗る弁護士)」。
9位、親友の婚約者を好きになってしまった女性のジレンマを描いた、ハリウッド製のラブコメ。韓国題「러브 앤 프렌즈(ラブとフレンズ)」。日本公開は未定です。
【今年4月5日撮影。新しいビルが次々に建っていますが、まだ空き地もここかしこに見られます。】
18日に続いて、今日もこの横浜みなとみらいのビル中にあるブリリアショートショートシアターーへ。<Short Shorts Film Festival & ASIA 2021>なんですが、観られる範囲で観るということで、18日は15:00~の回のみ。その18日に観た中で、印象的だったのはやはりパク・チャヌク、パク・チャンギョン監督の「波瀾万丈」。この作品については、同じ時&場所で観ていたと思われる方の<confuoco Dalnara>というブログに、よくこれだけのことが書けるなあ、という記事がありましたので、ヌルボとしてはさらにつけたすことはありません。
今日は12:50~と15:10~の2回。後者では、「スマイルバス」を観終わってから、パク・サンジュン監督と少し話しました。といっても、語学力の問題もあるので、感想とかを少しヌルボの方から一方的に話した程度。この作品については、「広報ふじさわ」に関係記事がありました。
・・・ということで、ここまでショートショートを15本ばかり観たわけですが、多くの人に強いインパクトを与えるような作品を創ることはとても大変なことなんだなー、ということをあらためて思いました。(漫画や小説、音楽、演劇、美術等々でも同様ですが・・・。) 今回のSSFFでも、上映作は全応募作の数十分の一だし・・・。(アジアインターナショナル部門は応募585作品中17作品、ジャパン部門は応募343作品中16作品を上映。) それでも15分ほどの作品に情熱と100万円とか200万円とかの資金を注ぎ込んで制作するわけですから、シビアな世界であると同時に、それだけ打ち込みがいのある世界ということでしょうね。
★★★ Daumの人気順位(6月21日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①トゥルー・マッ(味)・ショー (韓国) 9.7(58)
②インサイド・ジョブ 9.4(31)
③サニー(韓国) 9.4(2565)
④茂山日記(韓国) 8.9(27)
⑤X-MEN:ファースト・ジェネレーション 8.8(578)
⑥法頂和尚の椅子(韓国) 8.8(22)
⑦ごめんね、ありがとう(韓国) 8.8(42)
⑧鞭(むち)(韓国) 8.8(201)
⑨コパカバーナ 8.7(30)
⑩Source Code 8.7(685)
新登場はありません。⑩については5月10日の記事で紹介しました。
⑦は動物保護がテーマの4話からなるオムニバス。予告編はコチラ。
【専門家による順位】
①トスカーナの贋作 8.3(6)
②イリュージョニスト 8.0(6)
②Another Year 8.0(6)
④茂山日記(韓国) 7.9(11)
⑤インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 7.5(2)
⑥告白(日本) 7.3(9)
⑦SUPER8/スーパーエイト 7.3(6)
⑦Source Code 7.3(6)
⑦X-MEN:ファースト・ジェネレーション 7.3(6)
⑩ママ、ゴゴ 7.3(3)\t
②「イリュージョニスト」と⑦「SUPER8/スーパーエイト」が初登場。
②は3月に日本公開されています。シルヴァン・ショメ監督の味わい深いアニメ(って、私ヌルボは「ベルヴィル・ランデブー」を観ただけですが・・・。)
⑦「SUPER8/スーパーエイト」は後述。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[6月17日(金)~19日(日)] ★★★
「サニー」は500万人を超え、今年の韓国映画トップに
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・カンフー・パンダ2・・・・・・・・・・・5/26 ・・・・・・・・・279,168・・・・・・・・・・・・4,500,315・・・・・・・・・582
2・・サニー(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・5/04 ・・・・・・・・・271,300・・・・・・・・・・・・5,185,828・・・・・・・・・485
3・・X-MEN:ファースト・ジェネレーション・6/02 ・・・261,751・・・・・・・・・・・・1,962,964・・・・・・・・・474
4・・SUPER8/スーパーエイト・・・6/16・・・・・・・・・・234,982 ・・・・・・・・・・・・・273,778・・・・・・・・・493
5・・ホワイト 呪いのメロディー(韓)・・6/09・・・・・・・155,087・・・・・・・・・・・・・・450,807・・・・・・・・・404
6・・グリーンランタン:・・・・・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・119,270・・・・・・・・・・・・・・142,963・・・・・・・・・423
指輪の選択
7・・リンカーン弁護士・・・・・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・・92,834・・・・・・・・・・・・・・110,565・・・・・・・・・299
8・・モビー・ディック(韓) ・・・・・・・・・6/09・・・・・・・・・・・50,162・・・・・・・・・・・・・・383,473・・・・・・・・・337
9・・Something Borrowed ・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・・40,611・・・・・・・・・・・・・・・57,711・・・・・・・・・259
10・・パイレーツ・オブ・カリビアン・・5/19 ・・・・・・・・・・22,365・・・・・・・・・・・・3,110,024・・・・・・・・・166
/生命の泉 ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による
「サニー」はなんと3位から2位に再浮上。「朝鮮名探偵:トリカブトの秘密」479万人を抜いて今年の韓国映画の動員数トップに立ちました。
新登場は4・6・7・9位の4作品です。
4位、「スティーブン・スピルバーグ×J.J.エイブラムスが贈る全世界注目の極秘プロジェクトムービー!」というふれ込みで日本でも今週24日から公開で、映画関係サイトに情報は当然載ってますが、核心部分は観なければわからない。これも当然ね。韓国題は「슈퍼 에이트」。
6位はアメリカン・コミックの実写版の3Dアクション。宇宙人から特殊な指輪を授けられ、超人グリーンランタンに変身した主人公が宇宙の平和を守るため、悪い宇宙人と戦うお話。韓国題は「그린랜턴: 반지의 선택」、日本公開は未定です。<スーパー・ヒーロー>グリーン・ランタンの日本での知名度は低いですが(ヌルボも知らなかった)、初代は1940年に登場。スーパー・ヒーローの原点のスーパーマンは1938年からだから、グリーンランタンも相当に古いです。しかし、スーパー・ヒーローはどれもこれもスーパーマンの亜流に見えるぞ。そこらへん、どーなの? ・・・ってウィキの<スーパー・ヒーロー>の項目を見ると、すごいすごい!
スーパーヒーローの歴史だの、コスチュームの特徴だの、実に説明が細かく記されています。「亜流で何が悪い?」と堂々と居直ってる感じ。また1970年代以降は<脱構築化されたスーパー・ヒーロー>が登場するようになったとか。「超越的な能力を持つ人間ならば、その能力を正義を追求する利他的な目的に使うに違いないという信念や、あるいは人間の精神には本質的に犯罪を滅ぼそうとする衝動が備わっている筈だという信念が失われた、1980年代のシニシズム」と結び付けて考えている批評家もいるそうで・・・。
7位、マイクル・コナリー「リンカーン弁護士」(講談社文庫)が原作の犯罪スリラー。「リンカーン」は大統領の名前ではなくて高級車の方。その後部座席をオフィス代わりにしている中年弁護士ハラー、日頃はロスを舞台に、主に麻薬がらみの依頼人たちを相手に稼いでいるが、資産家の息子の暴行事件に対する弁護依頼が舞い込み、意気込んで調べに乗り出すが・・・。韓国題は「링컨 차를 타는 변호사(リンカーン車に乗る弁護士)」。
9位、親友の婚約者を好きになってしまった女性のジレンマを描いた、ハリウッド製のラブコメ。韓国題「러브 앤 프렌즈(ラブとフレンズ)」。日本公開は未定です。
韓国の映画祭といえば、「韓国語ジャーナル」の最新号でいろいろ紹介していましたね。
別件ですが、「トゥルー・マッ・ショー」のキム・ジェハン監督の記事が「新東亜」6月号→
http://shindonga.donga.com/docs/magazine/shin/2011/05/20/201105200500012/201105200500012_1.html
と、「女性東亜」にも載ってましたね。もしかしたら、近日中に記事にします。
お褒めいただき光栄です!
若輩者ですがどうぞよろしくお願いいたします。
横浜にお住まいなんてステキですね!
ブリリアは遠くて...朝イチの時はたいへんでした(><
ところで↑の人(SARU)は存じ上げません...A(^_^;;)
ヒトの引用も多いし...知り合いでもないのに、そんなふうに書くなんてなんだかコワイです...
韓国ネタ以外でも、本とか音楽とか、興味の対象がかなり重なってるようですね。ロアルド・ダールとか「もやしもん」等々、ほかにもいっぱい。あ、モーツァルトのP協奏曲ニ短調 K.466は私も大好きです。(あれは20番でしたね。私は最初に聴いたハスキルの嫋々とした演奏を愛聴しています。)
SARUさんは何ともたいした韓国映画の情報通で、私も面識はないのですが、Twitterから最新情報を仕入れています。
上のコメントについては疑問、です。