▶1週間で映画4本観たのは久しぶり。5月以来か。9月3日(日)は午後109シネマズ川崎に「新感染 ファイナル・エクスプレス」を観に行ったら246席のスクリーン1がほぼ満席状態。しかしここは前から2列目でもお口あんぐりで画面を見上げたりしなくても大丈夫な空間のゆとりがあるのでよかった。で映画は、期待通りエンタメとしてよくできています。ゾンビ映画といっても目をそむけたくなるようなオゾマシイ場面はなく、万人向けの作品といっていいでしょう。これから観ようという人は、主な登場人物が出そろった中盤あたりで、「この中で生き残るのは誰か?」と自分なりに考えてみてね。
その日の夜はTOHOシネマズ川崎で「エル ELLE」を鑑賞。ところがコチラは座席数542もあるのに観客は20人といったところか。専門家の評価が高いのはわかるが、いかにも小説の映画化作品で、女主人公を襲った覆面男の正体は?といったミステリーも実はそれが一義的なねらいではなく・・・といった物語の<深み>に(ヌルボも含めて)観る者がどこまでついていけるのか?が問題。
▶8月30日は先週記しましたがシネマヴェーラ渋谷で「従軍慰安婦」(1974)を観てきました。いや、これは正解。1974年の作品ですが、小松方正、武智豊子、由利徹、たこ八郎等々、懐かしい顔ぶれが大勢出演。緑魔子は当時20代か。詳細は→ウィキペディア参照。千田夏光の「従軍慰安婦 声なき声 八万人の告発」が原作だそうですが、彼はこの映画をどう見たのでしょうか? たぶん今の韓国の皆さんが見たら、慰安婦のイメージの落差に驚くのではないでしょうか? もっとも、当時の韓国映画「女子挺身隊」(1973)は男性ファン目当てのエロ映画的な作品だったそうですが・・・。(時代状況の変化とともに過去の描き方も大きく違ってくる、ということ。)
▶8月31日は前日と同じ建物のユーロライブで玄宇民監督の「OHAMANA」と「未完の旅路への旅」の2作品の本邦初公開を観に行きました。作品については→コチラ参照。私ヌルボにとってラッキーだったのは、後者に出演していたキム・コッピさんがこの日の予定にはなかったのに来ていて舞台挨拶したこと。あの名作「息もできない」の女子高生役の女優さんです。で私ヌルボ、ちゃっかりアイサツしてノートにサインもいただいてきました。フッフッフ。
左画像は、左からキム・コッピ、両作に出演した足立智充、玄宇民監督。
★★★ NAVERの人気順位(9月5日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) それにもかかわらず(韓国) 9.70(33)
②(2) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.40(221)
③(-) キム・グァンソク(韓国) 9.28(225)
④(5) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.24(600)
⑤(6) モーディー 9.21(2,077)
⑥(-) ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 9.14(677)
⑦(10) 共犯者たち(韓国) 9.13(3,217)
⑧(9) タクシー運転手(韓国) 9.10(43,655)
⑨(-) ハイキュー!! 勝者と敗者(日本) 9.03(392)
⑩(-)名探偵コナン から紅の恋歌(からくれないのらぶれたー)(日本) 8.97(1,827)
今回の新登場は③「キム・グァンソク」だけです。キム・グァンソク(金光石)は80年代の民主化抗争の時代から90年代にかけて活躍したフォーク歌手。金芝河の詩による「灼けつく喉の渇きに」(→YouTube)や映画「JSA」の中で歌われた「二等兵の手紙」(→YouTube)等を伸びのある声で歌って人気を集めました。ところが1996年1月6日未明、自宅で首をくくって亡くなっているところを発見されました。まだ31歳の若さでした。鬱病による<自殺>とされましたが、遺書がない等々、当時からその死には疑念も持たれてきました。このドキュメンタリーの主旨は、なんとそれが<他殺>だったというもの。そして<真犯人>も名指しされているのです。・・・って、こういうセンセーショナルな作品作っちゃっていいのかな!? 原題は「김광석」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) ダンケルク 8.60(10)
②(2) ラ・ラ・ランド 8.34(14)
③(-) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
④(3) 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 7,75(8)
⑤(6) オクジャ(韓国・アメリカ) 7.29(14)
⑥(7) エリザのために 7.22(9)
⑥(7) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑧(9) スパイダーマン:ホームカミング 7.00(10)
⑨(10) 恋物語(韓国) 7.00(7)
⑩(-) その後(韓国) 7.00(6)
今回の新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月1日(金)~9月3日(日) ★★★
1位は譲ったが韓国映画が依然半数を占める
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(13)・・ヒットマンズ・ボディガード ・・・8/30・・・・・・・・・・・556,096・・・・・・・・・・776,970・・・・・・・・・6,379 ・・・・・・・・・482
2(3)・・青年警察(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/09・・・・・・・・・・・286,093・・・・・・・・5,377,479・・・・・・・・42,304 ・・・・・・・・・686
3(21)・・ヴァレリアン・・・・・・・・・・・・・・・・8/30・・・・・・・・・・・249,513・・・・・・・・・・370,160・・・・・・・・・2,966 ・・・・・・・・・629
4(2)・・タクシー運転手(韓国)・・・・・・・・8/02・・・・・・・・・・・238,041・・・・・・・11,863,252・・・・・・・・93,425 ・・・・・・・・・683
5(1)・・V.I.P.(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・8/23・・・・・・・・・・・135,533・・・・・・・・1,315,517・・・・・・・・10,532 ・・・・・・・・・582
6(4)・・チャンサン(萇山)の虎(韓国)・・8/17・・・・・・・・・・・・75,622・・・・・・・・1,284,984・・・・・・・・10,176 ・・・・・・・・・379
7(44)・・アトミック・ブロンド ・・・・・・・・・・8/30・・・・・・・・・・・・66,807・・・・・・・・・・114,649 ・・・・・・・・・・870 ・・・・・・・・・460
8(51)・・ローマの休日(韓国)・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・61,624・・・・・・・・・・111,471 ・・・・・・・・・・829 ・・・・・・・・・436
9(5)・・猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)・・8/15 ・・・・・32,289 ・・・・・・・・2,036,995・・・・・・・・16,746 ・・・・・・・・・212
10(8)・・共犯者たち(韓国)・・・・・・・・・・・8/17・・・・・・・・・・・・28,605・・・・・・・・・・206,605・・・・・・・・・1,634 ・・・・・・・・・183
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・3・7・8位の4作品です。
1位「ヒットマンズ・ボディガード」は、アメリカのアクション・コメディ。ボディガードのマイケル・ブライス(ライアン・レイノルズ)は、2年前自分が護衛した日本人の武器商人クロサワが暗殺されてしまったという過去があり、以後一線を退いて会社社長の護衛として生計を立てています。そして現在。ベラルーシの独裁者デュコビッチ(ゲイリー・オールドマン)は人道に対する罪を犯したとして国際司法裁判所で裁かれることになっていました。しかし裁判は困難を極めます。デュコビッチは都合の悪い証人候補を次々に殺していたのです。最後の1人といべき証人候補は最悪の殺し屋のダリウス・キンケイド(サミュエル・L・ジャクソン)でした。ダリウスは妻ソニア(サルマ・ハエック)の釈放を条件に証言をすることに同意します。インターポール(国際刑事警察機構)がダリウス護送チームのリーダーに任命したのはブライスの元カノのアメリア・ルーセル(エロディ・ユン)。つまり長年の宿敵の護送というわけ。ところが護送部隊はデュコビッチの配下の連中に襲撃され、ダリウスとアメリア以外は全員殺されてしまいます。どうもインターポール内に内通者がいる? そう考えたアメリアはブライスに協力を求めます。一度は断ろうとしたブライスですが、結局は汚名返上を期してダリウスの護衛に乗り出します・・・。韓国題は「킬러의 보디가드」。日本では劇場公開の予定はなく、8月25日からNetflixで配信とのことです。
3位「ヴァレリアン」(仮)は、リュック・ベッソン監督によるフランスのSF冒険アクション。ベストセラーとなったジャン・クロード・メジエールとピエール・クリスタンのコミック「ヴァレリアンとロールリーヌ」が原作。舞台はは数千種の外来種が平和に暮らしている28世紀の宇宙。<千の惑星の都市>という名で知られる惑星アルファ。そこに送られた政府の特別工作員ヴァレリアンとロールリーヌの2人は、全宇宙の平和を脅かす犯罪者を見つける任務を負っています。犯罪者を見つけるか、あるいは宇宙の破滅となるかという瀬戸際で翻弄される2人の姿を描いた作品です。韓国題は「발레리안: 천 개 행성의 도시」。日本公開は2018年です。
7位「アトミック・ブロンド」は、アメリカのアクション。時代はベルリンの壁崩壊が迫った1989年秋。イギリスの情報機関MI6は潜伏中のスパイを殺害した謎の組織を崩壊させるため、女性スパイのロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)をベルリンに送ります。そして組織の命令でMI6ベルリン支部の責任者デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)とタッグを組むことに。2人は事件の背後に西ドイツ側に対する陰謀と、その背後の二重スパイの存在を知ります。そのる二重スパイのリストを手に入れるため、2人はスパイ同士危険な戦いに身を投じていくことに・・・。韓国題は「아토믹 블론드」。日本公開は10月20日です。
8位「ローマの休日」は、韓国のコメディ。真面目なイナン(イム・チャンジョン)、いつも楽しげなキジュ(コン・ヒョンジン)、純粋なトゥマン(チョン・サンフン)は金はなくとも友情はいっぱいの3人組。1度だけ思いきり金を使ってみたいという彼らが企てたのは現金輸送車を奪うこと。そして計画はなんと成功します。ところが、警察に追われた3人が逃げ込んだ所はナイトクラブ<ローマの休日>。必死で立てこもりを始めたのですが・・・。韓国題は「로마의 휴일」です。しかし、このタイトルねー。2013年に「風と共に去りぬ!?」というのがありましたが、それでも「!?」は付いてましたけどねー。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ザ・テーブル(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/24・・・・・・・・・・・・14,115・・・・・・・・・・・・70,835・・・・・・・・・・・・・570・・・・・・・・・101
2(14)・・キム・グァンソク(韓国)・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・・14,092・・・・・・・・・・・・29,356・・・・・・・・・・・・・238・・・・・・・・・223
3(2)・・ビッグフット・ジュニア ・・・・・・・・・・・8/09 ・・・・・・・・・・・・・8,498・・・・・・・・・・・313,257 ・・・・・・・・・・・2,209・・・・・・・・・・92
4(5)・・ボンジュール、アン・・・・・・・・・・・・・・8/03 ・・・・・・・・・・・・・4,355・・・・・・・・・・・107,665・・・・・・・・・・・・・845・・・・・・・・・・27
5(17)・・にわか雨(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・8/31 ・・・・・・・・・・・・・3,133・・・・・・・・・・・・・5,400・・・・・・・・・・・・・・36・・・・・・・・・151
2・5位の2作品が今回の新登場です。
2位「キム・グァンソク」については上述しました。
5位「にわか雨」は、黄順元の同名の短編小説「소나기.ソナギ」(1953)のアニメ化作品。中学の国語の教科書に載っていて、誰もが知ってる小説で、あの「猟奇的な彼女」(2001)ではキョヌ(チャ・テヒョン)が「韓国人の感性は子供の時に読んだ「ソナギ」によって決定される」と言ったりもしてました。私ヌルボ、アン・ジェフン監督作品はこれまでにも「Green Days 大切な日の夢」(→過去記事)と「そばの花、運のいい日、そして春春」(→過去記事)を観ました。前者は新宿のK's cinemaで上映されましたが、後者は<花開くコリア・アニメーション2016>だけだったのでは? この作品も、ささやかでもいいからどっかで上映してくれないかな? 原題は「소나기」です。
その日の夜はTOHOシネマズ川崎で「エル ELLE」を鑑賞。ところがコチラは座席数542もあるのに観客は20人といったところか。専門家の評価が高いのはわかるが、いかにも小説の映画化作品で、女主人公を襲った覆面男の正体は?といったミステリーも実はそれが一義的なねらいではなく・・・といった物語の<深み>に(ヌルボも含めて)観る者がどこまでついていけるのか?が問題。
▶8月30日は先週記しましたがシネマヴェーラ渋谷で「従軍慰安婦」(1974)を観てきました。いや、これは正解。1974年の作品ですが、小松方正、武智豊子、由利徹、たこ八郎等々、懐かしい顔ぶれが大勢出演。緑魔子は当時20代か。詳細は→ウィキペディア参照。千田夏光の「従軍慰安婦 声なき声 八万人の告発」が原作だそうですが、彼はこの映画をどう見たのでしょうか? たぶん今の韓国の皆さんが見たら、慰安婦のイメージの落差に驚くのではないでしょうか? もっとも、当時の韓国映画「女子挺身隊」(1973)は男性ファン目当てのエロ映画的な作品だったそうですが・・・。(時代状況の変化とともに過去の描き方も大きく違ってくる、ということ。)
▶8月31日は前日と同じ建物のユーロライブで玄宇民監督の「OHAMANA」と「未完の旅路への旅」の2作品の本邦初公開を観に行きました。作品については→コチラ参照。私ヌルボにとってラッキーだったのは、後者に出演していたキム・コッピさんがこの日の予定にはなかったのに来ていて舞台挨拶したこと。あの名作「息もできない」の女子高生役の女優さんです。で私ヌルボ、ちゃっかりアイサツしてノートにサインもいただいてきました。フッフッフ。
「朝鮮日報」9月2日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
---|---|---|
「アトミック・ブロンド」 女スパイ、シックな進化 ★★★☆ 「ヒットマンズ・ボディガード」 アメコミ英雄、幻想萌え ★★★ 「ヴァレリアン」 退行的な植民時代回顧 ★★☆ 「ローマの休日」 主役一人で大奮闘する ★★ | ||
4作品とも以下の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(9月5日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) それにもかかわらず(韓国) 9.70(33)
②(2) ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン 9.40(221)
③(-) キム・グァンソク(韓国) 9.28(225)
④(5) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.24(600)
⑤(6) モーディー 9.21(2,077)
⑥(-) ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 9.14(677)
⑦(10) 共犯者たち(韓国) 9.13(3,217)
⑧(9) タクシー運転手(韓国) 9.10(43,655)
⑨(-) ハイキュー!! 勝者と敗者(日本) 9.03(392)
⑩(-)名探偵コナン から紅の恋歌(からくれないのらぶれたー)(日本) 8.97(1,827)
今回の新登場は③「キム・グァンソク」だけです。キム・グァンソク(金光石)は80年代の民主化抗争の時代から90年代にかけて活躍したフォーク歌手。金芝河の詩による「灼けつく喉の渇きに」(→YouTube)や映画「JSA」の中で歌われた「二等兵の手紙」(→YouTube)等を伸びのある声で歌って人気を集めました。ところが1996年1月6日未明、自宅で首をくくって亡くなっているところを発見されました。まだ31歳の若さでした。鬱病による<自殺>とされましたが、遺書がない等々、当時からその死には疑念も持たれてきました。このドキュメンタリーの主旨は、なんとそれが<他殺>だったというもの。そして<真犯人>も名指しされているのです。・・・って、こういうセンセーショナルな作品作っちゃっていいのかな!? 原題は「김광석」です。
【記者・評論家による順位】
①(1) ダンケルク 8.60(10)
②(2) ラ・ラ・ランド 8.34(14)
③(-) それにもかかわらず(韓国) 8.00(1)
④(3) 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 7,75(8)
⑤(6) オクジャ(韓国・アメリカ) 7.29(14)
⑥(7) エリザのために 7.22(9)
⑥(7) パム島海賊団、ソウル火の海(韓国) 7.22(9)
⑧(9) スパイダーマン:ホームカミング 7.00(10)
⑨(10) 恋物語(韓国) 7.00(7)
⑩(-) その後(韓国) 7.00(6)
今回の新登場はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月1日(金)~9月3日(日) ★★★
1位は譲ったが韓国映画が依然半数を占める
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(13)・・ヒットマンズ・ボディガード ・・・8/30・・・・・・・・・・・556,096・・・・・・・・・・776,970・・・・・・・・・6,379 ・・・・・・・・・482
2(3)・・青年警察(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/09・・・・・・・・・・・286,093・・・・・・・・5,377,479・・・・・・・・42,304 ・・・・・・・・・686
3(21)・・ヴァレリアン・・・・・・・・・・・・・・・・8/30・・・・・・・・・・・249,513・・・・・・・・・・370,160・・・・・・・・・2,966 ・・・・・・・・・629
4(2)・・タクシー運転手(韓国)・・・・・・・・8/02・・・・・・・・・・・238,041・・・・・・・11,863,252・・・・・・・・93,425 ・・・・・・・・・683
5(1)・・V.I.P.(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・8/23・・・・・・・・・・・135,533・・・・・・・・1,315,517・・・・・・・・10,532 ・・・・・・・・・582
6(4)・・チャンサン(萇山)の虎(韓国)・・8/17・・・・・・・・・・・・75,622・・・・・・・・1,284,984・・・・・・・・10,176 ・・・・・・・・・379
7(44)・・アトミック・ブロンド ・・・・・・・・・・8/30・・・・・・・・・・・・66,807・・・・・・・・・・114,649 ・・・・・・・・・・870 ・・・・・・・・・460
8(51)・・ローマの休日(韓国)・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・61,624・・・・・・・・・・111,471 ・・・・・・・・・・829 ・・・・・・・・・436
9(5)・・猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)・・8/15 ・・・・・32,289 ・・・・・・・・2,036,995・・・・・・・・16,746 ・・・・・・・・・212
10(8)・・共犯者たち(韓国)・・・・・・・・・・・8/17・・・・・・・・・・・・28,605・・・・・・・・・・206,605・・・・・・・・・1,634 ・・・・・・・・・183
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・3・7・8位の4作品です。
1位「ヒットマンズ・ボディガード」は、アメリカのアクション・コメディ。ボディガードのマイケル・ブライス(ライアン・レイノルズ)は、2年前自分が護衛した日本人の武器商人クロサワが暗殺されてしまったという過去があり、以後一線を退いて会社社長の護衛として生計を立てています。そして現在。ベラルーシの独裁者デュコビッチ(ゲイリー・オールドマン)は人道に対する罪を犯したとして国際司法裁判所で裁かれることになっていました。しかし裁判は困難を極めます。デュコビッチは都合の悪い証人候補を次々に殺していたのです。最後の1人といべき証人候補は最悪の殺し屋のダリウス・キンケイド(サミュエル・L・ジャクソン)でした。ダリウスは妻ソニア(サルマ・ハエック)の釈放を条件に証言をすることに同意します。インターポール(国際刑事警察機構)がダリウス護送チームのリーダーに任命したのはブライスの元カノのアメリア・ルーセル(エロディ・ユン)。つまり長年の宿敵の護送というわけ。ところが護送部隊はデュコビッチの配下の連中に襲撃され、ダリウスとアメリア以外は全員殺されてしまいます。どうもインターポール内に内通者がいる? そう考えたアメリアはブライスに協力を求めます。一度は断ろうとしたブライスですが、結局は汚名返上を期してダリウスの護衛に乗り出します・・・。韓国題は「킬러의 보디가드」。日本では劇場公開の予定はなく、8月25日からNetflixで配信とのことです。
3位「ヴァレリアン」(仮)は、リュック・ベッソン監督によるフランスのSF冒険アクション。ベストセラーとなったジャン・クロード・メジエールとピエール・クリスタンのコミック「ヴァレリアンとロールリーヌ」が原作。舞台はは数千種の外来種が平和に暮らしている28世紀の宇宙。<千の惑星の都市>という名で知られる惑星アルファ。そこに送られた政府の特別工作員ヴァレリアンとロールリーヌの2人は、全宇宙の平和を脅かす犯罪者を見つける任務を負っています。犯罪者を見つけるか、あるいは宇宙の破滅となるかという瀬戸際で翻弄される2人の姿を描いた作品です。韓国題は「발레리안: 천 개 행성의 도시」。日本公開は2018年です。
7位「アトミック・ブロンド」は、アメリカのアクション。時代はベルリンの壁崩壊が迫った1989年秋。イギリスの情報機関MI6は潜伏中のスパイを殺害した謎の組織を崩壊させるため、女性スパイのロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)をベルリンに送ります。そして組織の命令でMI6ベルリン支部の責任者デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)とタッグを組むことに。2人は事件の背後に西ドイツ側に対する陰謀と、その背後の二重スパイの存在を知ります。そのる二重スパイのリストを手に入れるため、2人はスパイ同士危険な戦いに身を投じていくことに・・・。韓国題は「아토믹 블론드」。日本公開は10月20日です。
8位「ローマの休日」は、韓国のコメディ。真面目なイナン(イム・チャンジョン)、いつも楽しげなキジュ(コン・ヒョンジン)、純粋なトゥマン(チョン・サンフン)は金はなくとも友情はいっぱいの3人組。1度だけ思いきり金を使ってみたいという彼らが企てたのは現金輸送車を奪うこと。そして計画はなんと成功します。ところが、警察に追われた3人が逃げ込んだ所はナイトクラブ<ローマの休日>。必死で立てこもりを始めたのですが・・・。韓国題は「로마의 휴일」です。しかし、このタイトルねー。2013年に「風と共に去りぬ!?」というのがありましたが、それでも「!?」は付いてましたけどねー。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・ザ・テーブル(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/24・・・・・・・・・・・・14,115・・・・・・・・・・・・70,835・・・・・・・・・・・・・570・・・・・・・・・101
2(14)・・キム・グァンソク(韓国)・・・・・・・・・8/30 ・・・・・・・・・・・・14,092・・・・・・・・・・・・29,356・・・・・・・・・・・・・238・・・・・・・・・223
3(2)・・ビッグフット・ジュニア ・・・・・・・・・・・8/09 ・・・・・・・・・・・・・8,498・・・・・・・・・・・313,257 ・・・・・・・・・・・2,209・・・・・・・・・・92
4(5)・・ボンジュール、アン・・・・・・・・・・・・・・8/03 ・・・・・・・・・・・・・4,355・・・・・・・・・・・107,665・・・・・・・・・・・・・845・・・・・・・・・・27
5(17)・・にわか雨(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・8/31 ・・・・・・・・・・・・・3,133・・・・・・・・・・・・・5,400・・・・・・・・・・・・・・36・・・・・・・・・151
2・5位の2作品が今回の新登場です。
2位「キム・グァンソク」については上述しました。
5位「にわか雨」は、黄順元の同名の短編小説「소나기.ソナギ」(1953)のアニメ化作品。中学の国語の教科書に載っていて、誰もが知ってる小説で、あの「猟奇的な彼女」(2001)ではキョヌ(チャ・テヒョン)が「韓国人の感性は子供の時に読んだ「ソナギ」によって決定される」と言ったりもしてました。私ヌルボ、アン・ジェフン監督作品はこれまでにも「Green Days 大切な日の夢」(→過去記事)と「そばの花、運のいい日、そして春春」(→過去記事)を観ました。前者は新宿のK's cinemaで上映されましたが、後者は<花開くコリア・アニメーション2016>だけだったのでは? この作品も、ささやかでもいいからどっかで上映してくれないかな? 原題は「소나기」です。
【 「ソナギ」のポスター 】
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