▶9月9日に、実はまだ観ていなかった「AKIRA」(1988)を観てきました。場所はソウル。実は7~11日の4泊5日で行って来たのです。光化門駅と西大門駅に近いソウル市立歴史博物館の東側の道を入って少し先のビルの2Fにあるエムシネマ(에무시네마.下左画像)という、いかにもそれっぽい独立系映画館です。(→公式サイト。)
また、右はもちろん「AKIRA」の韓国版ポスター。この映画館でもらったプレゼントをわざわざ持ち帰りました。(最初の公開からもう29年もたつのか・・・。)
私ヌルボ、今回初めてこの映画館に行ったのは、その近辺にいろいろ行きたい所があったから。(近日中に記事にします。) 時間的余裕があれば、「AKIRA」の後に上映の「ザ・テーブル」も観るつもりだったのですが・・・。
以前は、同じ道のもっと表通りに近い所にやはりインディスペースというミニシアターがありましたが、今は鍾路3街のソウル劇場内に移っています。その公式サイト(→コチラ)を後になって見てみると、アラ、先週画像付きで紹介した韓国アニメ「にわか雨(ソナギ)」を上映してるじゃん。それもぜひ観たかったな。なんとか来年でも日本で公開してほしいものです。
▶ハンギョレの記事(→コチラ)によると、「朴槿恵政権時代、国家情報院(国情院)が進歩性向の映画を作った映画人たちを査察し、右翼性向のいわゆる<国粋映画>の制作を企画したことが明らかになった」とのこと。進歩系メディアの代表格の新聞という点は念頭に置いて読むべきでしょうが、政治権力が自らに都合のよいように映画やTV等に対する露骨な干渉をやっていると、結局は金のタマゴを産むガチョウを自ら殺してしまうようなことになってしまいます。(釜山国際映画祭のケースはかなりヤバかったしなー・・・。) 今の日本の国政や東京都政も相当に心配な感じですが・・・。20年ほど前、金大中大統領が輸出産業として映画の振興に力を入れるにあたって、その内容には一切口出しをしないように指示した、ということを何かで読んだことがあります。まさにかくあるべし、です。
★★★ NAVERの人気順位(9月12日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) それにもかかわらず(韓国) 9.55(40)
②(2) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.41(224)
③(-) 貯水池ゲーム(韓国) 9.31(1,060)
④(4) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.23(614)
⑤(5) モーディー 9.21(2,177)
⑥(3) キム・グァンソク(韓国) 9.19(335)
⑦(-) フランス旅行 9.17(64)
⑧(8) タクシー運転手(韓国) 9.10(44,657)
⑨(-) しまじろうと にじのオアシス」(日本) 9.05(19)
⑩(7) 共犯者たち(韓国) 9.04(3,628)
今回の新登場は③⑦⑨の3作品です。
③「貯水池ゲーム」については後述します。
⑦「フランス旅行」(仮)は、2016年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映されたフランスのラシデ・ジャイダニ監督作品。ファー・ルックはラップの実力だけでパリっ子の心をつかんだ20歳のラッパー。しかしライバルのラッパーとの厄介なトラブルにより命さえ脅かされるに至り、やむなくパリを離れることにします。そんな彼に、プロデューサーであり親友のビラルは、自分の父親セルジュにつきあって、18世紀の画家クロード・ジョセフ・ヴェルネの足跡を訪ねる旅に運転手として行ってくれと頼みます。こうして始まった世代も人種も、物の好みも違う2人の2週間の旅の先ははたしてどのようなことに・・・。韓国題は「투 마르세유:2주간의 여행(パリ to マルセイユ:2週間の旅行)」。日本公開は未定のようです。
⑨「しまじろうと にじのオアシス」は、テレビ東京系列で放映のTVアニメシリーズの映画化か。私ヌルボはしまじろうの名前だけしかしりませんが、親子ともども歌ったりできる<観客参加型>の作品というのが特徴のようですね。韓国では名前はホビ(호비)。日本での上映よりずっと評価が高いみたい。韓国題は「호비와 무지개 오아시스 대모험」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) ダンケルク 8.55(11)
②(2) ラ・ラ・ランド 8.34(14)
③(3) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
④(4) 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 7,75(8)
⑤(6) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑥(6) エリザのために 7.20(10)
⑦(8) スパイダーマン:ホームカミング 7.00(10)
⑧(-) ザ・ビガイルド 7.00(8)
⑨(9) 恋物語(韓国) 7.00(7)
⑩(10) その後(韓国) 7.00(6)
今回の新登場は⑧「ザ・ビガイルド」だけです。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月8日(金)~9月10日(日) ★★★
1位は譲ったが韓国映画が依然半数を占める
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・殺人者の記憶法(韓国) ・・・・・9/06・・・・・・・・・・・899,981・・・・・・・・1,191,513・・・・・・・・・9,741 ・・・・・・・1,064
2(新)・・IT/イット・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/30・・・・・・・・・・・418,454・・・・・・・・・・572,468 ・・・・・・・・4,782 ・・・・・・・・・837
“それ“が見えたら、終わり。
3(1)・・ヒットマンズ・ボディガード ・・・・8/30・・・・・・・・・・・275,319・・・・・・・・1,273,500・・・・・・・・10,538 ・・・・・・・・・378
4(4)・・タクシー運転手(韓国) ・・・・・・・8/02・・・・・・・・・・・106,941・・・・・・・12,068,299・・・・・・・・94,970 ・・・・・・・・・511
5(2)・・青年警察(韓国)・・・・・・・・・・・・・8/09・・・・・・・・・・・・98,374・・・・・・・・5,577,190・・・・・・・・43,806 ・・・・・・・・・519
6(39)・・映画かみさまみならい・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・77,781・・・・・・・・・・・87,892 ・・・・・・・・・・675 ・・・・・・・・・232
ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界(日本)
7(3)・・ヴァレリアン・・・・・・・・・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・58,119・・・・・・・・・・491,351・・・・・・・・・3,899 ・・・・・・・・・411
8(26)・・貯水池ゲーム(韓国)・・・・・・・・9/07 ・・・・・・・・・・・34,644・・・・・・・・・・・47,171 ・・・・・・・・・・380 ・・・・・・・・・289
9(31)・・ザ・ビガイルド ・・・・・・・・・・・・・・9/06 ・・・・・・・・・・・21,023・・・・・・・・・・・34,479 ・・・・・・・・・・270 ・・・・・・・・・395
10(10)・・共犯者たち(韓国) ・・・・・・・・・8/17 ・・・・・・・・・・・14,207・・・・・・・・・・237,357・・・・・・・・・1,869 ・・・・・・・・・163
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
秋の気配が漂う時期になり、やや観客動員は低落気味。しかし今年の秋夕(チュソク)は9月30日~10月9日の10連休なので、その時が勝負時か?
「タクシー運転手」の観客動員数が1200万人突破。昨年1位の「新感染」が1156万人だったので、すでにその数字を超え、現時点で歴代韓国映画中第10位に入っています。
今回の新登場は1・2・6・8・9位の5作品です。
1位「殺人者の記憶法」は、韓国の犯罪スリラー。日本でも「光の帝国」等が刊行されている金英夏(キム・ヨンハ)の同名小説が原作です。かつては連続殺人犯だったビョンス(ソル・キョング)は、今はアルツハイマー病にかかっています。彼は偶然の接触事故で出会ったテジュ(キム・ナムギル)の目つきを見て、彼もまた自分と同じ殺人犯であることを直感します。ビョンスは警察にテジュを連続殺人事件の犯人として届け出ますが、なんとテジュは警察官でした。誰もビョンスの言葉を信じません。しかしテジュはウニ(ソリョン)のそばをうろつき、ビョンスの周辺を離れることもなく、そんなテジュをビョンスは独りで捕まえようと必死で追いかけますが、記憶はしばしば途切れ、逆に昔の殺人習慣がよみがえり、妄想と現実の間で混乱していきます。再び始まった連続殺人事件、それはヤツのしわざなのか・・・。原題は「살인자의 기억법」です。
2位「IT/イット “それ“が見えたら、終わり。」は、「ダーク・タワー」に続くスティーヴン・キングの原作(「It」(文春文庫))のホラー。殺人と失踪事件が異常に多く発生しているデリーという村。雨の降るある日、紙の船を浮かべに出て行った弟ジョージィが消えます。兄のビルは<負け犬クラブ>の仲間たちと一緒に弟を探しに出て、27年ごとに最も恐れているものの姿をしたまま子供を捕まえて食う<IT>が赤い風船を持ったピエロの姿で彼らの前に現れますが・・・。ビルと仲間たちは恐怖にめげないで<IT>と向き合い、弟や消えた子供たちを見つけることができるでしょうか? 韓国題は「그것」。日本公開は11月3日です。
6位「映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界」は、テレビ東京系で放映しているアニメの劇場版、・・・とのことですが、私ヌルボ、知らなかったワー・・・。韓国題は「극장판 에그엔젤 코코밍: 푸르밍과 두근두근 코코밍 세계」です。
8位「貯水池ゲーム」は、韓国のスリラー&ドキュメンタリー・・・って一体何なんだ?と思ったら、(やっぱり)進歩陣営側による保守政権時代の「真相を明らかにする」ドキュメンタリーのようです。「タンジ日報」の総帥キム・オジュンが製作し、韓国最高の調査報道専門記者として自他共に認める「時事IN」のチュ・ジヌが主演を引き受けた李明博元大統領の裏金追跡スリラー。海外を渡り歩きながら、その実態を追跡して5年。情報提供者が現れ、その人物の尻尾をつかまえることに成功するのですが・・・。原題は「저수지 게임」です。
9位「ザ・ビガイルド」(仮)は、クリント・イーストウッド主演の「白い肌の異常な夜」(1971)をソフィア・コッポラ監督がリメイクした作品で、舞台は南北戦争の末期のアメリカ南部。北軍の兵士ジョン(コリン・ファレル)が戦闘で負傷して、女性たちだけで生活している寄宿学校に救われます。校長のマーサ(ニコール・キッドマン)、その妹である教師のエドウィーナ(キルステン・ダンスト)、そしてアリシア(エル・ファニング)等5人の女生徒たちがいて、彼をかばってあげてケガを治してあげます。そんな一種ハーレムのような状態の中に置かれながらも、彼が考えていることはなんとか彼女たちを利用して脱出することだけ。原題の「Beguiled」には、「接待される、いいことをしてもらう」という意味と「だまされる」という表裏一体の意味を併せていう言葉とのことで、これはナルホドな、です。原題は「매혹당한 사람들(魅せられた人々)」。日本公開は今年冬とのことです。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・共犯者たち(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・8/17 ・・・・・・・・・・・・14,207・・・・・・・・・・・237,357・・・・・・・・・・・1,869・・・・・・・・・163
2(3)・・ザ・テーブル(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/24・・・・・・・・・・・・・・9,142・・・・・・・・・・・・89,632・・・・・・・・・・・・・723・・・・・・・・・・81
3(4)・・キム・グァンソク(韓国) ・・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・・・4,462・・・・・・・・・・・・41,995・・・・・・・・・・・・・333・・・・・・・・・・68
4(5)・・ビッグフット・ジュニア ・・・・・・・・・・・8/09 ・・・・・・・・・・・・・3,145・・・・・・・・・・・317,533 ・・・・・・・・・・・2,242・・・・・・・・・・42
5(10)・・モーディー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/12 ・・・・・・・・・・・・・2,317 ・・・・・・・・・・319,707 ・・・・・・・・・・・2,317・・・・・・・・・・15
今回の新登場はありません。
また、右はもちろん「AKIRA」の韓国版ポスター。この映画館でもらったプレゼントをわざわざ持ち帰りました。(最初の公開からもう29年もたつのか・・・。)
以前は、同じ道のもっと表通りに近い所にやはりインディスペースというミニシアターがありましたが、今は鍾路3街のソウル劇場内に移っています。その公式サイト(→コチラ)を後になって見てみると、アラ、先週画像付きで紹介した韓国アニメ「にわか雨(ソナギ)」を上映してるじゃん。それもぜひ観たかったな。なんとか来年でも日本で公開してほしいものです。
▶ハンギョレの記事(→コチラ)によると、「朴槿恵政権時代、国家情報院(国情院)が進歩性向の映画を作った映画人たちを査察し、右翼性向のいわゆる<国粋映画>の制作を企画したことが明らかになった」とのこと。進歩系メディアの代表格の新聞という点は念頭に置いて読むべきでしょうが、政治権力が自らに都合のよいように映画やTV等に対する露骨な干渉をやっていると、結局は金のタマゴを産むガチョウを自ら殺してしまうようなことになってしまいます。(釜山国際映画祭のケースはかなりヤバかったしなー・・・。) 今の日本の国政や東京都政も相当に心配な感じですが・・・。20年ほど前、金大中大統領が輸出産業として映画の振興に力を入れるにあたって、その内容には一切口出しをしないように指示した、ということを何かで読んだことがあります。まさにかくあるべし、です。
「朝鮮日報」9月9日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
「ザ・ビガイルド」 気品があり高級な破局 ★★★ 「殺人者の記憶法」 原作ジャンル変型、残念 ★★☆ | 「IT/イット “それ“が見えたら、終わり。」 ホラー版「スタンド・バイ・ミー」 ★★★ 「フランス旅行」 この旅行、共に行きたい ★★☆ | |
4作品すべて後の記事中で紹介しています。「IT/イット」の10字評の訳は、どう考えても10文字には収まらず。残念。 |
★★★ NAVERの人気順位(9月12日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) それにもかかわらず(韓国) 9.55(40)
②(2) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.41(224)
③(-) 貯水池ゲーム(韓国) 9.31(1,060)
④(4) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.23(614)
⑤(5) モーディー 9.21(2,177)
⑥(3) キム・グァンソク(韓国) 9.19(335)
⑦(-) フランス旅行 9.17(64)
⑧(8) タクシー運転手(韓国) 9.10(44,657)
⑨(-) しまじろうと にじのオアシス」(日本) 9.05(19)
⑩(7) 共犯者たち(韓国) 9.04(3,628)
今回の新登場は③⑦⑨の3作品です。
③「貯水池ゲーム」については後述します。
⑦「フランス旅行」(仮)は、2016年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映されたフランスのラシデ・ジャイダニ監督作品。ファー・ルックはラップの実力だけでパリっ子の心をつかんだ20歳のラッパー。しかしライバルのラッパーとの厄介なトラブルにより命さえ脅かされるに至り、やむなくパリを離れることにします。そんな彼に、プロデューサーであり親友のビラルは、自分の父親セルジュにつきあって、18世紀の画家クロード・ジョセフ・ヴェルネの足跡を訪ねる旅に運転手として行ってくれと頼みます。こうして始まった世代も人種も、物の好みも違う2人の2週間の旅の先ははたしてどのようなことに・・・。韓国題は「투 마르세유:2주간의 여행(パリ to マルセイユ:2週間の旅行)」。日本公開は未定のようです。
⑨「しまじろうと にじのオアシス」は、テレビ東京系列で放映のTVアニメシリーズの映画化か。私ヌルボはしまじろうの名前だけしかしりませんが、親子ともども歌ったりできる<観客参加型>の作品というのが特徴のようですね。韓国では名前はホビ(호비)。日本での上映よりずっと評価が高いみたい。韓国題は「호비와 무지개 오아시스 대모험」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) ダンケルク 8.55(11)
②(2) ラ・ラ・ランド 8.34(14)
③(3) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
④(4) 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 7,75(8)
⑤(6) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑥(6) エリザのために 7.20(10)
⑦(8) スパイダーマン:ホームカミング 7.00(10)
⑧(-) ザ・ビガイルド 7.00(8)
⑨(9) 恋物語(韓国) 7.00(7)
⑩(10) その後(韓国) 7.00(6)
今回の新登場は⑧「ザ・ビガイルド」だけです。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月8日(金)~9月10日(日) ★★★
1位は譲ったが韓国映画が依然半数を占める
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(新)・・殺人者の記憶法(韓国) ・・・・・9/06・・・・・・・・・・・899,981・・・・・・・・1,191,513・・・・・・・・・9,741 ・・・・・・・1,064
2(新)・・IT/イット・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/30・・・・・・・・・・・418,454・・・・・・・・・・572,468 ・・・・・・・・4,782 ・・・・・・・・・837
“それ“が見えたら、終わり。
3(1)・・ヒットマンズ・ボディガード ・・・・8/30・・・・・・・・・・・275,319・・・・・・・・1,273,500・・・・・・・・10,538 ・・・・・・・・・378
4(4)・・タクシー運転手(韓国) ・・・・・・・8/02・・・・・・・・・・・106,941・・・・・・・12,068,299・・・・・・・・94,970 ・・・・・・・・・511
5(2)・・青年警察(韓国)・・・・・・・・・・・・・8/09・・・・・・・・・・・・98,374・・・・・・・・5,577,190・・・・・・・・43,806 ・・・・・・・・・519
6(39)・・映画かみさまみならい・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・77,781・・・・・・・・・・・87,892 ・・・・・・・・・・675 ・・・・・・・・・232
ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界(日本)
7(3)・・ヴァレリアン・・・・・・・・・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・58,119・・・・・・・・・・491,351・・・・・・・・・3,899 ・・・・・・・・・411
8(26)・・貯水池ゲーム(韓国)・・・・・・・・9/07 ・・・・・・・・・・・34,644・・・・・・・・・・・47,171 ・・・・・・・・・・380 ・・・・・・・・・289
9(31)・・ザ・ビガイルド ・・・・・・・・・・・・・・9/06 ・・・・・・・・・・・21,023・・・・・・・・・・・34,479 ・・・・・・・・・・270 ・・・・・・・・・395
10(10)・・共犯者たち(韓国) ・・・・・・・・・8/17 ・・・・・・・・・・・14,207・・・・・・・・・・237,357・・・・・・・・・1,869 ・・・・・・・・・163
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
秋の気配が漂う時期になり、やや観客動員は低落気味。しかし今年の秋夕(チュソク)は9月30日~10月9日の10連休なので、その時が勝負時か?
「タクシー運転手」の観客動員数が1200万人突破。昨年1位の「新感染」が1156万人だったので、すでにその数字を超え、現時点で歴代韓国映画中第10位に入っています。
今回の新登場は1・2・6・8・9位の5作品です。
1位「殺人者の記憶法」は、韓国の犯罪スリラー。日本でも「光の帝国」等が刊行されている金英夏(キム・ヨンハ)の同名小説が原作です。かつては連続殺人犯だったビョンス(ソル・キョング)は、今はアルツハイマー病にかかっています。彼は偶然の接触事故で出会ったテジュ(キム・ナムギル)の目つきを見て、彼もまた自分と同じ殺人犯であることを直感します。ビョンスは警察にテジュを連続殺人事件の犯人として届け出ますが、なんとテジュは警察官でした。誰もビョンスの言葉を信じません。しかしテジュはウニ(ソリョン)のそばをうろつき、ビョンスの周辺を離れることもなく、そんなテジュをビョンスは独りで捕まえようと必死で追いかけますが、記憶はしばしば途切れ、逆に昔の殺人習慣がよみがえり、妄想と現実の間で混乱していきます。再び始まった連続殺人事件、それはヤツのしわざなのか・・・。原題は「살인자의 기억법」です。
2位「IT/イット “それ“が見えたら、終わり。」は、「ダーク・タワー」に続くスティーヴン・キングの原作(「It」(文春文庫))のホラー。殺人と失踪事件が異常に多く発生しているデリーという村。雨の降るある日、紙の船を浮かべに出て行った弟ジョージィが消えます。兄のビルは<負け犬クラブ>の仲間たちと一緒に弟を探しに出て、27年ごとに最も恐れているものの姿をしたまま子供を捕まえて食う<IT>が赤い風船を持ったピエロの姿で彼らの前に現れますが・・・。ビルと仲間たちは恐怖にめげないで<IT>と向き合い、弟や消えた子供たちを見つけることができるでしょうか? 韓国題は「그것」。日本公開は11月3日です。
6位「映画かみさまみならい ヒミツのここたま 奇跡をおこせ♪テップルとドキドキここたま界」は、テレビ東京系で放映しているアニメの劇場版、・・・とのことですが、私ヌルボ、知らなかったワー・・・。韓国題は「극장판 에그엔젤 코코밍: 푸르밍과 두근두근 코코밍 세계」です。
8位「貯水池ゲーム」は、韓国のスリラー&ドキュメンタリー・・・って一体何なんだ?と思ったら、(やっぱり)進歩陣営側による保守政権時代の「真相を明らかにする」ドキュメンタリーのようです。「タンジ日報」の総帥キム・オジュンが製作し、韓国最高の調査報道専門記者として自他共に認める「時事IN」のチュ・ジヌが主演を引き受けた李明博元大統領の裏金追跡スリラー。海外を渡り歩きながら、その実態を追跡して5年。情報提供者が現れ、その人物の尻尾をつかまえることに成功するのですが・・・。原題は「저수지 게임」です。
9位「ザ・ビガイルド」(仮)は、クリント・イーストウッド主演の「白い肌の異常な夜」(1971)をソフィア・コッポラ監督がリメイクした作品で、舞台は南北戦争の末期のアメリカ南部。北軍の兵士ジョン(コリン・ファレル)が戦闘で負傷して、女性たちだけで生活している寄宿学校に救われます。校長のマーサ(ニコール・キッドマン)、その妹である教師のエドウィーナ(キルステン・ダンスト)、そしてアリシア(エル・ファニング)等5人の女生徒たちがいて、彼をかばってあげてケガを治してあげます。そんな一種ハーレムのような状態の中に置かれながらも、彼が考えていることはなんとか彼女たちを利用して脱出することだけ。原題の「Beguiled」には、「接待される、いいことをしてもらう」という意味と「だまされる」という表裏一体の意味を併せていう言葉とのことで、これはナルホドな、です。原題は「매혹당한 사람들(魅せられた人々)」。日本公開は今年冬とのことです。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・共犯者たち(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・8/17 ・・・・・・・・・・・・14,207・・・・・・・・・・・237,357・・・・・・・・・・・1,869・・・・・・・・・163
2(3)・・ザ・テーブル(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/24・・・・・・・・・・・・・・9,142・・・・・・・・・・・・89,632・・・・・・・・・・・・・723・・・・・・・・・・81
3(4)・・キム・グァンソク(韓国) ・・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・・・4,462・・・・・・・・・・・・41,995・・・・・・・・・・・・・333・・・・・・・・・・68
4(5)・・ビッグフット・ジュニア ・・・・・・・・・・・8/09 ・・・・・・・・・・・・・3,145・・・・・・・・・・・317,533 ・・・・・・・・・・・2,242・・・・・・・・・・42
5(10)・・モーディー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/12 ・・・・・・・・・・・・・2,317 ・・・・・・・・・・319,707 ・・・・・・・・・・・2,317・・・・・・・・・・15
今回の新登場はありません。
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